みんかぶニュース コラムニュース一覧
みんかぶニュース コラム
<注目銘柄>=シチズン、超ド級の株主還元姿勢を評価
シチズン時計<7762.T>は800円台前半のもみ合いは買い向かって妙味がある。腕時計大手で海外でもそのブランド力は健在だ。コロナ禍からの回復により、日本国内だけでなく欧米でも主力の時計事業が好調に推移している。23年3月期第3四半期(22年4~12月)は営業利益が前年同期比7%増の210億3200万円と堅調な伸びを示した。
更に、株主還元に極めて積極的な姿勢をみせていることもポイントとなる。2月13日に発行済み株式数の25%超に当たる規格外ともいえる大規模な自社株買いを発表、マーケットで脚光を浴びた。その後はストップ高を交え一気に株価水準を切り上げたが、時価予想PERは12倍程度、PBRもようやく1倍近辺まで修正されたに過ぎない。上値余地は十分で2014年12月以来約8年3カ月ぶりとなる4ケタ大台回復も視野に入りそうだ。(桂)
出所:MINKABU PRESS
2023/02/28 10:00
みんかぶニュース コラム
<注目銘柄>=大同特鋼、最高益基調で割安顕著
大同特殊鋼<5471.T>に注目したい。大手特殊鋼メーカーである同社の第3四半期(22年4~12月)の連結純利益は前年同期比26.9%増の281億8600万円だった。特殊鋼の値上げなどが収益に寄与した。また、エネルギー関係で発電用タービン向けや掘削関係向け、それに航空機のエンジンシャフト向けなどに自由鍛造品が伸びた。23年3月期の同利益は前期比26.4%増の340億円と2期連続での最高益更新が見込まれている。
24年3月期の同利益も350億円前後への増益が見込まれている。株価は今期予想連結PERで6倍台、配当利回りも3.8%前後で、PBRも0.6倍台の水準にあり割安感は顕著だ。先行き6000円を目指す展開が見込める。(地和)
出所:MINKABU PRESS
2023/02/27 10:00
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<注目銘柄>=大正薬HD、花粉シーズン本格化で活躍期待
大正製薬ホールディングス<4581.T>に注目したい。2月も下旬に差し掛かり、花粉症シーズンが本格化してきた。今春の花粉飛散量は過去10年で最も多くなると予想されており、総合感冒薬「パブロン」やアレルギー専用鼻炎薬「クラリチン」などを手掛ける同社の活躍に期待がかかる。
足もと業績は好調だ。9日に発表した22年4~12月期決算は、「リポビタン」「パブロン」など主力ブランドの販売や海外事業が大きく伸び、営業3.2倍増益を達成。決算発表とあわせて、通期見通しの上方修正も行った。直近の株価動向は、200日移動平均線を足場にしっかりの展開を続けている。有配企業でありながらPBR0.5倍台と株価指標面から割安感は強い。(イ)
出所:MINKABU PRESS
2023/02/24 10:00
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<注目銘柄>=ホシザキ、外食業界の新陳代謝で商機拡大
ホシザキ<6465.T>は、業績再評価とともにもみ合い上放れが期待できそうだ。
同社は業務用厨房機器の大手。2月10日に発表した22年12月期決算で、連結営業利益は279億1500万円(前の期比12.0%増)だった。20年以降、新型コロナウイルスの感染拡大による外食産業の落ち込みやサプライチェーンの混乱による影響でさまざまな困難に直面してきたが、2期連続で増益となった。
外食産業はコロナ禍を経て閉店する店舗がある一方、他社の退店跡を活用して出店する企業も増えており、新陳代謝が加速。また、人手不足に対応するため設備投資が増加するとみられている。同社にとっては商機の拡大につながり、成長に寄与しよう。
23年12月期は営業利益340億円(前期比21.8%増)を見込む。ただ同社は例年、業績予想を保守的に見る傾向があるほか、足もとで売価引き上げが浸透していることや、順調に物流回復が続いている国内動向、そして事業構造改革を含めた費用面のテコ入れが進んでいることなどを考慮すると上振れの公算は大きい。調査機関のなかには、同380億円前後、24年12月期は同440億円前後を予想するところもある。(仁)
