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みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=マニー、アジアや欧州で需要回復続く  マニー<7730.T>は、6月20日に付けた年初来安値1290円を底に上昇基調に転じているが、業績拡大期待を背景に更なる上値を追う展開が期待できる。  同社は、手術用縫合針をはじめ眼科ナイフやスキンステイプラー(皮膚縫合器)など医科と歯科の医療器具メーカー。なかでも眼科ナイフは世界シェア30%程度を有し、経済産業省の2020年版「グローバルニッチトップ企業100選」にも選ばれている。  7月8日に発表した第3四半期累計(21年9月~22年5月)連結決算は、営業利益が45億4300万円(前年同期比6.4%増)となった。製品自主回収の影響で国内は微減となったが、アジアや欧州などで需要が回復し、全セグメントで増収となった。適正在庫の見直しを目的とした在庫処分の影響で原価率は悪化したが、需要回復や為替の影響が増益に寄与した。  22年8月期通期業績予想は、第3四半期までの進捗状況や為替動向などを考慮し、営業利益を従来予想の58億9200万円から61億5000万円(前期比15.0%増)に上方修正した。新型コロナウイルスの影響が落ち着いてきたことで、緊急性を伴わない手術の先送りが減少しており、アジアや欧州などでの需要回復が継続する見通し。更に、自主回収や在庫処分の影響などがなくなる23年8月期も増益が予想され、株価はこれを織り込む動きが期待できよう。(仁) 出所:MINKABU PRESS 2022/08/03 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=プレミアG、中古車クレジットで高成長続く  プレミアグループ<7199.T>の上値追いに期待したい。同社は中古車を対象としたオートクレジットなどファイナンス事業や、自動車保証(ワランティ)事業を収益の柱としている。長期間にわたり増収増益基調を続けており、その成長性は折り紙付きだ。  足もとの業績も、加盟する顧客企業数の増加が顕著であるほか、デジタルトランスフォーメーション(DX)推進による合理化効果も加わり、22年3月期は経常利益が前の期比16%増の40億1700万円と好調だった。更に、続く23年3月期についても前期比17%増の47億円予想と2ケタ成長が継続する見通しにある。  ここにきて中古車関連株が人気化する傾向にあり、同社株にとっても風向きはよい。信用買い残は枯れた状態で値動きは軽く、最高値街道への復帰から5000円大台乗せが視野に入りそうだ。(桂) 出所:MINKABU PRESS 2022/08/02 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=スノーピーク、業績は最高益基調と好調  スノーピーク<7816.T>に注目したい。アウトドア製品の製造販売会社でアウトドアブームに乗り業績は拡大基調を続けている。第1四半期(1~3月)の連結営業利益は前年同期比67.0%増の9億3500万円と好調。キャンプのオフシーズンだったが、春キャンプ用品の販売などが伸びた。根強いキャンプ人気を背景に、22年12月期の同利益は前期比37.0%増の52億3200万円と連続最高益が見込める。  市場には23年12月期の同利益は70億円台に乗せるとの予想も出ている。株価は2600円前後の中段保ち合いにあるが、業績好調を評価する格好で、先行き3000円回復から一段高が見込める。(地和) 出所:MINKABU PRESS 2022/08/01 10:00 みんかぶニュース コラム 1日の株式相場見通し=反発、2万8000円大台回復が視野に  1日の東京株式市場は主力株をはじめ幅広く買いが優勢となり、日経平均は反発に転じそうだ。2万8000円大台を回復する場面も期待される。前週末の米国株市場ではNYダウ、ナスダック総合株価指数ともに3日続伸と戻り足を強めた。好決算のアマゾン<AMZN>やアップル<AAPL>といった主力ハイテク株への買いが全体相場上昇の原動力となっている。また、原油価格の反発を受けエネルギー関連株への買いも地合いの改善を助長している。これに先立って前週末の欧州株市場もほぼ全面高に買われており、東京市場でも追い風が強い。日経平均はここ2万8000円大台近辺が上値のフシとなっているが、きょうはこの大台を明確に突破ができるかどうかに注目が集まる。