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みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=関電化、来期は4期ぶり最高益へ  関東電化工業<4047.T>に注目したい。同社は半導体や液晶に使われる特殊ガスとリチウムイオン二次電池の電解液に使用する六フッ化リン酸リチウムなどが主力。半導体のフラッシュメモリーなどの生産が伸び、同社の特殊ガスへの追い風となっている。同社は11月に22年3月期の連結営業利益を81億円から88億円(前期比55.2%増)へ増額修正したが、市場には90億円前後へ上振れして着地するとの予想が出ている。  23年3月期の同利益は105億円前後が見込まれており、4期ぶりの最高益更新が期待できる。足もとの株価は連結PER10倍前後と割安であり、9月高値1168円更新からの一段高が見込めそうだ。(地和) 出所:MINKABU PRESS 2021/12/13 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=スズデン、主要顧客の生産活動持ち直しが追い風  スズデン<7480.T>はFA(ファクトリーオートメーション)機器が主力の技術商社。22年3月期通期の連結経常利益は前期比37.6%増の21億5000万円が見込まれている。  グループの主力販売先である電気機器、電子部品、産業機械業界で、停滞していた生産活動や設備投資需要が持ち直してきていることが追い風。特に半導体製造装置関連の主要顧客では、半導体需要の高まりや世界的な半導体不足を背景に生産が増加しており、これが同社の売り上げや利益に大きく寄与している。第2四半期累計時点での経常利益(13億1700万円)の通期計画進捗率は61%強となっているほか、足もとの売上高も好調さを維持していることから通期業績の上振れが期待できそうだ。  株価は高値圏で強い動きをみせており、テクニカル面では5日移動平均線と25日移動平均線とのゴールデンクロスが実現。PERやPBRに割高感はなく、更なる上値を試す展開に期待したい。(参) 出所:MINKABU PRESS 2021/12/09 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=ネクストーン、配信市場拡大追い風に高成長継続へ  NexTone<7094.T>は11月25日に年初来高値5300円をつけて以降、新興市場全般の軟化もあって調整しているが、直近では調整一巡感も感じられる。管理楽曲の拡大や配信拡大を背景に業績拡大期待も強く、早晩反転へ向かいそうだ。  同社は、楽曲の利用許諾や使用料徴収を行う著作権等管理事業が主な事業。22年3月期第2四半期累計(4~9月)決算では、著作権等管理事業は、CD/映像ソフトのリリース手控えにより録音権の徴収がやや低調だったが、ストリーミング音楽配信市場の拡大と動画配信サービス市場の伸長を背景にインタラクティブ配信やDD(デジタルコンテンツディストリビューション)部門が好調に推移した。また、ライブ配信の増加などでキャスティング事業の案件も順調に積み上がり、営業利益は2億9800万円(前年同期比37.4%増)と大幅増益となった。  22年3月期通期は営業利益7億3000万円(前期比35.3%増)を見込むが、配信市場拡大を背景にインタラクティブ配信とDDが牽引役となるほか、キャスティング事業でもイベントが計画されていることが寄与し十分達成は可能。更に中期的には、21年4月に本格運用を開始したYouTuberの収益向上施策「CRIP」や、9月に開始した著作権使用料分析システム「croass」による収益積み上げも期待できよう。(温羅) 出所:MINKABU PRESS 2021/12/08 10:01 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=テクポイント、カメラ用半導体好調でCMOSにも期待  テックポイント・インク<6697.T>は12月2日の安値1460円で目先の底入れを確認、リバウンドに向けた動きが期待できる。同社は米シリコンバレーを拠点とする半導体のファブレスメーカーで、アナログ式監視カメラ及び車載用カメラ向け半導体で優位性を発揮する。世界的に旺盛な自動車販売需要と自動車のエレクトロニクス化進展を背景に車載カメラは強い追い風が吹いている。