みんかぶニュース コラムニュース一覧

みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=じげん、M&A戦略奏功し最高益更新続く  じげん<3679.T>の800円絡みの株価は強気に買いで対処したい。人材マッチングや不動産など複数の情報サイトを一括検索できるサービスを手掛け、成果報酬型の課金システムで優位性を存分に発揮している。M&A戦略にも長じ、毎年複数件の企業買収を行いビジネス領域の拡大を図ってきた。足もとの業績も好調だ。急速なトップラインの伸びを背景に23年3月期の営業利益は前の期比26%増益で過去最高を更新したが、続く24年3月期も前期比27%増の53億円と大幅な伸びで連続最高益を果たす見込みだ。  株価は7月19日に827円の年初来高値を形成、その後ひと押し入れているが、25日移動平均線をサポートラインに再浮上の兆しをみせている。早晩新値街道に復帰し、中期的には2018年7月以来となる1000円大台も視野に入りそうだ。(桂) 出所:MINKABU PRESS 2023/07/25 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=丸井G、配当利回り4%台と魅力的  丸井グループ<8252.T>に注目したい。24年3月期の連結営業利益は前期比17.4%増の455億円と2ケタ増益が予想されている。小売り事業の改善が見込めるほか、フィンテック事業でのカードクレジット取扱高の増加などが寄与する見込みだ。カードの会員数も増加している。同社は株主還元方針を株主資本配当率(DOE)8%程度(前期4.6%)とし、今期は前期比42円増の101円配へ大幅増配を予定している。  足もとの株価は、配当利回り4%前後の水準にある。また、大規模な自社株買いも発表するなど積極的な株主還元を行っている。先行き、株価は18年9月につけた2861円更新を目指す展開が見込めそうだ。(地和)  出所:MINKABU PRESS 2023/07/24 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=ハブ、「トリプルW杯」で業績上振れ期待  ハブ<3030.T>は上値指向を強めている。同社はスポーツ観戦ができる英国風パブを展開。世界的なスポーツイベント開催時に思惑買いを集めることが多く、昨年のサッカー・ワールドカップ(W杯)や今年3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の際に物色人気化した経緯がある。今月20日からはサッカー女子W杯が始まっており、更に今後8月にはバスケットボールW杯、9月にはラグビーW杯の開催が控えている。  業績は好調だ。今月14日に24年2月期利益見通しの上方修正を発表し、営業利益を従来予想(1億4000万円)の1.5倍となる2億1000万円に引き上げた。第1四半期期間のスポーツ大会の盛り上がりに加え、新型コロナウイルスの5類移行やインバウンド回復が寄与した。上方修正とあわせ、4期ぶり復配の見通しも明らかにした。トリプルW杯効果で一段の業績上振れに期待がかかる。(イ) 出所:MINKABU PRESS 2023/07/21 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=ライク、今期は20カ所前後の保育施設を開設予定  ライク<2462.T>の24年5月期通期の連結業績は、経常利益が前期比22.2%増の52億円に伸びる見通しだ。  今期は子育て支援サービス事業で積極的に新規園の開設を行い、認可保育園・事業所内保育施設・学童クラブ・児童館を合わせて20カ所前後の開設を予定。今後は出生数の減少による競争環境の激化も予想されるが、M&Aを実行することで業績の拡大につなげていく構えだ。また、総合人材サービス事業では、モバイル業界や拡大の続く物流・製造業界などに注力しながらも、高い成長性が期待できる外国人材領域、特に介護業界に対しての外国人材紹介強化に経営資源を投下するとしている。  株価が1800円近辺に位置する75日移動平均線を捉えてきたことにも注目。PERは10倍前後と割安感もあり、戻りを試す展開に期待したい。(参) 出所:MINKABU PRESS 2023/07/20 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=アダストリア、既存店売上高の好調続く  アダストリア<2685.T>は、7月3日に年初来高値3235円をつけて以降調整局面にあったが、調整一巡感台頭で押し目拾いの好機ととらえたい。  