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みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=IHI、航空関連需要など拡大  IHI<7013.T>に注目したい。同社は航空宇宙分野に強みを持つ総合重機メーカー。日本政府の防衛費拡大などが強い追い風となっている。特に民間航空エンジン用ロングシャフトは世界シェア5割を誇っており、経済再開後の航空機需要回復は業績改善要因となりそうだ。23年3月期の連結営業利益は前期比4%増の850億円と4期ぶりに最高益を更新する見込み。市場には900億円前後への増額期待も出ている。  株価は昨年12月に4130円をつけた後は一服状態にある。足もとの円高は警戒要因だが、全体の順調な事業環境に変化はない。昨年6月の4305円高値更新から5000円を目指す展開が期待できる。(地和) 出所:MINKABU PRESS 2023/01/16 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=ジャムコ、航空機内装品のGNT企業で防衛関連の側面も  ジャムコ<7408.T>は旅客機のギャレー(厨房設備)や化粧室など航空機内装品の大手で、この分野でグローバルニッチトップ(GNT)を誇る。同社の顧客には国内外の主要なエアラインをはじめ、米ボーイング<BA>や欧州エアバスといった航空機メーカーが名を連ねる。アフターコロナを見据えた世界的な航空需要の回復を追い風に、この先業績回復トレンドを一段と強めることになりそうだ。  昨年11月に今23年3月期利益予想の上方修正を発表。最終利益を8億7000万円から21億6000万円へ大幅に引き上げ、前期の赤字(40億8100万円の赤字)から急改善する見通しを示した。運航機数の増加に伴うエアライン向けスペアパーツの販売増や円安の影響、固定資産の譲渡益が寄与する見込み。上期時点で最終黒字転換を果たしており、業績推移は良好だ。  株価は2020年11月安値の570円を底に上昇トレンドを開始し、昨年11月には1795円の高値をつけた。足もと200日移動平均線を足場に1400円近辺でしっかりの展開。同社は航空機内装品のほか、防衛省など官公庁向けを中心に航空機整備事業も手掛けており、防衛関連の側面でも注目される。(イ) 出所:MINKABU PRESS 2023/01/13 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=神島化、今期増益見通しで核融合発電関連の側面も  神島化学工業<4026.T>は建材事業と化成品事業が2本柱。23年4月期通期の単独経常利益は前期比5.5%増の22億円が見込まれている。  建材事業は住宅用高級軒天ボードや高層ビル用の非住宅耐火パネルの伸びを見込んでいるほか、化成品事業では顆粒(かりゅう)設備の本格稼働で酸化マグネシウムの販売が増える見通し。原材料費の上昇は懸念材料だが、一層の値上げと収益改善によって増益を確保するとしている。また、同社は核融合発電システムに使われるセラミック製品を手掛けていることにも注目したい。  足もとの株価は強い動きをみせているものの、PERは10倍以下と依然として割安。短期トレンドを示す25日移動平均線が上昇基調を強めていることもあり、昨年来高値2432円の奪回が期待される。(参) 出所:MINKABU PRESS 2023/01/12 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=ブロメディア、教育事業の好調が中期成長を牽引  ブロードメディア<4347.T>は昨年12月20日安値890円を底に出直り歩調を強めているが、中期的な成長力を考慮すると更なる上値が期待できる。  同社は配信技術に強みを持つコンテンツ事業者で、「スタジオ・コンテンツ」「放送」「技術」「教育」の4つの領域を中心に事業を展開している。特に注目したいのは、eラーニングシステムを利用した単位制・広域通信制高校である「ルネサンス高等学校」グループの運営を主に行う教育事業で、徹底したサポート体制による高い卒業率や、業界初のeスポーツコース導入などに見られるコンテンツ開発力、高効率なデジタルマーケティングによる認知獲得などを強みに業績を伸ばしている。  23年3月期上期業績は、教育事業の営業利益が前年同期比53.7%増となったことが牽引役となり、全体の営業利益は4億6500万円(同45.7%増)となった。