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みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=タムラ、好業績を手掛かりに上値トライへ  タムラ製作所<6768.T>は電子部品関連(電圧制御やノイズ除去のための基幹部品であるトランス、リアクターなど)が主力事業。また、電子化学実装関連事業では電気自動車(EV)向けソルダーペーストなども手掛けている。  足もと業績は好調で、9月26日には23年3月期通期の連結経常利益予想を前期比94.9%増の39億円(従来予想は30億円)に上方修正。産業機械、家電、エネルギー市場向けの電子部品や、自動車向けの電子化学材料などの売り上げが堅調に推移しているほか、市場連動販売価格の浸透、前中期経営計画から取り組んできた工場の自動化推進及び拠点再編による物流改善などにより収益性が向上していることが主な要因となっている。  株価は8月26日に年初来高値790円をつけたあと調整局面に入ったが、75日移動平均線が下値支持ラインとして機能。5日移動平均線と25日移動平均線とのゴールデンクロスをきっかけに再び上値を試す展開が期待される。(参) 出所:MINKABU PRESS 2022/10/06 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=芝浦機、脱炭素化で成形機事業の受注が好調  芝浦機械<6104.T>は、第1四半期(4~6月)決算は営業微減益となったが、第2四半期以降業績は徐々に改善すると見込まれる。今後は中期的成長力を評価する動きが期待できよう。  脱炭素化の流れを受けて成形機事業の受注が増加している点に注目したい。足もとで自動車軽量化に貢献する射出成形機が、北米やインドで需要が増加。また、押出成形機は電気自動車(EV)関連の設備投資需要の拡大に伴い、中国におけるリチウムイオン電池向けセパレータフィルム製造装置の受注も大幅に増加している。第1四半期の成形機事業の受注高は530億円(前年同期比3.0倍)となり、受注残高も1458億円(同2.3倍)に膨らんだ。  受注増に伴い売上高も伸長しているが、セパレータフィルム製造装置は投資負担もあり、第1四半期の利益貢献は大きくなかったもよう。ただ、量産効果による採算改善が期待できるほか、中国ロックダウンの影響が弱まることや円安効果もあって、第2四半期以降の業績にはプラス貢献が増すと予想される。会社側の23年3月期通期業績予想は営業利益60億円(前期比41.6%増)だが、市場予想では63億円強が見込まれている。また、調査機関によっては24年3月期の営業利益120億円前後を見込むところもある。(仁) 出所:MINKABU PRESS 2022/10/05 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=菊水HD、EV関連穴株で悪目買いチャンスに  菊水ホールディングス<6912.T>は全体地合い悪のなか、6月につけた年初来安値近辺まで下押しているが、PBR0.7倍前後で配当利回りは3%を超えており、株価指標面から下値限界が近い。ここからの押し目は買い下がってみたい。電子計測器及び産業用電源装置メーカーで、高性能の直流安定化電源や電子負荷装置を得意としている。同社が手掛けるEV用電池向け耐電圧試験器は、今後成長ドライバーの役割を担う可能性がある。  23年3月期は、中国ロックダウンなどの影響で部品調達コストが上昇したこともあり、営業利益段階で前期比10%減益を見込むが、来期は増益基調に復帰する公算大。出来高流動性にやや難はあるものの、信用買い残は直近データで6万株程度とほぼ枯れた状態といってよく、反転すれば上値は軽そうだ。(桂) 出所:MINKABU PRESS 2022/10/04 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=クミアイ化、畑作用除草剤など好調  クミアイ化学工業<4996.T>に注目したい。同社は大手農薬メーカー。第3四半期(21年11月~22年7月)の連結営業利益は前年同期比50.3%増の103億4200万円と好調だった。海外向けなどに畑作用除草剤「アクシーブ剤」などが伸びたほか、円安も寄与した。22年10月期の同利益は125億円(前期比47.8%増)と最高益を更新する見込みだが、市場には130億円前後への増額観測がある。  