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みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=TOA、意欲的な中期計画フェーズ2に注目  TOA<6809.T>は放送設備をはじめとした音響システム、セキュリティーシステム、鉄道車両関連システムを展開。中期経営基本計画(22年3月期~26年3月期)の後半となるフェーズ2がスタートしており注目したい。  最終年度となる26年3月期の業績目標は、連結売上高が520億円(23年3月期実績は451億2300万円)、連結営業利益が45億円(同17億1300万円)と意欲的。地域ビジネスの拡大やグローバル連携に注力するほか、リモートメンテナンスサービスなど「つながるビジネス」による収益基盤の強化、新成長分野の探索・創造を掲げている。  株価は830円近辺に位置する75日移動平均線まで下押し、その後は切り返す動きをみせており調整一巡感が意識されるところ。PBRは0.6倍前後と割安感もあり、上値を試す展開が期待できそうだ。(参) 出所:MINKABU PRESS 2023/06/08 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=買取王国、店舗売り上げの好調続く  買取王国<3181.T>は、4月14日に年初来高値1447円をつけた後、調整していたが、好業績期待から再び騰勢色を強めている。  衣料品・服飾雑貨・ホビー・トレーディングカードなどを取り扱う「買取王国」を中心に、工具専門の「工具買取王国」や、貴金属などの買取専門店業態の「おたから買取王国」などを展開している。23年2月期は、ファッションやホビー、工具などが伸長。月次売上高は毎月連続で既存店・全店とも前年同月を上回り、その結果営業利益は3億8700万円(前の期比98.5%増)となった。  消費者の生活防衛意識の高まりでリユース需要が拡大している一方、在宅買い取りや法人買い取りの強化で仕入れも順調に推移している。これらを背景に、24年2月期に入ってもファッション、ホビー、トレカ、工具などの商材が順調に推移し3、4月はその月として過去最高を記録している。出店も「工具買取王国」6店舗(直営2店、FC4店)、「おたから買取王国」5店舗を予定しているほか、「買取王国」では2~4店の改装を予定している。会社側の営業利益4億1700万円(前期比7.7%増)予想は達成確度が高く、上振れの可能性は大きい。  中期的にも、海外取引の強化や同業他社との連携強化で成長余力は十分にある。25年2月期には13年2月期に記録した営業最高益4億8000万円更新を見込むところもある。(温羅) 出所:MINKABU PRESS 2023/06/07 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=東洋エンジ、PBR0.6倍台で脱炭素分野でも展開力  東洋エンジニアリング<6330.T>の500円台半ばは買いで対処したい。エンジニアリング大手で業績は回復歩調にあり、早晩株価は1月につけた年初来高値638円を視野に入れる展開が期待できる。脱炭素分野での展開力も評価され、水素や合成ガス製造技術で強みを持っている。  23年3月期経常利益は前の期比24%増の38億8800万円と大幅な伸びを達成、続く24年3月期は前期比16%増の45億円を予想している。営業利益段階では保険収入の特殊要因がなくなることで減益見通しながら、経常利益は2ケタ増益基調が続く見通しだ。PBRは0.6倍台と低い。業績は豊富な受注残が今後の業績改善に寄与しそうで、年間配当については無配が続いているものの、25年3月期には復配の可能性がある。(桂) 出所:MINKABU PRESS 2023/06/06 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=アマダ、株主還元の積極化も評価  アマダ<6113.T>に注目したい。金属加工機械大手の同社の業績は好調で、23年3月期の連結営業利益は前の期比29.4%増の498億6700万円と最高益を更新した。半導体製造装置や産業機械向けなどに板金加工機などが伸びた。24年3月期の同利益も前期比0.3%増の500億円が見込まれているが、市場には530億円前後への増額観測も出ている。今期配当は前期比2円増の50円の計画だ。  