みんかぶニュース コラムニュース一覧
みんかぶニュース コラム
<注目銘柄>=ニチレイ、値上げ効果で業績拡大
ニチレイ<2871.T>に注目したい。同社の第1四半期(4~6月)の連結営業利益は前年同期比18.7%増の79億2400万円だった。冷凍食品など加工食品事業や低温物流事業などが堅調。原材料価格の上昇分を値上げで価格転嫁したほか、業務改善効果が寄与した。24年3月期の同利益は前期比4.8%増の345億円と3期ぶりの最高益が予想されているが、市場では360億円前後への増額修正期待が強まっている。
トラック運転手の不足が懸念される「物流の2024年問題」に絡んでは、同社が国内トップの実績を持つ冷蔵倉庫への需要増も期待されている。業績拡大の追い風にも乗り、株価は4000円乗せを目指す展開が見込める。(地和)
出所:MINKABU PRESS
2023/09/11 10:00
みんかぶニュース コラム
<注目銘柄>=Tホライゾン、教育DXと配膳ロボットで出遅れ挽回局面到来
テクノホライゾン<6629.T>の500円台の株価は事業環境と成長性を考慮すれば割安感が強く、挽回局面の到来を期待したい。同社は映写機で名を馳せた名古屋の名門企業エルモのブランドを持つ。エルモなど3社を2021年4月に吸収合併し、持ち株会社から事業会社に移行した。
24年3月期は売上高が前期比9.7%増の480億円、最終損益が5億円の黒字(前期は15億5300万円の赤字)となる見通し。第1四半期(4~6月)は例年、電子黒板など主力の教育市場向け製品が学校の入学時期と重なり低調になることから、営業損益の段階から赤字となっている。もっとも、学校現場のICT化の流れには不可逆的なものがあり、教師の業務負担の軽減に向けた「教育DX(デジタルトランスフォーメーション)」の必要性も叫ばれている。Tホライゾンは今年4月、私立学校向けに働き方改革に寄与する校務システムを手掛けるウェルダンシステム(東京都中野区)の買収を発表するなど、積極的なM&Aにより今後の成長への布石を打っている。
また、同社は人手不足が深刻化する外食・介護業界向けにネコ型配膳ロボットを供給するほか、防犯・監視カメラやスマートグラスを活用した遠隔作業支援システムなど、成長が見込める製品・システムを幅広く展開しており、前期に部品調達難で落ち込んだ業績の回復は鮮明なものになりそうだ。日足チャートでは直近で5日移動平均線と25日移動平均線のゴールデンクロスを達成。6月につけた年初来高値628円を上抜ければ上値余地が広がる。(碧)
出所:MINKABU PRESS
2023/09/08 10:00
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<注目銘柄>=シダー、経常黒字浮上を手掛かりに年初来高値奪回へ
シダー<2435.T>は介護サービス事業を展開。8月10日に発表した24年3月期第1四半期(4~6月)の連結決算で、経常損益が1億8800万円の黒字(前年同期は2600万円の赤字)に浮上したことに注目したい。
介護サービス業界は、超高齢化社会への移行に伴ってサービスの利用者数が増加し、需要は更に高まっている。こうしたなか、同社は主力の施設サービス事業で既存の有料老人ホームの入居者獲得に注力し、入居率の向上に努めたことが好業績を牽引。また、デイサービス事業では新型コロナウイルス感染の拡大で利用を控えていた利用者が回復傾向にあることも寄与した。
足もとの株価は下値を切り上げる展開で、チャート上では25日移動平均線と75日移動平均線とのゴールデンクロスが目前。5月19日につけた年初来高値388円を目指す動きが期待できそうだ。(参)
出所:MINKABU PRESS
2023/09/07 10:00
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<注目銘柄>=ハークスレイ、店舗アセット&ソリューション事業好調
ハークスレイ<7561.T>は1月30日につけた年初来高値更新を射程圏に捉えているが、PBR0.6倍台などバリュエーション面で割安感が強く、まだ上昇余地は大きそうだ。