米10年債利回りが終値ベースで2.65%まで下落したことを背景に外国為替市場ではドル売り・円買いの動きが加速、1ドル=133円台前半まで円高が進行していることは上値の重石となる可能性がある。個別には企業の決算発表が佳境入りとなるなか、好決算銘柄を中心に物色意欲が高まりそうだ。  29日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比315ドル50セント高の3万2845ドル13セントと3日続伸。ナスダック総合株価指数は同228.095ポイント高の1万2390.688だった。  日程面では、きょうは7月の新車・軽自動車販売台数など。海外では7月の財新中国製造業PMI、4~6月の香港GDP、6月のユーロ圏失業率、7月の米ISM製造業景況感指数など。 出所:MINKABU PRESS 2022/08/01 08:01 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=モイ、調整一巡で出直りへ  モイ<5031.T>は調整一巡からの出直りに期待できる。同社は、ライブ配信コミュニケーションプラットフォーム「ツイキャス」の運営が主力で、これを軸にイベント開催やファンビジネス、法人向けマーケティング支援などを展開。3D空間でライブ配信ができるサービスも提供しており、株式市場ではメタバース関連の位置づけで注目されている。  6月に発表した2~4月期決算は、営業利益が前年同期比29%減の2700万円で着地した。引き続きツイキャスが堅調に推移したものの、好調だった前年同期からの反動や上場関連費用が響いた。通期の増益見通しについては据え置いた。  これを受けて同社株は下落。今年4月の上場後、700~800円前後で落ち着きをみせていた株価は大きく水準を切り下げ、7月4日には496円の安値をつけた。ただ、ここを起点に株価は反発。7月21日に発表した3Dバーチャル空間サービスの提供開始を手掛かりに足もと810円まで駆け上がる場面があり、決算発表後の下げ分を一気に取り戻した。(イ) 出所:MINKABU PRESS 2022/07/29 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=Enjin、事業強化を進め今期の顧客数は更に拡大へ  Enjin<7370.T>は中小・中堅企業、医療機関を対象としたPR支援サービスが主力。また、メディアと企業・医療機関をつなぐメディアマッチングサービス「メディチョク」など、新規事業であるプラットフォームサービスにも注力している。  23年5月期は顧客のPR戦略を総合的にサポートできる事業強化を継続的に進め、通期の単独経常利益は前期比21.2%増の14億9800万円を見込む。新規市場の開拓を図り、顧客数は2580社(前期比595社の増加)をターゲットとし、平均契約単価・平均契約件数は一定水準を維持することにより、安定した収益を確保するとしている。  株価は7月15日に3390円をつけたあと上げ一服となっているが、足もとでは25日移動平均線と75日移動平均線とのゴールデンクロスが実現しており、上値を試す展開が期待できそうだ。(参) 出所:MINKABU PRESS 2022/07/28 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=バイク王、事業環境良好に出店加速で中期成長力向上  バイク王&カンパニー<3377.T>は、6月29日に22年11月期業績予想の上方修正を発表以降、材料出尽くし感から株価は下落していたが、調整一巡から再騰機運を強めつつある。  同社は、中古バイクの買い取り・販売が主な事業。創業以来、中古バイクを買い取りオークションへ販売することを主な事業としていたが、16年からリテール販売を強化。高単価・高粗利のリテール販売の拡大が利益を牽引している。コロナ禍のアウトドアブームでバイクの見直し機運が高まっていることに加えて、リターンライダーの増加などがこれを後押ししており、同社も出店加速で業績拡大期を迎えている。  7月4日に発表した上期決算は、営業利益が9億2200万円(前年同期比8.1%増)となった。高市場価値車両のなかでも、より需要が高い車両の確保が順調に推移した一方、車両売り上げ単価が大幅に上昇したことが寄与した。上期決算を受けて22年11月期通期業績予想を営業利益で17億7000万円から17億7200万円(前期比13.7%増)へ小幅に上方修正したが、上振れの可能性は大きい。  