出所:MINKABU PRESS
2023/02/22 10:00
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<注目銘柄>=NSD、銀行と官庁需要取り込み最高益更新続く
NSD<9759.T>はここ調整色を強め25日移動平均線を下回ってきたが、足もとの業績は好調であり逆張りの好機とみたい。同社は独立系のシステムインテグレーターで金融向けなどに高い実績を有する。M&A戦略なども奏功して業容拡大を続けており、前期まで10期連続で増収営業増益を達成、売上高・営業利益いずれも過去最高を更新中だ。銀行向けソフト開発需要を取り込むほか、官公庁のデジタルトランスフォーメーション(DX)案件も寄与し、23年3月期もピーク更新基調に変化はない。
26年3月期を最終年度とした中期経営計画も推進中で、トップラインは1000億円(前期実績711億8800万円)、営業利益は150億円(同114億1400万円)を目指す方針。株価は昨年11月につけた2663円の昨年来高値奪回が目標となる。(桂)
出所:MINKABU PRESS
2023/02/21 10:00
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<注目銘柄>=双日、PBR1倍割れ是正へ
双日<2768.T>に注目したい。総合商社である同社の業績は、商品価格や石炭市況の上昇などが寄与し好調。第3四半期(22年4~12月)の連結純利益は1087億3100万円(前年同期比75.3%増)だった。23年3月期の同利益は1100億円(前期比33.6%増)と最高益を更新する見込みだ。エネルギー価格などにも左右されるものの、来期は中国景気の回復期待も強く今期と同水準の利益が期待されている。
足もとの株価は今期予想連結PER5倍台、配当利回り5%前後と割安。連結PBRも0.7倍台の水準にある。同社は中期経営計画でPBR1倍割れの是正を掲げ、企業価値の向上を目指しており、株価は一段高が見込める。(地和)
出所:MINKABU PRESS
2023/02/20 10:00
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<注目銘柄>=MSOL、2期ぶり最高益更新を本格評価へ
マネジメントソリューションズ<7033.T>に注目したい。大手企業のプロジェクトマネジメントオフィス(PMO)実行支援を行うコンサルティング会社だが、国内で圧倒的な実績を積み上げている。23年10月期連結営業利益は、旺盛なニーズに応えるための人材確保や稼働率向上により19億円(前期比2.6倍)と2期ぶりに最高益更新を見込んでいる。PMOアウトソーシングサービスは世界的な潮流であり、来期業績も最高益が見込めそうだ。
株価は昨年12月16日に4175円の戻り高値をつけた後、1月初旬に3000円トビ台まで調整していたが、足もとでは再び反発基調を強めている。業績拡大を評価して先行き4000円台回復からの一段高が期待される。(れい)
出所:MINKABU PRESS
2023/02/17 10:00
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<注目銘柄>=ラキール、加速するDXニーズが追い風
ラキール<4074.T>は企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)を支援するプロダクトサービスとプロフェッショナルサービスを提供。会社側ではアフターコロナ時代に適応するDX化の流れが一段と強まり、企業のIT投資が加速するとみている。
こうしたなか、同社はアプリケーション開発プラットフォーム「LaKeel DX」をはじめとする製品サービスを強化するなど、高い収益性が期待できるプロダクトサービスに注力。23年12月期通期の連結売上高は前期比22.2%増の84億900万円、連結経常利益は同22.3%増の8億9400万円を見込んでいる。
テクニカル面では、日足チャートで中期トレンドを示す75日移動平均線が上向きに転じていることに注目。好業績見通しを考えれば、押し目は積極的に拾ってみたい。(参)