5月に発表された26年3月期を最終年度とする中期経営計画では、連結配当性向50%に加え、自己株式取得枠400億~600億円を想定するなど、株主還元を積極化する方針だ。株価も一段の上値追いが期待できる。(地和) 出所:MINKABU PRESS 2023/06/05 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=サンウェルズ、「PDハウス」拠点拡大で成長期待  サンウェルズ<9229.T>は上値の重い局面が続いているものの、社会課題の解決につながる企業に着目する機関投資家の資金流入期待は根強く、調整局面では押し目買い意欲が強まりそうだ。  同社はパーキンソン病患者専門の有料老人ホーム「PDハウス」など介護事業を展開し、昨年6月に東証グロース市場に新規上場した。24年3月期の売上高は前期比38.9%増の190億5200万円、最終利益は同95.1%増の15億3000万円と大幅な増収増益を見込む。  PDハウスは今期末までに新たに9施設開設し、合計で31施設とする計画。26年3月期は53施設とし、売上高は323億5200万円、最終利益は32億100万円とする目標を掲げる。高齢化が進むなかで、パーキンソン病患者は増加の一途をたどると見込まれている。専門的なケアを提供するPDハウスの利用ニーズはますます高まっていくに違いない。  時価総額は1000億円を超え、グローバルな機関投資家にとっては、流動性の観点から十分に資金配分が可能な水準となっている。PER(株価収益率)は61倍台に上るものの、国内外の社会的インパクトファンドの投資対象となれば、高バリュエーションを許容する形で株高基調を続ける可能性があるだろう。短期的には5日移動平均線と25日移動平均線のゴールデンクロスの形成への期待が膨らんでおり、4月につけた上場来高値3550円を上抜けて再び新値街道をまい進するシナリオも横たわっている。(碧) 出所:MINKABU PRESS 2023/06/02 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=シリコンスタ、エンタメ業界からの引き合い旺盛  シリコンスタジオ<3907.T>は自社が強みを持つコンピューターグラフィックス(CG)関連ビジネスに注力し、経営基盤の強化に取り組んでいる。  4月10日に発表した23年11月期第1四半期(22年12月~23年2月)の連結決算は、経常利益が1億800万円(前年同期は1200万円)で着地。開発推進・支援事業では主要顧客であるエンターテインメント業界からの引き合いが旺盛なほか、自動車などの産業界でもメタバースやデジタルツインといったキーワードに代表される仮想空間でのシミュレーション環境構築など可視化技術の需要が増えているという。  株価は4月13日に年初来高値となる1825円をつけ、その後は上げ一服商状。ただ、調整幅は限定的で、5日移動平均線と25日移動平均線とのゴールデンクロスをきっかけに仕切り直しが期待できそうだ。(参) 出所:MINKABU PRESS 2023/06/01 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=マツキヨココ、統合による業績押し上げ効果続く  マツキヨココカラ&カンパニー<3088.T>は、5月22日に年初来高値7860円をつけたあと調整しているが、今後の業績拡大期待を考慮すれば上昇余地はまだ十分にあろう。  23年3月期は、コロナ禍からの回復に加えて、統合シナジー創出への各種施策が両グループで奏功した結果、営業利益は622億7600万円(前の期比51.6%増)と大幅増益となった。シーズン品が好調に推移したほか、22年10月の水際対策緩和によりインバウンド需要が徐々に回復に向かったことも寄与した。  24年3月期は、マーチャンダイジング統合効果の継続に加え、会員基盤の統合による販促の効率化、物流効率の向上、KPI管理の精度改善による店舗運営の効率化などシナジーの創出効果は続くと予想。また、経済活動活発化による化粧品販売の回復や訪日外客数の増加による免税売上高の拡大も見込まれる。新規出店に伴う人件費などの上昇を考慮しても、会社側の見込む営業利益645億円(前期比3.6%増)は大きく上回る可能性が高い。  更に来期以降もスケールメリットの活用やPB商品の拡大、前述の統合効果は続くと予想される。調査機関では25年3月期の営業利益750億円強を見込むところもあり、業績拡大期待が株価を押し上げよう。