みんかぶニュース コラムニュース一覧
みんかぶニュース コラム
<注目銘柄>=カネカ、17期ぶり最高益予想を評価
カネカ<4118.T>に注目したい。同社は塩化ビニル樹脂などの耐熱性を高める添加剤や変成シリコーンなどで世界的高シェアを誇っている。また、バイオ医薬品・診断薬のCDMO(受託製造開発機関)の成長も期待されている。ファインケミカル分野とバイオ・ヘルスケアなどの伸びで23年3月期の連結営業利益は前期比10.2%増の480億円と06年3月期以来、17期ぶりに最高益を更新する見込みだ。
株価は6月安値3175円を底に、足もとでは3700円近辺と3月初旬以来の高値圏に上昇している。今期予想連結PERは9倍前後、配当利回りも3%近辺と割安感も強い。先行き4000円回復からの一段高が狙える。(地和)
出所:MINKABU PRESS
2022/08/22 10:00
みんかぶニュース コラム
<注目銘柄>=DDHD、業績最悪期脱出で再出発
DDホールディングス<3073.T>に注目したい。首都圏を中心にレストラン・カフェ、居酒屋、ダーツやビリヤード、カラオケなどの店舗を展開。「アリスのファンタジーレストラン」など知的財産(IP)コンテンツを生かした人気ブランドを創出し成長してきたが、コロナ禍の打撃を受けて前々期と前期は最終赤字に転落した。しかし、5月には債務超過の解消を発表し最悪期は脱出しており、足もとではコア事業の収益回復を図る一方、新業態のオープンなど再成長へ向けた準備を整えている。
17日に発表した7月度の既存店売上高は前年同月比3.2倍と回復基調が鮮明だ。23年2月期の連結営業損益予想は5億2400万円の黒字(前期は73億3200万円の赤字)を見込んでいるが、市場では7億円前後の黒字への上方修正期待が強まっている。株価は7月13日につけた直近安値533円を底に切り返しに転じており、6月の年初来高値668円更新からの一段高が見込める。(れい)
出所:MINKABU PRESS
2022/08/19 10:00
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<注目銘柄>=タカトリ、SiC材料切断加工装置の受注好調
タカトリ<6338.T>は、世界的にパワー半導体の需要が拡大していることが追い風。炭化ケイ素(SiC)デバイス向けとなる材料切断加工装置の大口受注を相次いで獲得しており注目したい。
半導体製造機器の好調さを映し、8月5日に発表した22年9月期第3四半期累計(21年10月~22年6月)の連結経常利益は前年同期比2.5倍の9億2500万円で着地した。通期予想は世界情勢に不透明感があるとして従来計画の5億7700万円で据え置いているが、既に超過していることから上方修正される可能性が高そうだ。
足もとの株価は2100円台に位置する75日移動平均線が下値抵抗ラインとなるかたちで切り返し。5日移動平均線と25日移動平均線とのゴールデンクロスが実現していることもあり、上場来高値3290円を目指す動きが期待される。(参)
出所:MINKABU PRESS
2022/08/18 10:00
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<注目銘柄>=ケアネット、医薬DXの成長期待大
ケアネット<2150.T>は、業績拡大期待を背景に上値を試す展開が期待できそうだ。
同社は、医師・医療従事者向け会員制サイト「ケアネット・ドットコム」を中核として、同プラットフォームを活用した製薬マーケティングなどを行う医薬DX(デジタルトランスフォーメーション)事業と、医師向け転職支援や医療教育動画などを手掛けるメディカルプラットフォーム事業を展開。主力の医薬DX事業は、スペシャリティー医薬品の多様化・専門化から医師側のニーズが強い一方、製薬企業の営業リソースが減少していることを背景に、中期的に拡大が見込まれており、市場規模に応じた業績拡大が期待できる。一方のメディカルプラットフォーム事業も、転職支援サービスを中心に伸長を見込む。会社目標の25年12月期営業利益100億円の達成に向けて増益基調が続きそうだ。
22年12月期は会社側では営業利益25億8900万円を見込む。ただ、調査機関のなかには、今期営業利益28億円、23年12月期同33億円を見込むところもある。時価水準はこれら成長期待を織り込んだ水準とはいえず、再評価余地は大きいだろう。(温羅)
