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みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=コジマ、白物家電注力で利益率向上し指標面は超割安  コジマ<7513.T>の戻り足が鮮明でこの動きに乗ってみたい。郊外型の家電量販店だが、ビックカメラグループの傘下で経営再建を果たしている。売り場改革など合理化努力が発現しており、冷蔵庫、洗濯機など採算性の高い白物家電の重点販売で利益率は改善傾向にある。業績面では22年8月期は巣ごもり特需の反動が逆風となっているものの、今年4月に通期営業利益見通しを期初予想の50億円から83億円に大幅増額していることは評価される。PER、PBRなど株価指標面から割安感が際立つ。  株価は9月に入って急速な調整を強いられたが、7日に十字足で589円の安値をつけた後リバウンドに転じており、連日で陽線を形成し上値指向の強さを明示。上向きの13週・26週移動平均線を早晩上抜け、700円台を目指す展開が期待される。(桂) 出所:MINKABU PRESS 2022/09/20 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=クロスキャト、キャッシュレス決済関連で存在感高まる  クロスキャット<2307.T>に注目したい。ソフトウェア開発が主力でノンバンクや金融関連向けに強みを持ち、足もとの業績も好調に推移している。8月3日に発表した23年3月期第1四半期(4~6月)の連結営業利益は前年同期比3.1倍の3億8000万円だった。政府は給与をデジタルマネーで受け取る制度を来春にも解禁する方向にあり、キャッシュレス決済の加速が見込まれるなか、同社の収益環境には強い追い風が吹いている。  会社側は今期営業利益を前期比3.6%増の11億5000万円と2期連続で最高益更新を見込んでいるが、市場では更に増益幅が広がるとの見方も出ている。株価は年初来高値圏にあるが、業績拡大を評価する買いが一段と本格化しそうだ。(れい) 出所:MINKABU PRESS 2022/09/16 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=フジプレアム、太陽光発電関連として要マーク  フジプレアム<4237.T>は、精密貼合技術を活用した薄型テレビ用光学フィルターなどの製造・販売が主力。また、太陽電池にも注力しており、東京都の小池百合子知事が住宅などへの太陽光発電の設置義務化を目指す方針を掲げていることから関連銘柄としてマークしておきたい。  足もとでは環境住空間及びエンジニアリング部門が好調で、8月8日に発表した23年3月期第1四半期(4~6月)の連結経常利益は前年同期比2.7倍の2億8500万円で着地。通期計画の7億5200万円に対する進捗率は37.9%と順調なスタートを切っている。  株価は75日移動平均線を支持ラインに下値を切り上げる展開。短期トレンドを示す25日移動平均線は上昇基調にあり、5月につけた年初来高値411円奪回からの一段高が期待される。(参) 出所:MINKABU PRESS 2022/09/15 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=タカラトミー、今期予想の達成確度高い  タカラトミー<7867.T>は、調整一巡感から再騰機運の高まりが期待できる。1300円台の株価には見直し余地があろう。  8月9日に発表した第1四半期(4~6月)連結決算で、営業利益が16億6500万円(前年同期比22.5%減)となった。海外拠点での物流費の上昇、国内玩具のプロダクトミックスや為替の影響で原価率が悪化したことなどが影響した。  ただ、23年3月期通期業績予想は、営業利益120億円(前期比2.8%減)の従来見通しを据え置いた。トレーディングカードゲーム「デュエル・マスターズ」が発売20周年を迎え販売が堅調に推移しているほか、第1四半期に堅調だった「トランスフォーマー」の海外向け輸出やタカラトミーアーツが展開するアミューズメントマシン及びガチャの人気が継続する見通し。「トミカ」のアニメ配信開始も寄与しよう。  更に7月に続き、9月1日出荷分から一部商品の値上げを実施したことも業績に寄与する。会社予想の達成は確度が高く、過度の警戒感は不要だろう。