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みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=アルチザ、通信事業者による5Gの研究開発や設備投資が追い風  アルチザネットワークス<6778.T>はモバイルネットワークソリューション(移動体通信関連)が主力事業。国内大手通信事業者が2020年3月に5Gの商用サービスを開始し、積極的な研究開発や設備投資を続けていることが追い風となっている。  こうしたなか、3月3日には22年7月期通期の連結経常利益予想を従来の8億8400万円から13億8400万円(会計基準変更のため前期との比較なし)に上方修正。売上高予想は従来通り45億円で据え置いたが、採算面で寄与度の高いモバイルネットワークソリューションの国内向け販売でソフトウエア製品の占める割合が上昇し、売上総利益が増加することが利益面に寄与するとしている。  株価は3月4日に直近高値1380円をつけたあとは上げ一服商状となっているが、足もとでは25日移動平均線と75日移動平均線とのゴールデンクロスが視野に入り、仕切り直しの様相となっている。(参) 出所:MINKABU PRESS 2022/03/17 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=バイセル、toC販売強化による利益率改善に期待  BuySell Technologies<7685.T>が、2月24日安値2163円を底に出直り基調へと向かい始めている。  同社は、着物や貴金属などの高価格品を自宅に訪問して買い取り、買い取った商品を古物市場やオークションで卸販売している。2月14日に発表した21年12月期連結業績は、22年12月期以降のtoC販売比率向上を狙った在庫の戦略的な繰り越しで売上高は247億8900万円(前の期比67.9%増)と計画(252億円)未達となったものの、経常利益は22億9500万円(同2.5倍)と計画(22億円)を上回って着地した。  22年12月期業績予想は、足もとで出張買取へのニーズが高まっていることから人材採用を大幅に増やす予定だが、toC販売強化による利益率改善が期待でき、売上高325億円(前期比31.1%増)、経常利益30億4000万円(同32.4%増)を見込む。24年12月期に売上高465億円、経常利益60億円を目指す中期経営計画を進行中だが、バイセル単体とタイムレス社の既存事業のオーガニック成長による目標数字で過大感はなく、達成は十分に可能だろう。(温羅) 出所:MINKABU PRESS 2022/03/16 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=星和電、多孔質炭素材料開発と指標面でも超割安圏で見直しへ  星和電機<6748.T>の500円絡みは底値買い対象として面白そうだ。同社は高速道路の情報表示システムをはじめとする情報機器のほか、プラント関連の防爆照明機器、また電磁ノイズを遮断する製品の開発などを手掛け、高い技術力に定評がある。  今年1月に岡山大学や関西学院大学などと共同で多孔質炭素材料の開発に成功したと発表した。同材料は電気二重層キャパシタの電極に用いることで高容量化を実現、今後はエネルギー貯蔵デバイス電極材料や燃料電池触媒担体の開発につながるものとして、期待がかかっている。  株価はこの発表を受けて急騰したが、その後は全体相場の波乱もあって“往って来い”の状態となっている。しかし、時価予想PERが7倍台で、PBRは0.5倍前後と超割安圏にあり、テクニカル的にも5日・25日移動平均線のゴールデンクロスが接近しているタイミングにあるだけに、ここは買い好機に映る。(桂) 出所:MINKABU PRESS 2022/03/15 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=野村総研、調整一巡から再浮上機運  野村総合研究所<4307.T>に注目したい。同社はシステム構築大手で、金融や流通に強みを持つ。ウクライナ危機による地政学リスクからの影響は小さく、株価には再評価機運が膨らんでいる。デジタルトランスフォーメーション(DX)需要の拡大で22年3月期の連結営業利益は前期比31.3%増の1060億円と最高益の見込み。23年3月期の同利益も1180億円前後と連続増益が予想されている。  軟調相場が続くなか、同社株も昨年12月の5170円から2月安値3685円まで3割近い下落を経て、反発機運が強まっている。DX関連の有力株として調整一巡からの反騰が見込め、再び5000円を目指す展開に移ろう。(地和) 出所:MINKABU PRESS 2022/03/14 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=ワイエイシイ、好業績・割安で好チャートも光る  ワイエイシイホールディングス<6298.T>に注目したい。