(仁) 出所:MINKABU PRESS 2023/05/31 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=イビデン、半導体の「シン・成長株」で青空圏走る  イビデン<4062.T>に注目したい。半導体関連株が軒並み人気となるなか、同社株も年初来高値圏をまい進しているが、時価は2021年11月の高値7380円を上に抜けたことで、実質的な青空圏に突入した。株価は中勢1万円大台を目指す方向となろう。  ICパッケージの大手で米インテル<INTC>向けを主力とする。生成AIなどの普及で新たな半導体需要が発生しているが、半導体は一段と高性能化が求められるなか、パッケージ基板も高付加価値化が進展しており、そのなかイビデンの優位性が浮き彫りとなっている。24年3月期業績は営業利益が前期比28%減の520億円と大幅な減益を見込んでいるが、株価的にはその見通しは既に織り込み済みで増額修正期待があるほか、25年3月期の業績回復シナリオに視線が向いている。  そのなか、同社は23年度を初年度とする中期経営計画を発表しており、営業利益は26年3月期に1250億円という急成長を見込んでいることから、株価の見直し機運が強まっている。(桂) 出所:MINKABU PRESS 2023/05/30 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=クイック、人材サービス事業が好調  クイック<4318.T>に注目したい。同社は、看護師やエンジニアなど専門職の人材紹介・派遣などを展開している。23年3月期の連結営業利益は前の期比34.1%増の44億8700万円と大幅増益となった。経済正常化に伴う雇用情勢の回復が進み、人材サービス事業などが牽引した。24年3月期の同利益も前期比10.5%増の49億6000万円と前期に続き最高益の見通し。配当も前期比2円増の年72円を計画している。  株価は業績拡大を評価して上昇基調を強めており、18年10月につけた最高値2193円更新からの一段高を狙う動きにある。株価は連結PERで11倍台、配当利回りは3.6%前後の水準にあり割安感は強い。(地和) 出所:MINKABU PRESS 2023/05/29 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=JPHD、少子化対策予算10兆円方針で追い風期待  JPホールディングス<2749.T>は子育て支援最大手。保育園や学童クラブ、児童館を全国で運営している。政府の「異次元の少子化対策」の具体案が足もとで次々と伝わっている。政府は少子化対策の予算を2030年代までに10兆円規模に倍増させる方針を打ち出しており、子育て支援関連の中核に位置づけられる同社にとって中長期の追い風となることが期待される。  今24年3月期は引き続き増収増益トレンドを維持し、売上高、営業利益とも過去最高を更新する見通し。配当も継続する見込みだ。今期見通しとあわせて26年3月期を最終年度とする中期経営計画を発表しており、最終年度に売上高383億4000万円(今期予想比5.4%増)、営業利益43億3000万円(同13.4%増)を掲げている。株価は200日移動平均線を足場に切り返す動きをみせている。(イ) 出所:MINKABU PRESS 2023/05/26 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=ヤプリ、高単価案件の増加で平均月額利用料が上昇  ヤプリ<4168.T>は、アプリ開発技術がなくてもノーコード(プログラミング不要)でスマートフォンアプリの開発・運用を行うことができるプラットフォーム「Yappli」を提供している。  足もとではサービス売上(初期制作やアプリマーケティングなど、単発的に発生する各種導入支援による売り上げ)が好調で、23年12月期第1四半期(1~3月)の単独経常損益は6700万円の黒字(前年同期は3億9300万円の赤字)に浮上。ノーコードの顧客管理システム「Yappli CRM」やオプション機能などが寄与して高単価案件が増加し、平均月額利用料は前年同期比12.1%上昇の39万7000円に成長している。  直近の株価は黒字化が好感されマドを開けて上昇。25日移動平均線と75日移動平均線とのゴールデンクロスが視野に入ってきたこともあり、戻りを試す展開が期待できそうだ。