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みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=双日、配当利回り5%台と魅力  双日<2768.T>に注目したい。エネルギー価格の上昇を背景に総合商社である同社の業績は好調であり、再評価余地は大きい。22年3月期の連結純利益は前の期比約3倍の823億3200万円と最高益を更新。金属・資源・リサイクル事業が、石炭価格や貴金属価格の上昇で寄与した。23年3月期の同利益も前期比3%増の850億円と最高益の見通し。インフラ・ヘルスケア事業の伸びなども収益に寄与する見通しだ。  今期配当は前期比実質6円増の年112円を計画。エネルギー価格の上昇は継続するとみられ、業績の拡大基調は続く見通しだ。足もとの株価から弾いた配当利回りは5%台と高水準。株価は、3月につけた年初来高値2129円更新から一段高に走りそうだ。(地和) 出所:MINKABU PRESS 2022/06/06 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=EAJ、インバウンド再開追い風に好業績継続へ  日本エマージェンシーアシスタンス<6063.T>は海外旅行者に病院紹介などを行う医療アシスタンス事業をはじめ、日本滞在中の外国人に向けた医療支援サービスなどを手掛ける。来週10日からインバウンドの受け入れが再開される予定にあり、これが同社の収益環境に強力な追い風となることが期待される。  業績は既に回復基調を鮮明としている。既存事業は依然として厳しいものの、厚生労働省の「入国者等健康フォローアップセンター業務」など官公庁向け案件の受託が大きく貢献している格好だ。前21年12月期は売上高、営業利益ともに過去最高業績を達成し、2期ぶりの復配も果たした。今期予想は非開示ながら、直近発表した1~3月期決算は売上高が前年同期比2.4倍の16億1800万円、営業利益が同94%増の1億4400万円と足もと絶好調で推移している。  インバウンド再開を巡っては、外国人観光客に対して医療保険の加入が義務付けられる見通しとなっている。この内容が報道で伝わり、同社株は5月31日に一時25%高に買われるなど物色人気化した。時価総額30億円前後と小型で急騰習性があり、加えてテーマ性も内包していることから今後の値動きからは目が離せない。(イ) 出所:MINKABU PRESS 2022/06/03 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=チヨダ、新型コロナの落ち着きに伴い需要回復傾向  チヨダ<8185.T>は靴量販店大手で、「東京靴流通センター」などを展開。新型コロナウイルス感染拡大の影響で厳しい状況が続いていたが、まん延防止等重点措置の解除などに伴って需要が回復しつつある。  5月の既存店売上高は前年同月比8.8%増となり、3カ月連続で前年実績を上回った。商品カテゴリー別では紳士靴と婦人靴のカジュアルシューズが全体を牽引したほか、ビジネス関連商品も好調だった。23年2月期は既存店の復調とEC(電子商取引)事業の拡大を見込み、通期の連結経常損益は10億5000万円の黒字(前期は38億2200万円の赤字)に浮上する見通しだ。  株価は5月25日に直近安値680円をつけたあとは下値を切り上げる展開で、足もとでは中期トレンドを示す75日移動平均線を突破。一目均衡表の雲の上限も上抜け、テクニカル妙味が増している。(参) 出所:MINKABU PRESS 2022/06/02 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=IBJ、直営店事業好調で第1四半期順調な滑り出し  IBJ<6071.T>は、700円を挟んだもみ合いを続けていたが、ここにきて上放れの様相を見せ始めている。  同社はリアルとネットの両面から婚活サービスを提供しており、直営結婚相談所の運営や加盟結婚相談所の開業・運営支援、婚活サイト・アプリの運営などを展開している。5月10日に発表した第1四半期(1~3月)連結決算は、営業利益が4億2400万円(前年同期比18.6%増)と2ケタ増益となった。主力の直営店事業が、3ブランドのグループ相互送客、システム連携により順調に売り上げを伸ばしたほか、ZWEI(ツヴァイ)の事業改革の一段落で利益率も向上した。  