出所:MINKABU PRESS
2023/02/16 10:00
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<注目銘柄>=ABCマート、中国人需要の本格回復に期待
エービーシー・マート<2670.T>は、昨年12月30日につけた昨年来高値7540円をピークに調整しているが、足もとの販売好調から23年2月期業績の上方修正及び来期増益の可能性が高く、好業績を背景に再騰展開へと向かいそうだ。
1月11日に発表した第3四半期累計(22年3~11月)決算は、連結営業利益が289億9100万円(前年同期比46.1%増)となり、通期計画に対する進捗率は84%になった。外出需要の高まりに加えて、デジタルコマースの活用やグランドステージと複合業態店舗の拡大などの施策が奏功。既存店売上高が22年3月以降前年実績を上回って推移していることも業績を押し上げた。
今後はコロナ禍収束に伴い、中国人需要の本格回復が期待できる点に注目。コロナ禍前は免税売り上げが国内事業の1割弱程度、中国人観光客比率の高い韓国事業が2割弱を占めていたが、いずれも本格回復には至っていない。これらが今後、本格回復に向かえば業績へのインパクトも大きいだろう。また、競合他社が閉店を進めるなか、同社のシェアが高まっていることなども考慮すると、今・来期の業績見通しは強気で見ても良い。調査機関の中には、会社側の23年2月期営業利益345億円(前期比25.7%増)予想に対して400億円前後、24年2月期は同440億円前後を見込むところもある。(仁)
出所:MINKABU PRESS
2023/02/15 10:00
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<注目銘柄>=IIJ、高成長続き3000円台での活躍有望
インターネットイニシアティブ<3774.T>の急騰後にひと押し入れた2500~2600円台前半のゾーンは買い向かって妙味がある。同社はインターネット接続事業者の草分け的存在であり、クラウドサービスやセキュリティーで優位性を発揮しシステムインテグレーション分野でも高い技術力を誇る。民間では大手企業を顧客に安定した収益基盤を持つ一方、官公庁向けで高い実績を有し、旺盛なIT投資需要を取り込んでいる。
23年3月期第3四半期(22年4~12月)は営業利益段階で前年同期比15%増の187億9000万円と2ケタ成長トレンドを確保している。23年3月期通期営業利益は前期比16%増の272億円予想と過去最高利益を大幅更新する見通し。更に24年3月期も大幅増収増益基調を続ける公算が大きい。株価は昨年8月5日につけた上場来高値2760円を通過点に、中期的に3000円台を地相場とする展開が見込める。(桂)
出所:MINKABU PRESS
2023/02/14 10:00
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<注目銘柄>=バルニバービ、経済再開で業績回復へ
バルニバービ<3418.T>に注目したい。同社はレストランやカフェなど飲食店を展開。外食に不向きとされる立地に低コストで出店する「バッドロケーション戦略」を特徴としている。コロナ禍の影響で前期まで3期連続で営業赤字を記録した。ただ、経済再開(リオープン)の流れに乗り主力のレストラン事業が回復しており、23年7月期の営業損益は2億6800万円の黒字(前期は4億4700万円の赤字)へ転換する見通しだ。
同社はレストランなどの出店を通じて地方創再生事業にも関わっている。経済再開の本格化とともに来期業績は更なる回復が見込めそうだ。株価は、昨年6月高値1115円更新からの一段高が期待できる。(地和)
出所:MINKABU PRESS
2023/02/13 10:00
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<注目銘柄>=ニチコン、業績急拡大トレンドをまい進