(参) 出所:MINKABU PRESS 2023/05/25 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=エアトリ、旅行需要復調が追い風  エアトリ<6191.T>は、新型コロナウイルスの感染症法上の5類移行に伴う国内・海外旅行需要の更なる増加を背景に、好業績継続が期待できる。  同社は、航空券予約サイト「エアトリ」の運営が主な事業。5月15日に発表した第2四半期累計(22年10月~23年3月)連結決算は、全国旅行支援を契機とした旅行需要の高まりが追い風となり、営業利益は15億8800万円(前年同期比7.5%増)となった。  エアトリ旅行事業の特に国内旅行分野が好調に推移しているほか、海外旅行分野も回復傾向にある。上期決算と同時に、会社側では23年9月期通期営業利益予想を16億円から30億円(前期比33.7%増)へ上方修正した。  また、旅行事業以外にも注目したい。会社側では、コロナ禍の21年9月期から「エアトリ“リ・スタート”」として事業ポートフォリオの構築に取り組んでおり、足もとではITオフショア開発事業、訪日旅行・Wi-Fiレンタル事業、メディア事業、投資事業、地方創生事業が概ね堅調に推移している。これら旅行事業以外の成長継続もあり同社業績は当面増益基調が続きそう。調査機関のなかには、24年9月期同利益40億円強を見込むところもある。(仁) 出所:MINKABU PRESS 2023/05/24 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=MDV、病院・製薬向けデータビジネスで高成長  メディカル・データ・ビジョン<3902.T>は底値買いのチャンスといえる。同社は病院などの医療機関や製薬会社を顧客対象に、医療や医薬品などのデータをネットワーク化するほか、利活用サービスなども展開している。成長性に富んだビジネスモデルで、業績は長期にわたり拡大基調を続けている。23年12月期は売上高が前期比18%増収と2ケタの伸びを達成できる見込みで、営業利益は同2%増の18億円と小幅ながら増益を確保する見通し。今期で5期連続の過去最高利益更新予想となる。なお、売上高については、連結決算となった16年12月期を起点に減収がなく、7期連続で過去最高更新となる見込みだ。  株価は今年2月に1011円の高値をつけた後は下値を探る展開となり、今月18日に715円で年初来安値を形成。しかし、その後はリバウンドに転じている。850円までは滞留出来高も比較的少なく、戻りに転じれば上値は軽そうだ。(桂) 出所:MINKABU PRESS 2023/05/23 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=DMG森精機、受注好調で業績増額期待も  DMG森精機<6141.T>に注目したい。工作機械大手である同社の第1四半期(1~3月)の連結営業利益は前年同期比2.6%増の96億9500万円とほぼ予想通りだったが、受注は想定を上回った。半導体や電気自動車(EV)関連など成長分野からの受注が好調だ。23年12月期の連結営業利益は前期比21.3%増の500億円と最高益の見込みだが、市場には530億円前後への増額修正期待が出ている。  同社の中期経営計画では、25年12月期の同利益720億円と配当100円(今期予想80円)が目指されており、その目標達成に向けた期待が膨らんでいる。株価は連結PER9倍、配当利回り3.4%の水準で割安感は強い。(地和) 出所:MINKABU PRESS 2023/05/22 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=串カツ田中、「ちょい飲み」回復期待も出遅れ感  串カツ田中ホールディングス<3547.T>は、リオープン関連銘柄の一角と位置付けられながらも出遅れ感があり、投資妙味が強まっている。  「串カツ田中」を運営する同社の業績は、回復基調が鮮明だ。4月に発表した23年11月期第1四半期(22年12月~23年2月)の連結決算は、売上高が前年同期比48.9%増の33億3200万円、営業損益は1億9100万円の黒字(前年同期は2億4800万円の赤字)となった。新型コロナウイルスの感染症法上の位置づけが「5類」に移行する前の期間にもかかわらず、営業利益の進ちょく率は中間期の計画に対し、約64%に上る。  企業のオフィス回帰の動きが広がるなか、「ちょい飲み」を目的とした会社員らによる来店客数は今後も回復が続くと考えられる。更に、経済活性化に向け、月末金曜日の終業時間を早める「プレミアムフライデー」を復活させようとする機運も高まっており、業績面でのプラス効果が期待されるところだ。  