世界的な食糧不安が高まるなか、好業績農薬株として存在感が高まっている。特に同社のアクシーブ剤は、既存製品への耐性がある雑草にも効果があり販売は好調だ。株価は6月高値1220円更新から一段高が狙える。(地和) 出所:MINKABU PRESS 2022/10/03 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=ハマキョウ、サプライチェーン再構築で注目  ハマキョウレックス<9037.T>に注目したい。同社は独立系物流一括受託(3PL)大手。世界的なサプライチェーンを含めた総合的な物流体制の見直しに伴う3PL需要の高まりを背景に、同社の23年3月期の連結営業利益は前期比7.1%増の119億円と6期連続で最高益更新が見込まれる。  株価は9月9日につけた年初来高値3335円から調整を入れたが、75日移動平均線をサポートラインに底堅い展開となっている。指標面では連結PER8倍前後、同PBR0.8倍程度と割安感があり、再び年初来高値を試す展開が期待できる。(れい) 出所:MINKABU PRESS 2022/09/30 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=ミズノ、ゴルフ事業好調で通期業績に上振れ余地  ミズノ<8022.T>は、米国を中心にゴルフクラブの販売が引き続き好調。国内ではコロナ禍でも堅調だった野球などアウトドアスポーツ用品に加え、バレーボールやラケットスポーツといったインドアスポーツ用品も回復している。  これが反映された23年3月期第1四半期(4~6月)の連結決算は、経常利益が前年同期比29.8%増の45億2500万円となり、第1四半期として過去最高を記録。通期計画の95億円に対する進捗率は47.6%に達しており、業績の上振れ余地が大きいといえそうだ。  足もとの株価は全体相場の悪地合いもあって上げ一服商状となっているが、中期トレンドを示す75日移動平均線は上昇基調を維持。PERやPBRには割安感があり、押し目は積極的に狙ってみたい。(参) 出所:MINKABU PRESS 2022/09/29 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=カルビー、値上げ効果で業績拡大へ  カルビー<2229.T>は、業績拡大期待を背景に更なる上値を目指す動きが期待できそうだ。  8月2日に発表した第1四半期(4~6月)連結決算は、営業利益が53億6300万円(前年同期比22.7%減)だった。国内ではコンビニエンスストア向けや土産用製品の売り上げが回復。海外では北米での豆系スナックの拡販効果もあったが、原材料費や動力費の高騰を吸収できなかった。  コスト高は続いているものの、業績は第2四半期で底を打ち、下期からは増益に転じるとの見方が強まっている。同社では不退転の覚悟で値上げに取り組んでおり、今期は6~7月、9~10月、11月の3回にわたって価格改定を実施する方針。第1弾の値上げでは数量減が見られなかったことから、秋以降の値上げも成功する公算が大きい。仮に数量が減少した場合でも、抑止するための緻密な商品プランも準備しているといい、強い意気込みを感じさせる。23年3月期の営業利益予想255億円(前期比1.4%増)は達成確度が高いだろう。  更に、24年3月期はコストアップを値上げで打ち返し、利益が拡大することが予想される。市場予想平均では営業利益280億円強、調査機関によっては同300億円を見込むところもあり、株価はこれを織り込む展開へ向かいそうだ。(仁) 出所:MINKABU PRESS 2022/09/28 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=enish、ブロックチェーンゲーム分野に思惑  enish<3667.T>の上値指向に注目したい。同社はスマートフォンゲームやソーシャルアプリ向けゲームの開発・運営を手掛ける。業績は15年12月期以来、前期まで7期連続の営業赤字と低迷しているが、22年12月期はゲーム部門で「進撃の巨人」が好調に推移し収益に貢献していることで、収支均衡圏までの回復が視野に入る。また、メタバース分野の有力コンテンツに位置付けられるブロックチェーンゲームの開発に注力姿勢を示しており、今後の展開に期待がかかっている。  株価は全体波乱相場においても25日移動平均線を絡め頑強な値動きをみせている。