同社は4月27日に22年12月期業績予想を下方修正し、営業利益を17億100万円から16億5500万円(前期比9.2%増)へ引き下げた。修正は比較的ライトなユーザー層をターゲットにしたマッチングアプリを手掛ける子会社Diverseを連結対象から除外した影響を反映したもので、それ以外の同社やグループ各社の見通しは据え置いた。足もとは、コロナ禍の長期化により婚活イベントなどが想定を下回っているものの、結婚相談所をはじめ新規入会や業績推移が好調な部門もあり総じて堅調。今後は27年12月期に営業利益50億円を目指す中期経営計画を評価する段階に向かおう。(仁) 出所:MINKABU PRESS 2022/06/01 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=不動テトラ、好業績・割安で脱炭素でも活躍  不動テトラ<1813.T>の1600円近辺のもみ合いは買いで対処して面白そうだ。3月上旬に1444円で年初来安値をつけたが、同日に下ヒゲを形成し、その後は徐々に戻り足をみせている。海上土木で実績が高いが、脱炭素関連のテーマにも乗る。洋上風力発電分野では「袋型根固材」を共同開発しており今後の需要獲得が期待できる。また、二酸化炭素を吸収・固定する機能を持たせた「脱炭素コンクリート」開発プロジェクトなどでも注目される。  23年3月期業績は売上高が前期比18%増の790億円、営業利益が同20%増の39億4000万円と2ケタ増収増益を予想している。PER10倍未満でPBR0.8倍前後と株価指標面からも割安感が顕著だ。年間60円配当を実施していることも魅力となる。  株価は25日移動平均線をサポートラインとする中期上昇トレンドが見込まれ、21年3月の高値水準である2000円近辺を目指す展開が期待できそうだ。(桂) 出所:MINKABU PRESS 2022/05/31 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=京阪HD、経済再開で再評価も  京阪ホールディングス<9045.T>に注目したい。同社は大阪と京都間が主力の私鉄京阪電鉄を擁すほか、京阪百貨店や不動産事業などを手掛ける。22年3月期の最終損益は95億8900万円の黒字(前の期は45億7400万円の赤字)で着地。新型コロナウイルスの影響はあったが、堅調な不動産販売などが寄与した。23年3月期の同利益は120億円の見通し。インバウンドを含む経済再開(リオープン)の動きが追い風となりそうだ。  株価は昨年11月の2464円を底に反発基調で3000円近辺に値を戻した。ただ、依然として水準は低く上値余地は大きい。インフレ懸念の台頭とともに土地の含みを注目する動きが強まっており再評価余地が膨らんでいる。(地和) 出所:MINKABU PRESS 2022/05/30 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=山一電機、配当利回り4%台で買い好機  山一電機<6941.T>に注目したい。半導体検査用ソケットの大手で、5G関連の一角にも位置づけられる。世界的な半導体メーカーの増産設備投資需要を追い風に業績は好調に推移している。中期経営計画として26年3月期までに過去最高営業利益50億2200万円の更新を目指す目標を掲げていたが、22年3月期には3度にわたる上方修正で営業利益83億7500万円と大幅前倒しで着地した。  会社側は23年3月期の連結営業利益74億円(前期比11.6%減)を見込んでいるが、市場では保守的との見方もある。業績予想の前提となる為替レートは、1ドル=120円、1ユーロ=132円と実勢より円高に見積もっているほか、旺盛な半導体需要を背景に、ソケット増産を加速させていることを考慮すれば業績上振れの公算が大きい。  株価は1月5日につけた年初来高値2480円から一貫して下値を切り下げていたが、4月27日の1588円を底値に反転している。指標面ではPER7倍前後、配当利回りは4.3%台と割安感が強まっており、目先2000円大台替えを目指す展開が期待され、中期的には年初来高値近辺への再チャレンジも視野に入る。(れい) 出所:MINKABU PRESS 2022/05/27 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=野村マイクロ、受注残豊富で更なる成長に期待  野村マイクロ・サイエンス<6254.T>は超純水製造装置の専業メーカー。