株価収益率(PER)は37倍台だが、リオープン期待の強い外食関連株のなかでは割安感が意識される。2月下旬にSNSを通じて拡散されたハラスメントや、社内ルールに照らした不適切な食材管理の発覚を受け、運営面での改善も進めているもようだ。ボリンジャーバンドのプラス1シグマに沿ったバンドウォークの継続を見込み、25日移動平均線を下回った局面では、押し目買いスタンスで臨みたい。(碧) 出所:MINKABU PRESS 2023/05/19 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=イオンモール、海外モールを中心とした高成長に期待  イオンモール<8905.T>は高値圏でもみ合っているがPBR1倍割れの水準であり、業績面を評価すると更なる上値が期待できる。  同社は、イオングループのSC(ショッピングセンター)ディベロッパー。新型コロナウイルス感染症拡大に伴う行動制限により、ここ数年は厳しい事業環境下にあったが、ウィズコロナへの移行に伴い国内外で消費行動が正常化する24年2月期は業績が回復局面を強める見通し。今期は中国で1モール、カンボジアで物流センター1施設の新規オープンを計画するほか、既存モールでは専門店の入れ替えによるリニューアルや増床、オペレーションレベルの向上に向けた取り組みを強化。一方で、国内では4物件のオープンを計画するほか、既存モールの増床及びリニューアルを積極的に推進し業績向上を狙い、営業利益は585億円(前期比33.0%増)と大幅増益を見込む。  会社側の中期計画では26年2月期にかけて国内9モール、海外17モール(中国7モール、ASEAN10モール)の新規開業を予定しており、最終年度に営業利益850億円を目指す方針。海外物件を中心とした高い成長性と売上高の回復による固定費率の低下により収益性も向上へ。中期成長への期待が株価上昇を後押ししよう。(仁) 出所:MINKABU PRESS 2023/05/17 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=IIJ、業績絶好調で最高値街道をまい進  インターネットイニシアティブ<3774.T>は2月上旬に急騰した後も下値切り上げ波動を継続、直近は上場来高値圏で一段と上げ足に弾みがついている。同社はインターネット接続事業で先駆的存在。ネットワーク関連サービスでは、ICT市場におけるクラウドシステムの普及加速が追い風となっている。5月12日に発表した23年3月期営業利益は前の期比16%増の272億2100万円と好調、続く24年3月期も前期比16%増の315億円予想と2ケタ成長が続く見通しだ。  同社はトップライン、営業利益ともに過去最高更新基調を続けているが、特に国際会計基準に変更した19年3月期以降は利益成長トレンドに拍車がかかっている。株式需給面では信用買い残も少なく上値が軽い。3000円大台ラインは通過点に過ぎず、業績成長と歩調を合わせ今後も次第高の展開が見込まれる。(歩) 出所:MINKABU PRESS 2023/05/16 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=アダストリア、外出需要の復活が追い風  アダストリア<2685.T>に注目したい。同社はカジュアル衣料大手で、20~30代を中心にした女性向けブランドを展開している。23年2月期の連結営業利益は前の期比75.4%増の115億1500万円を記録。コロナ禍の影響が薄れ、外出需要の復活を背景に衣料品の販売が回復した。24年2月期は、経済正常化への期待もあり同利益は前期比21.6%増の140億円と連続2ケタ増益が見込まれている。  同社の月次売上高は2月以降、前年同月比2ケタ増を記録しており、今期業績には増額修正期待も膨らんでいる。株価は19年11月以来となる2700円台に乗せてきており、ここから3000円台を目指す展開が見込める。(地和) 出所:MINKABU PRESS 2023/05/15 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=ユーザーロカ、上場以来増益トレンド続けるAI関連株  ユーザーローカル<3984.T>は好業績を背景に株価上昇が期待できる。政府がAIの利活用に向けた議論を行う「AI戦略会議」を今月立ち上げ、G7広島サミットで議長国としてルール作りを主導する考えを示すなか、株式市場ではAI関連への関心が一段と強まっている。