株式需給面では外資系経由の空売りが顕著で踏み上げ相場の素地を内包している。8月17日の年初来高値512円奪回を視野に入れる可能性も。(桂) 出所:MINKABU PRESS 2022/09/27 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=味の素、最高益基調の継続評価  味の素<2802.T>に注目したい。第1四半期(4~6月)の連結純利益は前年同期比25.7%増の277億3800万円となった。原料高の影響もあり、調味料や食品事業は減益だったが、半導体関連材料を手掛けるファンクショナルマテリアルズ事業などが好調に推移した。23年3月期の同利益は前期比1.7%増の770億円と最高益見通しだが、調味料や冷凍食品の値上げ効果も寄与し800億円台への増額修正期待もある。  海外の調味料・食品事業は今後、原材料コストの下落も見込め業績改善が期待されている。株価は9月には4030円まで上昇したが、業績拡大期待は強く87年3月につけた4350円の最高値更新からの一段高が期待できる。(地和) 出所:MINKABU PRESS 2022/09/26 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=スター精、工作機械の販売好調で円安メリットも  スター精密<7718.T>はCNC自動旋盤などの工作機械が主力事業。22年12月期通期の連結経常利益は前期比42.4%増の111億円が見込まれている。  足もとでは世界的に旺盛な設備投資需要を背景にCNC自動旋盤の販売が伸びており、米国で医療関連を中心に幅広い業種で伸長しているほか、欧州やアジアでは自動車関連向けなどが好調だ。また、為替の円安メリットもあり、8月9日に発表した第2四半期累計の連結経常利益は前年同期比2.1倍の59億7100万円(従来予想は45億円)に上振れ着地した。なお、第3四半期以降の前提為替レートは1ドル=110円から125円に、1ユーロ=125円から130円に変更している。  株価は9月12日に年初来高値1858円をつけ、その後は調整局面となっているが、PERやPBRには割安感があり、押し目は拾い場と捉えたい。(参) 出所:MINKABU PRESS 2022/09/22 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=バンナムHD、トイホビー事業の好調続く  バンダイナムコホールディングス<7832.T>は、8月19日に年初来高値1万1190円をつけたあと調整しているが、調整一巡感から反騰機運が高まりつつある。  以前の同社はモバイルゲームを中心としたゲーム事業が業績ドライバーだったが、近年ではトイホビー事業におけるハイターゲット商材(プラモデルやフィギュアなど大人層向け商材)の伸長が注目されている。8月5日に上期(4~9月)連結業績予想について、営業利益を460億円から720億円(前年同期比16.6%増)へ上方修正したが、要因としてデジタル、トイホビー、アミューズメントの各事業が好調に推移していることを挙げている。特に「機動戦士ガンダム」シリーズのプラモデル(ガンプラ)やコレクターズフィギュアなどが好調。トレーディングカードゲームも人気だ。  同社では23年3月期通期業績予想について、営業利益1000億円(前期比20.3%減)の従来予想を据え置いている。下期に家庭用ゲームの大型タイトルの発売や年末年始商戦があるほか、新型コロナウイルスの感染拡大などの不透明要因があるためとしているが、トイホビー事業の力強さから、保守的との見方が一般的。10月に「機動戦士ガンダム 水星の魔女」「チェンソーマン」のテレビ放送が開始されることもプラスに働く。市場予想では今期の営業利益は1300億円台が見込まれている。また、今年3月に発表した「ガンダムメタバース」の始動もガンプラの新たな遊び方が提供されることで、将来的に更なる人気の高まりにつながろう。(仁) 出所:MINKABU PRESS 2022/09/21 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=コジマ、白物家電注力で利益率向上し指標面は超割安  コジマ<7513.T>の戻り足が鮮明でこの動きに乗ってみたい。郊外型の家電量販店だが、ビックカメラグループの傘下で経営再建を果たしている。売り場改革など合理化努力が発現しており、冷蔵庫、洗濯機など採算性の高い白物家電の重点販売で利益率は改善傾向にある。