年初からの全体下げ相場に抗し、チャートの形も崩れていない。同社は各種自動化機器の中堅で、直近10日には人工透析装置や自動紙包装機など新製品3品を2022年度から本格投入することを明らかにしており、今後の業績貢献への期待が高まる。  今年1月に22年3月期営業利益見通しの上方修正を発表し、前期比2.5倍の18億円を予想。足もと、サプライチェーンの混乱や部材・物流費高騰の影響があるものの、引き続き半導体や自動車、5G分野向けの旺盛な需要を背景に業績は好調だ。あわせて配当予想の増額も発表し、年36円(前期20円)とする方針を示した。  株価は昨年末に上げ足を強め、今年に入ってからは1000円近辺を横に走る200日移動平均線をサポートにしっかりの展開。2月にはマグネシウム電池の量産体制整備に着手したことを明らかにし、これを受けて1346円の高値をつけている。業績好調に加え、PBR1倍割れで配当利回りは3%台、なおかつ全体相場にツレ安しておらず、いまの地合いのなかで投資妙味が際立っている。(イ) 出所:MINKABU PRESS 2022/03/11 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=メドレー、顧客事業所数の最大化とARPUの改善に注力  メドレー<4480.T>は、医療ヘルスケア領域向け人材採用システムなどを運営する「人材プラットフォーム事業」が主力。また、オンライン診療システムや診療所向け電子カルテなどを展開する「医療プラットフォーム事業」も手掛けている。  医療ヘルスケア業界は慢性的な人材不足という課題を抱えているほか、医療の複雑化でデジタル活用の必然性が高まっている。こうしたなか、同社は顧客事業所数の最大化とARPU(顧客事業所当たりの売上額)の改善を基本戦略として掲げ、22年12月期通期の連結経常利益は前期比21.1%増の9億円を見込んでいる。  株価は調整局面が続いているが、マザーズ市場の地合いが改善すれば好業績が改めて見直されそうで、ここは仕込み好機と捉えたい。(参) 出所:MINKABU PRESS 2022/03/10 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=エムスリー、業績拡大期待強く下値拾い好機  エムスリー<2413.T>は、昨年10月下旬以降の株価下落で過度な成長期待が修正されたとの見方が強まっており、時価水準は下値拾いの好機ととらえたい。  同社は、国内医師の大部分が会員登録する日本最大級の医療従事者専門サイト「m3.com」の運営が主な事業。会員に医療情報などを無料で提供する一方、会員基盤を利用した製薬会社向けマーケティング支援や治験支援などで収益を得ている。  足もとでは、製薬会社向けのマーケティング支援が順調に拡大しており、従来のコンテンツ収入中心からコンサルティング重視へのシフトが進むことで高付加価値化につながり、中期的な成長に貢献する見通し。これら製薬分野のデジタルトランスフォーメーション(DX)に加えて、医療現場のDX化も電子カルテの導入拡大などにつながる。  足もとは先行的な人員増強が収益を圧迫しているものの、業績拡大期待は強く、これが株価を押し上げよう。(仁) 出所:MINKABU PRESS 2022/03/09 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=オリンパス、内視鏡世界トップで成長性再評価へ  オリンパス<7733.T>は、全体相場の波乱に巻き込まれ目先大きく水準を切り下げているが、上場来高値から2割以上下押した時価2100円近辺は買い場と判断される。  内視鏡で世界トップシェアを有し、ニッチトップ企業としてマーケットの注目度が高い。22年3月期第3四半期は、新型コロナウイルスの影響が一巡し、病院での検査ニーズが高まったことを背景に内視鏡が好調に伸びて、収益を押し上げる形となった。営業利益段階で前年同期比68%増の1089億円と高変化を示している。また、通期営業利益は前期比76%増の1440億円を見込んでおり、08年3月期以来の過去最高利益更新が濃厚だ。  株価は昨年11月8日に上場来高値2741円をつけたが、足もとの業績もさることながら、今後の成長性を評価して買われていた部分も大きい。成長性という観点ではその時と現在で何ら変化はなく、早晩見直し買いが期待できる。(桂) 出所:MINKABU PRESS 2022/03/08 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=しまむら、低価格路線を再評価  しまむら<8227.T>に注目したい。同社は低価格のファッション衣料店を全国展開している。既存店の月次販売が好調で、昨年11月以降は前年同月比でプラス基調を継続。今年1月は10.7%増、2月は5.1%増を記録している。