ルネサンス高等学校グループの入学生徒数が7期連続で過去最高を更新しており、今後も生徒数の順調な増加が見込まれる。調査機関の中には、生徒数は年平均5%程度の増加が続くと予想するところもあり、生徒数の増加に伴い業績も拡大しよう。  足もとで収益性の高い教育事業が想定を上回って推移していることから、23年3月期通期業績予想の営業利益10億円(前期比14.2%増)は上振れの可能性が高い。前述の調査機関では、今期営業利益11億円、24年3月期同13億円を見込む。(温羅) 出所:MINKABU PRESS 2023/01/11 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=新日空調、割安感強く業績上振れ期待も  新日本空調<1952.T>の2000円未満は積極的に買い向かいたい。三井系の空調設備工事会社でリニューアル需要を取り込み安定した収益環境を享受している。また、原子力空調でも高い実績があり、岸田政権による原発再稼働に向けた政策的な後押しも同社の活躍余地を広げることになる。  業績は23年3月期営業利益が前期比5.5%減の65億円を予想するが、7~9月期は前年同期比74.9%増益と急回復を示しており、通期見通しの上振れ期待も膨らむ。PER10倍弱でPBRも0.7倍台と割安感が強いうえ、今期年間配当は前期と並びの75円を計画しており、時価予想配当利回りは4%前後と高く株主優待も充実している。原発関連としてのテーマ性とバリュー株の側面で注目度が高まりそうだ。(桂) 出所:MINKABU PRESS 2023/01/10 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=ツカダGHD、調整一巡感で押し目買い好機へ  ツカダ・グローバルホールディング<2418.T>に注目したい。ゲストハウスウエディングをはじめ「家族挙式」「楽婚」「和婚スタイル」など全方位型で対応する婚礼事業を主力に、ホテル事業、レストランの企画開発も手掛ける。コロナ禍の影響で大きく縮小したインバウンド需要や挙式披露宴などのニーズが回復するなか、ANAインターコンチネンタルホテル東京から婚礼事業を受託するなど積極的な営業戦略が功を奏しており、22年12月期営業損益は35億円の黒字(前の期63億9100万円の赤字)を見込む。また、配当も5円と3期ぶりに復配する方針としている。  株価は11月25日の戻り高値410円から大幅な調整を入れているが、直近は底を入れた感触がある。指標面ではPER7倍台、PBR0.7倍台と割安感が強く押し目買いの好機と捉えたい。(れい) 出所:MINKABU PRESS 2023/01/06 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=エンバイオH、ブラウンフィールド活用事業が好調  エンバイオ・ホールディングス<6092.T>は土壌汚染対策事業を展開。そのままでは売買が成立しにくい汚染された土地を健全で活用できる土地に戻して再販・賃貸する「ブラウンフィールド活用事業」が好調で、23年3月期通期の連結経常利益は前期比7.5%増の12億8700万円が見込まれている。  また、子会社のエンバイオ・エンジニアリングが米国のオハイオ州立大学と委託研究契約を締結したことにも注目したい。これは原位置浄化技術の性能向上を目的として、地下水中での汚染物質の移動と拡散を予測し、地下水汚染対策の効果予測と最適設計が行えるシミュレーション手法の委託研究を実施するものだという。  足もとの株価は680円近辺に位置する75日移動平均線が下値支持となるかたちで持ち直す動き。PERやPBRには割安感があり、改めて上値を試す展開が期待できそうだ。(参) 出所:MINKABU PRESS 2023/01/05 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=アクセル、好業績のパチンコ・パチスロ関連中小型株  アクセル<6730.T>に注目したい。同社は画像処理や音声出力用のファブレス半導体メーカー。グラフィックスLSI(大規模集積回路)で大きな市場シェアを握っており、パチンコなど遊技機向けを主力に展開し安定した収益を確保している。次世代遊技機への注目を背景にパチンコ・パチスロ関連株への関心が高まるなか、関連中小型の同社株には投資家の熱い視線が注がれている。  直近の4~9月期決算は、41%増収・営業71%増益と大幅な増収増益で着地した。