23年3月期通期の連結経常利益は前期比2.4%増の46億9300万円を見込み、年間配当は前期比5円増配の100円を計画している。  カーボンニュートラル実現に向けた電気自動車(EV)へのシフトや通信・産業機器の電力抑制などの需要を背景に、主力販売先である半導体業界の旺盛な設備投資意欲が追い風。また、製薬関連業界ではワクチン・注射用水の需要が続く見通しだ。22年3月末時点の受注残は174億300万円と豊富で、更なる成長に期待したい。  株価は5月12日につけた直近安値3415円を底に切り返し、25日線及び75日線を突破するなどトレンドが好転。ゴールデンクロスが視野に入り、テクニカル妙味が増している。(参) 出所:MINKABU PRESS 2022/05/26 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=東洋炭素、半導体用好調で中計前倒し達成か  東洋炭素<5310.T>が5月12日の年初来安値2688円を底に反発に転じている。  5月16日に発表した第1四半期(1~3月)連結決算は、営業利益が15億200万円(前年同期比49.8%増)と大幅増益で着地した。コア事業である特殊黒鉛製品の半導体用シリコンウエハー向け需要を軸に、複合材のSiCコーティング製品なども好調に推移。また、工業炉用や放電加工電極など冶金用全般も堅調に推移した。会社側では22年12月期業績予想を営業利益70億円(前期比23.5%増)で据え置いているが、為替動向次第では上方修正の可能性は十分にあろう。  同社は26年12月期に営業利益110億円を目指す中期経営計画を策定しているが、半導体用を牽引役とした足もとの業績好調により1年前倒しで数値目標が達成される可能性は高い。22年12月期営業利益76億円、23年12月期同94億円を見込む調査機関もあり、成長力に比べてバリュエーションで割安な時価水準は見直し余地が大きかろう。(仁) 出所:MINKABU PRESS 2022/05/25 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=高度紙、圧倒的な商品競争力が強み  ニッポン高度紙工業<3891.T>は、中段もみ合い上放れ前夜でここは強気に対処してみたい。同社はエレクトロニクス商品に必須である電気絶縁用セパレーターの専業メーカーだが、アルミ電解コンデンサー用では世界シェア6割という圧倒的商品競争力を持つグローバルニッチトップだ。世界的な電気自動車(EV)シフトの動きが強まるなか、車載用需要が中長期的に高水準の伸びを示し収益を牽引していく公算が大きい。  22年3月期業績は営業利益が前の期比47%増の40億6600万円と急拡大した。23年3月期はその反動で営業利益は前期比6%減の38億円と減益を見込むが、保守的な見通しであり、引き続き好調なアルミ電解コンデンサー需要を背景に期中増額修正の可能性を内包している。PER9倍は中期成長力の高さを考慮すると割安感が際立つ。株価は5日・25日・75日移動平均線が収れんする2130円近辺から頭一つ抜け出した位置にある。一目均衡表の雲抜けも目前で、4月14日の戻り高値2297円払拭から一段高が見込まれる。(桂) 出所:MINKABU PRESS 2022/05/24 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=パンパシHD、インバウンド回復に期待  パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス<7532.T>に注目したい。ディスカウント店「ドン・キホーテ」などを展開している。22年6月期の連結営業利益は前期比4.6%増の850億円と最高益の見通し。国内では緊急事態宣言の解除で客足が回復、プライベートブランドの販売などが伸びている。特に、政府は6月から入国者数の上限を増やすなど水際対策の緩和に動いておりインバウンド回復への期待も膨らむ。  株価は昨年3月に2754円の最高値をつけた後、下落に転じたが今年1月の1472円で底を打ち回復基調にある。外国人観光客の受け入れ再開など、経済正常化の流れが強まれば、株価は一段と上昇基調を強めそうだ。