ニチコン<6996.T>は世界有数のコンデンサーメーカーで、アルミ電解コンデンサーが主力。生産自動化や自動車電装化の流れを追い風に、産業機器向けや電気自動車(EV)向けで旺盛な需要を獲得している。加えて、新たな経営の柱として展開する家庭用蓄電システムなど環境関連製品も好調で、足もと業績急拡大トレンドをまい進している。
8日に発表した22年4~12月期決算は、営業2.7倍増益で着地。直近10~12月期では四半期ベースの過去最高益を更新しており、9四半期連続の大幅増益を達成した。あわせて配当予想の増額修正も発表し、年30円(前期27円)とした。株価は、一足早く決算発表を行った同業の日本ケミコン<6997.T>の好業績を手掛かりに急動意。長期的なトレンドを示す200日移動平均線の上に顔を出してきた。(イ)
出所:MINKABU PRESS
2023/02/10 10:00
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<注目銘柄>=ソフトクリエ、好業績に加えテクニカル妙味も
ソフトクリエイトホールディングス<3371.T>は、ECソリューション事業とITソリューション事業が2本柱。2月1日に発表した23年3月期第3四半期累計(22年4~12月)の連結経常利益は前年同期比9.8%増の35億6800万円となり、通期計画42億6500万円に対する進捗率は83%超に達した。
ECサイト構築及びECクラウドサービスへの投資需要の拡大を追い風に、ECサイト構築パッケージ「ecbeing」やECクラウドサービス「メルカート」などの売り上げが拡大。在宅勤務など働き方の変化により、インターネット上で稟議書などを電子化するためのワークフローサービス「X-pointクラウド」なども伸長している。
足もとの株価は好決算を手掛かりに下値を切り上げる展開で、テクニカル面では25日移動平均線と75日移動平均線とのゴールデンクロスが目前となっている。(参)
出所:MINKABU PRESS
2023/02/09 10:00
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<注目銘柄>=エスエムエス、キャリア及び介護事業者分野が業績牽引
エス・エム・エス<2175.T>は、下値圏でのもみ合いから上放れつつあり、好業績期待を背景に本格的に上値を目指す展開に向かいそうだ。
同社は、介護・医療業界向け人材紹介サービスの最大手。1月31日に発表した第3四半期累計(4~12月)連結決算は営業利益が50億4300万円(前年同期比29.5%増)と大幅増益で着地した。新型コロナウイルス感染拡大によるマイナスの影響はあったものの、キャリアパートナー(CP)の積極採用の効果などで、キャリア分野が好調に推移。同社では更にCPの追加採用を進めるとしており、今後も人件費増加よりも受注増加による増収が加速する可能性が強い。
また、介護事業者向け経営支援プラットフォーム「カイポケ」も順調に成長しており、1月1日時点の会員数は拠点数が2万5750拠点(22年10月1日比550拠点増)、事業所数は4万3800事業所(同950件増)へ増加した。タブレットやスマートフォンなどの有料オプションサービスの利用拡大で単価も上昇しており、同分野の成長がキャリア分野と並んで業績を牽引している。
23年3月期は、営業利益72億3800万円(前期比14.6%増)を見込むが、ドイツでクロスボーダーの看護師人材紹介と看護師資格の取得支援を手掛ける企業を22年12月に子会社化した効果もあり、上振れの可能性は十分。調査機関によっては同75億円台後半を見込むところもある。また、24年3月期は同99億円前後へ向かいそうだ。(仁)
出所:MINKABU PRESS
2023/02/08 10:00
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<注目銘柄>=ユアテック、DX取り組みと再エネ分野で期待の超バリュー株
ユアテック<1934.T>の700円台のもみ合いは仕込み妙味がある。東北電力系の電気工事会社で首都圏にも営業エリアを広げている。施工実績のデータベース化などデジタルトランスフォーメーション(DX)の活用でリニューアル案件の獲得を進めている。また、風力発電や太陽光発電など再生可能エネルギー分野での実績も豊富だ。