遊技機向けのグラフィックスLSIや関連製品の販売が好調に推移し、業績を大きく押し上げた。AI(人工知能)関連など新規事業の早期事業化に向けた取り組みも奏功した。通期でも大幅な増収増益を見込んでいる。  株価は好業績を背景に上昇トレンドを続け、年初来高値圏を突き進む展開。ただ、足もと配当利回りは3%台後半と依然として魅力的な水準で、PERやPBRをみても特段の割高感はない。全体相場にツレ安して下げるような場面があれば、そこは押し目買いのチャンスと捉えてよさそうだ。(イ) 出所:MINKABU PRESS 2022/12/30 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=DIT、旺盛なソフトウェア投資が追い風  デジタル・インフォメーション・テクノロジー<3916.T>はソフトウェア開発が主力事業。12月14日公表の日銀短観(12月調査)では、22年度のソフトウェア投資計画(全産業・全規模合計)が前期比17.8%増と拡大傾向が示されている。  ビジネスソリューション事業分野(業務システム開発、運用サポート)は旺盛な需要を背景に業容の拡大が続いているほか、エンベデッドソリューション事業分野(組込みシステム開発、組込みシステム検証)では車載・半導体関連が回復。23年6月期第1四半期(7~9月)の連結経常利益は前年同期比55.4%増の6億5600万円で、通期計画22億5000万円に対する進捗率は29%超となっている。  株価は11月16日に年初来高値2066円をつけ、その後は調整色を強めている。ただ、足もと業績の好調さを考えれば、1700円台前半に位置する75日移動平均線を下回る水準は拾い場と捉えたい。(参) 出所:MINKABU PRESS 2022/12/29 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=ラクスル、主力ラクスル事業が好調  ラクスル<4384.T>は急騰後の調整局面にあるが、業績拡大期待を背景に上値を目指す動きが想定され、押し目買いの好機と考えたい。  同社は、ネットで印刷物を注文できる印刷通販サイト「ラクスル」の運営が主な事業。12月12日に発表した第1四半期(8~10月)連結決算で、主力のラクスルを中心とした業績回復が進み、売上総利益が前年同期比48.2%増の28億4700万円となったことに注目したい。  需要拡大に向けてテレビCMなどの広告宣伝投資を集中的に行い新規顧客の獲得が進んだことに加えて、リピート購入数が堅調に推移した。リオープンを背景にした需要の増加に対してノベルティー商品のラインアップの拡充を図ったことも貢献。更に、前期第3四半期にダンボールワンを連結化したことも寄与した。  23年7月期通期業績予想で売上総利益は前期比18.3~24.4%増の116億~122億円を見込む。第1四半期にハコベル事業を分社化した影響はあるものの、放映金額の大きい大企業顧客の増加とSaaS事業の拡大により、広告プラットフォームのノバセル事業の業績が順調に回復傾向にあることでカバーする。これら足もとの状況に加えて、原材料高についても価格転嫁を進める方針であり、今後も堅調な業績拡大基調が続きそうだ。(仁) 出所:MINKABU PRESS 2022/12/28 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=ウェルスナビ、業績改善とNISA拡充策で株価見直しへ  ウェルスナビ<7342.T>は全自動の資産運用サービス「ウェルスナビ(WealthNavi)」を運営。NISA(少額投資非課税制度)に対応した「おまかせNISA」など、さまざまな機能の搭載を進めており、サービス利用者数を着実に伸ばしている。政府が打ち出したNISA拡充策が同社事業の中長期的な追い風となりそうだ。  直近発表した1~9月期決算は、営業収益(売上高)が前年同期比49.7%増、営業損益が前年同期の赤字から黒字転換で着地した。提携パートナーの獲得やテレビCMによる広告宣伝などに取り組んだことで引き続き売り上げの高成長を維持し、利益面では損益改善を果たした。通期でも大幅増収、営業黒字転換を計画している。  株価は、足もと1300円近辺で推移。これまで赤字が続いていたこともあって冴えない値動きを余儀なくされているが、足もとの業績改善と政府のNISA拡充策を背景とした成長期待を追い風に今後見直しの動きが強まる可能性がありそうだ。中長期的には4月につけた年初来高値2859円を目指す展開を期待したい。