8月9日発表の第1四半期(4~6月)連結決算で、営業利益は4億6700万円(前年同期比5.7倍)と大幅増益となった。主力の持ち帰り弁当事業が伸長したほか、収益性の高い店舗アセット&ソリューション事業が好調に推移したことが寄与した。
店舗アセット&ソリューション事業は、個人や小規模外食チェーン向けに店舗リースを行っているほか、人材紹介、POSの販売、商業用不動産のバリューアップなどを行っている。第1四半期ではセグメント売上高34億6200万円(前年同期比41.7%増)に対して、セグメント営業利益4億2600万円(同74.6%増)と高収益を上げており、同事業が業績を牽引している。
第1四半期の大幅増益と足もとの業績動向を踏まえて、会社側では上期(4~9月)業績予想を営業利益で5億円から8億1000万円(前年同期比12.0%増)と一転増益へ上方修正した。物価上昇や円安の影響など先行き不透明な状況を鑑みて保守的な予想としていたが、コロナ禍からの経済正常化が想定よりも早く進んでいることから予想を引き上げたという。24年3月期は同16億5000万円(前期比13.0%増)の従来予想を据え置いたが、店舗アセット&ソリューション事業の好調から更なる上振れも期待でき、調査機関のなかには19億円強を見込むところもある。(仁)
出所:MINKABU PRESS
2023/09/06 10:00
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<注目銘柄>=マニー、抜群の商品競争力でグローバル展開
マニー<7730.T>は8月下旬以降、戻り足が鮮明でここは追撃してみたい。年初の高値2013円払拭から2000円台を地相場に次第に水準を切り上げそうだ。アイレス針(外科用手術縫合針)や眼科用ナイフ、歯科用治療器などの医療用器具を製造するが、海外売上高が全体の約8割を占めており、高い技術力と圧倒的シェアに裏打ちされた商品群はグローバルニッチトップ企業としての実力をいかんなく示している。
23年8月期業績はトップラインが前の期比15%増の234億円、本業のもうけを示す営業利益も同15%増の71億円予想と好調だ。アジア、欧州、南米などでアイレス針関連の需要が好調で収益を押し上げている。テクニカル的には13週・26週移動平均線のゴールデンクロスを示現しており、8月14日の戻り高値1959円奪回を通過点に新局面入りが期待できる。(歩)
出所:MINKABU PRESS
2023/09/05 10:00
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<注目銘柄>=三井倉HD、業績上方修正で見直し
三井倉庫ホールディングス<9302.T>に注目したい。同社は総合物流に強みを持つ倉庫大手で、世界19カ国にも進出している。8月には、24年3月期の連結営業利益を従来予想の200億円から215億円(前期比17.2%減)へ上方修正した。運賃仕入れコストのコントロールで営業利益率が改善したほか、家電物流の取り扱いが想定を上回った。今期配当も従来予想から8円増額し年142円に見直している。
今期営業利益は220億円前後への再増額期待もある。トラック運転手の不足が懸念される「物流の2024年問題」に絡み物流倉庫が見直されていることも追い風だ。株価は連結PER8倍台、配当利回り3%台と割安だ。(地和)
出所:MINKABU PRESS
2023/09/04 10:00
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<注目銘柄>=jig.jp、「推し活」拡大などが中長期追い風に
jig.jp<5244.T>は株式売り出し発表を受けた売りをこなし、足もと再び上昇基調を強めている。同社はライブ配信サービス「ふわっち」を運営。テクノロジーの進展による余暇時間の増加やコロナ禍によるネットサービスの普及、自分の好きな人やモノを応援する「推し活」の広がりなどを背景にライブ配信市場は今後も拡大が見込まれており、業績に中長期的な追い風となることが期待される。
8月14日に発表した4~6月期決算は、営業利益が前年同期比2倍の4億5300万円と急拡大。ふわっちの好調に加え、広告宣伝費などの規律ある投資の実行が業績を押し上げた。通期予想については今後の人的資本拡充による費用増を見込むため、従来の小幅増益見通しを据え置いた。他方で、配当に関して今24年3月期から継続実施する方針を示した。今期は年3円28銭を実施する計画だ。(イ)