23年11月期以降は、出店加速や、整備拠点拡充などによるユーザーアクセスの強化の成果が顕在化するとみられ、増益基調継続が期待できる。市場予想では23年11月期営業利益を21億円強と見込んでいる。(温羅) 出所:MINKABU PRESS 2022/07/27 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=HENNGE、クラウドセキュリティーで飛躍へ  HENNGE<4475.T>の4ケタ大台を下回る水準は仕込み好機と捉えたい。同社は企業向けにクラウドセキュリティーサービス「HENNGE One」を主力展開しており、ストック型ビジネスの強みで順調に売上高を伸ばしている。上場前の15年9月期から前期にあたる21年9月期実績までの7期で、トップラインの伸び率は年平均で20%をゆうに超えている。今9月期も売上高は前期比19%増の57億8200万円予想と好調が続く。一方、営業利益は前期にいったん落ち込んだものの、今期は14%営業増益の4億3400万円と2ケタ増益に切り返す見通しだ。  株価は21年1月に5305円(分割修正後株価)の高値に買われた実績があり、時価はそこから80%以上も下落した水準にある。最高値はやや期待先行で買われ過ぎた面もあったが、ビジネスモデルとしてクラウドセキュリティーの成長性にかげりはみられず、時価は水準訂正余地が大きいと判断される。信用取組は直近15日申し込み現在で1.5倍、日証金では逆日歩がつく状態にあり株式需給面でも面白いタイミングだ。(桂) 出所:MINKABU PRESS 2022/07/26 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=センコーHD、最高益基調継続を評価  センコーグループホールディングス<9069.T>に注目したい。企業物流大手の同社の22年3月期の連結経常利益は前の期比17.4%増の261億300万円と13期連続増益で最高益を更新した。コロナ禍からの回復で物流事業などが伸びた。23年3月期の同利益は前期比3.4%増の270億円の見込み。設備投資の積極化もあり、24年3月期の同利益は300億円台への一段の伸びが予想されている。  全体相場の反発基調もあり、株価は3月下旬以来、4カ月ぶりの高値圏にあるが、連結PERは約9倍、配当利回りは3.7%前後となお割安感は強い。収益力の強さを評価し株価は4ケタ回復からの一段高が狙える。(地和) 出所:MINKABU PRESS 2022/07/25 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=Jパワー、石炭火力発電技術高く強み発揮  Jパワー<9513.T>に注目したい。電力の卸業務で電源は石炭火力や水力を主力としているが、脱炭素の流れのなか、石炭ガス化で目指す高効率発電など二酸化炭素(CO2)削減技術への取り組みで世界に先駆けている。特に、今年の冬に向けてLNG(液化天然ガス)の供給減を背景に多くの火力発電所の再稼働が見込まれており、同社の収益機会が広がる可能性も期待されている。  23年3月期は、海外事業でタイや米国の発電計画の大幅増や豪州連結子会社での石炭販売収益の増加が寄与し、営業利益では前期比26.5%増の1100億円を見込んでいる。また、配当計画も前期実績に対して5円増の80円を予定している。  株価は7月12日に年初来高値2353円をつけた後調整を入れているが、2180円近辺に位置する25日移動平均線を下値サポートラインに押し目買いを狙いたい。指標面でPBR0.4倍台、配当利回りは3.6%前後と割安感が強く、中期的には18年末の株価水準である3000円どころを目指す展開が見込める。(れい) 出所:MINKABU PRESS 2022/07/22 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=USENHD、高進捗で通期業績に上振れ余地  USEN-NEXT HOLDINGS<9418.T>の22年8月期第3四半期累計(21年9月~22年5月)の連結決算は、経常利益が前年同期比7.4%増の128億1000万円で着地。通期計画160億円に対する進捗率は80%に達しており、今期業績の上振れが期待できそうだ。  足もとでは映像配信サービス「U-NEXT」の提供・販売を行っているコンテンツ配信事業でユーザー数の純増が続いているほか、通信事業では法人向けICT(情報通信技術)が順調に拡大。音楽配信及び店舗ソリューションなどを手掛ける店舗サービス事業も契約数が伸びている。  