業績面では22年8月期は巣ごもり特需の反動が逆風となっているものの、今年4月に通期営業利益見通しを期初予想の50億円から83億円に大幅増額していることは評価される。PER、PBRなど株価指標面から割安感が際立つ。  株価は9月に入って急速な調整を強いられたが、7日に十字足で589円の安値をつけた後リバウンドに転じており、連日で陽線を形成し上値指向の強さを明示。上向きの13週・26週移動平均線を早晩上抜け、700円台を目指す展開が期待される。(桂) 出所:MINKABU PRESS 2022/09/20 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=クロスキャト、キャッシュレス決済関連で存在感高まる  クロスキャット<2307.T>に注目したい。ソフトウェア開発が主力でノンバンクや金融関連向けに強みを持ち、足もとの業績も好調に推移している。8月3日に発表した23年3月期第1四半期(4~6月)の連結営業利益は前年同期比3.1倍の3億8000万円だった。政府は給与をデジタルマネーで受け取る制度を来春にも解禁する方向にあり、キャッシュレス決済の加速が見込まれるなか、同社の収益環境には強い追い風が吹いている。  会社側は今期営業利益を前期比3.6%増の11億5000万円と2期連続で最高益更新を見込んでいるが、市場では更に増益幅が広がるとの見方も出ている。株価は年初来高値圏にあるが、業績拡大を評価する買いが一段と本格化しそうだ。(れい) 出所:MINKABU PRESS 2022/09/16 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=フジプレアム、太陽光発電関連として要マーク  フジプレアム<4237.T>は、精密貼合技術を活用した薄型テレビ用光学フィルターなどの製造・販売が主力。また、太陽電池にも注力しており、東京都の小池百合子知事が住宅などへの太陽光発電の設置義務化を目指す方針を掲げていることから関連銘柄としてマークしておきたい。  足もとでは環境住空間及びエンジニアリング部門が好調で、8月8日に発表した23年3月期第1四半期(4~6月)の連結経常利益は前年同期比2.7倍の2億8500万円で着地。通期計画の7億5200万円に対する進捗率は37.9%と順調なスタートを切っている。  株価は75日移動平均線を支持ラインに下値を切り上げる展開。短期トレンドを示す25日移動平均線は上昇基調にあり、5月につけた年初来高値411円奪回からの一段高が期待される。(参) 出所:MINKABU PRESS 2022/09/15 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=タカラトミー、今期予想の達成確度高い  タカラトミー<7867.T>は、調整一巡感から再騰機運の高まりが期待できる。1300円台の株価には見直し余地があろう。  8月9日に発表した第1四半期(4~6月)連結決算で、営業利益が16億6500万円(前年同期比22.5%減)となった。海外拠点での物流費の上昇、国内玩具のプロダクトミックスや為替の影響で原価率が悪化したことなどが影響した。  ただ、23年3月期通期業績予想は、営業利益120億円(前期比2.8%減)の従来見通しを据え置いた。トレーディングカードゲーム「デュエル・マスターズ」が発売20周年を迎え販売が堅調に推移しているほか、第1四半期に堅調だった「トランスフォーマー」の海外向け輸出やタカラトミーアーツが展開するアミューズメントマシン及びガチャの人気が継続する見通し。「トミカ」のアニメ配信開始も寄与しよう。  更に7月に続き、9月1日出荷分から一部商品の値上げを実施したことも業績に寄与する。会社予想の達成は確度が高く、過度の警戒感は不要だろう。(仁) 出所:MINKABU PRESS 2022/09/14 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=明星工、LNG案件活発で見直しへ  明星工業<1976.T>は熱絶縁工事で高い実績を持つ建設工事会社で、LNG工事では国内首位。原油価格は夏場以降に下落基調となっているものの、それでも1バレル=80ドル台はここ数年来でみても高値水準といえ、原油価格に連動してLNG価格も高値圏にある。特にロシアからのガスパイプラインが停止している欧州では、エネルギーコストの上昇が顕著で、LNGプラント案件の引き合いが急増している。