(イ) 出所:MINKABU PRESS 2022/12/27 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=マツキヨココ、業績拡大で再評価余地  マツキヨココカラ&カンパニー<3088.T>に注目したい。ドラッグストア大手である同社の業績は好調で、11月に23年3月期連結営業利益を530億円から578億円(前期比40.7%増)に増額修正した。経済再開に向けた動きが追い風となったほか、旧ココカラファインとの経営統合効果も表面化しており業績を押し上げている。市場では24年3月期の同利益は610億円前後への増益を予想する見方も出ている。  株価は10月に6520円の最高値をつけた後、一服局面を経て再び上昇基調を強めている。今後インバウンド絡みの需要回復も見込まれるなか、先の高値抜けから7000円台での活躍を目指す一段高が期待できる。(地和) 出所:MINKABU PRESS 2022/12/26 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=テンポスHD、飲食店の開店本格化が追い風  テンポスホールディングス<2751.T>に注目したい。同社は閉店する飲食店から厨房機器を買い取りメンテナンス後に再販する中古厨房機器販売の大手で、足もとの業績は好調に推移している。リオープン(経済再開)に向けた動きが進むなか、飲食店の開店が本格化しており、同社の事業環境は好転している。同社では23年4月期の連結営業利益は28億8400万円(前期比54.1%増)と最高益更新を見込み、配当予想も前期に対して1円増の11円を計画している。  株価は6日につけた戻り高値2385円から調整を入れているが、ここは格好の拾い場。今後、3月につけた年初来高値2444円を目指す展開が期待できる。(れい) 出所:MINKABU PRESS 2022/12/23 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=ラウンドワン、米国好調が業績を牽引  ラウンドワン<4680.T>は、秋以降の下落で株価は4カ月ぶりに500円を下回る推移となっているが、実態を反映させた水準ではなく、下値拾いの好機ととらえたい。  11月11日の上期(4~9月)決算発表時に、23年3月期の連結業績予想を営業利益で160億5700万円から173億1600万円(前期17億2600万円の赤字)へ上方修正した。アミューズメント部門でクレーンゲームが好調に推移していることが要因だが、国内で想定以上の固定費増加があり、これがネガティブ視されて上方修正があまり評価されなかった。  ただ、第3四半期に入っても10月、11月は国内既存店売上高がコロナ禍前の20年3月期実績を上回っているほか、米国の出店拡大と既存店売上高の好調から、23年3月期は修正値を上回る可能性はある。  特に米国は、次なる成長に向けてサテライト店舗やクレーンゲーム機の強化を図っており、クレーンゲームなどの人気が続く。更に24年3月期は回復が遅れていた中国で、リオープニングによる業績への貢献が期待できる。24年3月期に2ケタ営業増益を見込む調査機関もあり、今後の業績拡大期待を考慮すると時価水準は評価不足といえる。(仁) 出所:MINKABU PRESS 2022/12/21 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=日電波、自動運転向け水晶デバイスの成長期待が膨らむ  日本電波工業<6779.T>は12月2日の年初来高値1943円で足もとは頭打ちとなっているが、業績拡大期待から上値余地を広げる可能性が高い。  同社は電子機器の正常な稼働に欠かせない水晶デバイスの世界大手。なかでも日電波は車載向けが強く、全体の売上高に占める割合も大きい。11月8日に発表した23年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結決算は、売上高が前年同期比19.0%増の265億100万円、最終利益が同37.9%増の33億5200万円と大幅な増収増益だった。上海の都市封鎖による物流混乱の影響を期初に受けながらも、車載向け売上高は価格改定の効果もあって20%以上増加し、中華系スマートフォンメーカーからの需要減の影響を補った。  同社は下期も車載向けの売上高が引き続き大幅に増加すると予測。23年3月期の売上高は前期比18.9%増の540億円、最終利益は同11.8%増の61億円を見込む。