株価は7月11日に2238円をつけたあと上げ一服となっているが、短期トレンドを示す25日移動平均線は上向きに転じており、戻りを試す展開が見込まれる。(参) 出所:MINKABU PRESS 2022/07/21 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=コムチュア、好調な事業環境背景に3年後営業利益61億円目指す  コムチュア<3844.T>は6月22日につけた年初来安値2486円を底に反発基調にあり、業績拡大期待を背景に更なる上値を目指す展開へ向かいそうだ。  同社はクラウドを中心に企業向けシステムのコンサルティングや導入・運用を展開。足もとでは、デジタルトランスフォーメーション(DX)市場の成長から、企業の社内システムのクラウド化やプロセスのデジタル化の需要が増加しており、主力のクラウドソリューション事業が好調に推移。4月にWeb系システム開発やインフラ構築などを手掛けるソフトウエアクリエイションを子会社化した効果も期待でき、23年3月期は営業利益46億6000万円(前期比16.6%増)を見込む。  好調な市場環境を背景に、同社では引き続き優秀な技術者の確保を継続するとともに、既存顧客との取引拡大やベンダー連携による新規顧客の開拓を実現する営業プロセスの徹底を図る方針。また、コンサルティングなど上流工程の強化による高付加価値化にも注力し、25年3月期に営業利益61億円を目指す方針だ。(仁) 出所:MINKABU PRESS 2022/07/20 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=オリンパス、抜群の成長力で最高値圏まい進へ  オリンパス<7733.T>の2000円台後半のもみ合いは仕込み妙味がある。医療分野を主力とする精密機器メーカーだが、消化器内視鏡で世界シェア約70%という断トツの競争力を誇っている。内視鏡は依然として旺盛な需要に支えられ、旧世代製品からの切り替えも収益を押し上げている。次世代品では低侵襲治療などで優位性を持っている「EVIS X1」のニーズ獲得に期待が大きい。  業績は22年3月期の営業88%増益に続き、23年3月期も前期比34%増の2060億円と大幅過去最高利益更新が続く見通し。株価は5月中旬にマドを開けて急上昇した後、高値圏もみ合いを続けているが、早晩ここを上放れ新波動に突入しそうだ。抜群の収益成長力を考慮すれば、6月9日につけた上場来高値2834円奪回は通過点に過ぎず、青空圏への飛翔が有力視される。(桂) 出所:MINKABU PRESS 2022/07/19 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=オービス、木材価格高騰による販売価格への転嫁進む  オービス<7827.T>は木材事業が主力で、世界的な需給逼迫を背景とした輸入木材の価格高騰(いわゆるウッドショック)に対して販売価格への転嫁が進んでいることに注目したい。  また、国産杉の背板を利用したCLT材(クロス・ラミネイティド・ティンバー)や建築用ラミナ材向けへの供給による販路の拡大が福山工場の原木消化量を増加させ、単位当たりの製造コストが低下していることも利益の押し上げ要因。こうしたことを背景に、6月14日には22年10月期通期の単独経常利益予想を従来の3億9900万円から6億3700万円(前期比2.7倍)に引き上げている。  株価は6月15日に年初来高値1340円をつけ、その後は上げ一服商状となっているが、中期トレンドを示す75日移動平均線は上昇基調。PERやPBRには割安感もあり、時価は押し目買い好機といえそうだ。(参) 出所:MINKABU PRESS 2022/07/14 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=ディップ、積極投資で人材サービスは回復から拡大へ  ディップ<2379.T>は3000円台後半でもみ合っているが、経済再開に伴い活発化しているアルバイト・パート人材需要の拡大を十分に織り込んだ水準とはいえず、上昇余地が大きい。  同社は、国内最大級のアルバイト・パート求人情報サイト「バイトル」をはじめ、求人情報サイトを運営している。22年2月期は積極的な広告宣伝投資で営業利益56億200万円(前の期比23.4%減)と減益となったが、23年2月期は同94億~169億円(前期比67.8%増~3.0倍)と大幅増益を予想。主力の人材サービス事業で、コロナ禍で行った積極的な先行投資効果によりアルバイト求人情報市場におけるシェアが拡大していることに加えて、単価の上昇が牽引する見通し。