出所:MINKABU PRESS
2023/09/01 10:00
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<注目銘柄>=アドソル日進、受注残高多く業績の上振れに期待
アドソル日進<3837.T>はデジタルトランスフォーメーション(DX)やモノのインターネット(IoT)に不可欠な「監視」「通信」「制御」技術を強みとして事業を拡大。先進的なデジタル・テクノロジーを提供している。
足もとでは電力・ガスなどのエネルギー分野や製造分野、サービス分野向けのDX案件が好調で、8月3日に発表した24年3月期第1四半期(4~6月)の連結経常利益は前年同期比62.2%増の3億4000万円で着地。第1四半期末の受注残高は前年同期末比17.6%増の25億7100万円となっており、上半期及び通期業績の上振れに期待したい。
また、日足チャートで25日移動平均線と75日移動平均線とのゴールデンクロスが視野に入っていることにも注目。まずは5月9日につけた年初来高値1910円を目指す動きが見込めそうだ。(参)
出所:MINKABU PRESS
2023/08/31 10:00
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<注目銘柄>=upr、「2024年問題」追い風に高成長
ユーピーアール<7065.T>は8月4日に年初来高値2734円をつけたあと調整しているが、中期的な成長期待を背景に再び上値を目指す展開が期待できる。
同社は物流や製造現場向けの箱型荷台(パレット)のレンタル・販売が主力。7月14日に発表した第3四半期累計(22年9月~23年5月)連結決算は、営業利益6億8500万円(前年同期比70.8%増)となった。レンタル、販売の両事業が引き続き好調に推移していることが業績を牽引している。
業績好調の背景にあるのが、物流の「2024年問題」だ。トラックドライバーの長時間の荷待ちや契約外の荷役作業を軽減するため、バラ積み・バラ卸しの貨物をパレット化するパレット輸送、共同配送への関心が高まっている。これに加えて、EC向けの在庫保管需要の拡大、「2024年問題」が在庫分散の重要性を高めることに伴う倉庫需要の拡大などもパレットへのニーズを強めることにつながっており、業績は中期にわたって成長基調をたどりそうだ。
また、保管用レンタルパレットについても、港湾地区を中心に倉庫の在庫水準は高い状況が続いており、稼働率も高水準で推移している。これらを受けて、営業利益9億1000万円(前期比71.0%増)を見込む23年8月期業績予想は再上方修正の可能性があり、24年8月期も大幅増益が期待できよう。(温羅)
出所:MINKABU PRESS
2023/08/30 10:00
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<注目銘柄>=ウェーブHD、超低PBRで高配当も魅力
ウェーブロックホールディングス<7940.T>は業態的に目立たないとはいえ、年初来高値圏でなお上値指向が強く、時価近辺は依然として買いに分がある。防虫網のトップメーカーだが、素材同士を掛け合わせて新たな素材を作り出すマテリアルシナジーを得意とする。自動車のIoT化推進を背景に、車載用金属調加飾フィルムなどアドバンスト・テクノロジー事業に展開するほか、地中熱を活用したジオサーマルトランスフォーメーションなど脱炭素分野でも同社の技術力が生かされている。
東証スタンダード市場に上場するがPBR0.3倍台は株高修正期待が強く、4.7%前後の高配当利回りも魅力的だ。業績面では24年3月期営業利益が3億7000万円(前期比7%増)の見通しで水準的には低調ながら、利益採算は今期がボトムで25年3月期は回復が加速しそうだ。テクニカル的にも13週・26週移動平均線がゴールデンクロスを示現、ここは追撃買いで対処したい。(桂)
出所:MINKABU PRESS
2023/08/29 10:02