出所:MINKABU PRESS
2022/08/17 10:00
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<注目銘柄>=WNIウェザ、ニーズを捉えた気象情報で成長路線
ウェザーニューズ<4825.T>に注目してみたい。世界トップクラスの民間気象情報会社で、海洋分野を皮切りに航空、鉄道分野など事業エリアを拡大し実績を重ねている。気候変動リスクへのグローバルな対応が必須課題となるなか、活躍機会は高まる一方だ。
国内では台風シーズンに豪雨災害などが頻発しているが、同社はゲリラ豪雨の予想で高実績を有するほか、電力不足に対応して独自の電力需給予報などもスタートさせ存在感を示している。業績は成長路線をまい進中であり、23年5月期営業利益は前期比10%増の32億円と2ケタ成長を確保する見通しにある。
株価は6月中旬に底を入れその後急速に戻り相場に転じており、13週・26週移動平均線のゴールデンクロスも接近している。7月下旬に日足一目均衡表の雲抜けも果たし、上値追いに弾みがついている。株式需給面では8000円台半ばから後半にかけて滞留出来高も少なく、上値が軽くなる可能性がある。(桂)
出所:MINKABU PRESS
2022/08/16 10:00
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<注目銘柄>=日東電、今期業績に再増額期待
日東電工<6988.T>に注目したい。粘着製品大手で液晶パネル用偏光板などで高実績を誇る。7月下旬に23年3月期の連結純利益を1000億円から1150億円(前期比18.4%増)に増額修正した。円安効果に加えプリント回路材料などが伸びている。同社の今期の想定為替レートは1ドル=112円と保守的に設定されており、市場には今期の同利益は1200億円台に再増額修正されるとの期待が膨らんでいる。
株価は9000円前後での一進一退が続くが、今期業績は増額含みで上放れ余地は大きい。下期は都市封鎖(ロックダウン)の影響を受けた中国向け需要の回復も見込める。先行き1万円乗せから一段高が期待できそうだ。(地和)
出所:MINKABU PRESS
2022/08/15 10:00
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<注目銘柄>=レオパレス、業績改善と株主還元期待で株価復活へ
レオパレス21<8848.T>は、単身者向けのアパート賃貸が主力。施工不備問題やコロナ禍の影響でここ数年は業績低迷を余儀なくされていたが、賃貸事業への集中やコスト削減策が奏功し、業績は大幅な改善を示している。株価も復活基調を強めており、押し目があれば拾い場とみたい。
直近5日に発表した4~6月期決算では、最終損益が前年同期の赤字から16億3000万円の黒字に転換した。新型コロナウイルス感染拡大に伴う経済活動の制限が徐々に緩和されるなか、主力の賃貸事業において法人顧客を中心に入居需要が回復傾向をたどったことが寄与した。
通期の同利益は、前期比2.1倍の249億円の見通し。会社側では、23年3月期~25年3月期は純利益の計上によって資本強化を図るとともに、株主還元(復配・自社株買い)の実施について検討を進めるとしている。(イ)
出所:MINKABU PRESS
2022/08/12 10:00
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<注目銘柄>=システナ、第1四半期は3期ぶり増益スタート
システナ<2317.T>は決算発表による材料出尽くし感から株価は調整しているが、押し目は拾い場と考えたい。
同社は、車載システムや社会インフラシステム、モバイル機器などのソフトウェア開発などさまざまなシステムの企画・設計・開発・導入から保守・ユーザーサポートまでのトータル・ソリューションサービスを提供する。7月28日に発表した第1四半期(4~6月)連結決算で、営業利益が18億2100万円(前年同期比3.8%増)となり、小幅ながら3期ぶりの第1四半期増益となったことに注目したい。