(地和) 出所:MINKABU PRESS 2022/05/23 10:01 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=IHI、波乱相場のなか上値指向の強さ際立つ  IHI<7013.T>は全般波乱相場のなか、上値指向の強さが際立っている。年初からの上昇率は5割前後に達し、約3年半ぶり高値圏を突き進んでいる。民間向け航空エンジンの開発・製造が主力で、コロナ禍後の航空需要の増加が追い風になると見込まれている。  10日に発表した22年3月期決算は、純利益が前の期比5倍の660億6500万円と過去最高益で着地。航空エンジン事業の回復が進んだほか、為替差益や投資利益が増加したことが業績を押し上げた。23年3月期については、前期の反動で利益は減少する予想だが、増収基調は続く見通し。年間配当予想は前期比10円増の80円とした。  同社は航空エンジン事業とともに、防衛や宇宙開発事業も手掛ける。また、次世代燃料として期待される水素・アンモニアの普及に向けた取り組みのほか、米ニュースケール・パワー<SMR>への出資を通じて参入した小型原子炉事業の動向なども関心を集めており、テーマ性は豊富だ。(イ) 出所:MINKABU PRESS 2022/05/20 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=ウイルテック、新市場及び新規顧客開拓に注力  ウイルテック<7087.T>は製造請負・派遣、建設技術者派遣、ITエンジニア派遣、EMS(電子機器製造受託サービス)が主要事業。23年3月期通期の連結経常利益は前期比2.1倍の13億4000万円を見込み、年間配当は前期比2円増配の40円を計画している。  主要顧客であるIoT及び5G関連企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)需要を背景とした人材需要に対し、長年培ってきた海外人材事業をグループの強みとし、より積極的に採用強化を推し進め、新市場・新規顧客の開拓及び利益確保に努めるという。  テクニカル面では日足チャートで、25日移動平均線と75日移動平均線とのゴールデンクロスが視野。PERやPBRには割安感もあり、戻りを試す展開が期待できそうだ。(参) 出所:MINKABU PRESS 2022/05/19 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=NISSHA、第1四半期決算と同時に通期予想を上方修正  NISSHA<7915.T>は3月7日につけた年初来安値1159円を底に戻り歩調をたどっているが、まだ序盤に過ぎず上値余地は大きい。  5月12日に発表した第1四半期(1~3月)連結決算で営業利益は24億9400万円(前年同期比53.1%減)と大幅減益となった。ディバイス事業でスマートフォン向けの製品需要が前年同四半期比で縮小したことに加え、タブレット向けでは半導体不足などの供給制約の影響を受けたという。  ただ、産業資材事業は、加飾分野のモビリティー・家電向けや、サステナブル資材分野の蒸着紙の製品需要が堅調に推移したほか、一部製品の値上げが寄与して想定を上回って推移しており、これらを理由として22年12月期通期業績予想を営業利益で115億円から125億円(前期比28.0%減)へ上方修正した。また、産業資材事業の好調だけではなく、メディカルテクノロジー事業における開発製造受託(CDMO)の製品需要が堅調に推移していることや、コスト削減効果も寄与する見通しだ。  上方修正では下期の予想を据え置いたが、半導体不足の解消などが進めば、更なる上方修正の可能性もある。PER・PBR両面で割安感のある時価水準は仕込み場といえそうだ。(仁) 出所:MINKABU PRESS 2022/05/18 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=C&R、メタバース事業で飛躍の可能性  クリーク・アンド・リバー社<4763.T>は押し目買いチャンスだ。4月20日に2340円の上場来高値をつけてから調整局面にあったが、75日移動平均線近辺まで下押したところでリバウンドに転じる動きをみせている。  同社は映像やゲーム、Webコンテンツなどの制作代行やクリエーターの派遣を主力事業とする。VR分野など新規のビジネス領域にも積極的に踏み込み、将来的にはメタバース空間での需要開拓に意欲をみせる。