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<注目銘柄>=DMG森精機、業績最高益基調が続く
DMG森精機<6141.T>に注目したい。同社は23年12月期連結営業利益を500億円から525億円(前期比27.4%増)へ増額修正した。高付加価値品を中心に受注が好調であり、電気自動車(EV)や航空・宇宙、エネルギー関連などの需要が伸びた。円安や構造改革も寄与し市場には530億円前後へ一段の上乗せ期待が出ている。24年12月期の同利益は560億円前後へと連続最高益更新が予想されている。
今期配当は前期に比べ10円増の80円が予定されている。株価は配当利回り3.1%前後の水準にあり、割安感が強い。先行き18年1月につけた2747円の高値更新から3000円を視野に入れた展開が見込めそうだ。(地和)
出所:MINKABU PRESS
2023/08/28 10:00
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<注目銘柄>=トレファク、消費者の節約志向追い風に業績上振れ期待膨らむ
トレジャー・ファクトリー<3093.T>は足もと戻りの鈍い展開となっているが、消費者の節約志向の恩恵を受ける銘柄であり、反騰機運の高まりを先取りする形で物色をしておきたい。
リサイクル店を展開する同社が7月12日に発表した24年2月期第1四半期(3~5月)の連結決算は、売上高が前年同期比22.7%増の82億5900万円、最終利益が同26.6%増の6億7300万円。最終利益の通期計画に対する進捗率は36%と順調な滑り出しとなった。中間期の業績・配当予想の上方修正も行ったものの、決算に対する期待が事前に高まっていたこともあり、発表後は好材料出尽くしと受け止めた売りに押された。
ただ好調な業況は6月以降も変わることはなく、7月の既存店の売上高は前年同月比13.5%増と増収基調を継続している。また、マクロ環境をみると、国内の6月の実質賃金は15カ月連続でマイナスとなっており、春闘で賃上げ機運が広がったにもかかわらず、それを上回る物価高により、消費者の可処分所得が減少するという状況となっている。直近ではガソリン価格の高騰も鮮明となっており、リサイクル店を利用して少しでも消費支出を抑えようとする流れが強まる可能性が高い。
業績上振れ期待の膨らむ同社の株価は8月に入り、5日移動平均線と25日移動平均線のゴールデンクロスを形成した。今後の月次実績で事業の好調ぶりを強く示すことができれば、7月の決算発表前の高値1877円を試す展開となりそうだ。(碧)
出所:MINKABU PRESS
2023/08/25 10:00
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<注目銘柄>=Gダイニング、経済活動の正常化が追い風
グローバルダイニング<7625.T>は都内を中心に和・洋食のレストランを展開。5月に新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置づけが2類相当から5類に移行し、行動制限や入国制限が緩和され経済活動の正常化が進んでいることが追い風となっている。
足もとでは既存店の客数や客単価が増加し、7月27日には23年12月期通期の連結営業利益予想を従来の3億円から5億6900万円(前期比2.5倍)に上方修正。特に和食業態の「権八」が大きく伸びているという。7月の既存店売上高(すべての飲食店の合計)も前年同月比30.3%増と好調を維持しており、更なる業績の上振れが期待される。
株価は400円台前半に位置する25日移動平均線を下回る水準まで調整したことで一巡感が台頭。PERは7倍台と割安感があり、再び上値を試す展開が見込まれる。(参)
出所:MINKABU PRESS
2023/08/24 10:00
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<注目銘柄>=NSD、システム開発事業好調で上方修正の公算大
NSD<9759.T>は6月29日に年初来高値2960円をつけて以降、調整しているが、上方修正期待を背景に株価は再騰へ向かう可能性が強く、ここは仕込み場と考えたい。