また、監視用も現在主力のアナログ式だけではなくデジタル式で需要開拓期待があり、同社の株価も見直し買いが見込める。  21年12月期の業績予想は営業利益段階で従来予想の17億1600万円から21億7400万円(前期比5.3倍)に大幅上方修正している。需要好調に加え、想定を上回る生産能力を確保できたことが要因。利益採算の高いCMOSイメージセンサーの量産で来期以降も高水準の業績成長が期待できる。株価は11月16日の戻り高値1990円をクリアして2000円大台復帰も視野に。(桂) 出所:MINKABU PRESS 2021/12/07 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=フジミインコ、最先端半導体需要が好調  フジミインコーポレーテッド<5384.T>に注目したい。同社は半導体ウエハー用研磨材の大手。先月には22年3月期連結営業利益を従来予想の102億円から115億円(前期比50.5%増)に増額修正を発表した。最先端デバイス向けCMP(化学的機械的研磨)製品などが好調だ。配当も従来予想から25円増の170円(前期比55円増)へ増配する。市場には今期同利益は120億円へ再増額され着地するとの見方がある。  23年3月期の同利益は130億円台へ連続最高益も予想されている。台湾積体電路製造(TSMC)ADR<TSM>向けの需要も堅調だ。株価は11月につけた最高値7770円更新から一段高が見込める。(地和) 出所:MINKABU PRESS 2021/12/06 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=戸田工、EV関連の一角として要マーク  戸田工業<4100.T>は磁性粉末材料の大手。化学大手の独BASFと合弁会社を設立し、リチウムイオン電池正極材の製造販売を手掛けていることから、マーケットではEV関連の一角として折に触れ物色の矛先が向かっている。  直近4~9月期の営業利益は前年同期の赤字から黒字転換し、12億5900万円で着地。電気自動車(EV)など自動車電動化を背景に磁石材料や誘電体材料の売り上げが伸びたほか、塗料や複写機・プリンター向けの機能性顔料も好調だった。通期の同利益予想は17億円(前期1100万円)の見通しで、4~9月期時点での進捗率は74%となっている。  株価は昨年後半以降、52週移動平均線を足場とした上昇基調を継続。5月の通期決算発表を境に一段と上昇スピードが加速し、9月には3785円の高値をつけた。その後軟化したものの、11月15日の安値2750円を底に急速に切り返しに転じ、22日には3845円まで上昇し年初来高値を更新した。(イ) 出所:MINKABU PRESS 2021/12/03 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=ノリタケ、通信分野向け電子部品材料など好調  ノリタケカンパニーリミテド<5331.T>の時価は押し目買い好機と捉えたい。22年3月期通期の連結経常利益は前期比2.6倍の115億円が見込まれている。  足もとのセラミック・マテリアル事業は、高速移動体通信用及びパソコン用電子部品の需要増を背景に電子ペーストの売り上げが伸長しているほか、電子部品材料も通信分野や自動車向けが堅調。工業機材事業は、主要顧客である鉄鋼・ベアリング業界の生産回復が追い風となっている。同社は積極的な事業活動で更なる業績回復を目指すとしており、今後の動向が注目される。  株価は9月27日に年初来高値5370円をつけたあと上げ一服商状となっているが、9月下旬に開けたマドを埋めたことで調整一巡感が意識されるところ。PERやPBRに割安感もある。(参) 出所:MINKABU PRESS 2021/12/02 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=ケイアイ不、デザイン性に強みで販売棟数が伸長  ケイアイスター不動産<3465.T>は業績拡大期待を背景に株価5ケタを目指す動きが期待できる。  同社は関東を中心とした1都10県で分譲住宅の開発・販売などを手掛ける不動産グループ。足もとはセミオーダーによるデザイン性に加えて、積極出店や人員増強、M&Aなどにより販売棟数が順調に伸長しており、22年3月期上期(4~9月)の分譲住宅棟数は前年同期比33%増の1832棟に増加した。  