そうしたなか、同社は海外LNG出荷基地工事で高い競争力を有しており、今後は中期的な収益機会の拡大が見込める状況だ。  23年3月期は売上高が前期比7.5%増の520億円予想、営業利益は強含み横ばいの54億円を予想するが、受注残が増勢基調をたどるなか、来期以降は増益トレンドを確保できそうだ。株価指標面ではPER、PBRともに割安感が強い。信用買い残も枯れた状態にあり、8月25日につけた年初来高値770円奪回が視野に入る。(桂) 出所:MINKABU PRESS 2022/09/13 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=ロート、今期業績は再増額修正も  ロート製薬<4527.T>に注目したい。大衆向け目薬の最大手で、スキンケア製品などが好調だ。第1四半期の連結営業利益は前年同期比37.8%増の83億200万円と同期として最高益を記録。高額目薬やスキンケアの「肌ラボ」「メラノCC」などが伸びた。23年3月期の連結営業利益は従来予想の280億円を300億円(前期比2.2%増)に増額修正し、配当も従来予想から3円増の年40円に修正している。  市場には、今期業績予想はなお保守的として320億円前後への再増額修正の観測が浮上している。海外事業も好調で為替の円安も追い風だ。株価は8月につけた最高値4495円更新からの一段高が見込める。(地和) 出所:MINKABU PRESS 2022/09/12 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=東京エネシス、顧客基盤が強みの原発関連有力株  東京エネシス<1945.T>は、発電所の建設・メンテナンスや電気設備工事を手掛ける総合エンジニアリング企業。火力や原子力、水力発電向け事業を主力とし、主要顧客に三菱重工業<7011.T>と、筆頭株主でもある東京電力ホールディングス<9501.T>の2社を持つ点がポイント。政府が原発の再稼働や新増設、次世代原発の開発を後押しする姿勢をみせるなか、これが事業環境に追い風になるとの見方から同社株には投資家の熱い視線が注がれている。  直近の4~6月期決算は好調だった。火力発電設備の保修など大型建設工事の増加が寄与し、売上高は前年同期比76%増の189億9400万円、最終利益は前年同期の赤字から3億3900万円の黒字に転換した。通期は10%増収、最終71%増益の見通し。柏崎刈羽原発6、7号機の施工不良に伴う特別損失の影響がほぼなくなり、大幅な最終増益となる見込みだ。  同社株は、マーケットでは原発関連有力株に位置づけられており、政府の原発政策を巡る報道で株価を動意させることも少なくない。株価は今年に入って概ね900~1100円のレンジで推移しており、足もとは25日・75日・200日の各移動平均線が集まる1000円トビ台でしっかりの展開。株価指標面でPBR0.5倍前後、配当利回り2%台後半と割安感が強く、株価の水準訂正余地は大きい。(イ) 出所:MINKABU PRESS 2022/09/09 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=オーナンバ、主力のワイヤーハーネス好調で株価に割安感も  オーナンバ<5816.T>は民生用ワイヤーハーネスの大手。22年12月期通期の連結業績は売上高が前期比6.9%増の395億円、経常利益が同39.8%増の18億円と予想されている。  自動車・産業機器用製品や環境関連システム製品などの新規開拓を図っていることや、原材料の確保とグローバルでの生産体制及び供給体制の強化に積極的に取り組んでいることが功を奏し、主力のワイヤーハーネス部門を中心に売り上げが伸びる見通し。また、利益面では原価低減活動や販管費の抑制、製品価格の改定が寄与する見込みだ。  株価は8月22日に年初来高値となる610円まで上昇し、その後は上げ一服商状。ただPERやPBRには割安感があり、押し目は拾い場と捉えたい。(参) 出所:MINKABU PRESS 2022/09/08 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=エンジャパン、既存事業好調で今期は上振れの公算大  エン・ジャパン<4849.T>は、23年3月期業績に上振れの公算が大きく、株価はこれを織り込む動きへと向かいそうだ。  8月10日に発表した第1四半期(4~6月)連結決算は、営業利益が18億200万円(前年同期比22.0%減)となった。