VR/NFTアーティスト・せきぐちあいみと専属契約を結んでいるほか、建築分野で業者と顧客双方をマッチングさせるVR建築展示場の開設などでもニーズを捉えている。  22年2月期の営業利益は期中2度にわたる上方修正を経て、前の期比39%増の34億1100万円と大幅増益を達成したが、23年2月期も前期比17%増の40億円を見込み、これで4期連続の過去最高利益更新となる見通しだ。なお、トップラインは11年2月期から増収を続けており、今期で13期連続の増収が見込まれている。株価は今後調整を交えながらも上値指向を継続し、上場来高値奪回から2000円台後半を目指す展開が期待できる。(桂) 出所:MINKABU PRESS 2022/05/17 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=大和工、配当利回り5%で妙味大  大和工業<5444.T>に注目したい。同社は独立系の大手電炉メーカーでH形鋼を中心に海外で積極展開している。22年3月期の連結純利益は前の期比8倍の399億1700万円と最高益を更新。米国の建設需要の伸びを背景に、ニューコア<NUE>社との合弁会社などが収益に寄与している。23年3月期の同利益も前期比40.3%増の560億円と連続増益見通し。配当も前期比40円増の年200円を見込んでいる。  株価は好業績を背景に上昇基調を強め今月初旬に4440円と14年ぶりの高値をつけたが、今期予想連結PERは5倍前後、配当利回りは約5%の水準と割安感は顕著。先行き5000円乗せから一段高が見込める。(地和) 出所:MINKABU PRESS 2022/05/16 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=東エレデバ、好業績見通しに加えテクニカル妙味も  東京エレクトロン デバイス<2760.T>は産業用に強みを持つ半導体商社。23年3月期通期の連結経常利益は前期比16.2%増の85億円を見込み、年間配当は前期比35円増配の240円を計画している。  主力の半導体及び電子デバイス事業は顧客商権の拡大に伴い堅調さを維持する見通しで、コンピューターシステム関連事業及びプライベートブランド(PB)事業では新規顧客の獲得に注力する方針。また、同社は仕入れだけでなく販売でもドル建てが多く、為替が円安傾向にあることもプラスとなる。  株価は3月8日につけた年初来安値4670円と4月18日の安値4705円でダブルボトムを形成。足もとでは25日移動平均線と75日移動平均線とのゴールデンクロスが視野に入りつつあり、テクニカル妙味が高まっている。(参) 出所:MINKABU PRESS 2022/05/12 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=タムロン、22年12月期業績予想の上方修正を評価  タムロン<7740.T>は二番底確認から本格的な戻り歩調をたどりそうだ。  4月28日に第1四半期(1~3月)連結決算を発表するとともに、22年12月期通期業績予想を営業利益で76億円から85億円へ上方修正した。期首より「収益認識に関する会計基準」を適用しているため前期との比較はないものの、足もとでは自社ブランドの新製品投入効果もあり、ミラーレスカメラ用交換レンズが好調に推移。また、監視やFA/マシンビジョン用レンズも先進国向けの販売が伸びたほか、これまで製品開発に注力してきたカメラモジュールも伸長した。これらに加えて、想定為替レートを円安に変更したことが、利益を押し上げる。  第2四半期以降もミラーレスカメラ用交換レンズの堅調が見込まれるほか、監視やFAレンズ、車載カメラ用レンズなども伸長が見込まれ、22年12月期業績は更なる上乗せの可能性もある。バリュエーション面で割高感の乏しい時価水準は狙い場となりそうだ。(仁) 出所:MINKABU PRESS 2022/05/11 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=コメダ、今期最高益更新予想の外食勝ち組  コメダホールディングス<3543.T>が全体相場に流されず強調展開をみせており、目先の押し目は買いで対処してみたい。中京エリアを地盤に「コメダ珈琲店」をフランチャイズ展開するが、コロナ禍にあっても業績は好調を維持しており、外食業界の中で数少ない勝ち組企業として存在感を示す。同社のビジネスモデルは95%がフランチャイズ店で、人件費や家賃などのコスト要因がなく、強固な収益体質がポイント。