第1四半期は、フレームワークデザイン事業が、金融分野のデジタルトランスフォーメーション(DX)案件を中心に引き合いが増加。ITサービス事業のPMO(プロジェクト・マネジメント・オフィス)サービスなども好調だった。また、前期に低迷したビジネスソリューション事業も復調基調にある。
23年3月期は先行投資負担が残るものの、営業利益102億8000万円(前期比12.9%増)を予想する。更に来期は同130億円前後を見込む調査機関もあり、株価は業績拡大期待を織り込む展開が期待できる。(仁)
出所:MINKABU PRESS
2022/08/10 10:00
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<注目銘柄>=ペガサス、業績絶好調で円安進行も追い風に
ペガサスミシン製造<6262.T>が急速に上値を追う展開にあり、時価は18年12月以来の高値圏に位置している。目先の押し目は積極的に買い向かって面白そうだ。同社は工業用ミシンの大手で足もとの業績は絶好調に推移している。
22年4~6月期は売上高が前年同期比37%増の68億4700万円、営業利益は同3.7倍の9億6100万円と高水準の伸びを示した。世界的に旺盛なアパレル需要が同社の収益拡大に反映されている。また、海外売上比率が94%を占めており、外国為替市場での最近の円安傾向は同社にとって強力な追い風として意識される。なお、23年3月期の通期想定為替レートは1ドル=120円で設定されており、実勢はそれよりはるかに円安だ。
23年3月期通期営業利益は前期比27%増の23億5000万円を予想しているが、第1四半期時点の進捗率は40%を超えており、上方修正含みといえる。PERは11倍台、PBR0.7倍台と割安感が強い。株主還元にも前向きで前期実績ベースで20円配当を実施、今期は一段の上乗せが視野に入っている。(桂)
出所:MINKABU PRESS
2022/08/09 10:00
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<注目銘柄>=野村不HD、マンション販売が好調推移
野村不動産ホールディングス<3231.T>に注目したい。同社は総合不動産大手でマンション販売が好調に推移している。第1四半期(4~6月)の連結純利益は、前年同期比44.8%増の269億3300万円と大幅増益を記録。23年3月期の同利益は前期比3.1%増の570億円と前期に続き最高益を更新する見込みだが、市場には580億円前後への増額観測が強い。今期配当は前期比12円50銭増の110円が見込まれている。
市場には、24年3月期の同利益は600億円台に乗せるとの見方が強まっている。株価は配当利回り3.3%前後の水準にあり投資妙味は大きい。ここからは、6月につけた年初来高値3410円更新からの一段高が見込める。(地和)
出所:MINKABU PRESS
2022/08/08 10:00
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<注目銘柄>=特殊陶、今期大幅増配で割安感顕著
日本特殊陶業<5334.T>に注目したい。同社は点火プラグや排ガスセンサーの世界シェアトップクラスを誇り、足もとの業績は好調に推移している。
7月下旬に発表した23年3月期第1四半期(4~6月)の連結営業利益は276億2500万円(前年同期比59.7%増)だった。自動車関連事業で、原材料高騰分の価格転嫁が進み、欧州を中心とした補修用製品の販売が好調に推移した。また、セラミック事業も自動車関連機械工具の出荷は回復基調にあり、半導体需要に対応する旺盛な設備投資で半導体製造装置用部品の需要が拡大。同社では通期の営業利益は960億円と2期連続の最高益更新を見込み、今期配当計画も前期比36円増の138円と大幅増配する方針としている。
株価は年初来高値圏にあるが、指標面でPER7倍台、配当利回り5.2%前後と割安感が強く、中期的には18年9月につけた3405円を目指す展開を見込める。(れい)
出所:MINKABU PRESS
2022/08/05 10:00
みんかぶニュース コラム
<注目銘柄>=エッジテクノ、AIソリューションの更なる成長に期待
エッジテクノロジー<4268.T>は、人工知能(AI)アルゴリズム事業を展開。23年4月期通期の単独経常利益は前期比55.0%増の3億1000万円が見込まれている。