一部費用の期ずれの影響が5億円程度あるとみているものの、このことを織り込んでも想定を上回った。  注目は既存分野の好調だ。同社では、HRテックの「engage」と人財プラットフォームの「AMBI」「ミドルの転職」を投資事業として収益化に取り組む一方、国内求人サイトや人材紹介、海外事業を既存事業と位置づけ収益の基盤としており、27年3月期に営業利益240億円を目指す中期経営計画の前半では先行投資を優先させる方針。そのため、23年3月期は営業利益30億8500万円(前期比68.0%減)と大幅減益を見込み、第1四半期も減益を余儀なくされたが、既存事業は採用需要の堅調を受けて国内求人サイトや人材紹介が好調に推移。海外事業もインド、ベトナムの業績が順調に拡大した。  会社側では、新型コロナウイルスの感染再拡大など先行き不透明要素があるとして通期予想を据え置き、上期時点で修正を検討するとしており、上方修正の公算は大。調査機関のなかには今期の営業利益を60億円、来期は同70億円を見込むところもある。(仁) 出所:MINKABU PRESS 2022/09/07 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=ハナツアーJ、リオープン関連で上昇トレンド開花  HANATOUR JAPAN<6561.T>は5日移動平均線を絡め上値追い態勢を明示、25日・75日移動平均線のゴールデンクロスも接近しており、要マークといえる。インバウンド専門の旅行会社で、コロナ禍が一巡し足もとで風向きが追い風に変わっていることに注目したい。目先的には今週7日から海外からの入国者数の上限が1日当たり5万人に引き上げられることが株価を刺激する。インバウンド需要によって国内で消費機運が高まることは必至だが、同社は団体客を対象とする手配業務のほか、バスやホテル運営などを手掛けており、収益環境は様変わりしそうだ。  株価は6月6日に1872円の年初来高値をつけた後、新型コロナウイルスの感染再拡大を背景に1000円前後まで売り込まれた。しかし、8月23日に急動意して以降はリベンジ相場に突入、順調に下値切り上げトレンドを形成している。発行株数が1200万株程度と小型で、しかも浮動株比率は14%程度しかない。品薄感が株価上昇を後押しする。(銀) 出所:MINKABU PRESS 2022/09/06 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=鴻池運輸、コロナ前の利益水準更新へ  鴻池運輸<9025.T>に注目したい。同社は、物流に加え顧客の工場内での工程請け負いやプラント設備機器の据え付けなども展開している。第1四半期(4~6月)の連結営業利益は前年同期比12.2%増の34億4100万円とコロナ禍前の19年3月期同期の利益水準を超えてきた。同社が手掛ける空港関連事業などが堅調だ。今23年3月期予想の同利益110億円(前期比6.9%増)は120億円前後へ増額期待が出ている。  今期は18年3月期に記録した最高益(110億6700万円)を5期ぶりに更新することが見込めそうだ。株価は業績拡大を背景に上昇基調を強めており、先行き昨年9月高値1496円更新からの一段高が見込める。(地和) 出所:MINKABU PRESS 2022/09/05 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=KeePer、あらゆる自動車関連企業にビジネス拡大へ  KeePer技研<6036.T>はカーコーティング材料の製造・販売を行っているほか、サービスショップを直営及びフランチャイズ(FC)で展開。23年6月期通期の単独経常利益は前期比26.3%増の54億6300万円が見込まれている。  従来からのガソリンスタンド業界など車のアフターマーケットでの売り上げに加え、カーメーカーやカーディーラーといった新車マーケットや中古車販売店など、あらゆる自動車関連企業にビジネスを拡大する計画。また、女性顧客の獲得にも注力する構えで、その戦略の一環として“キレイ”と“楽する”が両立できる新サービス「フレッシュキーパー」を展開する。  株価は8月16日に上場来高値4585円をつけたあとは一服商状となったが、25日移動平均線を足場に仕切り直しの気配。中期トレンドを示す75日移動平均線が上昇基調を維持していることもあり、上値を試す展開が期待できそうだ。