同社は「グローバルワーク」「ニコアンド」などを展開するカジュアルファッションの大手。6月30日に発表した第1四半期(3~5月)連結決算は、営業利益が62億7800万円(前年同期比37.2%増)と第1四半期として過去最高を更新した。コロナ禍の収束による外出需要の回復を背景に既存店売上高が好調に推移しており、3月はオケージョン需要の伸長もあり前年同月比11.1%増となったのに続き、4月は同14.8%増、5月は同11.2%増と2ケタ増を継続。需要をとらえた商品展開や価格見直しも寄与した。  第2四半期に入っても既存店売上高は堅調に推移しており、6月は同8.2%増と16カ月連続で前年実績を上回った。前述の要因に加えて、ECの伸長や「ラコレ」「バズウィット」などの成長も貢献している。24年2月期通期では営業利益140億円(前期比21.6%増)の従来見通しを据え置いているが、第1四半期は計画をやや上回って着地したことから、上振れも期待されている。調査機関では今期営業利益160億円台、来期180億円弱を見込むところもあり、増益基調は続きそうだ。(仁) 出所:MINKABU PRESS 2023/07/19 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=パークシャ、生成AI市場拡大追い風に一段高へ  PKSHA Technology<3993.T>の3100~3200円近辺のもみ合いは強気に買いで対処したい。同社はディープラーニングを活用して業務効率化を実現するアルゴリズムモジュールと、アルゴリズムソフトウエア開発を手掛ける人工知能(AI)分野に特化したベンチャーだ。世界的に急拡大する生成AI市場を追い風に、チャットボットなど高利益率のストック型サービスであるAI SaaS事業が好調で収益拡大を牽引している。今月10日には、傘下のPKSHA Workplaceがスルガ銀行<8358.T>と、ディープラーニングと自然言語処理を活用した対話エンジン「PKSHA Chatbot」の運用を開始したことを発表し、マーケットの耳目を集めた経緯がある。  業績は22年9月期に営業利益が前の期比で2.4倍化し脚光を浴びたが、23年9月期も前期比5.4%増益予想と成長トレンドをキープする見通し。更に24年9月期もトップラインの拡大効果から2ケタの利益成長が有力視される。株価は足もと25日移動平均線絡みの値動きだが、ここは上昇トレンドの踊り場で一段高が期待。早晩6月22日につけた戻り高値3545円奪回から4000円台を目指す展開へ。(桂) 出所:MINKABU PRESS 2023/07/18 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=フジミインコ、半導体ニッチトップ銘柄の成長シナリオは不変  フジミインコーポレーテッド<5384.T>は、半導体向け研磨材で世界首位のグローバルニッチトップ銘柄で成長期待が強く、25日移動平均線を下回った足もとの局面は押し目買いの好機と捉えたい。  同社は24年3月期の業績について、上半期に半導体の生産・在庫調整の影響を受けるとみて、売上高は前期比微増の585億円、最終利益は同9.4%減の96億円を見込む。業績面では踊り場を迎える格好となるが、下半期以降は半導体市場の回復を想定する。5月に発表した中期経営計画では、30年3月期に連結売上高を1000億円とする目標を掲げるとともに、26年3月期に売上高を770億円、営業利益率を20%などとする計画を示した。更に、連結配当性向を55%以上とする方針も公表し、株主還元の強化も図った。  同社の研磨材なしにパワー半導体市場の成長は困難と考えられており、株式の流動性が備わったグロース銘柄を渇望する国内外の機関投資家からの関心は高い。株式分割考慮後ベースで7月4日につけた上場来高値3785円近辺で想定される一時的な戻り売りをこなし、再び新値街道をまい進する展開が見込めそうだ。(碧) 出所:MINKABU PRESS 2023/07/14 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=MICS化学、策定中の3カ年計画に期待  MICS化学<7899.T>は、中期経営計画2年目となる23年4月期の実績が最終年度目標を上回った。1年前倒しで達成したことから、3カ年計画を再度策定するとしており注目される。  