引き続き広告宣伝費や販促費などの増加を見込むものの、増収効果で吸収しよう。  また、中堅・中小企業向けに特化したデジタルトランスフォーメーション(DX)サービスも人材サービスの営業力を販売に生かすことで拡大期入りが期待できる。これら広告投資効果顕在化による人材サービス事業の回復・拡大と、DX事業の拡大ペース加速で、25年2月期には営業利益300億円を目指している。(仁) 出所:MINKABU PRESS 2022/07/13 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=クラウドW、業績好調で上値追いトレンド継続  クラウドワークス<3900.T>は5日移動平均線をサポートラインに右肩上がりの上昇トレンドを継続しており、目先の押し目は買いで対処してみたい。ネット上でクラウドワーカーと企業をマッチングさせるビジネスを主力に手掛けるが、足もとの業績は好調を極めている。22年9月期営業利益は7億5000万円(前期実績は単独で5億7500万円)を見込むが、市場では予想を1億円程度上振れる可能性が高いとみられている。  株価は7月11日に年初来高値1479円をつけているが、ひと押し入れたところは買いのチャンスとなる。マッチングビジネスの裾野は広く、23年9月期は収益の伸びが一段と加速する可能性があり、株価はそれに先立って上値追いが期待できる。21年9月につけた戻り高値水準である1960円どころを目指す動きを想定。(桂) 出所:MINKABU PRESS 2022/07/12 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=富士ソフト、IT投資好調で増額期待  富士ソフト<9749.T>に注目したい。IT投資需要は強いうえに、円安に伴う原材料費上昇などの懸念材料がないソフトウェア関連株を見直す動きが強まっている。同社の第1四半期(1~3月)の連結営業利益は前年同期比10.7%増の50億8900万円と好調。組み込み系・制御系ソフトや業務系ソフトが伸びた。22年12月期の同利益は前期比2.7%増の173億円と最高益の見通しだが、180億円前後への増額予想がある。  業績拡大への期待を背景に、株価は上昇基調を強めている。市場には、来期以降の増益期待が膨らんでいる。今期大幅増配を計画するなど株主への利益還元の動きも期待できる。先行き1万円を意識する展開に入ろう。(地和) 出所:MINKABU PRESS 2022/07/11 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=高島、再生可能エネ関連で注目集まる  高島<8007.T>に注目したい。同社は祖業の産業用繊維卸から、建材や物流資材・電子部品など多角的に事業領域を拡大。太陽光発電システムや断熱工事なども提供しており、再生可能エネルギー関連銘柄としても注目されている。5月に発表した23年3月期の連結営業利益は18億円(前期比16.3%増)と2ケタ増益の予想で、配当も前期比10円増の140円を計画している。  株価は全体相場が軟調に推移するなか、逆行高を演じ年初来高値圏にあるが、指標面ではPBRが0.6倍台、配当利回りは5.3%台となお割安感は強い。ここから3000円台を目指す強調展開が期待できる。(れい) 出所:MINKABU PRESS 2022/07/08 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=ツルハHD、今期も積極出店を継続へ  ツルハホールディングス<3391.T>は6月21日、23年5月期通期の連結業績予想を公表した。経常利益は前期比6.3%増の425億7100万円を見込み、年間配当は前期比66円増配の233円を計画している。  同社は精肉・青果や100円均一の導入によるワンストップショッピングの実現を目指すとともに、顧客データを活用したマーケティング施策の推進、ドラッグストア併設型を中心とした調剤薬局の積極的な新規開局を進める方針。出店については、ドミナント展開による店舗網の拡充を図るため、今期は151店舗を出店(閉店は70店舗)する予定だ。  株価は6月17日につけた年初来安値6230円を底に下値を切り上げる展開。日足チャートでは25日移動平均線と75日移動平均線とのゴールデンクロスが目前に迫っており、戻りを試す展開が期待される。