全国各地で強い冷え込みが続いたことなどが追い風となった。22年2月期の連結営業利益は前期比20.1%増の456億8400万円の見込みだが、市場には470億円前後への増額観測もある。  全体相場が軟調となるなか、株価は1万円近辺で底堅く推移。食品の値上がりなどで節約志向が強まるなか、同社の低価格路線は再評価されそうだ。株価は、昨年9月高値1万960円更新からの一段高が見込める。(地和) 出所:MINKABU PRESS 2022/03/07 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=カワチ薬品、生活防衛関連として注目集める  カワチ薬品<2664.T>に注目したい。同社は北関東・東北にドラッグチェーンを展開。円安・資源高を背景にインフレ懸念が強まるなか、安さや品揃えを売りにしている生活防衛関連株として存在感が高まっている。  1月に発表した22年3月期第3四半期累計(21年3月16日~12月15日)の連結業績で、純利益は46億3400万円(前年同期比25.8%減)となったが、通期計画に対する進捗率は80%と順調に推移している。  巣ごもり需要が一巡し今期は減益見通しにあることで、株価も昨年5月以降は2100~2400円のボックス圏推移を続けてきた。しかし、ここにきてボックス圏上限をブレークする動きをみせている。足もとでは上昇基調を強めているが、PER9倍台、PBR0.5倍台と割安感が強く再評価の余地は大きい。(れい) 出所:MINKABU PRESS 2022/03/04 10:04 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=セルム、中期経営計画を前倒し達成へ  セルム<7367.T>は企業内研修や人材・組織開発コンサルティングなどを展開。足もとではコロナ禍で昨年度に実施が見送られていた階層別研修やミドルマネジメント研修を受注するケースが増えているほか、アフターコロナを見据えた企業の戦略投資ニーズが高まっている。  こうしたなか、2月10日に発表された22年3月期第3四半期累計(21年4~12月)の連結決算は、営業利益が前年同期比2.6倍の7億900万円で着地。通期計画(7億2100万円)に対する進捗率は98.3%となった。24年3月期の営業利益目標を7億1000万円とする中期経営計画は前倒しで達成される見通しで、修正計画を通期決算時に発表する予定だ。  株価は1月28日につけた上場来安値684円で底入れ。25日移動平均線と75日移動平均線とのゴールデンクロスが視野に入るなどテクニカル妙味が高まっている。(参) 出所:MINKABU PRESS 2022/03/03 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=アウトソシン、OTTOが中期成長に貢献  アウトソーシング<2427.T>が底値圏でのもみ合いから上放れの気配をみせている。  2月18日に発表した22年12月期連結業績予想は、上期は営業利益105億円(前年同期比9.7%減)と減益を予想しているものの、通期では同320億円(前期比32.3%増)と大幅増益を見込む。国内製造系アウトソーシング事業で、前期からの自動車メーカーの減産の影響が続くとみているものの、第2四半期には解消される見通し。国内技術系アウトソーシング事業も多くの産業でエンジニアニーズが引き続き高く受注の好環境が続く。採用コストの増加も予想されるが、それを考慮しても下期からの業績急回復は期待が持てる。  また、2018年に連結子会社化したオランダOTTOグループも主力のeコマース物流向け派遣が好調に推移している点にも注目。OTTO社に関しては1月に残余株式を追加取得したことから今後の機動的な事業展開にも期待でき、中期成長に貢献しよう。23年12月期には営業利益390億円台、24年12月期には同450億円台を予想する調査機関もある。(仁) 出所:MINKABU PRESS 2022/03/02 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=湖北工業、ニッチトップの典型で成長期待膨らむ  湖北工業<6524.T>は戻り足鮮明、5日・25日移動平均線のゴールデンクロス示現で一段の上値追いが期待され、7000円近辺は強気に対処したい。同社は昨年12月21日に東証2部市場に新規上場したニューフェースで、光海底ケーブル(光ファイバー)向け光部品・デバイスとアルミ電解コンデンサー用のリード端子の製造販売を二本柱とするユニークな企業だ。  ここ数年の業績推移をみると20年12月期の営業利益が前の期比74%増の25億7700万円、そして21年12月期はそこから更に60%増益の41億2600万円と急拡大を果たした。22年12月期については前期比4.5%増の43億1100万円予想と伸びが鈍化する見通しながら、成長の踊り場として捉えられる。