また、積極的な新商品投入などを含め独自の商品ラインアップで利用者のニーズを確保している。積極的な出店戦略も奏功し業容拡大が進んでいる。  22年2月期業績は営業利益が前の期比33%増の73億500万円と大幅な伸びを達成、続く23年2月期も収益成長トレンドは不変で、前期比10%増の80億円予想で過去最高益更新見通しにある。株価は4月22日に2277円の年初来高値をつけたが、早晩ここを上抜き、18年10月に形成した上場来高値2400円を目指す展開が期待できる。(桂) 出所:MINKABU PRESS 2022/05/10 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=ベル24HD、高配当利回りで再評価  ベルシステム24ホールディングス<6183.T>に注目したい。コールセンターのCRM(顧客管理システム)事業が主力でクライアントの旺盛なアウトソース需要の高まりを背景に、業績は好調。22年2月期の連結営業利益は前の期比12.2%増の132億3400万円と会社計画(122億円)を上回って着地。23年2月期の同利益は前期比5.8%増の140億円と4期連続増益の見通し。配当も前期比6円増の年60円を見込む。   株価は1月につけた年初来安値1195円を底に4月に1578円の高値をつけた後は一進一退基調にある。業績の拡大基調は強く、一段の上値追い期待は強い。配当利回りは4%近い水準で、バリュー株として見直し余地が膨らんでいる。(地和) 出所:MINKABU PRESS 2022/05/09 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=アルトナー、高配当利回りも魅力  アルトナー<2163.T>に注目したい。同社は、老舗の技術者派遣会社で機械や電気・電子分野などにエンジニアを派遣している。22年1月期の単独営業利益は前の期比13.9%増の10億1000万円と最高益を更新。電気自動車(EV)や半導体関連向けの技術者ニーズが拡大している。23年1月期の同利益は前期比13.6%増の11億4700万円と連続2ケタ増益予想で、配当も前期比3円50銭増の年38円の見込みだ。  株式売り出しの実施もあり株価は下落したが、足もとでは需給悪化懸念は一巡している。業績は好調であり、今期の配当利回り予想は4.5%台と高水準。株価は割安感が強く、ここから出直り基調を強めそうだ。(地和) 出所:MINKABU PRESS 2022/05/02 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=西松屋チェ、商品拡充で更なる成長目指す  西松屋チェーン<7545.T>はベビー・子供用品の専門店を全国に展開。23年2月期通期の単独経常利益は前期比8.9%増の140億円を見込んでいる。  今期はプライベートブランド商品の開発を推し進めることにより競争力を一段と高めるとともに、小学校高学年向け商品を衣料から雑貨まで幅広く品揃えを拡充することで売り上げの拡大を図る考え。また、仕入れ計画とシーズンごとの在庫管理の徹底を通じて当初価格での販売比率を向上させ売上総利益の確保につなげるとしている。足もとでは春夏物衣料や帽子、靴の売り上げが好調で、既存店売上高は前年実績を上回って推移している。  テクニカル面では、直近で5日移動平均線と25日移動平均線のゴールデンクロスが実現。PERやPBRに割高感はなく、上値を試す展開が期待できそうだ。(参) 出所:MINKABU PRESS 2022/04/28 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=ABCマート、靴需要高まり増益基調継続へ  エービーシー・マート<2670.T>は、4月13日の決算発表を機に反発基調を強めているが、いまだ初動段階にあり注目余地は大きいだろう。  23年2月期連結業績予想は会社側では営業利益320億円(前期比16.6%増)を見込む。地方郊外のショッピングセンターを中心に国内45店舗の出店を計画するほか、有力商業施設に「ABC-MART」「ABC-MART SPORTS」「Charlotte」など多業態を展開することで売り場面積の増大を図る方針。また、デジタルコマース戦略を推進し、顧客自身で店舗在庫を検索可能な機能に加え、コーディネート提案を強化しデジタル売り上げの拡大を目指す。  