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22日の株式相場見通し=強弱観対立、急落の反動見込まれるも上値重いか

配信日時:2024/04/22 08:00 配信元:MINKABU
 22日の東京株式市場は日経平均株価が前週末終値近辺で強弱観を対立させ一進一退の展開か。前週末は先物主導で大きく売り込まれたが、その反動から買い戻しを誘発しやすいが、一方で実需の買いは限定的で上値も重い地合いが想定される。前週末の米国株市場では中東の地政学リスクに対する過度な不安心理が和らぎ、NYダウが200ドルを超える上昇を示した。しかし、ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は下げ止まらず、6日続落で今年1月末以来の水準まで売り込まれた。画像処理半導体大手のエヌビディア<NVDA>が10%あまりの急落を示すなど半導体関連株の下げが目立っており、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)も4%超の大幅安となった。これを受け東京市場でも半導体関連中心に逆風が強い。ただ、日経平均は前週末に先物主導で1000円超の急落を示しており、前週1週間でみても2400円以上も水準を切り下げている。目先下げ過ぎ是正を狙った押し目買いの動きも期待できそうだ。外国為替市場では1ドル=154円台後半の推移で円安水準を維持しており、これも輸出セクター中心に追い風となる。一方、中東情勢を横にらみに地政学リスクに対する警戒感から上値も重い可能性がある。   19日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比211ドル02セント高の3万7986ドル40セントと続伸。ナスダック総合株価指数は同319.489ポイント安の1万5282.010だった。  日程面では、きょうは3月の白物家電出荷額、3月の主要コンビニエンスストア売上高など。海外では、中国最優遇貸出金利など。 出所:MINKABU PRESS

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