(参) 出所:MINKABU PRESS 2022/07/07 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=Ine、主力ブランド中心に力強い成長見込む  I-ne<4933.T>は1月27日の年初来安値2336円を底に中長期的な戻り歩調をたどっており、業績期待を背景に戻りを試す動きが継続しそうだ。  同社は、ヘアケア製品や美容家電のファブレスメーカー。5月13日に発表した第1四半期(1~3月)連結決算で、営業利益12億1900万円(前年同期比27%増)となり、上期計画の同8億5000万円を上回ったことから上方修正期待が高まっている。ヘアケア製品の「BOTANIST(ボタニスト)」ブランドは、前年同期のリニューアル品初回出荷の反動で減収となったが、美容家電の「SALONIA(サロニア)」ブランドでヘアアイロン・ヘアドライヤーの新製品が好調。クレイビューティーブランドの「DROAS(ドロアス)」、ナイトケアビューティーブランドの「YOLU(ヨル)」など育成ブランドも順調に伸長した。また、利益面では、前期に実施した物流拠点の集約効果に加え、定期配送や配送ルートの最適化などが寄与した。  会社側では、各ブランドの進捗を見極めたいとして22年12月期通期業績予想は営業利益27億円(前期比16%増)の従来予想を据え置いたが、ボタニストやヨルなど強みとするヘアケア用品は配荷店舗数が順調に拡大しており、上振れの可能性は高い。サロニアも他の美容家電に横展開していくことで持続的な成長を目指す。今春リリースの新規ブランドも寄与し、中期的な成長も期待できよう。(仁) 出所:MINKABU PRESS 2022/07/06 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=オカアイヨン、解体工事需要が拡大  オカダアイヨン<6294.T>に注目したい。同社は解体作業用機器の大手で油圧ショベルの先端に取り付け岩盤掘削などに使用するアタッチメントを手掛けている。国内外で解体作業用需要は好調で、22年3月期の連結営業利益は前の期比28.7%増の17億7100万円と最高益を更新。23年3月期の同利益も前期比12.9%増の20億円が見込まれている。今期配当も前期比1円増の33円と13期連続増配の計画だ。  国内外の解体市場のポテンシャルは高く、特に国内での築40年以上の建物の解体需要はこれから本格化する見込みだ。株価は、連結PER9倍程度と割安で、4月につけた年初来高値1633円更新からの一段高が期待できる。(地和) 出所:MINKABU PRESS 2022/07/04 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=エフオン、省エネ関連の出遅れ株として関心  エフオン<9514.T>は、省エネ支援サービスとバイオマス発電を手掛ける。両事業とも脱炭素の流れが追い風となっており、同社に対する中長期的な成長期待は高い。足もと、マーケットでは電力需給逼迫を背景に省エネ関連株に物色が向いており、目先は同関連の出遅れ株として関心を集めることになりそうだ。  直近の第3四半期累計実績は、売上高は小幅ながらも増収を確保した一方、営業利益は前年同期比50%減と大幅減益で着地。省エネ支援サービスのプロジェクト数減少や発電燃料である木材の価格高騰による影響を受けた。22年6月期通期では2.7%増収、営業36.2%減益を見込んでいる。  業績面では冴えないものの、株価は今年に入って500~600円近辺での値動きを保っており、大きく売り込まれる流れとはなっていない。22年6月期の業績悪は織り込みが進み、マーケットの視線は既に今23年6月期を見据えているようだ。市場では、今期に売上高165億円(22年6月期予想比22%増)、営業利益24億5000万円(同48%増)を予想する見方もある。(イ) 出所:MINKABU PRESS 2022/07/01 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=スタティアH、調整一巡からのリバウンドに期待  スターティアホールディングス<3393.T>は、調整一巡からのリバウンドが期待できそうだ。6月3日に直近高値913円をつけたあとは上げ一服商状となったが、足もとでは5日移動平均線と25日移動平均線とのゴールデンクロスが実現。中期トレンドを示す75日移動平均線は上向きに転じており、テクニカル妙味が増している。  同社はデジタルマーケティング関連事業とITインフラ関連事業が2本柱で、23年3月期通期の連結経常利益は前期比26.4%増の7億円を見込む。