同社の主力製品は多層チューブフィルムで、多くの保存食品の包装材として使用されているだけでなく、電子部品や産業用などでの利用も拡大。また、防臭・消臭関連の一般消費者向け新製品「Filmics Shu-Lock」「Filmics Shu-Lock ECO」の拡販にも注力している。24年4月期通期の連結経常利益は前期比27.6%増の1億6300万円を見込み、年間配当は前期比1円増配の11円を計画している。  足もとの株価は上げ一服商状となっているが、25日移動平均線や75日移動平均線は上昇基調を維持。PBRは0.7倍前後と割安感もあり、押し目は拾い場と捉えたい。(参) 出所:MINKABU PRESS 2023/07/13 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=日本マイクロ、上期を底に業績回復へ  日本マイクロニクス<6871.T>は、生成AI用需要の増大期待の高まりを背景に、3000円台を目指す動きが期待できる。  同社はメモリ検査をはじめとする半導体試験装置で使用される接続治具(探針)であるプローブカードの大手。5月に発表した第1四半期(1~3月)連結決算は、メモリ半導体の市況悪化を受けたメーカー各社の生産調整の影響や、TE(検査装置)事業におけるFPD市場減速の影響などで営業利益は前年同期比8.7%減の19億7400万円となったが、上期を底に業績は回復に向かいそうだ。  その背景にあるのが、生成AIの普及に伴うサーバ用メモリ向けのプローブカード需要の拡大だ。AI開発にはより高速・大容量のメモリが必要となり、それに伴いプローブカードの需要増加が見込まれる。また、来期にはウィンドウズ10のサポート終了を控えたパソコンの買い替え需要に伴うDRAM需要の増加も期待できる。業績は本格的な回復局面に向かおう。  会社側は、23年12月期業績予想を発表していないものの、営業利益50億円強を見込む調査機関もある。同調査機関によると、24年12月期は同80億円台を予想している。(仁) 出所:MINKABU PRESS 2023/07/12 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=ギフトHD、海外など業容拡大続き押し目買い好機  ギフトホールディングス<9279.T>は押し目買いチャンスとみたい。6月中旬に5000円台半ばで高値形成後に株価を切り下げているが、業績好調で海外展開など業容拡大にも前向きに取り組んでおり、26週移動平均線絡みの時価は仕切り直しの買いが期待できるタイミングだ。  横浜家系ラーメンを軸に国内外でラーメン事業を展開しており、直営店のほか、麺や食材の提供や運営ノウハウを供与するプロデュース事業も手掛けている。リピーター層をしっかりと確保しており、原材料コストの上昇も価格転嫁で相殺して利益採算を維持できる強みがある。海外では直近、ベトナムホーチミンに新店舗をオープンしたことを発表、今後も国内だけでなくグローバル戦略に力を入れていく構えだ。22年10月期は営業68%増益を達成したが、続く23年10月期も同利益は前期比31%増の20億5000万円を見込んでいる。持ち前の集客力に加え、値上げ効果が発現し一段の上振れも視野に。(桂) 出所:MINKABU PRESS 2023/07/11 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=大同特鋼、自動車向け回復など評価  大同特殊鋼<5471.T>に注目したい。同社は世界最大級の特殊鋼専業メーカー。23年3月期連結経常利益は前の期比22.8%増の481億2200万円と最高益を更新。原料高を背景にした特殊鋼の値上げなどが寄与した。24年3月期の同利益も前期比0.8%増の485億円の予想だ。自動車向けの回復が見込めるほか、航空機や半導体製造装置向けの伸びが期待できる。配当も前期と同じ230円と高水準を維持する計画だ。  株価は上昇軌道にあるが、今期予想PERで約8倍、配当利回りも3.9%、更にPBRも0.7倍前後の水準にあり、なお割安感は強い。先行き21年5月高値6330円更新から、7000円意識の展開が見込める。(地和) 出所:MINKABU PRESS 2023/07/10 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=マネックスG、株高・ビットコイン復調で業績期待  マネックスグループ<8698.T>は、ここからの一段の株価上昇が見込める。