デジタルトランスフォーメーション(DX)の加速や、政府が推進する「Society5.0」(仮想空間と現実空間を高度に融合させたシステムにより、経済発展と社会的課題の解決を両立する人間中心の社会)などを追い風に、同社ではAI関連市場の需要は更に増加すると予想。組織強化による既存事業の拡大に取り組むことで、主力のAIソリューションサービスなどの成長につなげる構えだ。
株価は7月14日につけた直近安値805円から徐々に下値を切り上げる展開。足もとでは5日移動平均線と25日移動平均線のゴールデンクロスが実現し、基調転換が示されている。(参)
出所:MINKABU PRESS
2022/08/04 10:00
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<注目銘柄>=マニー、アジアや欧州で需要回復続く
マニー<7730.T>は、6月20日に付けた年初来安値1290円を底に上昇基調に転じているが、業績拡大期待を背景に更なる上値を追う展開が期待できる。
同社は、手術用縫合針をはじめ眼科ナイフやスキンステイプラー(皮膚縫合器)など医科と歯科の医療器具メーカー。なかでも眼科ナイフは世界シェア30%程度を有し、経済産業省の2020年版「グローバルニッチトップ企業100選」にも選ばれている。
7月8日に発表した第3四半期累計(21年9月~22年5月)連結決算は、営業利益が45億4300万円(前年同期比6.4%増)となった。製品自主回収の影響で国内は微減となったが、アジアや欧州などで需要が回復し、全セグメントで増収となった。適正在庫の見直しを目的とした在庫処分の影響で原価率は悪化したが、需要回復や為替の影響が増益に寄与した。
22年8月期通期業績予想は、第3四半期までの進捗状況や為替動向などを考慮し、営業利益を従来予想の58億9200万円から61億5000万円(前期比15.0%増)に上方修正した。新型コロナウイルスの影響が落ち着いてきたことで、緊急性を伴わない手術の先送りが減少しており、アジアや欧州などでの需要回復が継続する見通し。更に、自主回収や在庫処分の影響などがなくなる23年8月期も増益が予想され、株価はこれを織り込む動きが期待できよう。(仁)
出所:MINKABU PRESS
2022/08/03 10:00
みんかぶニュース コラム
<注目銘柄>=プレミアG、中古車クレジットで高成長続く
プレミアグループ<7199.T>の上値追いに期待したい。同社は中古車を対象としたオートクレジットなどファイナンス事業や、自動車保証(ワランティ)事業を収益の柱としている。長期間にわたり増収増益基調を続けており、その成長性は折り紙付きだ。
足もとの業績も、加盟する顧客企業数の増加が顕著であるほか、デジタルトランスフォーメーション(DX)推進による合理化効果も加わり、22年3月期は経常利益が前の期比16%増の40億1700万円と好調だった。更に、続く23年3月期についても前期比17%増の47億円予想と2ケタ成長が継続する見通しにある。
ここにきて中古車関連株が人気化する傾向にあり、同社株にとっても風向きはよい。信用買い残は枯れた状態で値動きは軽く、最高値街道への復帰から5000円大台乗せが視野に入りそうだ。(桂)
出所:MINKABU PRESS
2022/08/02 10:00
みんかぶニュース コラム
<注目銘柄>=スノーピーク、業績は最高益基調と好調
スノーピーク<7816.T>に注目したい。アウトドア製品の製造販売会社でアウトドアブームに乗り業績は拡大基調を続けている。第1四半期(1~3月)の連結営業利益は前年同期比67.0%増の9億3500万円と好調。キャンプのオフシーズンだったが、春キャンプ用品の販売などが伸びた。根強いキャンプ人気を背景に、22年12月期の同利益は前期比37.0%増の52億3200万円と連続最高益が見込める。
市場には23年12月期の同利益は70億円台に乗せるとの予想も出ている。株価は2600円前後の中段保ち合いにあるが、業績好調を評価する格好で、先行き3000円回復から一段高が見込める。(地和)
出所:MINKABU PRESS
2022/08/01 10:00
みんかぶニュース コラム
1日の株式相場見通し=反発、2万8000円大台回復が視野に