特定分野で高シェアの商品を展開するニッチトップ企業として、中期的な収益成長への期待は強い。  株価は1月12日に9550円の高値をつけた後大幅な調整を強いられたが、2月18日のザラ場安値4770円で底入れを確認、1月末の戻り高値7480円を通過点に中勢8000円台への戻りが有力視される。(桂) 出所:MINKABU PRESS 2022/03/01 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=クレハ、車載電池向け樹脂が好調  クレハ<4023.T>に注目したい。同社は今月初旬に22年3月期の連結営業利益を従来予想の195億円から230億円(前期比33%増)に増額修正した。車載リチウムイオン電池の正極材に使うフッ化ビニリデン樹脂(PVDF)や、樹脂製品事業の「NEWクレラップ」などが好調だ。特に、同社は電気自動車(EV)用などで伸びるPVDFでは世界シェア4割を誇り、中国や韓国電池メーカー向けの需要が拡大している。  市場には、来期の同利益は260億円前後への連続増益予想が出ている。全般相場が軟調となるなか、株価は高値圏で推移。今期予想連結PER10倍台と再評価余地は大きく、先行き1万円乗せが見込める。(地和) 出所:MINKABU PRESS 2022/02/28 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=サワイGHD、全体波乱相場のなか医薬品株に強み  サワイグループホールディングス<4887.T>は後発医薬品大手。前身となる沢井製薬の単独株式移転により昨春設立された。ここ全体相場は、ウクライナ情勢を巡って不安定な値動きを余儀なくされているが、こうした場面で底堅さを発揮するディフェンシブ銘柄、なかでも医薬品株に注目したい。  同社の21年4~12月期決算は営業利益が239億3600万円(前年同期228億5000万円)で着地、通期計画の264億円に対する進捗率は9割に達している。薬価改定や他社の供給停止に伴う出荷調整があったものの、製品の売り上げ増加などが寄与し堅調に推移した。  株価は昨年11月に上期決算を受けて大きく下落し、その後は4200~4600円のレンジでもみ合いを続けている。年130円(中間・期末各65円)の配当を見込んでおり、足もと利回りは3%前後。一方でPBRは1倍割れ水準にあり、株価指標面での割安感は強い。(イ) 出所:MINKABU PRESS 2022/02/25 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=クレスコ、中期計画の達成に向け順調に推移  クレスコ<4674.T>は受託によるソフト開発が主力。現在推進している長期ビジョンの最初のステップとなる「中期経営計画2023」では、24年3月期の数値目標として連結売上高500億円、連結営業利益50億円を掲げている。  足もと業績は堅調で、22年3月期第3四半期累計(21年4~12月)の連結営業利益は前年同期比37.9%増の32億9200万円で着地。「運輸」「人材紹介・人材派遣」「旅行・ホテル」「建設・不動産」の各分野で受注が回復したほか、「保険」分野で大型案件を受注したことや「機械・エレクトロニクス」分野の案件が増加したことが寄与した。通期の営業利益見通しは38億5000万円と従来計画を据え置いているものの、進捗率は85.5%に達している。  株価は1月4日に戻り高値2142円をつけたあと調整色を強めたが、1700円を下回る水準では値ごろ感が意識されやすい様子。5日移動平均線と25日移動平均線とのゴールデンクロスをきっかけにリバウンドが期待できそうだ。(参) 出所:MINKABU PRESS 2022/02/24 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=旭ダイヤ、半導体向け電着ダイヤモンドワイヤーに期待  旭ダイヤモンド工業<6140.T>の600円割れ水準は逆張り対象として妙味がある。ダイヤモンド工具の専業メーカーで、シリコンウエハー向け研削工具は世界的に需要旺盛な半導体関連の案件獲得が進んでいる。とりわけ同社が手掛ける固定砥粒方式の電着ダイヤモンドワイヤーは、今後の収益貢献に向けて期待が大きい。22年3月期業績は期中2度にわたる増額修正を経て、営業利益段階で25億4000万円(前期は7億3200万円の赤字)と急回復が見込まれている。  株価は昨年9月27日に743円の高値に買われた後は冴えず、大幅な調整を強いられる形となっているが、時価予想PERは12倍台で、PBRは会社解散価値の半値近い水準である0.5倍台と割安感が非常に強い。ここからの下値リスクは限定的と思われ、押し目は強気に買い下がっておきたい。リバウンドに転じれば、年初につけた戻り高値673円が上値目標となる。