更に、経済正常化を受けた靴需要の高まりや、今期からアウトドア有力ブランドに強みを持つオッシュマンズ・ジャパンを子会社化することも寄与する見通し。会社側の業績予想に対し、市場予想では営業利益で335億~360億円を見込み、上振れの余地は大。来期は同400億円強を見込む調査機関もある。(仁) 出所:MINKABU PRESS 2022/04/27 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=ADEKA、半導体向け需要など拡大  ADEKA<4401.T>に注目したい。同社は化学品と食品が2本柱。樹脂添加剤など化学品や先端半導体材料を製造するほか、マーガリンや農薬なども手掛けている。22年3月期の連結営業利益は前の期比10.4%増の320億円と最高益の見通し。半導体材料ではEUVプロセス用材料などの拡販が寄与するほか、電気自動車(EV)向け樹脂などが伸びている。23年3月期も増益が予想され連続最高益が見込まれている。  半導体材料は、大手顧客とみられている韓国・サムスン電子向けなどの伸びが続く見込み。株価は、全体相場が軟調ななか最高値圏でもみ合う展開。好業績を評価する見方は強く、3000円を目指す強調展開が期待できる。(地和) 出所:MINKABU PRESS 2022/04/25 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=JESCO、国内EPC事業が好調  JESCOホールディングス<1434.T>は電気・通信設備の工事会社で、国内EPC(設計・調達・建設)事業が売上高の約8割を占めている。  4月14日に発表した22年8月期第2四半期累計(21年9月~22年2月)の連結経常利益は前年同期比41.9%増の4億2500万円となり、通期計画7億3000万円に対する進捗率は58.2%。国内で自家消費型太陽光発電設備の設計施工案件が増加したことや、5Gなど移動体通信工事の稼働率向上が利益面に寄与した。また、ベトナムの電気設備工事会社をグループ傘下に収めるなど、ASEAN(東南アジア諸国連合)地域での事業拡大に注力していることにも注目したい。  テクニカル面では25日移動平均線と75日移動平均線とのゴールデンクロスが実現したほか、PERやPBRには割安感もあり、戻りを試す展開が期待される。(参) 出所:MINKABU PRESS 2022/04/21 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=ネットプロ、「NP後払い」の拡大余地大きく中期成長に期待  ネットプロテクションズホールディングス<7383.T>は2月24日安値500円を底に反発基調を継続しており、中期的な成長期待を背景に当面、戻りを試す動きが期待できよう。  同社は、後払い決済(BNPL)サービス大手。主力の「NP後払い」は通販やeコマース事業者を対象とした後払い決済サービスで、20年にわたり蓄積した与信ノウハウ・ネットワーク資産を活用した事業展開に強みがある。  足もとは、国内eコマース市場の拡大や非クレジットカード決済における利用率の向上を背景に「NP後払い」の成長が続いており、第3四半期累計(21年4月~12月)のGMV(取扱高)は前年同期比8.2%増の3571億円を計上。特にBtoB ECやSaaSなどのBtoB分野が伸長しており、中小企業における新たな決済手段として拡大余地が大きいことを考慮すると、今後の成長力も強いだろう。  また、23年3月期上期をメドに「NP後払い」とBtoC向け会員制決済サービス「atone」のシステムを一本化する予定であることにも注目したい。加盟店は、サービスごとのシステム開発負荷を削減することが可能になり、両サービスを一度に導入することが可能になる。これにより幅広いユーザー層の獲得が可能になるとみられ、同社の中期的な成長に貢献しよう。  22年3月期は上場準備費用の計上などで減益見通しだが、23年3月期は連結営業利益11億円強を見込む調査機関もある。なお、決算発表は5月13日を予定している。(仁) 出所:MINKABU PRESS 2022/04/20 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=コメ兵HD、中古高級ブランド市場が大活況  コメ兵ホールディングス<2780.T>は4月6日に2030円の年初来高値を形成後に調整局面に移行しているが、1800円近辺は押し目買いチャンスとみて強気に対処したい。