それとともに、関連有力株に位置づけられるユーザーロカへの注目度も今後ますます高まっていくことになりそうだ。  直近10日に発表した第3四半期累計決算は、営業利益が前年同期比27%増の10億3300万円で着地。通期計画(11億7800万円)に対する進捗率は9割近くに達した。同社は2017年の上場以来、一貫して増益トレンドを続け、今23年6月期も最高益を達成する見込みだ。増配も計画している。足もと株価は2000円近辺で推移しており、目先は年初来高値2318円の奪回が目標となる。(イ) 出所:MINKABU PRESS 2023/05/12 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=モノタロウ、第1四半期に約28万口座を新規に獲得  MonotaRO<3064.T>の足もと業績が堅調だ。4月27日に発表した23年12月期第1四半期(1~3月)の連結経常利益は前年同期比19.8%増の80億8400万円となり、上半期計画148億7800万円に対する進捗率は54.3%となった。  事業者向けネット通販事業が注文単価・注文頻度の増加により成長したほか、大企業顧客を対象とした相手先購買管理システムとのシステム連携を通じた間接資材の販売も順調に拡大。同期間中には27万9151口座を新規に獲得し、3月末時点の総登録数は828万5645口座に伸長している。  株価は4月上旬から下値を切り上げる展開で、同月下旬には一時2100円台を回復。25日移動平均線と75日移動平均線とのゴールデンクロスが実現すれば上げに弾みがつきそうだ。(参) 出所:MINKABU PRESS 2023/05/11 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=乃村工芸社、受注環境好転に向かい業績改善へ  乃村工藝社<9716.T>は4月25日につけた年初来高値973円更新から、更なる上値を目指す展開が期待できる。  同社は、展示施設や商業施設向けディスプレーの企画・設計・施工・運営監理の国内最大手。新型コロナウイルスの感染拡大やインバウンドの減少などにより厳しい受注環境が続いていた。これを受けて、23年2月期は営業利益が31億1300万円(前の期比42.7%減)と大幅減益となった。  ただ、新型コロナウイルスの感染拡大が収束傾向にあるなか、受注環境も改善に向かっており、23年2月期の受注高は前の期比28.3%増の1317億9300万円に増加。前の期に手持ちの大型案件が含まれていた博物館・美術館市場は大きく減少したものの、大型案件を受注した複合商業施設市場、広報・販売促進市場、余暇施設市場が増加したことで、期末受注残高も557億700万円(同33.6%増)と大幅に増加した。  24年2月期は豊富な受注残に加えて、インバウンドの回復やアフターコロナを見据えた投資回復による需要が続く見通しで、受注環境が改善されることで受注競争も徐々に緩和する見通し。25年の大阪・関西万博以降の中期成長維持のための成長投資を織り込んだうえで、営業利益41億円(前期比31.7%増)を見込む。調査機関のなかには24年2月期営業利益を49億円、25年2月期を同70億円と見込むところもあり、中期的な成長への期待も高い。(仁) 出所:MINKABU PRESS 2023/05/10 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=アイドマHD、好業績評価で逆張り好機に  アイドマ・ホールディングス<7373.T>は2月初旬に5100円近辺で二点天井を形成後、一貫して下落基調にあったが、時価2000円台後半は逆張りの好機とみたい。中小企業向け見込客リスト作成のほかデジタルトランスフォーメーション(DX)活用を含めた営業支援ビジネスを展開する。業績は好調で22年8月期の営業98%増益に続き、23年8月期も前期比24%増の20億3000万円を見込み、連続の過去最高利益更新となる。  脱コロナでリオープン(経済再開)環境が本格化するなか、中小企業のコンサルティング需要は増勢にあり、今上期の進捗率などからも通期の営業利益計画は一段と上振れする可能性を内包している。株価は大株主の売却に伴う需給的な売り圧力が、ここ3カ月にわたる下げ相場に反映されたが、売り一巡観測からリバウンドの動きが期待できそうだ。(桂) 出所:MINKABU PRESS 2023/05/09 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=壱番屋、月次売上高は拡大基調  壱番屋<7630.T>に注目したい。