23年3月期は営業利益段階で前期比5.4%増の100億円を見込むが上振れ余地がある。PERが8倍前後、PBRは0.4倍程度で、3.7%強の配当利回りを考慮すれば超バリュー株に位置付けられ、株価の水準訂正余地が改めて意識されそうだ。昨年来高値769円をクリアし800円台での活躍が見込まれる。(桂)
出所:MINKABU PRESS
2023/02/07 10:00
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<注目銘柄>=日本オラクル、業績最高益基調で割安
日本オラクル<4716.T>に注目したい。同社は、米国オラクル<ORCL>の日本法人で、大手ITサービス会社。第2四半期(22年6~11月)の純利益は前年同期比2.0%増の241億5800万円と堅調。クラウドを利用する企業などのIT投資が活発化していることが追い風に働いている。市場には、23年5月期の同利益は前期比約3%増の525億円前後と前期に続き最高益を予想する見方が出ている。
今期配当も前期比4円増の164円への増配が期待される。IT投資需要は強く、来期業績も最高益が見込めそうだ。株価には割安感は強く、足もとで上値をうかがう展開にあり、先行き1万円回復からの一段高が期待できる。(地和)
出所:MINKABU PRESS
2023/02/06 10:00
みんかぶニュース コラム
<注目銘柄>=タツモ、半導体装置などの受注が好調
タツモ<6266.T>に注目したい。半導体製造装置を主力に精密加工や搬送ロボットなどを手掛けており、半導体製造における薬液の塗布・現像装置をはじめ、貼合・剥離装置や洗浄装置などで高い競争力を有する。
足もとの業績は好調で、22年12月期第3四半期累計(1~9月)の連結決算は、営業利益が13億8100万円(前年同期比64.8%増)だった。半導体装置及び搬送機器の受注は好調に推移しており、表面処理用機器の引き合いと受注も回復傾向にある。
株価は1月25日に昨年来高値の2022円をつけたあと1800円台まで調整していたが、再び反発基調にある。グロース株としての成長期待は高く、改めて上値を試す展開が見込まれる。(れい)
出所:MINKABU PRESS
2023/02/03 10:00
みんかぶニュース コラム
<注目銘柄>=エーアイテイ、高進捗で通期業績に上振れ余地
エーアイテイー<9381.T>は関西地盤の国際貨物混載業者。取扱量の多い中国航路の海上運賃が高い水準で推移していることが追い風となっているほか、デジタルトランスフォーメーション(DX)を活用して業務効率化に取り組んでいることも足もとの好業績につながっている。
1月11日に発表した23年2月期第3四半期累計(22年3~11月)の連結決算は、経常利益が前年同期比51.8%増の47億8800万円で着地した。通期業績予想は従来通り前期比30.3%増の49億8000万円で据え置いているが、進捗率が96.1%に達していることを考えれば上振れ余地は大きいといえそうだ。
株価は1月5日につけた直近安値1339円を底に下値を切り上げる展開。25日移動平均線と75日移動平均線が徐々に接近しており、テクニカル妙味が高まりつつある。(参)
出所:MINKABU PRESS
2023/02/02 10:00
みんかぶニュース コラム
<注目銘柄>=インソース、「人への投資」が追い風
インソース<6200.T>は、第1四半期(22年10~12月)連結決算で23年9月期の順調な滑り出しを確認。高成長を背景とした中長期的な株価上昇が期待できる。
同社は企業研修、公開講座など社会人向け教育サービスの提供が主な事業。1月25日に発表した第1四半期決算は、講師派遣型研修事業が民間企業で好調だったほか、公開講座事業及びその他事業も堅調に推移し、営業利益8億9300万円(前年同期比15.2%増)と2ケタ増益となった。
岸田政権が人的資本強化への注力を打ち出していることなどを背景にリスキリングニーズが高まっているが、同社では専門性の高い分野のコンテンツ開発を強化することでニーズを取り込んでおり、今後も研修(講師派遣型、公開講座)事業の成長が続く見込み。また、23年3月期決算以降、有価証券報告書に「人的資本」の情報開示が義務化されるのに伴い、人事サポートシステム・LMS(学習管理システム)「Leaf」への関心も高まっており、ITサービス事業も拡大が期待できる。