また、上期の用地仕入区画数が前年同期比14%増と好調なことや、仕入れから施工、販売など各段階でデジタルトランスフォーメーション(DX)化を活用し、手間がかかる小ロット区画開発を効率化していること、更にウッドショックの影響を価格転嫁により吸収し高水準の粗利益を維持していることなども利益成長に寄与する。22年3月期通期予想は11月9日に上方修正し、営業利益243億円(前期比93.4%増)を予想、来期も増益基調を維持する見通しで、営業利益290億円前後を予想する調査機関もある。(仁) 出所:MINKABU PRESS 2021/12/01 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=ウェルスナビ、ロボアドバイザーで収益成長期待  ウェルスナビ<7342.T>の3000円台絡みは買いで対処してみたい。ロボットアドバイザーによる自動化された資産運用サービスを展開している。預かり資産は増勢の一途であり、21年12月期第3四半期時点でほぼ5500億円に達している。  今期業績はトップラインが前期比72%増の43億1600万円を計画するが、上振れる可能性もある。なお営業損益は赤字幅縮小も黒字転換には至らない可能性が高いが、これは株価に織り込み済み。来期もトップラインの大幅な伸びが予想されることから、投資対象として面白い。  なお直近、海外募集による公募増資及び売り出しを発表し、需給悪化懸念で株価水準を切り下げたが、発行済み株式数の2%程度に過ぎず、過度に嫌気する材料ではない。ここでの資金調達は今後の事業拡大の糧として前向きに評価してよい。株価は足もとの売り物をこなし再浮上に転じ、4000円台を指向する展開が期待される。(桂) 出所:MINKABU PRESS 2021/11/30 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=ミライトHD、5G需要好調で最高益  ミライト・ホールディングス<1417.T>の調整局面は格好の拾い場になりそうだ。大手通信工事の同社は今月12日に22年3月期連結業績の連結営業利益を305億円から320億円(前期比6.2%増)に増額修正し、前期に続き最高益を更新する見込みであることを明らかにした。5G関連の設備投資やオンライン需要などに伴う通信設備増強などが追い風となっている。今期配当も従来予想から5円増の年55円(前期比10円増)に増配する。  株価は9月に2403円の上場来高値をつけた後は調整局面となり、足もとでは2000円を割り込んだ。ただ、高値から十数%下落し、連結PERは約9倍と割安感も強い。ここから先の高値更新を目指す再上昇が見込める。(地和) 出所:MINKABU PRESS 2021/11/29 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=ヒューマン、入国制限の緩和が追い風  ヒューマンホールディングス<2415.T>に注目したい。同社はスクール運営や人材派遣、介護などを展開しており、外国人向け日本語学校で高い実績を持つ。新型コロナウイルス感染症の新規感染者数が大幅な減少に向かうなか、今後入国制限の更なる緩和が同社には追い風となりそうだ。  8日に22年3月期の連結営業利益予想を22億6500万円から28億400万円(前期比3.8%増)とする上方修正を発表。人材関連事業で新型コロナウイルス感染症による求人数への影響が想定よりも回復基調にあり、今期は17期ぶりに最高営業利益を更新する見込み。更に今期配当予想も従来の24円から31円50銭に引き上げ、前期実績に対しては5円の増配となる予定だ。  株価は9日に年初来高値1198円をつけた後は調整局面に入り、17日には1007円まで値を下げた。ただ、高値から2割弱の下落で調整一巡感も漂う。指標面では連結PBR0.8倍台、配当利回り3%台の水準であり、割安感は顕著。先行き高値更新から一段高が期待できそうだ。(れい) 出所:MINKABU PRESS 2021/11/26 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=ダスキン、テイクアウト牽引しミスド好調  ダスキン<4665.T>は11月5日、22年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結決算を発表。経常利益は前年同期比89.4%増の75億400万円となり、通期計画の105億円に対する進捗率は71.5%となった。  