日本で日経平均株価が33年ぶり高値圏を突き進み、米国ではAI人気を背景としたハイテク株高が継続、更に仮想通貨(暗号資産)市場ではビットコインが復調の兆しにある。足もとの金融環境は良好で、ネット証券大手の同社には強力な追い風となるだろう。  23年3月期は純利益が7割強の減益となった。前の期に一時利益があった国内事業の反動減や米国事業での戦略転換に伴う費用計上、加えて仮想通貨事業の落ち込みが響いた格好だ。ただ、四半期ベースでみると、株式や仮想通貨が比較的堅調だった第4四半期(1~3月)は利益が急改善。現在の株式、仮想通貨市場は第4四半期時点よりも力強く推移しており、業績への貢献が期待される。同社は通期見通しを発表しない方針をとっており、今期予想は非開示。(イ) 出所:MINKABU PRESS 2023/07/07 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=大阪チタ、航空機需要の回復が追い風  大阪チタニウムテクノロジーズ<5726.T>はスポンジチタンの世界的企業。航空機エンジン向けのプレミアムグレードと称される重要部品用高品質チタンを提供できる技術を持つことが強みだ。  新型コロナウイルス感染症に対する活動制限の緩和に伴い航空機需要が回復基調にあるなか、24年3月期通期の単独売上高は前期比25.4%増の540億円、単独経常利益は同33.4%増の63億円を見込み、年間配当は前期比5円増配の40円を計画。一般産業用途向け需要も堅調に推移すると予想しており、チタン事業の売上高は同27.3%増の500億円を想定している。  株価は6月27日に直近安値2805円をつけたあとは下値を切り上げる展開で、足もとでは5日移動平均線と25日移動平均線とのゴールデンクロスが実現。3060円近辺に位置する75日移動平均線を明確に上抜けば人気が高まる可能性がある。(参) 出所:MINKABU PRESS 2023/07/06 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=ローランド、中期成長力を織り込む展開へ  ローランド<7944.T>はPER12倍台と割安感が強く、中長期スタンスで見直し余地が大きい。  同社は電子ピアノ、電子ドラムなど電子楽器の世界的大手。5月に発表した第1四半期(1~3月)連結決算は、営業利益が20億1800万円(前年同期比21.4%減)と減益に終わった。前期に買収した米ドラム・ワークショップ(DW)社を連結化したことで売上高は228億6100万円(同9.0%増)と増収となったが、ディーラー在庫の調整により販売数量が減少したことが響いた。  しかし、ディーラー在庫の調整影響は第1四半期がピークとみられ、下期には落ち着きを取り戻す見通し。コロナ禍を経て、新しいライフスタイルの定着により余暇時間が増加し、楽器を楽しむ人が増えていることもプラスに働く。エネルギーコストの著しい上昇傾向の強まった欧州市況の復調も期待でき、23年12月期通期業績予想の営業利益124億円(前期比15.3%増)見通しは達成確度が高いだろう。  また、今年2月に中期経営計画を策定し、最終年度である25年12月期に営業利益179億円を目指す。DW社買収効果が加わったことで、成長力を強めている。株価は中期的な成長を織り込む動きへと向かいそうだ。(仁) 出所:MINKABU PRESS 2023/07/05 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=日金属、自動車生産回復で超低PBR修正本番へ  日本金属<5491.T>の戻り相場についてみたい。自動車向けなどを主力とする圧延専業メーカーだが、自動車生産の回復を背景に収益環境の風向きが変わってきた。ステンレス加工に強みを持っており、強度・軽量化のニーズに対応した高付加価値製品などの需要獲得に期待が大きい。海外では経済成長著しいインド向けステンレス帯鋼などの拡販を進めている。業績は23年3月期に続き24年3月期も減益見通しにあるが、この間もトップラインの拡大基調に変わりはなく、25年3月期は利益も2ケタ伸長で切り返す公算大だ。  株価は上げ足を強めているが、最大のポイントはPBRが0.2倍台という極めて低水準にあること。前期に5円復配を果たし、今期は倍増の10円配を計画するなかで、今後も見直し買いが想定される。株価は1000円大台ラインを通過点に4ケタ台を地相場とする強調トレンドを継続しそうだ。