1日の東京株式市場は主力株をはじめ幅広く買いが優勢となり、日経平均は反発に転じそうだ。2万8000円大台を回復する場面も期待される。前週末の米国株市場ではNYダウ、ナスダック総合株価指数ともに3日続伸と戻り足を強めた。好決算のアマゾン<AMZN>やアップル<AAPL>といった主力ハイテク株への買いが全体相場上昇の原動力となっている。また、原油価格の反発を受けエネルギー関連株への買いも地合いの改善を助長している。これに先立って前週末の欧州株市場もほぼ全面高に買われており、東京市場でも追い風が強い。日経平均はここ2万8000円大台近辺が上値のフシとなっているが、きょうはこの大台を明確に突破ができるかどうかに注目が集まる。米10年債利回りが終値ベースで2.65%まで下落したことを背景に外国為替市場ではドル売り・円買いの動きが加速、1ドル=133円台前半まで円高が進行していることは上値の重石となる可能性がある。個別には企業の決算発表が佳境入りとなるなか、好決算銘柄を中心に物色意欲が高まりそうだ。
29日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比315ドル50セント高の3万2845ドル13セントと3日続伸。ナスダック総合株価指数は同228.095ポイント高の1万2390.688だった。
日程面では、きょうは7月の新車・軽自動車販売台数など。海外では7月の財新中国製造業PMI、4~6月の香港GDP、6月のユーロ圏失業率、7月の米ISM製造業景況感指数など。
出所:MINKABU PRESS
2022/08/01 08:01
みんかぶニュース コラム
<注目銘柄>=モイ、調整一巡で出直りへ
モイ<5031.T>は調整一巡からの出直りに期待できる。同社は、ライブ配信コミュニケーションプラットフォーム「ツイキャス」の運営が主力で、これを軸にイベント開催やファンビジネス、法人向けマーケティング支援などを展開。3D空間でライブ配信ができるサービスも提供しており、株式市場ではメタバース関連の位置づけで注目されている。
6月に発表した2~4月期決算は、営業利益が前年同期比29%減の2700万円で着地した。引き続きツイキャスが堅調に推移したものの、好調だった前年同期からの反動や上場関連費用が響いた。通期の増益見通しについては据え置いた。
これを受けて同社株は下落。今年4月の上場後、700~800円前後で落ち着きをみせていた株価は大きく水準を切り下げ、7月4日には496円の安値をつけた。ただ、ここを起点に株価は反発。7月21日に発表した3Dバーチャル空間サービスの提供開始を手掛かりに足もと810円まで駆け上がる場面があり、決算発表後の下げ分を一気に取り戻した。(イ)
出所:MINKABU PRESS
2022/07/29 10:00
みんかぶニュース コラム
<注目銘柄>=Enjin、事業強化を進め今期の顧客数は更に拡大へ
Enjin<7370.T>は中小・中堅企業、医療機関を対象としたPR支援サービスが主力。また、メディアと企業・医療機関をつなぐメディアマッチングサービス「メディチョク」など、新規事業であるプラットフォームサービスにも注力している。
23年5月期は顧客のPR戦略を総合的にサポートできる事業強化を継続的に進め、通期の単独経常利益は前期比21.2%増の14億9800万円を見込む。新規市場の開拓を図り、顧客数は2580社(前期比595社の増加)をターゲットとし、平均契約単価・平均契約件数は一定水準を維持することにより、安定した収益を確保するとしている。
株価は7月15日に3390円をつけたあと上げ一服となっているが、足もとでは25日移動平均線と75日移動平均線とのゴールデンクロスが実現しており、上値を試す展開が期待できそうだ。(参)
出所:MINKABU PRESS
2022/07/28 10:00
みんかぶニュース コラム
<注目銘柄>=バイク王、事業環境良好に出店加速で中期成長力向上
バイク王&カンパニー<3377.T>は、6月29日に22年11月期業績予想の上方修正を発表以降、材料出尽くし感から株価は下落していたが、調整一巡から再騰機運を強めつつある。