カレー専門店チェーンを展開する同社の業績は急回復している。経済再開(リオープン)による外食需要の復活が追い風となり23年2月期の連結営業利益は前の期比26.5%増の36億1300万円となった。特に、月次売上高は既存店ベースで2月は前年同月比19.7%増、3月は同15.2%増を記録している。24年2月期の同利益は前期比19.0%増の43億円が見込まれている。  国内店舗に加え、海外店舗もアメリカなどが順調に伸びている。株価はコロナ禍後の業績回復を評価する格好で、上昇基調を強めている。先行き20年1月につけた6130円の最高値更新から一段高が期待できる。(地和) 出所:MINKABU PRESS 2023/05/08 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=土屋HD、業績大復活で低PBR見直しへ  土屋ホールディングス<1840.T>は底値圏もみ合いを上放れる可能性があり、ここは注目しておきたい。北海道を地盤に展開する住宅会社で、傘下に土屋ホーム、土屋ホームトピア、土屋ホーム不動産を擁する。この3社による総合力を駆使して住宅やリフォーム、不動産事業などで需要開拓が進んでいる。北海道は訪日外国人観光客に人気で、1人当たりのインバウンド消費額(平均単価)も高い地域である。今後はコロナ禍から脱却したことで、一段と人流が活発化する公算が大きく、つれて同社の活躍余地も高まりそうだ。  業績面では23年10月期営業利益が前期比4.7倍の7億円予想と13年10月期以来10年ぶりとなる利益水準を取り戻し、大復活を遂げる見通し。年間配当は6円を計画し、配当利回りも3%近くに達するが、PBR0.4倍台は超割安といってよく絶好の買い場。今後の株主還元策強化などのシナリオも期待できる。(歩) 出所:MINKABU PRESS 2023/05/02 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=ベイカレント、DX需要伸び最高益続く  ベイカレント・コンサルティング<6532.T>に注目したい。同社はIT分野に強みを持つ国内最大級のコンサルティング会社。23年2月期の単独営業利益は前の期比39.0%増の299億1600万円と会社計画(260億円)を大幅に上回って着地。デジタルトランスフォーメーション(DX)需要が好調だった。24年2月期の同利益は前期比18.7%増の355億円と最高益見通しだが、370億円前後への増額期待が強い。  今期配当は、株式分割を考慮した実質ベースで前期比3円増の40円の見込み。自社株買いを含め積極的な利益配分を行っている。業績拡大基調は強く、先行き1月につけた年初来高値5830円更新を目指す展開が期待できそうだ。(地和) 出所:MINKABU PRESS 2023/05/01 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=良品計画、業績改善期待と株主優待が下支えに  良品計画<7453.T>の戻り足につきたい。円安や原材料高による仕入れコスト上昇の影響が依然意識されるものの、株価的には既に大方織り込みが進んでいるようだ。今月13日に上期決算とあわせ通期下方修正を発表したことで悪材料出尽くしとなり、マーケットの焦点は今23年8月期から来期以降の業績へと移りつつある。  上期決算は4割強の営業減益となった。円安・原材料高に伴う国内事業の減益や販管費増が大きく響き、海外事業が好調だったが補いきれなかった。下期については、経済再開が本格化してきた中国を中心に海外事業が一段と伸びる見通しで、加えて国内事業も収益改善を図り増益を確保する見込み。今後の業績改善期待に加え、直近26日に新設を発表した株主優待制度が株価の下支え役となるだろう。(イ) 出所:MINKABU PRESS 2023/04/28 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=ブックオフG、既存店好調でアプリ会員数は600万人達成  ブックオフグループホールディングス<9278.T>の既存店売上高が好調だ。これを映すかたちで、4月13日には23年5月期通期の連結経常利益予想を従来の26億円から30億円(前期比30.0%増)に上方修正している。 足もとの国内ブックオフ事業は、トレーディングカードやホビー、アパレル、貴金属・時計・ブランドバッグなどが伸長。