(桂) 出所:MINKABU PRESS 2023/07/04 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=日産化、農業化学品など好調  日産化学<4021.T>に注目したい。同社の23年3月期の連結営業利益は前の期比2.6%増の522億8300万円と最高益を更新した。半導体材料製品など生産調整の影響を受けたが、国内外向けに農薬など農業化学品が堅調だった。24年3月期の同利益は前期比4.6%増の547億円の見通し。今期は半導体メーカーの稼働率が上がることが期待できるだけに、市場には560億円前後への増額修正期待がある。  今期想定の為替レートは1ドル=128円で足もとの円安は追い風。配当と自社株買いを合わせた総還元性向の目標を75%とするなど、株主還元にも積極的だ。株価は7000円台回復からの一段高が狙える。(地和) 出所:MINKABU PRESS 2023/07/03 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=アニコムHD、最高益計画と株主還元強化で反騰シナリオ  アニコム ホールディングス<8715.T>の今期業績は最高益の計画で株主還元強化にも動いたが、全体相場に対し出遅れ感が否めず、反騰シナリオが見込まれる。  同社が手掛けるペット保険は参入企業が相次ぎ、競争環境は厳しさを増す。コロナ禍で発生したペット飼育特需が一巡するなか、動物病院における保険利用の拡大に伴って、保険料支払い負担が増す局面にもある。  それでもアニコムHDの24年3月期の売上高は前期比6.1%増の600億円、最終利益は同9.4%増の25億円と、ともに前期に続き過去最高を見込む。今期は保有契約数の着実な増加とコストの見直しに努める方針。動物病院事業をはじめ新規事業の成長に向けた施策も進めていく。  前期は機動的な資産運用が利益に貢献したとあって、株高が進む足もとでは含み益の実現による収益貢献も期待されるだろう。7~9月に上限200万株(自己株式を除く発行済み株式総数の2.4%に相当)の自社株買いを実施する予定で、目先の株価の下支え要因となるとみられている。日足の一目均衡表で雲のねじれが発生した6月中旬以降、株価は反転機運を強めており、5月26日につけた年初来高値(660円)を上抜ければ、22年12月の高値731円を試す展開が視野に入ってくる。(碧) 出所:MINKABU PRESS 2023/06/30 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=BEENOS、重要視する流通総額は順調に拡大  BEENOS<3328.T>は越境ECのリーディングカンパニーとして、世界と日本を双方向につなぐグローバルコマースを運営。世界中への流通を実現する一気通貫した販売チャネルを構築している。  足もと業績は堅調で、23年9月期第2四半期累計(22年10月~23年3月)の連結経常利益は前年同期比3.2倍の14億3500万円で着地。同社が経営指標として重視している流通総額(国内外における商品流通額)は同26.0%増の464億円に伸びており、日本語が読めない海外ユーザーも商品の購入が可能になるサービス「Buyee(バイイー)」の流通総額も順調に拡大している。  株価は5月25日につけた年初来安値1753円と、6月15日の安値1763円でダブルボトムを形成。PERには割安感もあり、戻りを試す展開に期待したい。(参) 出所:MINKABU PRESS 2023/06/29 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=シュッピン、時計事業は上期ボトムに回復へ  シュッピン<3179.T>は4月6日につけた年初来安値817円を底に戻り歩調にあるが、PER11倍台の時価水準はまだ割安感が強く、上昇余地は大きい。  同社は、ECを中心にカメラ・時計の買い取り及び販売を行う。23年3月期は営業利益が24億6300万円(前の期比21.6%減)と減益だったが、これは主に時計事業の不振によるもので、相場高騰時に仕入れた高級時計在庫の赤字販売や棚卸商品評価損の計上が主な要因。この影響は24年3月期も残るとみられ、上期は営業利益15億1400万円(前年同期比7.0%減)と減益を見込む。  ただ、業績は下期には回復へ向かう見通しだ。