(仁) 出所:MINKABU PRESS 2022/09/14 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=明星工、LNG案件活発で見直しへ  明星工業<1976.T>は熱絶縁工事で高い実績を持つ建設工事会社で、LNG工事では国内首位。原油価格は夏場以降に下落基調となっているものの、それでも1バレル=80ドル台はここ数年来でみても高値水準といえ、原油価格に連動してLNG価格も高値圏にある。特にロシアからのガスパイプラインが停止している欧州では、エネルギーコストの上昇が顕著で、LNGプラント案件の引き合いが急増している。そうしたなか、同社は海外LNG出荷基地工事で高い競争力を有しており、今後は中期的な収益機会の拡大が見込める状況だ。  23年3月期は売上高が前期比7.5%増の520億円予想、営業利益は強含み横ばいの54億円を予想するが、受注残が増勢基調をたどるなか、来期以降は増益トレンドを確保できそうだ。株価指標面ではPER、PBRともに割安感が強い。信用買い残も枯れた状態にあり、8月25日につけた年初来高値770円奪回が視野に入る。(桂) 出所:MINKABU PRESS 2022/09/13 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=ロート、今期業績は再増額修正も  ロート製薬<4527.T>に注目したい。大衆向け目薬の最大手で、スキンケア製品などが好調だ。第1四半期の連結営業利益は前年同期比37.8%増の83億200万円と同期として最高益を記録。高額目薬やスキンケアの「肌ラボ」「メラノCC」などが伸びた。23年3月期の連結営業利益は従来予想の280億円を300億円(前期比2.2%増)に増額修正し、配当も従来予想から3円増の年40円に修正している。  市場には、今期業績予想はなお保守的として320億円前後への再増額修正の観測が浮上している。海外事業も好調で為替の円安も追い風だ。株価は8月につけた最高値4495円更新からの一段高が見込める。(地和) 出所:MINKABU PRESS 2022/09/12 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=東京エネシス、顧客基盤が強みの原発関連有力株  東京エネシス<1945.T>は、発電所の建設・メンテナンスや電気設備工事を手掛ける総合エンジニアリング企業。火力や原子力、水力発電向け事業を主力とし、主要顧客に三菱重工業<7011.T>と、筆頭株主でもある東京電力ホールディングス<9501.T>の2社を持つ点がポイント。政府が原発の再稼働や新増設、次世代原発の開発を後押しする姿勢をみせるなか、これが事業環境に追い風になるとの見方から同社株には投資家の熱い視線が注がれている。  直近の4~6月期決算は好調だった。火力発電設備の保修など大型建設工事の増加が寄与し、売上高は前年同期比76%増の189億9400万円、最終利益は前年同期の赤字から3億3900万円の黒字に転換した。通期は10%増収、最終71%増益の見通し。柏崎刈羽原発6、7号機の施工不良に伴う特別損失の影響がほぼなくなり、大幅な最終増益となる見込みだ。  同社株は、マーケットでは原発関連有力株に位置づけられており、政府の原発政策を巡る報道で株価を動意させることも少なくない。株価は今年に入って概ね900~1100円のレンジで推移しており、足もとは25日・75日・200日の各移動平均線が集まる1000円トビ台でしっかりの展開。株価指標面でPBR0.5倍前後、配当利回り2%台後半と割安感が強く、株価の水準訂正余地は大きい。(イ) 出所:MINKABU PRESS 2022/09/09 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=オーナンバ、主力のワイヤーハーネス好調で株価に割安感も  オーナンバ<5816.T>は民生用ワイヤーハーネスの大手。22年12月期通期の連結業績は売上高が前期比6.9%増の395億円、経常利益が同39.8%増の18億円と予想されている。  自動車・産業機器用製品や環境関連システム製品などの新規開拓を図っていることや、原材料の確保とグローバルでの生産体制及び供給体制の強化に積極的に取り組んでいることが功を奏し、主力のワイヤーハーネス部門を中心に売り上げが伸びる見通し。また、利益面では原価低減活動や販管費の抑制、製品価格の改定が寄与する見込みだ。  