会社側では23年9月期通期の営業利益を37億3000万円(前期比10.8%増)と計画しているが、調査機関の中には同40億円超を見込むところもある。また、24年9月期は同50億円台乗せの可能性もあろう。(仁)
出所:MINKABU PRESS
2023/02/01 10:00
みんかぶニュース コラム
<注目銘柄>=セカンドX、AI関連の新星で成長力際立つ
セカンドサイトアナリティカ<5028.T>は中長期スタンスで仕込んで妙味が大きい。人工知能(AI)を活用したデータ分析のアナリティクスコンサルティング及び解析システムの提供を行う。金融や製造業向けで高水準の需要を開拓している。データアナリストなどハイスキル人材の獲得にも積極的に取り組んでおり、将来性は高い。
業績はトップライン、利益ともに伸び率が顕著で、営業利益は22年3月期に前の期比で3.3倍化したが、23年3月期も前期比63%増益の2億5100万円予想と大幅な伸びを見込む。なお、売上高は23年3月期に初の10億円台に乗せる見通し。来期以降も大幅な増収増益基調が有力視される。
昨年4月に東証グロース市場に新規上場したニューフェースだが、株価は上場直後の4月8日に4750円の高値をつけたものの、その後に大幅な調整を強いられた。ただ成長力は抜群であり、時価1700円近辺は売り物も枯れた感があるだけに拾い場と判断される。(桂)
出所:MINKABU PRESS
2023/01/31 10:04
みんかぶニュース コラム
<注目銘柄>=ロート、業績好調で一段高余地
ロート製薬<4527.T>に注目したい。同社は、大衆向け目薬の最大手で高額目薬やスキンケアの「肌ラボ」、「メラノCC」などが好調だ。アジア需要の拡大が寄与している。23年3月期の連結営業利益は、前期比6.8%増の310億円と最高益の見込み。経済再開に伴う脱マスクの動きが強まるとともにリップクリームの販売増も期待できる。更にインバウンド関連の回復も見込め、業績は来期以降も最高益が予想されている。
株価は1月1日を効力発生日に1対2の株式分割を実施しており、買いやすさは増している。薬品セクターのグロース株として再評価余地は大きく、昨年12月につけた最高値2405円更新からの一段高が見込める。(地和)
出所:MINKABU PRESS
2023/01/30 10:00
みんかぶニュース コラム
<注目銘柄>=バーチャレク、自動配送ロボ実証に期待
バーチャレクス・ホールディングス<6193.T>はコンサルやソフト開発、コールセンター運営などを手掛け、企業のデジタル化需要を捉えて業容を拡大させている。直近、ロボット開発ベンチャーのZMP(東京都文京区)と共同で自動配送ロボットに関する実証実験を開始したと発表し、今後の事業展開への期待が足もと急速に高まっている。
4~9月期業績は、営業利益が前年同期比45.7%増の2億5100万円と大幅増益で着地。通期では、前期に続き過去最高益を更新する見通しにある。株価は、24日のZMPとの実証開始発表を受けて翌営業日から急伸。発表直前の水準(1100円近辺)から一気に1400円台まで上昇し、約1年ぶりの高値圏に浮上した。自動配送ロボ実証の進捗や第3四半期決算発表(2月9日予定)など、同社の動向には引き続き注視が必要だ。(イ)
出所:MINKABU PRESS
2023/01/27 10:00
みんかぶニュース コラム
<注目銘柄>=IDOM、新車不足で中古車の需要根強い
IDOM<7599.T>は中古車店「ガリバー」を全国展開。新車不足を背景に中古車の需要は根強く、同社株に改めて注目したい。
1月13日に発表した23年2月期第3四半期累計(22年3~11月)の連結経常利益は前年同期比2.5%減の136億9800万円だったが、9~11月期に限れば前年同期比7.6%増の54億1800万円となった。国内直営店の純減で小売り台数は減少したが、大型店の小売り台数は増加。オークション相場の影響により単価が上昇したことも寄与した。これを踏まえ同日には、通期の経常利益予想を前期比1.9%増の179億円(従来予想は164億円)に上方修正している。