時計事業で商品評価損を計上した多くはロレックスを中心とした人気商品であるため、回転が速く在庫処分は上期中に概ね終了するとみられている。評価替えを行った商品は粗利益が薄い在庫であるため、その在庫消化により下期の採算は改善する見通し。また、もう一方の主力であるカメラ事業は、前期は半導体不足の影響によるメーカーの供給不安定の影響があったが好調に推移しており、今期は供給面の不安も解消されることで前期以上の好調が期待できる。Web会員数が順調に増加していることもこれを後押ししよう。  24年3月期通期営業利益は31億2200万円(前期比26.8%増)を見込む。更に25年3月期については営業利益39億円を見込む調査機関もあり、成長期待も高い。(仁) 出所:MINKABU PRESS 2023/06/28 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=愛三工、トヨタ系で電動化対応と低PBR魅力  愛三工業<7283.T>の1100円近辺でのもみ合いは強気に対処してみたい。トヨタ系自動車部品会社で燃料ポンプや燃料噴射システムが主力だが、世界的な電気自動車(EV)シフトに対応し、電動車制御システム分野に傾注している。トヨタのEV戦略に歩調を合わせ、今期以降もビジネスチャンスを確保しそうだ。水素関連分野でも実績が高く、今月16日には燃料電池部品の取引先であるマグネクス(東京都立川市)の子会社化を発表し、株価の刺激材料となった。  23年3月期業績はトップラインが前の期比で2割を超える高水準の伸びを達成、増収効果を反映して営業利益は同4割増の136億円と15年3月期以来8期ぶりに過去最高利益の大幅更新を果たした。24年3月期は営業3%増益と伸びは鈍化するものの連続ピーク更新を見込むが、会社側が予想する営業利益140億円は保守的との見方が強く、市場では上方修正余地が指摘されている。現状でも時価予想PERは8倍前後、PBR0.6倍台は超割安といってよい。東証のPBR1倍割れ企業に対する改善要請を受け、今後の経営戦略に期待が膨らむ。(桂) 出所:MINKABU PRESS 2023/06/27 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=積水化、業績最高益で割安感  積水化学工業<4204.T>に注目したい。24年3月期連結営業利益は前期比9.1%増の1000億円と6期ぶりに最高益更新の見込み。電気自動車(EV)向けに高機能樹脂などが伸びそうだ。新たに発表した中期経営計画「Drive2.0」で26年3月期の同利益は1150億円を目標とする。特に、配当性向は前計画の35%以上を40%以上に引き上げ、株主還元を一段と積極化する予定だ。  同社の業績は拡大基調にあり中期経営計画の前倒し達成への期待も強い。株価は今期予想配当利回りで3.2%の水準にあり、先行き17年10月につけた最高値2350円更新を目指す強調展開が見込める。(地和) 出所:MINKABU PRESS 2023/06/26 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=サイフューズ、京都大と取り組み実績で期待膨らむ  サイフューズ<4892.T>に注目。同社はバイオ3Dプリンターを用いた再生医療製品の開発販売を手掛ける。京都大学がバイオ3Dプリンターを用いて指の神経を治療することに成功したことが直近話題を呼んでいるが、サイフューズはその同大と取り組みを行ってきた実績があり、今後の成長に期待が膨らむ。  業績はバイオベンチャーということもあって利益は赤字だが、売上高は今期6割増を予想。受託開発や業務提携を通じた開発委託金、再生医療製品の承認取得へ向けたパイプライン開発に関する研究開発費が収益に寄与する見込み。開示情報を手掛かりに折に触れ株価を動意させており、今年3月から4月にかけては日立系との協業発表を材料に上げ足を強める場面があった。(イ) 出所:MINKABU PRESS 2023/06/23 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=UFHD、自動車・航空機向けが牽引  ウルトラファブリックス・ホールディングス<4235.T>は合成皮革の製造及び販売を手掛けている企業。同社グループが製造する湿式ポリウレタンレザーは、天然皮革では実現できないさまざまな機能を製品に追加することで幅広い用途で展開されている。  23年12月期第1四半期(1~3月)の連結決算は好調なスタートを切り、営業利益は前年同期比3.9倍の11億5200万円で着地。