主力の訪販グループはクリーンサービス事業(ダストコントロール商品のレンタルと販売)が苦戦した半面、衛生管理意識の高まりを背景にレントオール事業(日用品・イベント用品などのレンタル)やケアサービス事業(役務提供サービス)は増収を確保。また、フードグループでミスタードーナツが、テイクアウトの売り上げ増が牽引するかたちで大きく伸長したことが好業績につながった。同社は下半期も現在の状況が概ね続くとみているほか、22年2月には新中期経営方針の骨子及び数値目標を公表する予定だとしている。  株価は11月8日に直近高値2803円をつけ、その後は上げ一服商状。ただ、中期的なトレンドを示す75日移動平均線は上昇基調を維持しており、時価は押し目買い好機とみたい。(参) 出所:MINKABU PRESS 2021/11/25 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=ピックルス、内食需要追い風に今期業績は上振れの可能性  ピックルスコーポレーション<2925.T>は、上期(3~8月)決算発表による材料出尽くし感から調整局面にあったが、調整一巡感から業績再評価の機運が高まりつつある。PER12倍台の時価水準には割安感が感じられ、投資妙味は十分だろう。  前年好調だった反動で、今期は伸び悩みが予想されたが、上期業績は営業利益22億3200万円(前年同期比24.8%増)と大幅増益だった。巣ごもり需要が継続したことで内食が増え、ナムルやサラダなど野菜を使った総菜の販売が好調。総菜など好採算な自社製品比率上昇や原料野菜の仕入れ価格が安定したことなどで粗利益率が改善したこと、また生産アイテムの集約による生産性の改善なども利益向上に寄与した。  上期好決算にもかかわらず、会社側は通期計画の営業利益28億5000万円(前期比5.1%増)を据え置いたが、下期の苦戦を見込んでいるわけではない。例年天候要因に左右されやすい9~11月の原料調達状況を精査するためだが、足もとで原料野菜価格は会社想定内で推移しているもようで、今期予想は上振れの可能性が高い。また、生産アイテム集約や工場の自動化などの生産効率改善の継続で、来期も増益が期待できよう。(仁) 出所:MINKABU PRESS 2021/11/24 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=特殊陶、高配当利回りで再評価へ  日本特殊陶業<5334.T>に注目したい。同社は自動車用プラグ、排気センサーの大手。10月下旬に22年3月期通期の連結営業利益を500億円から685億円(前期比44.5%増)とする増額を発表。円安が追い風となるほかスパークプラグの補修用部品や半導体製造装置用部品などが伸び、今期は4期ぶりに最高益を更新する見込みだ。更に今期配当は従来予想から22円増の年96円(前期比36円増)に大幅増配する方針だ。  株価は今期予想連結PERで8倍台、配当利回りは5%近い高水準と割安感が顕著だ。今後は自動車販売の回復も見込め、来期業績も一段の増益が見込める。ここから2000円台での活躍へと水準を切り上げそうだ。(地和) 出所:MINKABU PRESS 2021/11/22 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=日本通信、7期ぶり営業黒字転換で株価上昇トレンドへ  日本通信<9424.T>はMVNO(仮想移動体通信事業者)のパイオニア。MVNO事業者向け支援も手掛けるほか、電子証明を活用した本人確認サービスの商用化に向けた取り組みに注力している。22年3月期は7期ぶりとなる営業黒字転換が確実視される状況にあり、注目したい。  11月4日に発表した4~9月期決算は、売上高22億400万円(前年同期比41.4%増)、営業利益5200万円(前年同期3億9000万円の赤字)で着地。大手携帯事業者と同等の音声定額プランを提供する「日本通信SIM」ブランドの売り上げが伸長したほか、MVNO事業者など向けのモバイル通信サービスやモバイル・ソリューションの提供も増加した。  株価はこの決算発表を受けて急伸。更に直近、子会社が提供する電子証明書発行サービスにおいて電子署名法に基づく認定を取得したことを発表し、一気に280円台まで上値を伸ばした。ここ数年、300円に迫ると上値が重くなる展開が続いており、今回ここを上抜けられるかがポイントとなる。SIMロック解除の義務化が話題にのぼり物色人気が加速した2014年に1268円の高値をつけた経緯があり、中長期的な上値余地は大きい。