株価は8月22日に年初来高値となる610円まで上昇し、その後は上げ一服商状。ただPERやPBRには割安感があり、押し目は拾い場と捉えたい。(参) 出所:MINKABU PRESS 2022/09/08 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=エンジャパン、既存事業好調で今期は上振れの公算大  エン・ジャパン<4849.T>は、23年3月期業績に上振れの公算が大きく、株価はこれを織り込む動きへと向かいそうだ。  8月10日に発表した第1四半期(4~6月)連結決算は、営業利益が18億200万円(前年同期比22.0%減)となった。一部費用の期ずれの影響が5億円程度あるとみているものの、このことを織り込んでも想定を上回った。  注目は既存分野の好調だ。同社では、HRテックの「engage」と人財プラットフォームの「AMBI」「ミドルの転職」を投資事業として収益化に取り組む一方、国内求人サイトや人材紹介、海外事業を既存事業と位置づけ収益の基盤としており、27年3月期に営業利益240億円を目指す中期経営計画の前半では先行投資を優先させる方針。そのため、23年3月期は営業利益30億8500万円(前期比68.0%減)と大幅減益を見込み、第1四半期も減益を余儀なくされたが、既存事業は採用需要の堅調を受けて国内求人サイトや人材紹介が好調に推移。海外事業もインド、ベトナムの業績が順調に拡大した。  会社側では、新型コロナウイルスの感染再拡大など先行き不透明要素があるとして通期予想を据え置き、上期時点で修正を検討するとしており、上方修正の公算は大。調査機関のなかには今期の営業利益を60億円、来期は同70億円を見込むところもある。(仁) 出所:MINKABU PRESS 2022/09/07 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=ハナツアーJ、リオープン関連で上昇トレンド開花  HANATOUR JAPAN<6561.T>は5日移動平均線を絡め上値追い態勢を明示、25日・75日移動平均線のゴールデンクロスも接近しており、要マークといえる。インバウンド専門の旅行会社で、コロナ禍が一巡し足もとで風向きが追い風に変わっていることに注目したい。目先的には今週7日から海外からの入国者数の上限が1日当たり5万人に引き上げられることが株価を刺激する。インバウンド需要によって国内で消費機運が高まることは必至だが、同社は団体客を対象とする手配業務のほか、バスやホテル運営などを手掛けており、収益環境は様変わりしそうだ。  株価は6月6日に1872円の年初来高値をつけた後、新型コロナウイルスの感染再拡大を背景に1000円前後まで売り込まれた。しかし、8月23日に急動意して以降はリベンジ相場に突入、順調に下値切り上げトレンドを形成している。発行株数が1200万株程度と小型で、しかも浮動株比率は14%程度しかない。品薄感が株価上昇を後押しする。(銀) 出所:MINKABU PRESS 2022/09/06 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=鴻池運輸、コロナ前の利益水準更新へ  鴻池運輸<9025.T>に注目したい。同社は、物流に加え顧客の工場内での工程請け負いやプラント設備機器の据え付けなども展開している。第1四半期(4~6月)の連結営業利益は前年同期比12.2%増の34億4100万円とコロナ禍前の19年3月期同期の利益水準を超えてきた。同社が手掛ける空港関連事業などが堅調だ。今23年3月期予想の同利益110億円(前期比6.9%増)は120億円前後へ増額期待が出ている。  今期は18年3月期に記録した最高益(110億6700万円)を5期ぶりに更新することが見込めそうだ。株価は業績拡大を背景に上昇基調を強めており、先行き昨年9月高値1496円更新からの一段高が見込める。(地和) 出所:MINKABU PRESS 2022/09/05 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=KeePer、あらゆる自動車関連企業にビジネス拡大へ  KeePer技研<6036.T>はカーコーティング材料の製造・販売を行っているほか、サービスショップを直営及びフランチャイズ(FC)で展開。23年6月期通期の単独経常利益は前期比26.3%増の54億6300万円が見込まれている。  