通期計画の35億円に対する進捗率は33%近くに達している。堅調な自動車向けと伸長した航空機向けが好業績を牽引しており、低調なRV向けが回復してくれば通期業績が上振れる可能性が一段と高まりそうだ。  株価は6月1日につけた直近安値1832円を底に下値を切り上げる展開。足もとでは5日移動平均線と25日移動平均線とのゴールデンクロスが実現し、出直りムードが高まりつつある。(参) 出所:MINKABU PRESS 2023/06/22 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=明星工、クリーンエネでテーマ性持つ割安株  明星工業<1976.T>は年初来高値近辺でもみ合う展開だが、1000円未満の株価は仕込み妙味がある。同社は熱絶縁工事で強みを有し、LNG工事では国内トップクラスに位置する。LNG以外にも、バイオマスや水素、アンモニアといった脱炭素で有力視される再生可能エネルギーやクリーンエネ分野で実績が高い。業績は豊富な受注残を背景に安定しており、24年3月期は営業微減益予想ながら上振れが意識され、一転増益になる可能性を内包している。また、25年3月期も増益基調は維持されそうだ。  株価指標面ではPERが10倍強で、PBRも0.8倍台と割安だ。時価予想配当利回りは3.7%前後と高いが、一段の増配期待も膨らむ。株価は4ケタ台を地相場とする強調展開が見込める。(桂) 出所:MINKABU PRESS 2023/06/20 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=朝日インテク、医療関連需要が本格回復  朝日インテック<7747.T>に注目したい。同社は医療機器メーカーで血管内治療に使われるPTCAガイドワイヤーなど国内外で高シェアを誇る。第3四半期(22年7月~23年3月)の連結営業利益は前年同期比37.0%増の164億1800万円と好調。米国や中国で新型コロナウイルス感染拡大で落ち込んでいた手術関連需要が回復した。23年6月期の同利益は174億3300万円の見込みだが、190億円前後へ増額されそうだ。  24年6月期も業績拡大は続き、同利益は220億円前後への連続最高益が予想される。足もとの円安進行も追い風だ。医療関連需要の本格的な回復が見込めるなか、株価は3000円台乗せからの一段高が期待できる。(地和) 出所:MINKABU PRESS 2023/06/19 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=アークス、「ラピダス」工場建設でスーパー集客効果に期待  アークス<9948.T>は全体相場に対し出遅れ感がある。PBR(株価純資産倍率)1倍割れ銘柄への関心が高まるなか、チャート妙味もあって水準修正の動きが期待できる。  同社は北海道最大の食品スーパー運営企業で、青森や岩手の両県でもトップ。M&Aを積極的に進め、傘下に複数のスーパー子会社を抱える。24年2月期の売上高は前期比2.8%増の5820億円、最終利益は微増の99億5000万円を計画。電気料金や人件費の上昇が利益を圧迫する見込みだ。  これらの要因を織り込んだ同社株にとって、上昇のドライバーとなり得るのが、先端半導体の量産を目指すラピダスによる、北海道千歳市での半導体工場建設を受けた地元経済への波及効果だ。20年代後半の量産ラインの立ち上げに向け、建設作業の従事者や研究開発分野の高度専門人材、デジタル人材が北海道に集結するとみられ、アークスが展開するスーパーの集客効果に期待が膨らむ。同社のPBRは0.79倍にとどまっており、株主還元強化を巡る思惑も広がりやすい。  日足チャートをみると5日移動平均線と25日移動平均線のゴールデンクロスが視野に入っており、反騰機運が高まっている状況だ。4月に決議した上限200万株の自社株買いについては、5月末時点で取得総数は累計30万株と消化率は15%にとどまっており、需給面での安心感も株価の支えとなるだろう。(碧) 出所:MINKABU PRESS 2023/06/16 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=スポーツF、第1四半期決算の高進捗を評価  スポーツフィールド<7080.T>の23年12月期第1四半期(1~3月)の連結決算は順調なスタートとなった。経常利益は前年同期比36.0%増の3億1400万円となり、通期計画の6億7700万円に対する進捗率は46%超に達している。  