(参) 出所:MINKABU PRESS 2022/09/01 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=ジェイエイシ、好環境下で業績拡大期待高まる  ジェイエイシーリクルートメント<2124.T>は、業績拡大期待を背景に更なる上値への期待感が強く、上昇一服場面は拾い場と考えたい。  同社は国際人材採用に強みを持つ人材紹介の準大手。8月10日に発表した上期(1~6月)連結決算は、営業利益が39億1100万円(前年同期比18.6%増)となり、従来予想を約8億4000万円上回って着地した。顧客企業全般における求人意欲の高さを背景に、国内人材紹介事業が引き続き好調だったほか、海外事業と国内求人広告事業も想定以上に市況の回復が進んだことが要因。売上高は上期として過去最高を更新した。  好環境のもと、テレビCMを中心とした積極的な広告宣伝投資により、求人登録者数が前年同期比で約2割増加したうえ、コンサルタントの教育体制強化などが奏功し、成約単価も上昇。また、上期末のコンサルタント数は前年同期比16.7%増の929人と計画通りに増加した。これらは今後の業績に貢献するとみられている。  上期業績は計画を上回ったものの、会社側では広告宣伝費の未消化分の下期計上や景気下振れリスクなどを理由に、22年12月期業績予想は営業利益61億9900万円(前期比6.5%増)の従来見通しを据え置いた。ただ、求人マーケットの状況から、過度の懸念は不要とみられる。また、同社はこれまでも第3四半期決算発表時に通期業績予想や配当予想を修正するケースが多く、上方修正の公算は大きい。調査機関の中には今期営業利益72億円、23年12月期同92億円を予想するところもある。(仁) 出所:MINKABU PRESS 2022/08/31 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=インテリW、クラウドサービスの離陸で4ケタ大台視野  インテリジェント ウェイブ<4847.T>は8月後半から戻り足を明示、早晩8月4日につけた年初来高値909円奪回から4ケタ大台乗せを視野に入れる展開となろう。金融システム構築で高い実績を持ち、カード決済システムでは、大手クレジットカード会社を顧客にトップクラスのシェアを誇る。また、情報漏洩対策などのセキュリティー分野も強く、エンドポイントセキュリティーやクラウドセキュリティー管理ソリューションなどで需要を開拓している。  業績も増収増益路線をまい進しており、今後はクラウドサービスの離陸本格化などで成長力を高めそうだ。営業利益は22年6月期の34%増益に続き、23年6月期も2割近い伸びで18億円を見込んでいる。これは02年6月期に記録した18億5400万円の過去最高利益にあと一歩に迫る水準で、計画から上振れて21年ぶりのピーク更新となる可能性も十分だ。また、株式需給面でも信用買い残は軽く狙い目となる。(銀) 出所:MINKABU PRESS 2022/08/30 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=THK、産業機器向け伸び増額期待も  THK<6481.T>に注目したい。同社は、工作機械向け部品を手掛け、特に直動システムのLMガイドで世界最大手の実績を持つ。第2四半期(1~6月)の連結営業利益は前年同期比88.9%増の209億500万円と大幅増益だった。産業機器事業が半導体関連や電気自動車(EV)向けなどに好調。22年12月期の同利益は前期比42.1%増の430億円の見通しだが、市場には460億円近辺への増額修正期待が出ている。  新型コロナウイルス感染拡大に伴う中国ロックダウン(都市封鎖)の影響は限定的で業績回復に安心感が出ている。為替の円安も追い風であり、業績拡大を評価する格好で株価は1月につけた年初来高値3070円更新からの一段高が狙える。(地和) 出所:MINKABU PRESS 2022/08/29 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=松屋、水際対策緩和でインバウンド需要回復に期待  松屋<8237.T>に注目。水際対策の見直しなど、政府による新型コロナウイルス規制の緩和が進んでおり、株式市場ではインバウンド需要回復への期待が高まっている。こうした流れを追い風に、同社株に向けられる視線も今後一段と強まることが予想される。  今23年2月期は、3期ぶり営業黒字となる5000万円を見込む。