(イ) 出所:MINKABU PRESS 2021/11/19 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=栄電子、旺盛な半導体需要が追い風  栄電子<7567.T>は電子部品の総合商社で、半導体製造装置向けが主力。11月11日には22年3月期通期の連結経常利益予想を前期比2.3倍の3億1800万円(従来予想は1億4400万円)に上方修正した。  5G通信環境の整備や産業機器のIoT化など長期的で旺盛な半導体需要を背景に、半導体メーカーの設備投資が活発化していることが追い風。期初には先行発注による反動リスクなどを想定していたが、現在の受注状況から今年度中は大幅な調整局面に入らない見通しだとしている。  株価は10月5日につけた年初来安値466円を底に下値を切り上げる展開。足もとでは25日移動平均線と75日移動平均線とのゴールデンクロスが目前となっており、上値を試す展開が期待できそうだ。(参) 出所:MINKABU PRESS 2021/11/18 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=マーベラス、22年3月期業績予想は上振れの可能性  マーベラス<7844.T>は底値圏からの離脱を図りつつあるが、22年3月期の業績上振れと来期以降の業績拡大期待を背景に更なる上値を目指す動きが期待できる。  10月29日に発表した上期(4~9月)連結決算は、営業利益29億円(前年同期比70.7%増)となり、苦戦を予想されていた7~9月を乗り切り大幅増益となった。2月下旬に発売したニンテンドースイッチ向け「牧場物語 オリーブタウンと希望の大地」が堅調に推移したことに加え、アミューズメント施設向け筐体「ポケモンメザスタ」の稼働が第1四半期に引き続き好調に推移したことが牽引した。  今後は、新作アプリ「千銃士:Rhodoknight」の配信開始が11月24日に予定されているほか、劇場版「プリキュア」最新作の公開、緊急事態宣言解除に伴う舞台公演の観客動員率回復で音楽映像事業の復調を見込む。上期決算と同時に未定としていた22年3月期通期営業利益について40億円(前期比9.4%減)を見込むとしたが、上期時点の進捗率が73%であることから保守的との見方が強い。  更に、20年5月に締結された中国テンセントとの資本・業務提携で調達した約49億円の資金使途も発表された。新規IP3タイトルに34億円、既存IP2タイトルに10億円投資するなどと発表しており、今後の具体的なタイトルの発表への期待も高まっている。(仁) 出所:MINKABU PRESS 2021/11/17 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=串カツ田中、新型コロナ収束と“GoTo”に期待  串カツ田中ホールディングス<3547.T>の2300~2400円近辺のもみ合いは買いで対処してみたい。国内では新型コロナウイルス感染が収束状態にあるなか、アフターコロナ関連株に物色の矛先が向いている。串カツ店を全国展開する同社にとっても風向きは順風に変わっている。飲食店は通常営業が可能となっただけでなく、岸田政権はGoToキャンペーンに前向きな姿勢をみせており、政策支援特需への期待も募る。忘年会シーズンが近づいていることも思惑高を呼びやすい。  同社の21年11月期営業損益は23億円の赤字見通しだが、助成金により最終損益は7000万円の黒字を見込む。いずれも株価には織り込みが進んでいる。時短営業を行っていた店舗について10月25日から通常営業を再開していることもあり、今期年間配当は前期と同額の10円とすることを発表、これも株価面で追い風となる。株式需給面では信用倍率が0.6倍、日証金では更に売り長で株不足状態にあることから上値妙味が膨らんでいる。(桂) 出所:MINKABU PRESS 2021/11/16 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=住友林、米国需要の追い風強い  住友林業<1911.T>に注目したい。住宅大手の同社は、先月29日に第3四半期決算を発表するとともに21年12月期の連結営業利益を従来予想の880億円から1030億円に今期2度目となる増額修正を公表した。コロナ禍での在宅時間の長時間化や低金利を背景に米国での住宅販売が好調で、この米国需要が収益を押し上げている。市場には、今期の同利益は1080億円前後へ一段と上振れて着地するとの観測がある。  