従来からのガソリンスタンド業界など車のアフターマーケットでの売り上げに加え、カーメーカーやカーディーラーといった新車マーケットや中古車販売店など、あらゆる自動車関連企業にビジネスを拡大する計画。また、女性顧客の獲得にも注力する構えで、その戦略の一環として“キレイ”と“楽する”が両立できる新サービス「フレッシュキーパー」を展開する。  株価は8月16日に上場来高値4585円をつけたあとは一服商状となったが、25日移動平均線を足場に仕切り直しの気配。中期トレンドを示す75日移動平均線が上昇基調を維持していることもあり、上値を試す展開が期待できそうだ。(参) 出所:MINKABU PRESS 2022/09/01 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=ジェイエイシ、好環境下で業績拡大期待高まる  ジェイエイシーリクルートメント<2124.T>は、業績拡大期待を背景に更なる上値への期待感が強く、上昇一服場面は拾い場と考えたい。  同社は国際人材採用に強みを持つ人材紹介の準大手。8月10日に発表した上期(1~6月)連結決算は、営業利益が39億1100万円(前年同期比18.6%増)となり、従来予想を約8億4000万円上回って着地した。顧客企業全般における求人意欲の高さを背景に、国内人材紹介事業が引き続き好調だったほか、海外事業と国内求人広告事業も想定以上に市況の回復が進んだことが要因。売上高は上期として過去最高を更新した。  好環境のもと、テレビCMを中心とした積極的な広告宣伝投資により、求人登録者数が前年同期比で約2割増加したうえ、コンサルタントの教育体制強化などが奏功し、成約単価も上昇。また、上期末のコンサルタント数は前年同期比16.7%増の929人と計画通りに増加した。これらは今後の業績に貢献するとみられている。  上期業績は計画を上回ったものの、会社側では広告宣伝費の未消化分の下期計上や景気下振れリスクなどを理由に、22年12月期業績予想は営業利益61億9900万円(前期比6.5%増)の従来見通しを据え置いた。ただ、求人マーケットの状況から、過度の懸念は不要とみられる。また、同社はこれまでも第3四半期決算発表時に通期業績予想や配当予想を修正するケースが多く、上方修正の公算は大きい。調査機関の中には今期営業利益72億円、23年12月期同92億円を予想するところもある。(仁) 出所:MINKABU PRESS 2022/08/31 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=インテリW、クラウドサービスの離陸で4ケタ大台視野  インテリジェント ウェイブ<4847.T>は8月後半から戻り足を明示、早晩8月4日につけた年初来高値909円奪回から4ケタ大台乗せを視野に入れる展開となろう。金融システム構築で高い実績を持ち、カード決済システムでは、大手クレジットカード会社を顧客にトップクラスのシェアを誇る。また、情報漏洩対策などのセキュリティー分野も強く、エンドポイントセキュリティーやクラウドセキュリティー管理ソリューションなどで需要を開拓している。  業績も増収増益路線をまい進しており、今後はクラウドサービスの離陸本格化などで成長力を高めそうだ。営業利益は22年6月期の34%増益に続き、23年6月期も2割近い伸びで18億円を見込んでいる。これは02年6月期に記録した18億5400万円の過去最高利益にあと一歩に迫る水準で、計画から上振れて21年ぶりのピーク更新となる可能性も十分だ。また、株式需給面でも信用買い残は軽く狙い目となる。(銀) 出所:MINKABU PRESS 2022/08/30 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=THK、産業機器向け伸び増額期待も  THK<6481.T>に注目したい。同社は、工作機械向け部品を手掛け、特に直動システムのLMガイドで世界最大手の実績を持つ。第2四半期(1~6月)の連結営業利益は前年同期比88.9%増の209億500万円と大幅増益だった。産業機器事業が半導体関連や電気自動車(EV)向けなどに好調。22年12月期の同利益は前期比42.1%増の430億円の見通しだが、市場には460億円近辺への増額修正期待が出ている。  新型コロナウイルス感染拡大に伴う中国ロックダウン(都市封鎖)の影響は限定的で業績回復に安心感が出ている。