(桂) 出所:MINKABU PRESS 2022/02/22 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=クイック、人材サービス事業が好調  クイック<4318.T>に注目したい。同社は専門職の人材紹介・派遣を中心に人材サービスを展開している。1月末に22年3月期連結業績の増額修正を発表し、連結営業利益を24億8600万円から32億5700万円(前期比74.5%増)に見直した。医療・福祉分野や建設、製薬などの人材採用ニーズが強く、求人広告ニーズも回復している。23年3月期の同利益は36億円前後への連続最高益が見込める。  今期業績予想の増額修正をきっかけに株価は一気に上昇したが、予想連結PERは13倍前後、配当利回りは3.1%前後の水準にありなお再評価余地は大きい。2月高値1688円を奪回後、一段高が期待できる。(地和) 出所:MINKABU PRESS 2022/02/21 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=シノケンG、高入居率を背景に新規受注は増加基調  シノケングループ<8909.T>に注目したい。投資用アパート、マンションなど不動産の開発・販売などを手掛けており、高入居率を背景にアパートの新規受注(契約)は増加基調で業績は順調に推移している。  14日に発表した22年12月期の連結営業利益予想は98億円(前期比9.5%増)を見込んでいる。単身世帯が増加傾向にあるなか、投資用不動産セールス事業は、個人向けに加えて法人向けの販売チャネルとしてREIT向け開発を進めており、安定的投資商品として引き続き底堅い需要が見込まれている。また、昨年11月にシノケン・アセット・マネジメント・インドネシアが投資一任運用サービスを開始し手数料収入の通期寄与も期待される。  株価は1月6日に昨年来安値の901円をつけて以降、戻り歩調をみせている。PBRは0.7倍台でPER5倍台と割安感が強く、押し目買いで対処したい。(れい) 出所:MINKABU PRESS 2022/02/18 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=ハリマ化成G、第3四半期経常益の高進捗を評価へ  ハリマ化成グループ<4410.T>は1月31日、22年3月期第3四半期累計(21年4~12月)の連結経常利益が前年同期比5.0倍の32億500万円になったと発表。通期計画の35億円に対する進捗率は91.6%となっており、今期予想は上方修正される可能性が高い。  通販市場の拡大を受けて宛名用ラベルシールに使用される粘着剤用樹脂の販売が世界的に好調なほか、製紙用薬品も紙・板紙の需要増を追い風に売り上げが伸長。また、電子材料事業や樹脂化成品事業が堅調に推移していることも好業績につながっている。4月には独ヘンケル社のはんだ付け材料事業に係る商権・資産などを取得する予定で、今後の業績への寄与が見込まれる。  株価は戻りの鈍い展開が続いていたものの、2月16日には中期トレンドを示す75日移動平均線を突破。PERやPBRには割安感もあり、改めて業績の高進捗が評価される場面がありそうだ。(参) 出所:MINKABU PRESS 2022/02/17 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=エスエムエス、キャリア事業とカイポケ事業の成長に注目  エス・エム・エス<2175.T>は株式市場全体のグロース株調整の影響を受け今年に入り下落していたが、1月28日安値2861円を底に出直り歩調を強めている。  キャリア事業とカイポケ事業(介護事業者分野)の成長に注目したい。キャリア分野では新型コロナウイルスの影響を受けたことが成長率を一時的に押し下げたが、受注活動へのコロナ禍の影響は緩和傾向にある。同社では来期の成長を見据えてキャリアパートナーを追加採用していることから、来期以降の業績に寄与しよう。また、カイポケ事業は順調に拠点数及び単価上昇が続いており、今後も介護事業者におけるデジタルトランスフォーメーション(DX)化の余地は大きいとみられることから、成長余力は大きい。両事業が牽引役となり、中長期で業績を拡大させそうだ。  1月31日に発表した第3四半期累計(4~12月)連結決算は、営業利益38億9500万円(前年同期比21.0%増)となった。なお、22年3月期通期業績予想は営業利益62億500万円(前期比13.4%増)を見込む。更に23年3月期は営業利益75億円を見込む調査機関もある。(仁) 出所:MINKABU PRESS 2022/02/16 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=東洋水、値上げ効果が本格寄与へ  東洋水産<2875.T>に注目したい。同社は即席麺の大手で加工・冷凍食品でも高実績を誇る。小麦や食用油などの高騰を背景に「マルちゃん 生めん・具材類」の価格を4月から値上げすることを発表している。