また、公式スマホアプリの会員数は今期末目標だった600万人を既に達成し、新規出店も順調に推移している。同社は成長期待分野であるプレミアムサービス事業や海外事業にも注力しており、今後の更なる業績拡大が見込まれる。  株価は4月14日に年初来高値となる1475円をつけ、その後は上げ一服商状。ただ、チャート上では25日移動平均線と75日移動平均線とのゴールデンクロスが実現しており、仕切り直しが期待できそうだ。(参) 出所:MINKABU PRESS 2023/04/27 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=Hamee、プラットフォーム事業好調続く  Hamee<3134.T>は今年に入ってから上昇基調にあるが、収益性改善に対する評価はまだ不十分との見方が強く、更なる上値を目指す展開が期待できる。  同社は、クラウド型EC事業支援システム「ネクストエンジン」やコンサルティングなどを展開するプラットフォーム事業と、スマートフォン用ケース「iFace」などを販売するコマース事業が2本柱。3月16日に発表した第3四半期累計(22年5月~23年1月)の連結営業利益は11億6900万円(前年同期比37.6%減)で、収益基盤であるコマース事業が苦戦したほか、先行投資が続いているため減益を余儀なくされた。ただ、「ネクストエンジン」や、自治体向けにふるさと納税業務をサポートする「ロカルコ」などの好調や、サーバー費用や人件費の削減が進んだプラットフォーム事業の好調や、グローバル事業における一部商品の製造権及び販売権の取得なども寄与し、全体の収益改善が進んだ。  23年4月期通期では営業利益10億1400万円(前期比53.9%減)を見込むが、第3四半期時点で既に通期計画を上回り、またプラットフォーム事業の好調なども寄与するため、14億円強に上振れるとの見方が強い。24年4月期はこれらに加えて、ゲーミングモニターの販売地域拡大なども寄与するとみられ、営業利益18億円以上を見込む調査機関もある。(仁) 出所:MINKABU PRESS 2023/04/26 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=T&Gニーズ、脱コロナで高業績変化率に注目  テイクアンドギヴ・ニーズ<4331.T>はここ急速に戻り足を強めているが、中長期波動の分水嶺である75日移動平均線も上回ってきたことでトレンド転換が鮮明だ。目先の押し目を狙っていきたい。ハウスウエディングの草分けで欧風邸宅をイメージした式場を直営で全国展開している。脱コロナによる経済正常化に伴い婚礼需要が回復、単価上昇も加わり収益は急回復局面にある。  23年3月期の営業利益は前の期比58%増の33億円と大幅な伸びを見込むが、第3四半期(22年4月~12月)時点で同利益は前年同期比ほぼ3倍の52億600万円と変貌をみせており、通期計画を大幅に超過した。会社側では先行投資による影響を考慮して通期見通しについて据え置いているが、それでも保守的といえる。また、第4四半期に先行投資をした場合、24年3月期以降の業績にプラス要因としてオンされてくることも見込まれる。時価予想PERは最終利益がゲタを履いているにせよ、わずか6倍台で割高感はない。2月につけた年初来高値1535円をクリアしてなお一段高も視野に入る。(桂) 出所:MINKABU PRESS 2023/04/25 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=京阪HD、大阪・関西万博も追い風  京阪ホールディングス<9045.T>に注目したい。同社は大阪・京都間を結ぶ私鉄を主力とし、傘下には百貨店やホテルなどを擁している。コロナ禍後の経済再開の動きが強まりインバウンド需要も回復するなか、第3四半期(22年4~12月)の連結営業利益は前年同期比97.4%増の174億7400万円となった。23年3月期予想の172億円はすでに上回り、210億円前後へ上振れて着地するとの見方が出ている。24年3月期の同利益は260億円前後への増益が見込める。25年には大阪・関西万博が開かれる予定であることも同社株には追い風だ。株価は先行き昨年10月高値4015円奪回からの一段高が期待できる。(地和) 出所:MINKABU PRESS 2023/04/24 10:00

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