為替の円安も追い風であり、業績拡大を評価する格好で株価は1月につけた年初来高値3070円更新からの一段高が狙える。(地和) 出所:MINKABU PRESS 2022/08/29 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=松屋、水際対策緩和でインバウンド需要回復に期待  松屋<8237.T>に注目。水際対策の見直しなど、政府による新型コロナウイルス規制の緩和が進んでおり、株式市場ではインバウンド需要回復への期待が高まっている。こうした流れを追い風に、同社株に向けられる視線も今後一段と強まることが予想される。  今23年2月期は、3期ぶり営業黒字となる5000万円を見込む。固定資産譲渡に伴う特別利益の計上に伴い、最終利益ベースでは前期比4.4倍の44億円となる見通しだ。直近実績である3~5月期業績は、営業損益、最終損益とも前年同期と比べ赤字幅縮小で着地。まん延防止等重点措置の解除に伴う消費マインドの復調を背景に、企画開催などの各種取り組みが奏功した。  株価は3月安値を起点に下値を切り上げる展開を続けており、足もとは800円台半ばで推移している。目先は6月9日につけた年初来高値996円の奪回、その次は昨年9月高値の1197円を目指す動きが期待される。(イ) 出所:MINKABU PRESS 2022/08/26 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=西尾レント、堅調な業績を手掛かりにボックス圏から上放れへ  西尾レントオール<9699.T>は建機などのレンタル事業を展開。8月3日に発表した22年9月期第3四半期累計(21年10月~22年6月)の連結決算は、経常利益が前年同期比13.9%増の104億9300万円で着地した。  道路・土木関連分野では高速道路の集中工事を中心とした交通インフラの整備工事の需要が継続したほか、建築・設備関連分野も高速道路の橋梁補修点検工事や物流倉庫の新設工事向けなどが堅調。都市開発工事向けやバイオマス発電所の新設・定修工事向けの売り上げが伸長したことも寄与した。  株価は2900円近辺で上値が抑えられるボックス圏での推移が続いていたが、足もとでは上放れをうかがう動き。PERやPBRには割安感があり、まずは昨年6月につけた3300円台を目指す動きが期待できそうだ。(参) 出所:MINKABU PRESS 2022/08/25 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=ソラスト、3本柱がそろって順調  ソラスト<6197.T>は、6月17日につけた年初来安値630円を底に反発基調にあるが、昨年10月以降の下落に対する戻りは3分の1にも満たず、戻りを試す展開の継続が期待できる。  同社は、医療事務をはじめとする医療関連受託事業と在宅介護分野を中心とした介護事業、保育所の運営を行うこども事業が3本柱。8月10日に発表した第1四半期(4~6月)連結決算で、営業利益は14億8300万円(前年同期比7.7%減)と減益となった。介護職員・保育士などの処遇改善支援補助金事業に基づく処遇改善費用の計上やスマートホスピタル事業への先行投資などが主な要因で、売上高は医療関連受託、介護及びこどもの各事業が堅調に推移し、前年同期比10.2%増の320億5900万円だった。  特に、第1四半期では、介護事業のデイサービスの利用控え傾向の底打ちがみられたことや、医療関連受託事業でPCR検査業務受託などの特需が継続していることが貢献。コロナ特需は今後影響は薄れることが予想されるが、病院の効率化ニーズを背景に医療関連受託事業は今後も需要増加が見込まれるほか、デイサービスの利用者増加基調も続きそう。こども事業では、前期に取得した子会社3社の通年寄与もあり、業績を押し上げる。  23年3月期は、人員配置最適化などによる収益性向上効果もあり、営業利益67億8000万円(前期比7.3%増)を見込む。来期については、調査機関のなかには77億円弱を見込むところもあり、増益基調継続が期待されている。(仁) 出所:MINKABU PRESS 2022/08/24 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=ポート、メタバース分野の取り組みや提携施策に期待  ポート<7047.T>は好決算を受けた急騰の反動で足もと調整しているが、押し目は拾い場とみたい。  