株価は4月高値2582円をつけた後、一服場面を経て反発局面にある。今期予想連結PERは6倍台、配当利回りは3%近辺の水準にあり、割安感は強い。この先、4月高値更新からの一段高を目指す強調展開が見込める。(地和) 出所:MINKABU PRESS 2021/11/15 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=カラダノート、子育て支援で注目場面  カラダノート<4014.T>に注目したい。同社は出産、育児向けアプリや「終活準備ノート」などライフイベントを支援するコンテンツを手がける。岸田首相は子育て世帯への支援策を強化する方針を打ち出しており、「キシダノミクス」関連銘柄としても存在感が増している。  9月に発表した27年7月期を最終年度とする中期経営計画では、最終年度に営業利益15億円以上(21年7月期2億2300万円)と急成長を目指すとしている。ストックモデルの積み上げにより既存事業を強化するほか、データベースの利活用によるマッチング支援や大手企業のライフイベントマーケティング支援で業績拡大を図る方針だ。  株価は9月下旬に1910円の戻り高値をつけた後、調整局面に移行し足もとは1400円台で推移しているが、中期的には上値余地は大きく、早晩買い直され1900円台を再び目指す強調展開が見込める。(れい) 出所:MINKABU PRESS 2021/11/12 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=アートSHD、イラスト制作アプリが好業績を牽引  アートスパークホールディングス<3663.T>は11月5日、21年12月期第3四半期累計(1~9月)の連結決算を発表。経常利益は前年同期比87.3%増の11億5300万円となり、通期計画の13億4500万円に対する進捗率は85.7%となった。  子会社が手掛けるイラスト・マンガ・アニメーション制作アプリ「CLIP STUDIO PAINT」が、海外を中心にユーザー数が拡大していることが寄与。9月時点の累計出荷本数は前年同月比68.5%増の1498万本となり、サブスクリプションから年間ベースで得られると期待できる金額(ARR)は同80.8%増の15億9500万円に高まった。同社は今後も海外に向けたプロモーションや協業パートナーとのコラボレーションなどを積極的に行い、海外ユーザー及びサブスクモデル契約の増加を図るとしている。  株価は10月26日に年初来高値1279円をつけたあと調整色を強めたが、960円近辺に位置する75日移動平均線がサポートラインとして機能。改めて好業績を手掛かりに上値を試す展開が期待できそうだ。(参) 出所:MINKABU PRESS 2021/11/11 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=タカラトミー、大型ヒット不在でも好業績の地力に注目  タカラトミー<7867.T>は、9月17日につけた年初来高値更新から更なる上値を目指しそうだ。  同社はここ数年、大型ヒット商材不在の状況が続くが、それでも22年3月期は営業利益80億円(前期比13.0%増)と好業績を見込む地力の強さに注目したい。9日に発表した上期決算では、コロナ禍のため「キデイランド」「トミカ・プラレールショップ」などの小売事業、「トミカ博・プラレール博」などのイベント事業で影響を受けたものの、YouTubeやツイッターなどのSNSを活用した効率的なマーケティング施策が奏功。また、トミカ、プラレールなどの定番商品が堅調に推移しているほか、「デュエル・マスターズ」「ポケモンメザスタ」「パウ・パトロール」などが好調。更に7月に発売した液晶画面の中のキャラクターと直接触れ合っているかのように遊べる新触感液晶玩具「ぷにるんず」も寄与し、営業利益は59億3500万円(前年同期比3.2倍)となった。  こうした効率的なマーケティング施策を取りながら、定番商品を中心に安定的に収益を拡大させるトレンドは下期以降も持続する見通し。年末商戦や第4四半期の動向が不透明なため、通期予想は据え置かれているが、営業利益で進捗率は74%に達しており、上方修正の公算は大きい。(仁) 出所:MINKABU PRESS 2021/11/10 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=白銅、半導体関連穴株として注目場面に  白銅<7637.T>は半導体関連の穴株として上値妙味が大きそうだ。