同社は独立系のシステムインテグレーター。7月31日に発表した第1四半期(4~6月)連結決算は、営業利益が33億7600万円(前年同期比16.9%増)となった。Trigger、アートグループ及びノーザの3社を新規連結した影響はあるものの、これらを除くオーガニックで見てもシステム開発事業が好調。システム更改案件をはじめ既存案件の拡大により大手銀行、保険会社、カード会社からの受注が大きく伸長したほか、官公庁向けインフラ構築案件、銀行・保険向けのクラウド案件など、公共団体や金融業からの受注も増加した。
会社側では24年3月期通期業績予想について、営業利益140億円(前期比11.8%増)の従来見通しを据え置いたが、金融業界向けが想定以上に好調なことや、自動車業界を中心に製造業向けが引き続き伸びていること、従来停滞感のあった通信、航空、鉄道などにも徐々に回復の兆しが見えていることなどから、上方修正の公算は大。調査機関のなかには今期営業利益150億円弱、25年3月期同160億円弱を見込むところもある。中期経営計画の数値目標である26年3月期営業利益165億円は十分達成可能だろう。(仁)
出所:MINKABU PRESS
2023/08/23 10:00
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<注目銘柄>=荏原、業績好調で高値奪回目指す
荏原<6361.T>は上値期待十分で目先の押し目は強気に買いで対処したい。ポンプ最大手で環境関連装置に抜群の強みを持つ。また、半導体製造装置分野への展開でも実績が高く、半導体ウエハーを研磨するCMP装置では世界屈指の商品シェアを有する。特に半導体の微細化・高集積化が進むなかで、最先端分野での競争力を磨き収益機会を高めている。
今月14日に発表した23年12月期上期(1~6月期)の業績は営業利益段階で前年同期比24%増の337億6600万円と高変化を示した。エネルギー分野向けポンプの需要が旺盛で収益を押し上げている。一方、半導体製造装置の需要は足もと低調ながら、来期以降は本格回復に向かう公算が大きい。半導体関連は利益採算の高い部門だけに受注底入れとなれば大幅な増益効果が見込めそうだ。株価は直近5日・25日移動平均線のゴールデンクロスを示現、ここ戻り足が鮮明で早晩6月15日につけた高値7350円を奪回し青空圏突入が期待される。(桂)
出所:MINKABU PRESS
2023/08/22 10:00
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<注目銘柄>=共立メンテ、今期業績に増額修正期待
共立メンテナンス<9616.T>に注目したい。ビジネスホテル「ドーミーイン」や学生寮の運営・管理などを展開。第1四半期(4~6月)の連結営業利益は前年同期比2.7倍の29億1200万円と大幅増益となった。訪日客が急増するなかホテル需要が好調なほか、学生寮なども伸びている。24年3月期の同利益予想100億円(前期比36.5%増)に対する進捗率は29%となり、市場には120億円前後への増額期待が強い。
株価は今月の決算発表を好感し6499円まで上昇。昨年10月につけた6460円を抜き、上場来高値を更新した。ホテルと寮の主力事業の回復が顕著であり、再評価機運は強い。先行き7000円乗せからの一段高が見込める。(地和)
出所:MINKABU PRESS
2023/08/21 10:00
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<注目銘柄>=RJ、1~6月期好調で今期最終最高益へ
リニューアブル・ジャパン<9522.T>は春先以降、強力な上昇トレンドを描いている。同社は太陽光を中心に再生可能エネルギー発電所の開発・運営を手掛ける。世界的な脱炭素の流れを追い風に業績を拡大させ、今23年12月期は売上高、最終利益ともに過去最高を達成する見通しだ。
8月14日に発表した1~6月期決算は、売上高が前年同期比17%増の94億6800万円、最終損益が前年同期の赤字から8億6400万円の黒字に転換して着地した。発電所持ち分の売却や売電事業の好調が寄与。インフラファンドのTOBに伴う費用増があった前年同期の反動もあり、収益が急改善した。最終損益は通期計画(7億5000万円)を上回っている。(イ)