直近で円安進行に一服感が出ているのは業績面での懸念材料となるが、構造改革により収益性が高まった日電波に対しては、中長期的には自動運転や、自動車とあらゆるモノを無線通信で結ぶ「Ⅴ2X」に関連する自動車・インフラ部品の拡大が成長への追い風となるだろう。  株価収益率(PER)は6倍台と、電子部品メーカーのなかでは割安感も強い。昨年11月の高値1947円を突破した後は、07年の高値から20年の安値までの下落に対し3分の1戻した水準となる2736円近辺がチャート分析上の次の節目となることから、株高に拍車がかかりそうだ。(碧) 出所:MINKABU PRESS 2022/12/20 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=ソースネクス、来期業績は黒字化へ  ソースネクスト<4344.T>に注目したい。ソフトウェア開発を手掛ける同社の22年3月期の連結営業損益は22億5900万円の赤字(前の期は5億4000万円の黒字)だった。コロナ禍の影響でAI通訳機「ポケトーク」が不振だった。しかし、23年3月期はポケトークの米国での好調や日本での回復もあり底打ちが見込める。今期の同損益8億5000万円の赤字見通しは、7億円前後に縮小するとの見方がある。  24年3月期の同利益はインバウンドの本格的な回復も見込め、8億円前後へ3期ぶりに黒字転換を果たしそうだ。株価は足もとでは一服状態にあるが、先行き10月高値340円更新からの一段高が見込める。(地和) 出所:MINKABU PRESS 2022/12/19 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=gumi、先行投資の一巡で利益改善進む  gumi<3903.T>に注目したい。同社はモバイルゲームの開発・運用を手掛けるほか、ベンチャーへの出資などを通じてメタバース事業にも取り組んでいる。ゲーム事業の広告宣伝など先行投資が一巡したことで利益改善が進んでおり、好業績を背景に今後の株価上昇が期待される状況にある。  直近9日に発表した5~10月期決算は、営業損益が前年同期の赤字から黒字転換して着地した。配信期間の経過で主力タイトルの売り上げが減少したことから売上高は小幅減となったが、開発や運用体制の適正化など各種取り組みが奏功した格好だ。通期見通しについては引き続き非開示としている。  株価は、今年3月と5月に500円割れ水準で底を確認して上昇に転じ、10月高値1110円まで一気に駆け上がった。その後調整したものの、足もと700円近辺に位置する200日移動平均線をサポートラインとして堅調に推移している。昨年5月高値の1433円、更に2017年高値の1685円が上値メドとして意識されそうだ。(イ) 出所:MINKABU PRESS 2022/12/16 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=F-ブレイン、セキュリティー対策需要の高まりが追い風  フーバーブレイン<3927.T>は、「ITツール事業」及び「ITサービス事業」を展開。サイバーセキュリティー対策需要の継続的な高まりが追い風となっている。  11月14日に発表した23年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結決算は、経常損益が5400万円の黒字(前年同期は6100万円の赤字)で着地した。ITツール事業では新規販売代理店の販売実績が拡大し、重要業績評価指標である営業人員の生産性が向上。また、ITサービス事業においてはITエンジニア人材に対する高い需要が続いている。足もとの月次売上高は堅調に推移しており、通期業績に期待したい。  株価は12月5日に直近高値760円をつけ、その後は上げ一服となっているが、25日移動平均線と75日移動平均線とのゴールデンクロスが視野に入っている。(参) 出所:MINKABU PRESS 2022/12/15 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=カチタス、業績再評価で株価再騰へ  カチタス<8919.T>は9月13日の高値3760円を直近ピークに下落しているが、業績再評価から反騰機運を強めそうだ。  同社は、中古住宅の再生・販売が主な事業。商品化困難な地方都市部や郊外の戸建の築古物件へ集中し独自のポジションを確立しているのが特徴で、販売件数は業界トップを誇る。