時価は3000円大台近辺でもみ合っているが、75日移動平均線を足場に上放れる可能性がありマークしておきたい。  半導体製造装置や工作機械向けを主力とする金属商社だが、金属加工も手掛けメーカー的な側面も持つ。世界的な半導体需給の逼迫を背景とした生産設備投資拡大ニーズを捉え、半導体製造装置向けアルミ厚板の受注が好調で業績を押し上げている。  22年3月期の売上高は前期比33%増の520億円、営業利益は同73%増の34億2000万円と高水準の伸びを予想している。24時間365日、インターネット経由で簡単に注文可能なネットサービスに傾注しており、今後の受注拡大に弾みがつく可能性がある。年間配当も今期は90周年記念配と合わせ94円(前期実績は58円)を計画するなど株主還元にも積極的。3000円台半ばに向け大幅な水準訂正余地が期待される。(桂) 出所:MINKABU PRESS 2021/11/09 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=SHIFT、3万円台への活躍へ飛躍  SHIFT<3697.T>に注目したい。同社はソフトウェアの品質保証サービスを展開している。ソフトウェアの品質向上意識が高まり、IT人材不足から高度な専門知識を持つ企業へのアウトソーシング需要が強まっている。21年8月期の連結営業利益は前の期比69.8%増の39億9400万円と会社予想(34億円)を上回って着地。22年8月期の同利益は前期比42.7%増の57億円と前期に続き最高益更新の見込みだ。  株価は9月下旬に2万9040円の最高値をつけた後、調整局面に入ったが足もとでは急速に切り返している。業績の拡大基調は強く、先の高値更新が目前に迫るなか、この先は3万円台での活躍局面に向かいそうだ。(地和) 出所:MINKABU PRESS 2021/11/08 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=スマレジ、アフターコロナも追い風に登録店舗数の増加傾向継続へ  スマレジ<4431.T>はクラウド型POSレジ・スマホアプリ「スマレジ」の開発・販売を手掛ける。直近4日に発表した10月の登録店舗数推移は、無料・有料プランの総合計が前月比1154店舗増の10万3476店舗で、ここ6カ月間の推移は着実増となっている。  足もと5~7月期業績は29%増収、営業67%増益と好調。コロナ禍においてもサブスクリプション売り上げが順調に増加したほか、アフターコロナの開業準備やリプレイス需要の継続が追い風となった。通期見通しについては、先行投資の実施により営業減益を見込むものの、トップラインの伸びは続く見通し。  株価は、8月に上場来高値4395円をつけた後軟化したが、直近安値3120円を底にじりじりと上昇し堅調に推移。3700円近辺を横に走る75日移動平均線とのマイナスカイ離を解消しており、ここを足場に上放れるかが注目される。(イ) 出所:MINKABU PRESS 2021/11/05 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=エイトレッド、安定した収益構造のストックビジネスが強み  エイトレッド<3969.T>は、ワークフローシステムの販売・開発及びクラウドサービスを提供。安定した収益構造のストックビジネスが強みとなっている。  10月21日に発表した22年3月期第2四半期累計(4~9月)の単独決算は、経常利益が前年同期比38.7%増の4億6800万円で着地。ワークフローシステム「AgileWorks」の新規販売が伸長したほか、クラウドサービスの新規導入企業数も順調に推移した。通期の経常益予想は従来の8億8000万円(前期比11.3%増)で据え置いているが、デジタルトランスフォーメーション(DX)推進機運の高まりを追い風に更なる成長が期待できそうだ。  株価は第2四半期決算に対してネガティブな反応をみせる場面もあったが、75日移動平均線がサポートラインとして機能。下値の堅さが確認できたことから、まずは9月27日につけた直近高値2817円を目指す展開が見込まれる。(参) 出所:MINKABU PRESS 2021/11/04 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=フジクラ、海外通信需要が好調  フジクラ<5803.T>に注目したい。