株価は1月4日につけた直近安値647円を底に下値を切り上げる展開で、25日移動平均線と75日移動平均線が徐々に接近。PERは5倍台と割安感もある。(参)
出所:MINKABU PRESS
2023/01/26 10:00
みんかぶニュース コラム
<注目銘柄>=イオンファン、業績予想下方修正で悪材料出尽くし感
イオンファンタジー<4343.T>は、23年2月期業績予想の下方修正を発表したことをきっかけに株価は今年に入っての安値圏にあるが、今後の業績回復への期待から下値拾いの好機と考えたい。
同社は1月13日、23年2月期の連結業績予想を営業利益で26億円から3億円(前期34億800万円の赤字)へ下方修正し、あわせて15円を予定していた期末配当予想を5円へ引き下げた。ゼロコロナ政策の影響から中国事業で売り上げの低下が継続。12月に入り同政策は緩和されたものの、依然として第4四半期の売り上げが不透明なことなどから下方修正したという。
ただ、ゼロコロナ政策緩和に伴い、中国事業は今後急回復が期待できる。また、国内では好調なプライズ(アミューズメント専用景品)部門で、NHKEテレキャラクター「ファンターネ!」の初プライズ化や、うさぎ年にちなんだ「サンリオキャラクターズ Pyon Pyon Pyon!!」など、子どもに人気の限定オリジナル景品が人気化。12月の既存店売上高はコロナ禍前の19年比でも3.9%増と3カ月連続でプラスとなっており、足もとは堅調。24年2月期は改めて成長局面入りが期待できそうだ。調査機関によっては24年2月期営業利益45億円以上を見込むところもあり、業績急回復を見据えた、新たな株価上昇局面へと向かいそうだ。(仁)
出所:MINKABU PRESS
2023/01/25 10:00
みんかぶニュース コラム
<注目銘柄>=トレンダ、企業のSNSシフトを捉える
トレンダーズ<6069.T>の戻り足についてみたい。SNSネットワークを活用したマーケティング支援事業を展開する。インフルエンサーネットワークで優位性を持ち、企業のデジタル広告ニーズの高まりを背景としたSNSシフトを商機として捉えている。23年3月期上期(22年4~9月期)の営業利益は前年同期比2.2倍の6億5800万円と急成長を果たした。通期営業利益予想は前期比43%増の8億5000万円と大幅に過去最高を更新する見通しにあるが一段と増額修正される公算が大きく、10億円を上回る可能性が高い。
株価は昨年12月下旬から下値模索を続けていたが、1月18日に下ヒゲでつけた1559円が目先の底値となり、それ以降は急速に切り返す展開をみせている。ファンダメンタルズを考慮して、昨年8月26日につけた昨年来高値2109円奪回も十分に狙える。(銀)
出所:MINKABU PRESS
2023/01/24 10:00
みんかぶニュース コラム
<注目銘柄>=ウエルシア、最高益更新基調続く
ウエルシアホールディングス<3141.T>に注目したい。同社はウエルシア薬局を展開する国内トップ級のドラッグストア。経済再開に伴う人流回復も追い風となり昨年12月の既存店売上高は前年同月比10.4%増と好調。新型コロナ抗原検査キットの販売増なども寄与しているようだ。23年2月期の連結営業利益は前期比9.3%増の470億円と最高益の見通し。来期以降も増益基調の継続が見込めそうだ。
今後は、インバウンド需要の回復も追い風に吹きそうだ。株価は昨年12月に3285円をつけた後は2800円前後へ調整しているが、再上昇期待は強い。先行き3500円回復から一段高を目指す展開が期待できる。(地和)
出所:MINKABU PRESS
2023/01/23 10:00
みんかぶニュース コラム
<注目銘柄>=ポーラHD、マスク着用の緩和検討が追い風
ポーラ・オルビスホールディングス<4927.T>に注目したい。政府は新型コロナウイルスの感染症法上分類について、「2類相当」を「5類」に引き下げる時期を検討しており、感染対策として推奨されているマスク着用についても「屋内でも原則不要案が浮上している」と伝わった。この脱マスクの動きは、化粧品大手の同社に追い風に働きそうだ。第3四半期累計(22年1~9月)の営業利益は76億6800万円(前年同期比37.4%減)となったものの、7~9月の同利益は27億5100万円(同12.6%減)と業績の底打ち感も強い。