22年3月期の連結営業利益は前期比12.2%減の320億円の減益見通し。原材料価格の上昇などの影響が響く。ただ、米国での更なる値上げも見込まれており、業績は来期以降の増益基調回復が予想されている。  市場では、値上げ効果で23年3月期の同利益は360億円前後へ回復するとみられている。株価は1月高値5210円をつけた後は調整局面にあるが、来期以降の業績回復を評価し、反騰局面入りが期待できる。(地和) 出所:MINKABU PRESS 2022/02/14 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=カーリットH、電池開発の活発化や半導体向け需要の拡大が追い風  カーリットホールディングス<4275.T>は化学品事業が主力で、産業用爆薬やロケット推進薬のほか、電気自動車(EV)に使用されるリチウムイオン二次電池などの各種試験の受託を展開。また、半導体用シリコンウエハーの製造・販売も手掛けている。  電池開発の活発化や半導体向け需要の拡大が追い風となっており、2月3日には22年3月期通期の連結経常利益予想を前期比44.1%増の25億5000万円(従来予想は23億円)に上方修正。あわせて、期末一括配当を従来計画比4円増額の16円(前期は12円)とする方針を示している。  株価は1月27日につけた直近安値644円を底に下値を切り上げる展開で、足もとでは25日移動平均線と75日移動平均線が接近。PERやPBRには割安感もあり、戻りを試す展開が期待できそうだ。(参) 出所:MINKABU PRESS 2022/02/10 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=コーテクHD、大型タイトルの寄与で増益基調継続へ  コーエーテクモホールディングス<3635.T>は、2月2日安値3880円を底に徐々に下値を切り上げつつある。  1月31日の取引終了後、22年3月期の連結業績予想について、営業利益を245億円から315億円(前期比29.1%増)へ上方修正した。スマートフォンゲームで、国内及びアジア各地域で配信中のIP許諾タイトル「三国志・戦略版」(国内では「三國志 真戦」)が、中国でのキャンペーンや各地域でのアップデートにより好調を維持しているほか、国内及び台湾・香港・マカオ地域で配信中の自社開発スマホゲーム「三國志 覇道」で新規イベントを開始するなど各種施策に取り組んだことが寄与。また、パッケージゲームでも、複数の新作やリマスター版を発売し、リピート販売も堅調だった。  同社はこれまで「無双」シリーズでのコラボ展開などに注力してきたが、今後は「仁王」やモバイルゲームもラインアップに加えられるとみられ、更なる拡大に期待ができる。注目は22年3月にリリース予定の「STRANGER OF PARADISE FINAL FANTASY ORIGIN」。また23年3月期には三國志のアクションゲームが発売される可能性があり、増益基調継続が期待できよう。(仁) 出所:MINKABU PRESS 2022/02/09 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>長瀬産、半導体や自動車関連の需要取り込み成長続く  長瀬産業<8012.T>は5日・25日移動平均線のゴールデンクロスが接近、目先押し目形成も上値追い基調は継続し、昨年9月中旬につけた昨年来高値2026円奪回を目指す展開が期待される。  染料や合成樹脂など化学品の専門商社でハイテク業界や自動車業界のほか食品業界なども顧客対象とし、幅広いニーズに対応している。世界的に高水準な自動車販売や、設備投資が活発な半導体関連分野でも商機を捉えている。2019年に買収した米食品開発・製造会社は今春に新工場が完成し生産能力が倍増する見通しで、同社への中期的な収益恩恵が高まりそうだ。  22年3月期は営業利益が前期比37%増の300億円と大幅増益を見込み、過去最高利益更新となるが、進捗率からみて一段の上振れが濃厚とみられる。あす9日に決算発表を控えており、目先思惑も高まる場面だ。PERなど株価指標面からも割安で、決算発表通過後の株価動向をみてから買い参戦するのも一法。(桂) 出所:MINKABU PRESS 2022/02/08 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=ダイヘン、今来期と最高益を評価  ダイヘン<6622.T>に注目したい。同社は電力機器と溶接・メカトロ機器、半導体機器が3本柱。第3四半期(21年4~12月)の連結営業利益は前年同期比60.4%増の99億1800万円と好調。特に、溶接・メカトロ機器や半導体関連のウエハー搬送機器などが伸びている。22年3月期通期の予想利益140億円に対する進捗率は約71%だが、同社の利益は下期偏重であり、今期は150億円超へ上振れての着地が期待できる。  