同社は、中古バイクの買い取り・販売が主な事業。創業以来、中古バイクを買い取りオークションへ販売することを主な事業としていたが、16年からリテール販売を強化。高単価・高粗利のリテール販売の拡大が利益を牽引している。コロナ禍のアウトドアブームでバイクの見直し機運が高まっていることに加えて、リターンライダーの増加などがこれを後押ししており、同社も出店加速で業績拡大期を迎えている。
7月4日に発表した上期決算は、営業利益が9億2200万円(前年同期比8.1%増)となった。高市場価値車両のなかでも、より需要が高い車両の確保が順調に推移した一方、車両売り上げ単価が大幅に上昇したことが寄与した。上期決算を受けて22年11月期通期業績予想を営業利益で17億7000万円から17億7200万円(前期比13.7%増)へ小幅に上方修正したが、上振れの可能性は大きい。
23年11月期以降は、出店加速や、整備拠点拡充などによるユーザーアクセスの強化の成果が顕在化するとみられ、増益基調継続が期待できる。市場予想では23年11月期営業利益を21億円強と見込んでいる。(温羅)
出所:MINKABU PRESS
2022/07/27 10:00
みんかぶニュース コラム
<注目銘柄>=HENNGE、クラウドセキュリティーで飛躍へ
HENNGE<4475.T>の4ケタ大台を下回る水準は仕込み好機と捉えたい。同社は企業向けにクラウドセキュリティーサービス「HENNGE One」を主力展開しており、ストック型ビジネスの強みで順調に売上高を伸ばしている。上場前の15年9月期から前期にあたる21年9月期実績までの7期で、トップラインの伸び率は年平均で20%をゆうに超えている。今9月期も売上高は前期比19%増の57億8200万円予想と好調が続く。一方、営業利益は前期にいったん落ち込んだものの、今期は14%営業増益の4億3400万円と2ケタ増益に切り返す見通しだ。
株価は21年1月に5305円(分割修正後株価)の高値に買われた実績があり、時価はそこから80%以上も下落した水準にある。最高値はやや期待先行で買われ過ぎた面もあったが、ビジネスモデルとしてクラウドセキュリティーの成長性にかげりはみられず、時価は水準訂正余地が大きいと判断される。信用取組は直近15日申し込み現在で1.5倍、日証金では逆日歩がつく状態にあり株式需給面でも面白いタイミングだ。(桂)
出所:MINKABU PRESS
2022/07/26 10:00
みんかぶニュース コラム
<注目銘柄>=センコーHD、最高益基調継続を評価
センコーグループホールディングス<9069.T>に注目したい。企業物流大手の同社の22年3月期の連結経常利益は前の期比17.4%増の261億300万円と13期連続増益で最高益を更新した。コロナ禍からの回復で物流事業などが伸びた。23年3月期の同利益は前期比3.4%増の270億円の見込み。設備投資の積極化もあり、24年3月期の同利益は300億円台への一段の伸びが予想されている。
全体相場の反発基調もあり、株価は3月下旬以来、4カ月ぶりの高値圏にあるが、連結PERは約9倍、配当利回りは3.7%前後となお割安感は強い。収益力の強さを評価し株価は4ケタ回復からの一段高が狙える。(地和)
出所:MINKABU PRESS
2022/07/25 10:00
みんかぶニュース コラム
<注目銘柄>=Jパワー、石炭火力発電技術高く強み発揮
Jパワー<9513.T>に注目したい。電力の卸業務で電源は石炭火力や水力を主力としているが、脱炭素の流れのなか、石炭ガス化で目指す高効率発電など二酸化炭素(CO2)削減技術への取り組みで世界に先駆けている。特に、今年の冬に向けてLNG(液化天然ガス)の供給減を背景に多くの火力発電所の再稼働が見込まれており、同社の収益機会が広がる可能性も期待されている。
23年3月期は、海外事業でタイや米国の発電計画の大幅増や豪州連結子会社での石炭販売収益の増加が寄与し、営業利益では前期比26.5%増の1100億円を見込んでいる。また、配当計画も前期実績に対して5円増の80円を予定している。
株価は7月12日に年初来高値2353円をつけた後調整を入れているが、2180円近辺に位置する25日移動平均線を下値サポートラインに押し目買いを狙いたい。指標面でPBR0.4倍台、配当利回りは3.6%前後と割安感が強く、中期的には18年末の株価水準である3000円どころを目指す展開が見込める。(れい)
出所:MINKABU PRESS