同社はネットメディアを運営。就活サイト「キャリアパーク」などの人材系メディアをはじめ、カードローン情報サイトや電力・ガス比較サイトなど、幅広い分野のメディアを手掛けている。事業拡大が進んでおり、4~6月期は営業13倍増益と業績高変化を遂げた。通期も大幅増益が予想されており、過去最高益を更新する見通しだ。  就活相談サービス「就活メタバース」を提供するなど、メタバース分野での取り組みに注力している点がポイント。また、業容拡大に向けて提携施策を積極化させている点も注目で、同社の今後の動向からは目が離せない。(イ) 出所:MINKABU PRESS 2022/08/23 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=カネカ、17期ぶり最高益予想を評価  カネカ<4118.T>に注目したい。同社は塩化ビニル樹脂などの耐熱性を高める添加剤や変成シリコーンなどで世界的高シェアを誇っている。また、バイオ医薬品・診断薬のCDMO(受託製造開発機関)の成長も期待されている。ファインケミカル分野とバイオ・ヘルスケアなどの伸びで23年3月期の連結営業利益は前期比10.2%増の480億円と06年3月期以来、17期ぶりに最高益を更新する見込みだ。  株価は6月安値3175円を底に、足もとでは3700円近辺と3月初旬以来の高値圏に上昇している。今期予想連結PERは9倍前後、配当利回りも3%近辺と割安感も強い。先行き4000円回復からの一段高が狙える。(地和) 出所:MINKABU PRESS 2022/08/22 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=DDHD、業績最悪期脱出で再出発  DDホールディングス<3073.T>に注目したい。首都圏を中心にレストラン・カフェ、居酒屋、ダーツやビリヤード、カラオケなどの店舗を展開。「アリスのファンタジーレストラン」など知的財産(IP)コンテンツを生かした人気ブランドを創出し成長してきたが、コロナ禍の打撃を受けて前々期と前期は最終赤字に転落した。しかし、5月には債務超過の解消を発表し最悪期は脱出しており、足もとではコア事業の収益回復を図る一方、新業態のオープンなど再成長へ向けた準備を整えている。  17日に発表した7月度の既存店売上高は前年同月比3.2倍と回復基調が鮮明だ。23年2月期の連結営業損益予想は5億2400万円の黒字(前期は73億3200万円の赤字)を見込んでいるが、市場では7億円前後の黒字への上方修正期待が強まっている。株価は7月13日につけた直近安値533円を底に切り返しに転じており、6月の年初来高値668円更新からの一段高が見込める。(れい) 出所:MINKABU PRESS 2022/08/19 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=タカトリ、SiC材料切断加工装置の受注好調  タカトリ<6338.T>は、世界的にパワー半導体の需要が拡大していることが追い風。炭化ケイ素(SiC)デバイス向けとなる材料切断加工装置の大口受注を相次いで獲得しており注目したい。  半導体製造機器の好調さを映し、8月5日に発表した22年9月期第3四半期累計(21年10月~22年6月)の連結経常利益は前年同期比2.5倍の9億2500万円で着地した。通期予想は世界情勢に不透明感があるとして従来計画の5億7700万円で据え置いているが、既に超過していることから上方修正される可能性が高そうだ。  足もとの株価は2100円台に位置する75日移動平均線が下値抵抗ラインとなるかたちで切り返し。5日移動平均線と25日移動平均線とのゴールデンクロスが実現していることもあり、上場来高値3290円を目指す動きが期待される。(参) 出所:MINKABU PRESS 2022/08/18 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=ケアネット、医薬DXの成長期待大  ケアネット<2150.T>は、業績拡大期待を背景に上値を試す展開が期待できそうだ。  同社は、医師・医療従事者向け会員制サイト「ケアネット・ドットコム」を中核として、同プラットフォームを活用した製薬マーケティングなどを行う医薬DX(デジタルトランスフォーメーション)事業と、医師向け転職支援や医療教育動画などを手掛けるメディカルプラットフォーム事業を展開。