固定資産譲渡に伴う特別利益の計上に伴い、最終利益ベースでは前期比4.4倍の44億円となる見通しだ。直近実績である3~5月期業績は、営業損益、最終損益とも前年同期と比べ赤字幅縮小で着地。まん延防止等重点措置の解除に伴う消費マインドの復調を背景に、企画開催などの各種取り組みが奏功した。  株価は3月安値を起点に下値を切り上げる展開を続けており、足もとは800円台半ばで推移している。目先は6月9日につけた年初来高値996円の奪回、その次は昨年9月高値の1197円を目指す動きが期待される。(イ) 出所:MINKABU PRESS 2022/08/26 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=西尾レント、堅調な業績を手掛かりにボックス圏から上放れへ  西尾レントオール<9699.T>は建機などのレンタル事業を展開。8月3日に発表した22年9月期第3四半期累計(21年10月~22年6月)の連結決算は、経常利益が前年同期比13.9%増の104億9300万円で着地した。  道路・土木関連分野では高速道路の集中工事を中心とした交通インフラの整備工事の需要が継続したほか、建築・設備関連分野も高速道路の橋梁補修点検工事や物流倉庫の新設工事向けなどが堅調。都市開発工事向けやバイオマス発電所の新設・定修工事向けの売り上げが伸長したことも寄与した。  株価は2900円近辺で上値が抑えられるボックス圏での推移が続いていたが、足もとでは上放れをうかがう動き。PERやPBRには割安感があり、まずは昨年6月につけた3300円台を目指す動きが期待できそうだ。(参) 出所:MINKABU PRESS 2022/08/25 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=ソラスト、3本柱がそろって順調  ソラスト<6197.T>は、6月17日につけた年初来安値630円を底に反発基調にあるが、昨年10月以降の下落に対する戻りは3分の1にも満たず、戻りを試す展開の継続が期待できる。  同社は、医療事務をはじめとする医療関連受託事業と在宅介護分野を中心とした介護事業、保育所の運営を行うこども事業が3本柱。8月10日に発表した第1四半期(4~6月)連結決算で、営業利益は14億8300万円(前年同期比7.7%減)と減益となった。介護職員・保育士などの処遇改善支援補助金事業に基づく処遇改善費用の計上やスマートホスピタル事業への先行投資などが主な要因で、売上高は医療関連受託、介護及びこどもの各事業が堅調に推移し、前年同期比10.2%増の320億5900万円だった。  特に、第1四半期では、介護事業のデイサービスの利用控え傾向の底打ちがみられたことや、医療関連受託事業でPCR検査業務受託などの特需が継続していることが貢献。コロナ特需は今後影響は薄れることが予想されるが、病院の効率化ニーズを背景に医療関連受託事業は今後も需要増加が見込まれるほか、デイサービスの利用者増加基調も続きそう。こども事業では、前期に取得した子会社3社の通年寄与もあり、業績を押し上げる。  23年3月期は、人員配置最適化などによる収益性向上効果もあり、営業利益67億8000万円(前期比7.3%増)を見込む。来期については、調査機関のなかには77億円弱を見込むところもあり、増益基調継続が期待されている。(仁) 出所:MINKABU PRESS 2022/08/24 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=ポート、メタバース分野の取り組みや提携施策に期待  ポート<7047.T>は好決算を受けた急騰の反動で足もと調整しているが、押し目は拾い場とみたい。  同社はネットメディアを運営。就活サイト「キャリアパーク」などの人材系メディアをはじめ、カードローン情報サイトや電力・ガス比較サイトなど、幅広い分野のメディアを手掛けている。事業拡大が進んでおり、4~6月期は営業13倍増益と業績高変化を遂げた。通期も大幅増益が予想されており、過去最高益を更新する見通しだ。  就活相談サービス「就活メタバース」を提供するなど、メタバース分野での取り組みに注力している点がポイント。また、業容拡大に向けて提携施策を積極化させている点も注目で、同社の今後の動向からは目が離せない。(イ) 出所:MINKABU PRESS 2022/08/23 10:00

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