体育会学生を含む新卒者向けイベント事業は、企業の出展ニーズの早期取り込みなどで販売枠数が大きく伸長。企業の採用需要増を受け、新卒者及び既卒者向け人財紹介事業も好調だった。また、スポーツ関連企業に特化した求人サイト「スポジョバ」の累計会員数は3月末時点で4万3189人(22年12月末時点では3万8175人)に伸びている。  足もとの株価は上げ一服商状となっているが、中期トレンドを示す75日移動平均線は上昇基調を維持。5日移動平均線と25日移動平均線とのゴールデンクロスをきっかけに上値を試す展開が期待できそうだ。(参) 出所:MINKABU PRESS 2023/06/15 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=芝浦機、BSF中心に押出成形機好調  芝浦機械<6104.T>は5月15日の決算発表後に株価は上昇し足もとでは年初来高値圏にあるが、業績回復を十分に織り込んだ水準とはいえず、もう一段の上昇が期待できる。  高水準の需要を継続している電気自動車(EV)用BSF(リチウムイオン電池向けセパレータフィルム製造装置)を中心に押出成形機の受注が好調だ。23年3月期の押出成形機の受注高は1004億円(前の期比56.6%増)に大きく増加した。中国における政策の転換から23年に入ってEV生産が伸び悩んでいることなどを要因に、会社側では24年3月期の押出成形機受注高を871億円(前期比13.2%減)と見込むが、大手電池メーカーは足もとの生産動向ではなく、25年以降の市場拡大を見据えて、設備投資を行っていることから、当面の設備投資意欲は強いと予想される。受注高は会社想定を上回り1000億円台の高原状態が続くとの見方が強い。  24年3月期は、押出成形機の売り上げ増が牽引役となり、売上高1800億円(前期比46.1%増)、営業利益150億円(同2.6倍)を予想。年間配当は前期比32円50銭増の140円を予定している。会社側では、総還元性向を意識して、必要に応じて自社株買いを検討するとしており、こちらも注目したい。(仁) 出所:MINKABU PRESS 2023/06/14 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=RSテクノ、半導体関連の出遅れで上値余地大  RS Technologies<3445.T>は底値圏もみ合いから上放れの機が熟している。シリコンウエハー再生事業を手掛け、半導体市況悪化のなか株価は大幅な調整を強いられたが業績は底堅い。半導体関連株が総じて戻り足となるなか、同社株も24年12月期以降、収益成長の再加速を見込んだ買いが期待できる。  22年12月期の営業利益は前の期比89%増の130億1800万円と急拡大を果たしたが、23年12月期については前期比ほぼ横ばいを見込んでいる。ただ、今期業績について会社側見通しは保守的であり、上方修正の可能性が高いとみられる。再生ウエハーの需要自体は旺盛で業績押し上げ効果をもたらしている。また、2018年からプライムウエハー事業へも参入しており、最近は好採算案件である大口径ウエハーの比率向上で収益性も高まっている。  株価は13週移動平均線近辺に位置するが、早晩、同移動平均線を足場に上放れが見込まれ、3000円台後半をうかがう展開が期待できる。3100~3250円のゾーンは滞留出来高も多いが、ここを抜ければ上値は軽そうだ。(桂) 出所:MINKABU PRESS 2023/06/13 10:02 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=アシックス、業績増額修正期待が膨らむ  アシックス<7936.T>に注目したい。スポーツシューズ大手の同社の第1四半期(1~3月)の連結営業利益は、前年同期比2.2倍の221億2000万円と同期として最高益を記録。コロナ禍一巡でスポーツイベントが本格的に再開し、インバウンド需要が回復した。23年12月期予想の同利益370億円に対する進捗率は約60%に達している。市場には、400億円台への増額修正期待が膨らんでいる。  株価は5月に史上最高値である4210円をつけた後は調整局面状態にある。信用倍率も約1倍と売り買いが拮抗しており、先行き業績予想の見直しも期待できるだけにここは絶好の拾い場となりそうだ。(地和) 出所:MINKABU PRESS 2023/06/12 10:00

ニュースカテゴリ