23年3月期も業績拡大が見込め同利益は170億円前後へと、今期に続き最高益更新が予想されている。株価は、相場全般の下落で4000円前後へ調整しているがここは絶好の拾い場。再び5000円台回復が見込める。(地和) 出所:MINKABU PRESS 2022/02/07 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=宝&CO、東証再編は追い風  TAKARA & COMPANY<7921.T>に注目したい。同社は上場企業向けディスクロージャー大手。新規上場時や株式公募の際の開示書類作成支援や、国際会議向けの通訳・翻訳事業を手掛ける。21年の新規株式公開(IPO)企業数が15年ぶりの水準に膨らむなどIPO活発化は、同社の追い風に働く。また、4月に予定されている東証再編では、プライム市場の上場企業に英文情報開示や気候変動リスクなどの開示を求めていることも、同社の業務拡大要因に働きそうだ。  22年5月期第2四半期累計(21年6~11月)の連結営業利益は前年同期比43.5%増の22億4700万円と大幅増益となった。通期の同利益は前期比3.4%増の28億円と4期連続で最高益更新を見込んでいるが、上振れも期待されている。  株価は1月4日に昨年来高値2014円をつけたあと調整を余儀なくされたが、足もとでは急速に切り返している。配当利回り3%台で依然値ごろ感が強く上値を試す展開が期待できる。(れい) 出所:MINKABU PRESS 2022/02/04 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=東光高岳、送電網関連として要マーク  東光高岳<6617.T>は電力機器が主力事業。岸田文雄首相は1月に開かれた「クリーンエネルギー戦略」に関する有識者懇談会で、再生可能エネルギーの普及に欠かせない送電網の増強を指示したことから関連銘柄としてマークしておきたい。  また、1月28日に22年3月期通期の連結経常利益予想を前期比2.9%増の35億円(従来予想は28億円)に上方修正している点にも注目。小型変圧器などの配電機器の売り上げ増が見込めるほか、半導体の需要増に伴い三次元検査装置の受注が好調に推移していることが主な要因だとしている。  株価は12月1日につけた昨年来安値1283円と1月27日の安値1308円でW底を形成。PERやPBRには割安感もあり、上値を試す展開が期待できそうだ。(参) 出所:MINKABU PRESS 2022/02/03 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=マルマエ、エッチング装置向け受注好調  マルマエ<6264.T>は、1月5日に昨年来高値3430円をつけたあと調整しているが、下落率が3割を超えたことで下げ過ぎ感が強く、ここからは買い場を探したい。  同社は、半導体やFPD(フラットパネルディスプレー)などの製造装置に使用される真空チャンバー(真空の環境を作る容器)や電極などの真空部品の製造が主な事業。主要顧客は東京エレクトロン<8035.T>やニッパツ<5991.T>(主にラムリサーチ<LRCX>向け)だが、半導体投資の活発化でエッチング装置向け真空チャンバーや静電チャック用部品などの引き合いが旺盛。また、技術の高さから顧客層も広がっており、受注が好調に推移している。これに対応するため、1月17日には22年8月期の設備投資額の増額を発表しており、業績への貢献が期待されている。会社側では22年8月期は単独営業利益18億円(前期比49.1%増)を見込むが、調査機関によっては28億円を見込むところもある。(仁) 出所:MINKABU PRESS 2022/02/02 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=竹内製作所、好業績・低PERで増額期待背景に最高値挑戦へ  竹内製作所<6432.T>の2800円台近辺でのもみ合いは買いで対処したい。ミニショベルを主力に小型建機を手掛けるが、欧米を中心に海外販売比率が97%という異色企業で、高い商品競争力で需要獲得が進んでいる。クローラーローダーや深礎掘削機などにも引き合いは旺盛だ。22年2月期業績は2度にわたる上方修正を経て、営業利益は前期比26%増の167億円を見込むが、市場ではなお一段の上振れが有力視されている。  株価は今年1月14日に上場来高値3300円をつけた後調整を入れているが、時価予想PERは10倍台で割安感が強く、3000円台復帰から中期的にみて最高値への再チャレンジが濃厚と思われる。株主還元にも前向きで今期配当も2度の増額を経て年68円と前期実績から15円の大幅増配を見込む。(桂) 出所:MINKABU PRESS 2022/02/01 10:00

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