株価は12月28日に戻り高値1907円をつけた後、調整が続いたが、足もとは反発基調にある。経済再開(リオープン)の流れにも乗り上値を目指す展開が期待できる。(れい)
出所:MINKABU PRESS
2023/01/20 10:00
みんかぶニュース コラム
<注目銘柄>=ボードルア、DX関連の高い需要が追い風
ボードルア<4413.T>はITインフラストラクチャにおけるコンサルティングから設計、構築、マネージドサービスまで専門技術を生かしたサービスを提供。生産性向上や競争力強化を目的としたデジタルトランスフォーメーション(DX)関連の高い需要が追い風となっている。
同社が1月12日に発表した23年2月期第3四半期累計(22年3~11月)の連結決算は、経常利益が6億9800万円で着地。第1四半期から四半期連結財務諸表を作成しているため前年同期との単純比較はできないものの、通期計画の8億8200万円に対する進捗率は79.1%と堅調だ。同社は今期中に中期経営計画を策定するとしており注目される。
株価は75日移動平均線のレベルまで調整したことから仕切り直しを期待。足もとでは5日移動平均線と25日移動平均線とのゴールデンクロスが目前に迫っている。(参)
出所:MINKABU PRESS
2023/01/19 10:00
みんかぶニュース コラム
<注目銘柄>=学情、Webメディアが成長を牽引
学情<2301.T>は昨年11月28日につけた昨年来高値1553円をピークに調整局面にあるが、企業の採用ニーズの高まりを背景に増益基調継続が見込まれるだけに、ここは押し目買いの好機ととらえたい。
同社は就職情報の専業大手。新卒向け合同企業説明会「就職博」を主力に成長を続けてきたが、近年は20代向けの転職サイト「Re就活」などWebメディアの拡大が成長を牽引している。昨年12月12日に発表した22年10月期単独決算は、企業の採用ニーズの拡大を受けて全商品で増収となり、売上高は67億7300万円(前の期比8.9%増)となった一方、広告宣伝費の増加や人員の増強などで営業利益は16億2100万円(同10.8%減)の減益となった。
採用ニーズは引き続き拡大傾向にあり、昨年11月の単月受注高は前年同月比25.2%増、12月は同21.7%増と好調に推移。特に「Re就活」は多くの20代からの支持を集め同35.9%増となった。また、「あさがくナビ」は、オリコン顧客満足度調査で学生満足度1位を獲得したことにより企業からの引き合いが急拡大しているほか、「就職博」は新卒採用市場で24年卒採用の広報解禁が3月に近づきニーズが更に拡大しており、ともに前年同月比20%以上の伸長となっている。
会社側では23年10月期に営業利益21億7300万円(前期比34.0%増)を見込むが、保守的との見方が強い。上方修正の可能性は十分にあろう。(仁)
出所:MINKABU PRESS
2023/01/18 10:00
みんかぶニュース コラム
<注目銘柄>=VTHD、高配当利回りで収益性の高さに評価余地
VTホールディングス<7593.T>の500円未満の株価は押し目買いチャンス、ここは強気に買いで対処したい。ホンダ・日産系の自動車ディーラーでレンタカーのほか、戸建て分譲住宅など住宅販売事業も手掛ける。M&A戦略で強みを持っており、海外自動車ディラーや住宅関連会社などの買収により業容拡大が顕著だ。23年3月期は売上高が2600億円予想と前期比9%の伸びを確保し、本業のもうけを示す営業利益は同23%増の125億円と高変化を見込んでいる。
PER7倍台、PBR1倍割れと割安感がある一方、ROEが25%台と非常に高く、株主資本を有効活用している収益性の高い企業として見直し余地が大きい。更に配当利回りが5%近くあり、インカムゲイン狙いでも魅力的だ。株価は昨年12月下旬に株主優待制度の規模縮小を嫌気されて株価水準を大きく切り下げたが、イレギュラーの下げといってよくここは狙い目となる。(桂)
出所:MINKABU PRESS
2023/01/17 10:01