2022/07/22 10:00
みんかぶニュース コラム
<注目銘柄>=USENHD、高進捗で通期業績に上振れ余地
USEN-NEXT HOLDINGS<9418.T>の22年8月期第3四半期累計(21年9月~22年5月)の連結決算は、経常利益が前年同期比7.4%増の128億1000万円で着地。通期計画160億円に対する進捗率は80%に達しており、今期業績の上振れが期待できそうだ。
足もとでは映像配信サービス「U-NEXT」の提供・販売を行っているコンテンツ配信事業でユーザー数の純増が続いているほか、通信事業では法人向けICT(情報通信技術)が順調に拡大。音楽配信及び店舗ソリューションなどを手掛ける店舗サービス事業も契約数が伸びている。
株価は7月11日に2238円をつけたあと上げ一服となっているが、短期トレンドを示す25日移動平均線は上向きに転じており、戻りを試す展開が見込まれる。(参)
出所:MINKABU PRESS
2022/07/21 10:00
みんかぶニュース コラム
<注目銘柄>=コムチュア、好調な事業環境背景に3年後営業利益61億円目指す
コムチュア<3844.T>は6月22日につけた年初来安値2486円を底に反発基調にあり、業績拡大期待を背景に更なる上値を目指す展開へ向かいそうだ。
同社はクラウドを中心に企業向けシステムのコンサルティングや導入・運用を展開。足もとでは、デジタルトランスフォーメーション(DX)市場の成長から、企業の社内システムのクラウド化やプロセスのデジタル化の需要が増加しており、主力のクラウドソリューション事業が好調に推移。4月にWeb系システム開発やインフラ構築などを手掛けるソフトウエアクリエイションを子会社化した効果も期待でき、23年3月期は営業利益46億6000万円(前期比16.6%増)を見込む。
好調な市場環境を背景に、同社では引き続き優秀な技術者の確保を継続するとともに、既存顧客との取引拡大やベンダー連携による新規顧客の開拓を実現する営業プロセスの徹底を図る方針。また、コンサルティングなど上流工程の強化による高付加価値化にも注力し、25年3月期に営業利益61億円を目指す方針だ。(仁)
出所:MINKABU PRESS
2022/07/20 10:00
みんかぶニュース コラム
<注目銘柄>=オリンパス、抜群の成長力で最高値圏まい進へ
オリンパス<7733.T>の2000円台後半のもみ合いは仕込み妙味がある。医療分野を主力とする精密機器メーカーだが、消化器内視鏡で世界シェア約70%という断トツの競争力を誇っている。内視鏡は依然として旺盛な需要に支えられ、旧世代製品からの切り替えも収益を押し上げている。次世代品では低侵襲治療などで優位性を持っている「EVIS X1」のニーズ獲得に期待が大きい。
業績は22年3月期の営業88%増益に続き、23年3月期も前期比34%増の2060億円と大幅過去最高利益更新が続く見通し。株価は5月中旬にマドを開けて急上昇した後、高値圏もみ合いを続けているが、早晩ここを上放れ新波動に突入しそうだ。抜群の収益成長力を考慮すれば、6月9日につけた上場来高値2834円奪回は通過点に過ぎず、青空圏への飛翔が有力視される。(桂)
出所:MINKABU PRESS
2022/07/19 10:00
みんかぶニュース コラム
<注目銘柄>=オービス、木材価格高騰による販売価格への転嫁進む
オービス<7827.T>は木材事業が主力で、世界的な需給逼迫を背景とした輸入木材の価格高騰(いわゆるウッドショック)に対して販売価格への転嫁が進んでいることに注目したい。
また、国産杉の背板を利用したCLT材(クロス・ラミネイティド・ティンバー)や建築用ラミナ材向けへの供給による販路の拡大が福山工場の原木消化量を増加させ、単位当たりの製造コストが低下していることも利益の押し上げ要因。こうしたことを背景に、6月14日には22年10月期通期の単独経常利益予想を従来の3億9900万円から6億3700万円(前期比2.7倍)に引き上げている。
株価は6月15日に年初来高値1340円をつけ、その後は上げ一服商状となっているが、中期トレンドを示す75日移動平均線は上昇基調。PERやPBRには割安感もあり、時価は押し目買い好機といえそうだ。(参)
出所:MINKABU PRESS
2022/07/14 10:00