主力の医薬DX事業は、スペシャリティー医薬品の多様化・専門化から医師側のニーズが強い一方、製薬企業の営業リソースが減少していることを背景に、中期的に拡大が見込まれており、市場規模に応じた業績拡大が期待できる。一方のメディカルプラットフォーム事業も、転職支援サービスを中心に伸長を見込む。会社目標の25年12月期営業利益100億円の達成に向けて増益基調が続きそうだ。  22年12月期は会社側では営業利益25億8900万円を見込む。ただ、調査機関のなかには、今期営業利益28億円、23年12月期同33億円を見込むところもある。時価水準はこれら成長期待を織り込んだ水準とはいえず、再評価余地は大きいだろう。(温羅) 出所:MINKABU PRESS 2022/08/17 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=WNIウェザ、ニーズを捉えた気象情報で成長路線  ウェザーニューズ<4825.T>に注目してみたい。世界トップクラスの民間気象情報会社で、海洋分野を皮切りに航空、鉄道分野など事業エリアを拡大し実績を重ねている。気候変動リスクへのグローバルな対応が必須課題となるなか、活躍機会は高まる一方だ。  国内では台風シーズンに豪雨災害などが頻発しているが、同社はゲリラ豪雨の予想で高実績を有するほか、電力不足に対応して独自の電力需給予報などもスタートさせ存在感を示している。業績は成長路線をまい進中であり、23年5月期営業利益は前期比10%増の32億円と2ケタ成長を確保する見通しにある。  株価は6月中旬に底を入れその後急速に戻り相場に転じており、13週・26週移動平均線のゴールデンクロスも接近している。7月下旬に日足一目均衡表の雲抜けも果たし、上値追いに弾みがついている。株式需給面では8000円台半ばから後半にかけて滞留出来高も少なく、上値が軽くなる可能性がある。(桂) 出所:MINKABU PRESS 2022/08/16 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=日東電、今期業績に再増額期待  日東電工<6988.T>に注目したい。粘着製品大手で液晶パネル用偏光板などで高実績を誇る。7月下旬に23年3月期の連結純利益を1000億円から1150億円(前期比18.4%増)に増額修正した。円安効果に加えプリント回路材料などが伸びている。同社の今期の想定為替レートは1ドル=112円と保守的に設定されており、市場には今期の同利益は1200億円台に再増額修正されるとの期待が膨らんでいる。  株価は9000円前後での一進一退が続くが、今期業績は増額含みで上放れ余地は大きい。下期は都市封鎖(ロックダウン)の影響を受けた中国向け需要の回復も見込める。先行き1万円乗せから一段高が期待できそうだ。(地和) 出所:MINKABU PRESS 2022/08/15 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=レオパレス、業績改善と株主還元期待で株価復活へ  レオパレス21<8848.T>は、単身者向けのアパート賃貸が主力。施工不備問題やコロナ禍の影響でここ数年は業績低迷を余儀なくされていたが、賃貸事業への集中やコスト削減策が奏功し、業績は大幅な改善を示している。株価も復活基調を強めており、押し目があれば拾い場とみたい。  直近5日に発表した4~6月期決算では、最終損益が前年同期の赤字から16億3000万円の黒字に転換した。新型コロナウイルス感染拡大に伴う経済活動の制限が徐々に緩和されるなか、主力の賃貸事業において法人顧客を中心に入居需要が回復傾向をたどったことが寄与した。  通期の同利益は、前期比2.1倍の249億円の見通し。会社側では、23年3月期~25年3月期は純利益の計上によって資本強化を図るとともに、株主還元(復配・自社株買い)の実施について検討を進めるとしている。(イ) 出所:MINKABU PRESS 2022/08/12 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=システナ、第1四半期は3期ぶり増益スタート  システナ<2317.T>は決算発表による材料出尽くし感から株価は調整しているが、押し目は拾い場と考えたい。  同社は、車載システムや社会インフラシステム、モバイル機器などのソフトウェア開発などさまざまなシステムの企画・設計・開発・導入から保守・ユーザーサポートまでのトータル・ソリューションサービスを提供する。