出所:MINKABU PRESS
2023/08/18 10:00
みんかぶニュース コラム
<注目銘柄>=Ine、各ブランドの売り上げ好調
I-ne<4933.T>はヘアケア製品や美容家電のファブレスメーカー。独自の商品・ブランド開発モデルによって、積極的な新商品開発、マーケティング、市場開拓、海外展開に取り組んでいる。
足もと業績は好調で、8月9日には23年12月期通期の連結経常利益予想を従来の40億5000万円から42億円(前期比21.1%増)に上方修正。「YOLU」や「BOTANIST」などのヘアケア系カテゴリー、美容家電カテゴリー、スキンケア他カテゴリーにおける各ブランドの売り上げが引き続き好調に推移するとみている。
株価は5日移動平均線と25日移動平均線とのゴールデンクロスが実現し、8月14日には直近高値となる3220円まで上昇。その後は上げ一服商状となっているが、好業績を手掛かりに一段の戻りを試す展開が期待できそうだ。(参)
出所:MINKABU PRESS
2023/08/17 10:00
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<注目銘柄>=Uアローズ、第1四半期営業利益は計画上振れ
ユナイテッドアローズ<7606.T>は、7日に第1四半期(4~6月)決算を発表したことで、株価は材料出尽くし感から調整しているが、足もと好調から再度上値を目指す動きが期待できる。
同社は「ユナイテッドアローズ」「グリーンレーベル リラクシング」「コーエン」などを展開する衣料品小売大手。第1四半期決算は、営業利益25億200万円(前年同期比35.0%増)で、会社側によると計画を上回って着地したという。人流回復や消費マインドの高まりに伴い、小売とネット通販を合わせた既存店売上高が前年同期比9.1%増と伸長したほか、出店も加速させたことが寄与。また、在庫調達量をコントロールしたうえでの定価販売も好調だった。
既存店売上高は7月も前年同月比15.2%増と8カ月連続で前年実績を上回って推移しており、特に客単価が継続的に伸びていることが売り上げ増加に貢献している。会社側では24年3月期の営業利益を70億円(前期比10.0%増)と見込むが、会社側が第1四半期の各利益は計画を上回ったとしていることや、第1四半期時点で通期計画に対する進捗率が35%であることなどを考慮すると、上方修正の可能性が十分にある。また、26年3月期を最終年度とする中期経営計画では営業利益90億~100億円を目指すとしており、中期成長への期待も高い。(仁)
出所:MINKABU PRESS
2023/08/16 10:00
みんかぶニュース コラム
<注目銘柄>=キッツ、バルブ需要旺盛で業績は過去最高水準へ
キッツ<6498.T>の4ケタ大台割れ水準は拾い場と判断される。総合バルブの国内トップメーカーで、建築設備向けや半導体製造装置向けなど幅広い分野で需要を取り込んでいる。また、世界的に脱炭素に向けた取り組みが進むなか、航空機業界では再生航空燃料であるSAFに注目する動きが高まっているが、このSAF製造設備でも同社のバルブは高水準の引き合いがあり、新たな市場として今後の期待が大きい。業績も好調だ。23年12月期は売上高が前期比6%増の1690億円、営業利益は同17%増の129億円予想で、いずれも過去最高更新見通しにある。
PER9倍台と割安でPBRも0.9倍前後と1倍を下回っている。今期年間配当は前期比4円増配となる37円を計画しており、配当利回りは3.7%前後と高い。7月4日につけた年初来高値1118円を通過点に青空圏への飛翔が期待される。(桂)
出所:MINKABU PRESS
2023/08/15 10:00
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<注目銘柄>=コーナン、PBR0.7倍と割安感
コーナン商事<7516.T>に注目したい。ホームセンター大手の同社の第1四半期(3~5月)の連結純利益は前年同期比11.0%増の55億2300万円と堅調だった。建設職人向け専門業態の「コーナンプロ」などが伸びた。7月の既存店売上高も猛暑による影響も追い風で前年同月比5.9%増と好調だった。24年2月期の同利益は前期比1.6%増の134億5000万円と増益の予想だが、市場には上振れ期待も出ている。