みんかぶニュース コラム
<注目銘柄>=ディップ、積極投資で人材サービスは回復から拡大へ
ディップ<2379.T>は3000円台後半でもみ合っているが、経済再開に伴い活発化しているアルバイト・パート人材需要の拡大を十分に織り込んだ水準とはいえず、上昇余地が大きい。
同社は、国内最大級のアルバイト・パート求人情報サイト「バイトル」をはじめ、求人情報サイトを運営している。22年2月期は積極的な広告宣伝投資で営業利益56億200万円(前の期比23.4%減)と減益となったが、23年2月期は同94億~169億円(前期比67.8%増~3.0倍)と大幅増益を予想。主力の人材サービス事業で、コロナ禍で行った積極的な先行投資効果によりアルバイト求人情報市場におけるシェアが拡大していることに加えて、単価の上昇が牽引する見通し。引き続き広告宣伝費や販促費などの増加を見込むものの、増収効果で吸収しよう。
また、中堅・中小企業向けに特化したデジタルトランスフォーメーション(DX)サービスも人材サービスの営業力を販売に生かすことで拡大期入りが期待できる。これら広告投資効果顕在化による人材サービス事業の回復・拡大と、DX事業の拡大ペース加速で、25年2月期には営業利益300億円を目指している。(仁)
出所:MINKABU PRESS
2022/07/13 10:00
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<注目銘柄>=クラウドW、業績好調で上値追いトレンド継続
クラウドワークス<3900.T>は5日移動平均線をサポートラインに右肩上がりの上昇トレンドを継続しており、目先の押し目は買いで対処してみたい。ネット上でクラウドワーカーと企業をマッチングさせるビジネスを主力に手掛けるが、足もとの業績は好調を極めている。22年9月期営業利益は7億5000万円(前期実績は単独で5億7500万円)を見込むが、市場では予想を1億円程度上振れる可能性が高いとみられている。
株価は7月11日に年初来高値1479円をつけているが、ひと押し入れたところは買いのチャンスとなる。マッチングビジネスの裾野は広く、23年9月期は収益の伸びが一段と加速する可能性があり、株価はそれに先立って上値追いが期待できる。21年9月につけた戻り高値水準である1960円どころを目指す動きを想定。(桂)
出所:MINKABU PRESS
2022/07/12 10:00
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<注目銘柄>=富士ソフト、IT投資好調で増額期待
富士ソフト<9749.T>に注目したい。IT投資需要は強いうえに、円安に伴う原材料費上昇などの懸念材料がないソフトウェア関連株を見直す動きが強まっている。同社の第1四半期(1~3月)の連結営業利益は前年同期比10.7%増の50億8900万円と好調。組み込み系・制御系ソフトや業務系ソフトが伸びた。22年12月期の同利益は前期比2.7%増の173億円と最高益の見通しだが、180億円前後への増額予想がある。
業績拡大への期待を背景に、株価は上昇基調を強めている。市場には、来期以降の増益期待が膨らんでいる。今期大幅増配を計画するなど株主への利益還元の動きも期待できる。先行き1万円を意識する展開に入ろう。(地和)
出所:MINKABU PRESS
2022/07/11 10:00
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<注目銘柄>=高島、再生可能エネ関連で注目集まる
高島<8007.T>に注目したい。同社は祖業の産業用繊維卸から、建材や物流資材・電子部品など多角的に事業領域を拡大。太陽光発電システムや断熱工事なども提供しており、再生可能エネルギー関連銘柄としても注目されている。5月に発表した23年3月期の連結営業利益は18億円(前期比16.3%増)と2ケタ増益の予想で、配当も前期比10円増の140円を計画している。
株価は全体相場が軟調に推移するなか、逆行高を演じ年初来高値圏にあるが、指標面ではPBRが0.6倍台、配当利回りは5.3%台となお割安感は強い。ここから3000円台を目指す強調展開が期待できる。(れい)
出所:MINKABU PRESS
2022/07/08 10:00