大手電線メーカーの同社は8月に22年3月期通期の連結経常利益を165億円から255億円(前期比38.7%増)に増額修正を発表している。海外のデータセンター向けなどの通信インフラに超多心高密度ケーブルなどの需要が拡大。自動車部品もコロナ禍の影響から回復し赤字幅が縮小した。市場には、今期の同利益には、再増額に向けた修正期待が浮上している。  株価は、9月に723円の年初来高値をつけた後は一進一退の状態にあるが、今期予想連結PERは11倍台、連結PBRは1.0倍前後と割安水準にある。先行き高値更新から800円乗せを目指す展開が見込める。(地和) 出所:MINKABU PRESS 2021/11/01 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=吉野家HD、業績拡大基調で拾い場  吉野家ホールディングス<9861.T>に注目したい。牛丼チェーン吉野家などを展開する同社の足もとの業績は堅調だ。9月既存店売上高は前年同月比2.2%増と2カ月連続で前年実績を上回って推移している。  10月13日に発表した第2四半期累計(3~8月)連結営業損益は7億2300万円の黒字(前年同期59億7000万円の赤字)となった。上期において緊急事態宣言の発令や期間延長の影響があったものの、コスト低減努力に伴い営業利益の大幅改善を果たした。22年2月期通期の営業損益は27億円の黒字(前期53億3500万円の赤字)を見込んでいるが、商品力の向上やスクラップ&ビルドによる損益分岐点引き下げの取り組みが進み業績の上振れも期待されている。  株価は10月中旬に2300円台に上昇した後一服局面にあるが、来期以降も海外中心の出店加速で増益基調の継続が見込まれ、ここは拾い場とみておきたい。(れい) 出所:MINKABU PRESS 2021/10/29 10:02 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=24セブン、宣言解除によるニーズ拡大を期待  トゥエンティーフォーセブン<7074.T>は、パーソナルトレーニングジムとパーソナル英会話スクールを運営。新型コロナウイルス対応の緊急事態宣言が解除されたことによるニーズ拡大が見込まれる。  足もと業績は堅調で、10月14日に発表された21年11月期第3四半期累計(20年12月~21年8月)の単独経常損益は6400万円の黒字(前年同期は10億1500万円の赤字)で着地。新型コロナ感染拡大の影響で前年同期に低迷した反動に加え、利益面では人件費や広告宣伝費、地代家賃の抑制に努めたことが奏功した。通期の経常損益は7300万円の赤字(前期は9億8400万円の赤字)が予想されているが、広告宣伝活動を強化することで新規顧客の獲得に努めるとしていることから業績の上振れを期待したい。  株価は10月15日に直近高値1308円をつけたあと一服商状となっているが、短期トレンドを示す25日移動平均線は上昇基調にあり、時価は狙い目といえそうだ。(参) 出所:MINKABU PRESS 2021/10/28 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=IDOM、好成長織り込む好機  IDOM<7599.T>は10月に入ってからの株価下落で割安感が強まっており、下値拾いの好機といえよう。  10月14日の上期決算発表時に、22年2月期は当初出店を予定していた大型店10店舗のうち5店舗を来期にスライドさせると発表したが、連結営業利益150億円(前期比41.9%増)予想を据え置いた。鉄鉱石価格上昇により西豪州エリアの新車販売や中古車販売が好調で、豪州事業が想定以上に好調だったことや、為替相場が円安で進行したことで、上期営業利益が計画を大きく上回ったことが寄与する。  上期好調にもかかわらず、通期計画を据え置いたことが株価の下落につながった側面はあるものの、豪州事業の好調持続や、20年2月期、21年2月期の2年間で出店ペースを抑制し、集客や在庫管理の改善により大型店モデルを確立した効果による高成長見通しに変わりはない。整備事業の本格進出で、リピート顧客の獲得や内製化によるコスト効率化なども期待できる。調査機関には来期以降も安定的に2ケタ近い増益が見込めるとする向きもある。(仁) 出所:MINKABU PRESS 2021/10/27 10:00

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