足もとでは、空き家の増加により仕入れ機会が拡大している一方で、消費者は中古住宅を許容する傾向にあり、中古住宅の再生・販売市場は拡大している。同社も拠点拡大や人員増強による市場シェア拡大を通じて中期的な成長が期待できる。  11月4日に発表した上期(4~9月)連結決算は、営業利益が74億3600万円(前年同期比8.1%増)と増益となった。コロナ禍で停滞していた売却査定依頼が感染拡大前の水準に戻り仕入れは順調。仕入れ単価は上昇したものの、販売件数の増加と販売単価上昇により増益を確保した。  物価上昇や金利上昇による住宅取得意欲の後退が警戒されるが、同社が販売する中古住宅は新築戸建と比較し相対的に割安感があり、景気後退局面でも需要は底堅く推移すると予想される。23年3月期通期業績予想で営業利益は140億1800万円(前期比6.8%増)の予想だが、上期計画は予算を超過達成しており、通期も上振れの可能性が高い。(仁) 出所:MINKABU PRESS 2022/12/14 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=ショーボンド、最高益更新基調を評価  ショーボンドホールディングス<1414.T>に注目したい。道路や鉄道、建物といったインフラを中心にコンクリート構造物の補修・補強などを展開。橋梁の耐震補強など老朽化対策向けを主力としている。高速道路向けなど需要拡大を受け、業績は拡大基調を続けている。23年6月期の連結営業利益は前期比3.1%増の178億円と最高益更新の見込みだが、180億円台へ上振れ期待がある。24年6月期の同利益は190億円台も予想されている。  今期配当は前期比2円増の120円と増配を計画しているほか、自社株買いなど株主還元も積極化している。インフラの老朽化対策への需要は強く、株価は10月高値6540円更新からの一段高が期待できる。(地和) 出所:MINKABU PRESS 2022/12/12 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=新光商、中計の良好な進捗を本格評価へ  新光商事<8141.T>に注目したい。同社はルネサスエレクトロニクス製品を主体とする半導体商社で産業用や遊技機向けなど幅広い分野に展開している。10月31日に23年3月期の連結最終利益予想について、従来の30億円から39億円(前期比38.2%増)へ上方修正した。足もとで主力である産業機器関連、自動車電装機器関連、OA機器関連が想定以上に好調に推移している。同社が5月に打ち出した中期経営計画で、最終年度の25年3月期に最終利益37億円を目標に掲げていたが、達成時期は計画より2年早まりそうだ。  株価は11月25日に年初来高値1200円をつけてから一服となったが、足もとでは仕切り直しの動きもみられる。指標面で配当利回り5.1%台も魅力的であり、25日移動平均線を足場に再び年初来高値を目指す展開が期待できる。(れい) 出所:MINKABU PRESS 2022/12/09 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=アディッシュ、来期を見据え効率化などに投資  アディッシュ<7093.T>はカスタマーサクセス・カスタマーサポート支援サービスを提供する「ソーシャルアプリサポート」と、24時間365日体制の投稿モニタリングサービスを手掛ける「インターネットモニタリング」の2つのサービスが主軸となっている。  22年12月期第3四半期累計(1~9月)の連結経常利益は既に通期計画を上回っているが、通期見通しを据え置いているのは第4四半期に来期を見据えて広告宣伝や媒体構築、効率化投資などを行うため。同社の事業はストック率が高いモデルであるため、今後も堅調な業績が見込めそうだ。  株価は11月14日に直近高値1418円をつけたあとは上げ一服商状。ただ、Web3領域に関連した期待材料などもあり、1100円台半ばに位置する75日移動平均線を下回る水準では積極的に拾ってみたい。(参) 出所:MINKABU PRESS 2022/12/08 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=HENNGE、「HENNGE One」の成長続く  HENNGE<4475.T>は業績拡大期待を背景にした株価上昇が見込めよう。  同社は、複数のクラウドサービスへのセキュアなアクセスとシングルサインオンを実現する認証プラットフォーム「HENNGE One」が主力。