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28日の株式相場見通し=底堅さ発揮か、配当権利落ちも押し目買い

配信日時:2024/03/28 07:59 配信元:MINKABU
 28日の東京株式市場は戻り売り圧力が意識されるなかも主力株をはじめ広範囲に根強い買いが流入し、日経平均株価は4万円トビ台で底堅さを発揮しそうだ。前日の欧州株市場では主要国の株価指数がほぼ全面高様相となり、独DAXは7日続伸し最高値街道を走っている。米国株市場でも前日はNYダウが500ドル近い上昇で史上最高値に肉薄した。ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数も高く、機関投資家がベンチマークとして重視するS&P500指数は最高値を更新した。FRBが年央の利下げに動くとの思惑や、米経済のソフトランディング期待が個別株の物色意欲に反映されるなか、四半期末を控えたポジション調整の売り圧力が一巡し、押し目買いが優勢となった。ダウは直近3営業日で500ドルの下落を示したが、その下げ分をほぼ埋める形となっている。欧米株高を受けて東京市場でも強気優勢の地合いとなることが予想されるが、きょうは配当権利落ちに伴う下げ圧力が働くことで、その分上値は重くなる。前日は外国為替市場で一時1ドル=152円近辺まで約34年ぶりの円安水準となったことが株高を後押ししたが、為替介入への思惑から足もとで円は買い戻されており、株価に対する浮揚効果も見込みにくい局面となっている。  27日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比477ドル75セント高の3万9760ドル08セントと4日ぶり急反発。ナスダック総合株価指数は同83.822ポイント高の1万6399.521だった。  日程面では、きょうは日銀金融政策決定会合の主な意見(3月18~19日開催分)、2月の建機出荷など。海外では、2月の豪小売売上高、3月の独失業率、週間の米新規失業保険申請件数、10~12月期米実質国内総生産(GDP)確定値、3月の米シカゴ購買部協会景気指数、3月の米消費者態度指数(ミシガン大学調査・確報値)、2月の米仮契約住宅販売指数など。 出所:MINKABU PRESS

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