名古屋を本拠地として宝石、貴金属、時計、バッグなどのリユース事業を展開、ロレックスなどの高級時計をはじめ中古高級ブランド市場が活況を極めるなか、とりわけ業界大手の同社に吹く追い風が強い。人工知能(AI)を活用した真贋判定ソフトを開発した効果もあって、取扱量が一段と拡大しており、足もとの業績は絶好調に推移している。  22年3月期はトップラインが高水準の伸びを示しており、これをベースに営業利益は前の期比5倍の29億5000万円を見込んでいる。株価は25日移動平均線近辺で売り買いを交錯させているが、同移動平均線を足場に早晩、上昇転換する公算が大きい。11倍近辺のPERに割高感はなく、2000円台での活躍が期待される。(桂) 出所:MINKABU PRESS 2022/04/19 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=アイドマHD、中小企業DX支援で注目  アイドマ・ホールディングス<7373.T>に注目したい。同社は営業デジタルトランスフォーメーション(DX)ツールの開発・活用支援や就労支援サイトなどを運営。特に中小企業のDX支援で実績があり、業績は順調に拡大している。同社の第2四半期(21年9月~22年2月)の連結営業利益は前年同期比2.0倍の9億5200万円と好調。22年8月期通期予想の12億円(前期比44.6%増)は14億円近くへ増額期待がある。  同社は昨年6月に旧東証マザーズにIPOし、今年4月からはグロース市場に上場している。中小企業のDX化市場は大きく成長性は高い。株価は昨年11月に高値をつけた後は調整しているが、ここは絶好の拾い場だ。(地和) 出所:MINKABU PRESS 2022/04/18 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=ローランド、円安メリットを享受し3期連続最高益更新へ  ローランド<7944.T>に注目したい。同社はピアノやドラムなど電子楽器の専業で海外展開に強みを持つ。コロナ禍を背景とした巣ごもり需要を捉え、21年12月期の連結営業利益は110億9300万円(前の期比55.9%増)と初めて100億円の大台を達成した。22年12月期の会社側計画では、電子ピアノが半導体不足などの影響を受けるものの116億円とした。会計基準の変更により前期比はないものの、従来の会計基準では124億円(前期比11.8%増)と実質3期連続で最高益を更新する見込み。足もとではピアノ需要大国の中国が「ゼロコロナ」政策によるロックダウン実施に伴い、引き続き巣ごもり需要が見込まれるほか、会社側の想定為替レート1ドル=113円に対して実勢15円近い円安に振れており、円安による収益メリットも期待できる。  株価は3月9日につけた年初来安値3650円から順調な戻り足をみせているが、指標面からはPER13倍台、配当利回り3.6%台と割高感がなく一段の上値が期待される。(れい) 出所:MINKABU PRESS 2022/04/15 10:04 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=ギフトHD、既存店好調で通期業績に増額余地  ギフトホールディングス<9279.T>はラーメン店の運営やプロデュース事業を展開。3月14日に発表した22年10月期第1四半期(21年11月~22年1月)の連結経常利益は前年同期比3.1倍の8億1600万円となり、上半期計画の9億6000万円に対する進捗率は85.0%に達している。  同期間に直営店6店舗の新規出店(純増)を行ったことや、グループがプロデュースする店舗数が10店舗の純増となったことなどが寄与。時短協力金を補助金収入として計上したことも利益を押し上げた。2月と3月の既存店売上高(全営業日ベース)が前年実績を上回って推移しているのもあり、上半期及び通期の業績増額余地が大きいといえそうだ。  株価は4月6日に直近高値2625円をつけたあとは上げ一服となっているが、足もとでは25日移動平均線と75日移動平均線とのゴールデンクロスが目前に迫っている。(参) 出所:MINKABU PRESS 2022/04/14 10:00

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