7月28日に発表した第1四半期(4~6月)連結決算で、営業利益が18億2100万円(前年同期比3.8%増)となり、小幅ながら3期ぶりの第1四半期増益となったことに注目したい。  第1四半期は、フレームワークデザイン事業が、金融分野のデジタルトランスフォーメーション(DX)案件を中心に引き合いが増加。ITサービス事業のPMO(プロジェクト・マネジメント・オフィス)サービスなども好調だった。また、前期に低迷したビジネスソリューション事業も復調基調にある。  23年3月期は先行投資負担が残るものの、営業利益102億8000万円(前期比12.9%増)を予想する。更に来期は同130億円前後を見込む調査機関もあり、株価は業績拡大期待を織り込む展開が期待できる。(仁) 出所:MINKABU PRESS 2022/08/10 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=ペガサス、業績絶好調で円安進行も追い風に  ペガサスミシン製造<6262.T>が急速に上値を追う展開にあり、時価は18年12月以来の高値圏に位置している。目先の押し目は積極的に買い向かって面白そうだ。同社は工業用ミシンの大手で足もとの業績は絶好調に推移している。  22年4~6月期は売上高が前年同期比37%増の68億4700万円、営業利益は同3.7倍の9億6100万円と高水準の伸びを示した。世界的に旺盛なアパレル需要が同社の収益拡大に反映されている。また、海外売上比率が94%を占めており、外国為替市場での最近の円安傾向は同社にとって強力な追い風として意識される。なお、23年3月期の通期想定為替レートは1ドル=120円で設定されており、実勢はそれよりはるかに円安だ。  23年3月期通期営業利益は前期比27%増の23億5000万円を予想しているが、第1四半期時点の進捗率は40%を超えており、上方修正含みといえる。PERは11倍台、PBR0.7倍台と割安感が強い。株主還元にも前向きで前期実績ベースで20円配当を実施、今期は一段の上乗せが視野に入っている。(桂) 出所:MINKABU PRESS 2022/08/09 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=野村不HD、マンション販売が好調推移  野村不動産ホールディングス<3231.T>に注目したい。同社は総合不動産大手でマンション販売が好調に推移している。第1四半期(4~6月)の連結純利益は、前年同期比44.8%増の269億3300万円と大幅増益を記録。23年3月期の同利益は前期比3.1%増の570億円と前期に続き最高益を更新する見込みだが、市場には580億円前後への増額観測が強い。今期配当は前期比12円50銭増の110円が見込まれている。    市場には、24年3月期の同利益は600億円台に乗せるとの見方が強まっている。株価は配当利回り3.3%前後の水準にあり投資妙味は大きい。ここからは、6月につけた年初来高値3410円更新からの一段高が見込める。(地和) 出所:MINKABU PRESS 2022/08/08 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=特殊陶、今期大幅増配で割安感顕著  日本特殊陶業<5334.T>に注目したい。同社は点火プラグや排ガスセンサーの世界シェアトップクラスを誇り、足もとの業績は好調に推移している。  7月下旬に発表した23年3月期第1四半期(4~6月)の連結営業利益は276億2500万円(前年同期比59.7%増)だった。自動車関連事業で、原材料高騰分の価格転嫁が進み、欧州を中心とした補修用製品の販売が好調に推移した。また、セラミック事業も自動車関連機械工具の出荷は回復基調にあり、半導体需要に対応する旺盛な設備投資で半導体製造装置用部品の需要が拡大。同社では通期の営業利益は960億円と2期連続の最高益更新を見込み、今期配当計画も前期比36円増の138円と大幅増配する方針としている。  株価は年初来高値圏にあるが、指標面でPER7倍台、配当利回り5.2%前後と割安感が強く、中期的には18年9月につけた3405円を目指す展開を見込める。(れい) 出所:MINKABU PRESS 2022/08/05 10:00

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