デジタルマーケティングツール「Cloud CIRCUS」に注力するとともに、事業やサービスにおけるデジタルトランスフォーメーション(DX)を展開することで更なる生産性向上を推進する構えだ。  また、子会社のクラウドサーカスが法人向けにNFTを活用した企画をワンストップで支援するサービスの提供を開始したことも注目材料。SaaS事業に続く成長事業を構築するとしている。(参) 出所:MINKABU PRESS 2022/06/30 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>丸山製、業績回復鮮明で指標面でも超割安  丸山製作所<6316.T>の1500円近辺のもみ合いは買い妙味がある。同社は農作機械や林業用機械を製造し、工業用ポンプでも高い実力を持っている。農業のICT化が叫ばれるなか、ドローンを活用した農薬散布用マルチローターなどの需要開拓に期待がかかる。また、ウルトラファインバブルを使った農業関連製品で実績を重ねるが、この技術を横展開し家庭用製品への参入も図っていく構えだ。  材料性豊富なうえ、業績も回復色が鮮明。20年9月期の96%営業増益に続き、21年9月期も63%増益と大幅な伸びを達成。22年9月期は伸び率が鈍化し、前期比8%増の15億円を見込むが保守的とみられ、増額修正の可能性を内包。PER7倍前後で、PBRも0.4倍前後と割安感が際立っている。  株価は今月9日に1638円の年初来高値をつけた。その後は調整を入れているが、早晩その高値をクリアし、昨年の高値もみ合い水準である1800円近辺を指向する展開を期待したい。(桂) 出所:MINKABU PRESS 2022/06/28 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=ダイヘン、今期大幅増配も評価  ダイヘン<6622.T>に注目したい。同社は電力機器のトップメーカー。半導体関連で高周波電源装置やウエハ搬送ロボットなどや、電気自動車(EV)の急速充電器やEV軽量化対応接合機器なども手掛けている。23年3月期の連結営業利益は前期比16.3%増の165億円と前期に続き最高益の見通し。特に、半導体関連製品などの伸びが見込め、今期の同利益は170億円前後への増額修正も見込まれる。  今期配当は前期比40円増の150円と大幅増配の計画で、配当利回りは3.7%前後と高水準。株価は今月8日に4605円の高値をつけた後、一服場面だがEV関連の好業績割安株で見直し余地は大きく、再上昇が見込める。(地和) 出所:MINKABU PRESS 2022/06/27 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=TOW、経済正常化で活躍期待  テー・オー・ダブリュー<4767.T>に注目したい。イベント製作大手で大手広告代理店を主要顧客としており、経済活動が正常化するなか活躍期待が高まりそうだ。同社は、大会企画・運営やプロモーションをワンストップで推進するeスポーツ総合プロデュースパッケージも提供している。政府が10日に公表した2025年大阪・関西万博 にかかわる「アクションプラン」では、インターネット上の仮想空間「メタバース」を活用したeスポーツ大会の開催が盛り込まれており、同関連銘柄にとっても追い風になりそうだ。  同社は15日、22年6月期の連結営業利益予想を9億6700万円から8億100万円(前期比22.3%増)へ下方修正した。3月21日まで断続的に発出されたまん延防止等重点措置による影響で、大規模なリアルイベントの発注が見送られたことが要因だが、業績は既に最悪期を脱している。  株価は5月31日に年初来高値をつけた後は調整局面にあるが、目先売り一巡から、26週移動平均線をサポートラインに切り返す展開を期待。配当利回りは4.4%台と割安感が強く、ここからは強気姿勢で対処したい。(れい) 出所:MINKABU PRESS 2022/06/24 10:01 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=トビラシステ、主力の迷惑フィルタ事業が好調  トビラシステムズ<4441.T>は迷惑情報フィルタ事業が主力。6月10日に発表した22年10月期第2四半期累計(21年11月~22年4月)の単独経常利益は前年同期比5.0%減の2億7100万円にとどまったが、通期計画の5億400万円に対する進捗率は53.8%と順調に推移している。  