会社側では同事業について、契約企業数とARPU(1ユーザー当たり平均売り上げ)の向上によって、中期的に年20%以上の成長を目指す方針で、22年9月期末契約企業数は2213社(前の期比261社増)と順調に増加。また、ARPUもライセンス体系改定に伴う既存顧客の自発的なプラン移行が進んだことで2410円(同193円増)と伸長した。  23年9月期は、営業利益5億6100万円(前期比21.3%増)を見込むが、足もとの契約獲得は順調なことに加えて、価格改定効果を織り込んでいないとみられることから上振れの可能性は高い。調査機関のなかには同9億円台を見込むところもある。(仁) 出所:MINKABU PRESS 2022/12/07 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=ふくおかFG、総資産は業界首位級で割安感も魅力  ふくおかフィナンシャルグループ<8354.T>の押し目を拾ってみたい。11月28日に2838円の年初来高値を形成後に利食われ反落したが、75日移動平均線近辺まで下押し、目先売り一巡感が出る可能性がある。同社は九州を地盤とする地方銀行で、総資産、貸出金残高いずれも業界トップクラス。傘下に福岡銀行、熊本銀行、十八親和銀行を擁する。  ここ地銀セクターが再編思惑も絡めマーケットの視線を集める場面があった。同社はその経常収益の規模と安定性から存在感を高めているが、PER8倍台、PBR0.5倍台と株価指標面で割安感は申し分ない。また、4%を超える配当利回りも魅力となる。23年3月期上期(22年4~9月)は売上高にあたる経常収益が前年同期比10%増の1540億9300万円、最終利益も同10%増の307億6000万円と好調。トップライン、利益ともに2ケタ成長を達成し、最終利益の進捗率は54%と、通期計画は上振れる可能性も内包している。(桂) 出所:MINKABU PRESS 2022/12/06 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=フジクラ、17期ぶり最高益評価  フジクラ<5803.T>に注目したい。エネルギー・情報通信事業部門はデータセンター向けなどが好調なほか、エレクトロニクス事業部門ではスマートフォン向けが堅調。中間期決算が大幅増益となったことから、23年3月期の連結営業利益は従来予想の500億円から685億円(前期比78.9%増)へ増額され、17期ぶりに最高益を更新する見込みだ。配当は従来予想から10円増の年26円(前期比16円増)へ増配する予定だ。  下期は自動車向け販売の回復も見込め、今期業績には一段の増額修正期待があるほか、来期も増益基調が続くとみられている。株価は、先行き2018年1月につけた1184円更新からの一段高が見込める。(地和) 出所:MINKABU PRESS 2022/12/05 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=ロイヤルHD、「ロイホ」回復で3期ぶり黒字転換へ  ロイヤルホールディングス<8179.T>は年初来高値圏で強調展開にあり、この動きについてみたい。レストラン「ロイヤルホスト」、天丼チェーン「てんや」を展開する外食老舗で、空港や高速道路のサービスエリアといった施設内のレストラン運営やホテル事業なども手掛ける。  足もと業績は回復基調が鮮明だ。1~9月期の売上高は前年同期比26%増と大幅増収、営業損益は前年同期の赤字から黒字に転換した。新型コロナウイルス感染再拡大や悪天候の影響があったものの、行動制限の緩和に伴い需要が回復。主力のロイヤルホストを中心に収益が大きく改善した。通期も増収・営業黒字転換を見込んでいる。  株価は2400円近辺の年初来高値圏で推移しており、コロナショック直前の水準をクリアしてきた。新型コロナの感染状況には引き続き注意が必要ながら、経済再開の流れは今後も着実に進んでいくとみられ、押し目があれば買い向かうスタンスで報われそうだ。(イ) 出所:MINKABU PRESS 2022/12/02 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=ブティックス、高進捗で通期業績に上振れ余地  ブティックス<9272.T>は、介護事業者向け展示会の開催やM&A仲介サービスなどを展開。介護サービス需要の拡大を背景に、同市場への参入意欲が引き続き旺盛なことが追い風となっている。  