のれん償却が利益面に影響したものの、迷惑情報フィルタ事業はモバイル向け、固定電話向け、ビジネスフォン向けの売り上げがいずれも伸長。2~4月期の売上高は前年同期比24.8%増の4億4700万円と四半期ベースで過去最高を更新した。下期は成長のための投資として人材採用及び研究開発に注力するとしているが、通期業績予想は従来計画を据え置いている。  株価は5月12日に直近安値714円をつけたあとは下値を切り上げる展開。短期トレンドを示す25日移動平均線が上向きに転じていることもあり、年初来高値921円を目指す展開が期待できそうだ。(参) 出所:MINKABU PRESS 2022/06/23 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=ビジョナル、ビズリーチの成長加速が業績を牽引  ビジョナル<4194.T>は、業績好調にもかかわらず、株価は年初来安値圏にあり、下値拾いの好機と考えたい。  第3四半期累計(21年8月~22年4月)決算の発表と同時に、22年7月期通期営業利益予想を60億円から80億円(前期比3.4倍)へ上方修正した。人材採用支援市場が引き続き活況であり、主力のビズリーチ事業が好調に推移していることが要因という。  足もとで好調なビズリーチ事業だが、企業が積極的にプロフェッショナルを採用する機運が高まっていることや「ダイレクトリクルーティング」が着実に採用企業に広がりつつあることを背景に、成長が一段と加速している。今期の同事業の成長率は59.2%増を見込み、コロナ禍前の19年7月期の38.9%増を上回る見通し。国内中途採用市場が活況ななか、未利用企業の新規開拓や利用企業への深耕営業を促進することで更なる成長が期待でき、同事業を牽引役とした業績拡大が期待できそうだ。  調査機関のなかには、23年7月期営業利益92億円、24年7月期同120億円強を見込むところもある。国内の景気減速懸念から、景気敏感イメージの強い人材関連銘柄を避けたいという投資家心理が働き、株価は年初来安値圏にあるが、同社の成長力は強く、見直しが必要だろう。(仁) 出所:MINKABU PRESS 2022/06/22 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=No.1、サイバー防衛の有力株で押し目買い好機  No.1<3562.T>に注目したい。全体乱調相場に引きずられ6月中旬以降、大幅な調整を強いられたが、900円近辺に位置する75日移動平均線を下値メドに900円台前半は押し目買い下がりで対処して報われそうだ。  同社は中堅企業向けを中心にOA機器やサーバーなどの販売・保守を行うほか、自社企画で利益率の高い情報セキュリティー商品も手掛け、高水準の利益成長を続けている。企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)投資が続くなか、サイバー攻撃に対する対応も喫緊の課題となっており、同社株のビジネスチャンスは今後一段と広がりそうだ。  営業利益は19年2月期以降大幅増益トレンドを継続、23年2月期も前期比15%増の9億8000万円と2ケタ成長を確保する見通し。今期予想を含めた直近5年間の利益の伸び率は年率換算で平均30%強という抜群の成長力を誇っている。しかも時価予想PERは10倍台で株価指標面からも割安感があり、早晩6月9日につけた年初来高値1118円奪回も視界に捉えそうだ。(桂) 出所:MINKABU PRESS 2022/06/21 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=デクセリ、今期業績に増額期待  デクセリアルズ<4980.T>に注目したい。同社は機能性材料メーカーで、スマートフォン向けに異方性導電膜(ACF)や精密接合用樹脂などが好調。自動車向けの反射防止フィルムなども伸びている。23年3月期の連結営業利益は前期比16.4%増の310億円と前期に続き最高益更新の見込み。同社は売上高の海外向け比率が約6割と高く、足もとの円安は追い風であり、今期の同利益は350億円前後への増額修正期待が強い。  業績の拡大期待は強く、株価は全体相場の軟調地合いのなか今月2日に4445円をつけ最高値を更新している。自社株買いや増配など利益還元への期待も強く、株価は先行き5000円台の活躍が期待できそうだ。(地和) 出所:MINKABU PRESS 2022/06/20 10:00

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