11月8日に発表した23年3月期第2四半期累計(4~9月)の単独決算は、経常利益が前年同期比97.3%増の4億7100万円となり、通期計画7億円に対する進捗率は67%超に達した。同社が運営する展示会事業は開催が集中する第4四半期(1~3月)に売上高及び利益が急増する傾向があるため、通期業績の上振れが期待できそうだ。  株価は11月10日に年初来高値3615円をつけたあと上げ一服となったが、足もとでは仕切り直しの動き。中期トレンドを示す75日移動平均線は上昇基調を維持しており、上値を試す展開が見込まれる。(参) 出所:MINKABU PRESS 2022/12/01 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=エアトリ、事業ポートフォリオ再構築で成長力強まる  エアトリ<6191.T>は、コロナ禍で進めてきた事業ポートフォリオの分散や再構築により、中長期での利益成長が見込めるようになっており、これを背景に水準訂正が進みそうだ。  同社は、日本人旅行者向けのオンライン旅行会社大手。足もとでは、リオープニング関連銘柄の一つとして、全国旅行支援を契機とした国内旅行需要の増加の恩恵を享受するほか、海外旅行では世界各国の水際対策緩和による海外旅行需要の増加の恩恵も受ける。22年9月期営業利益は、連結範囲の変更で減少があるものの、21億9300万円(前の期比30.2%減)と安定的に推移した。  23年9月期は、新型コロナウイルス感染症の完全収束による国内旅行収益の伸長、世界各国での水際対策緩和による海外旅行収益の回復、投資事業による貢献などのアップサイド要因を織り込まない保守的な業績予想として、営業利益10億円(前期比54.4%減)を見込むが、足もとの国内・海外旅行の回復ぶりを見ると保守的過ぎる印象。また、伝統的な旅行会社がコロナ禍で大幅な店舗削減を迫られたことで、同社のようなオンライン旅行会社のシェアが拡大していることもプラスに働くとみられ、調査機関の中には同28億円前後を見込むところもある。  旅行需要の回復に加えて、コロナ禍で進めてきた事業ポートフォリオの分散や再構築により、グループとしての成長力が強まっている点にも注目。旅行以外のITオフショア開発事業、訪日旅行・Wi-Fiレンタル事業、メディア事業、投資事業はいずれも堅調に推移しており、中長期の利益成長を牽引しそう。更に、新たに立ち上げた地方創生事業も貢献しそうだ。(仁) 出所:MINKABU PRESS 2022/11/30 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=ビジョナル、人材不足と成果主義導入の時代で収益機会広がる  ビジョナル<4194.T>の1万円大台近辺は買いのチャンスとみたい。ハイクラス人材を対象にクラウドを活用した会員制転職サービス「ビズリーチ」や人材管理「ハーモス」などを運営する。コロナ禍を経て人材不足が進むなか、企業の成果主義などの導入もあって同社の収益機会が広がっている。  同社サービスの導入企業数・登録会員数ともに増勢の一途にある。現在、国内で年収600万円を超える給与所得者は1000万人強とみられるが、そうした人材をターゲットにスカウト可能会員数も今後一段と伸びることが予想される。広告費などのコストを吸収し、来期以降も中期的な利益成長トレンドを確保しそうだ。同社の23年7月期は売上高が前期比27%増の560億円、営業利益は同50%増の125億円を見込んでいる。(桂) 出所:MINKABU PRESS 2022/11/29 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=日立造、ごみ焼却発電施設の受注拡大  日立造船<7004.T>に注目したい。主力のごみ焼却発電施設の受注などが伸び業績は好調に推移している。第2四半期累計(4~9月)の連結営業損益は1億4800万円の黒字(前年同期は14億1500万円の赤字)となった。中間期での営業黒字は10期ぶりのこと。23年3月期の受注高見通しは増額修正されている。今期の連結営業利益は、前期比28.7%増の200億円が見込まれている。  為替の円安も追い風で、今期営業利益は230億円前後への増額修正期待も出ている。中間期の好決算を背景に株価は上昇基調を強めているが、本格評価はこれからで、1000円台乗せからの一段高が期待できる。(地和) 出所:MINKABU PRESS 2022/11/28 10:00

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