株価は5月に3795円の高値をつけた後、足もとでは3500円近辺で推移しているが、連結PBRは0.7倍前後と割安感が強い。経済再開の流れも追い風であり、先行き4000円台乗せへの上昇相場が期待できる。(地和)
出所:MINKABU PRESS
2023/08/14 10:00
みんかぶニュース コラム
<注目銘柄>=日本色材、メイク需要の復調が追い風
日本色材工業研究所<4920.T>は、化粧品(医薬部外品を含む)の製造や研究開発を受託している企業。マスク着用の緩和やインバウンドの回復を背景に、メイクアップ需要が復調していることが追い風となっている。
こうした状況を反映した24年2月期第1四半期(3~5月)の連結決算は、経常損益が1億5900万円の黒字(前年同期は8200万円の赤字)に浮上し、上半期計画の1億6800万円に対する進捗率は94.6%に達した。国内外の化粧品メーカーからの受注回復を受け、工場の稼働も着実に改善しており、上半期及び通期業績の上振れが期待される。
足もとの株価は上げ一服商状となっているが、中期トレンドを示す75日移動平均線は上昇基調を維持。調整が一巡すれば7月19日につけた年初来高値2589円を奪回する場面がありそうだ。(参)
出所:MINKABU PRESS
2023/08/10 10:00
みんかぶニュース コラム
<注目銘柄>=三社電機、パワー半導体関連の低PBR株
三社電機製作所<6882.T>の25日移動平均線を絡めたもみ合いは買い向かってみたい。半導体モジュール及び電源デバイスメーカーとして実力を発揮、特にパワー半導体分野での商品競争力の高さは折り紙付きだ。パワー半導体は電気自動車(EV)のほか蓄電池向けで幅広く旺盛な需要があり、同社の活躍余地は中長期的に広がる一方となる。
足もとの業績は好調だ。営業利益は21年3月期以降、急回復歩調をたどっており、24年3月期は前期比23%増の20億円を見込んでいるが、進捗率から一段の上振れが期待される。グロース株の横顔を持ちながらPBRが0.8倍台と低いのも特長であり、収益成長に合わせて増配を続けるなど株主還元に積極的で、バリュー株としての側面も評価される。7月末につけた年初来高値1539円奪回が当面の目標となる。(桂)
出所:MINKABU PRESS
2023/08/08 10:00
みんかぶニュース コラム
<注目銘柄>=サンゲツ、配当利回り4%台で割安
サンゲツ<8130.T>に注目したい。同社はインテリア商社最大手で壁紙でトップの実績を持つ。第1四半期(4~6月)の連結営業利益は前年同期比44.5%増の54億6000万円と好調。国内インテリア事業などが順調だった。24年3月期の同利益は150億円(前期比26.0%減)が予想されているが、第1四半期時点での進捗率は36%に達しており、今期業績には上振れ期待も浮上している。
今期配当は前期比25円増の130円が予定されており、配当利回りは4.6%前後と高水準だ。株価は2800円前後と上場来高値水準にあるが、高配当利回りで割安感は十分。先行き3000円台の活躍に移りそうだ。(地和)
出所:MINKABU PRESS
2023/08/07 10:00
みんかぶニュース コラム
<注目銘柄>=TKP、本格的な収益回復局面へ
ティーケーピー<3479.T>は5月11日につけた年初来安値2445円を底に株価は上昇基調にあり、まずは1月25日につけた年初来高値3240円更新を目指す動きが期待できそうだ。
7月13日に発表した第1四半期(3~5月)連結決算で、営業利益は17億4700万円(前年同期比43.8%増)となった。2月にリージャス事業を売却した影響で売上高は90億2200万円(同31.5%減)と減収となったが、新型コロナウイルス感染症の収束に伴うリオープニングもあってセミナー、研修、採用などの貸会議室の需要が回復。また、ホテル・宿泊研修事業では新型コロナウイルス対策のアパホテル1棟貸しの影響は一巡したものの、旅行や出張の需要回復を受けて、高い稼働率・客室単価を維持した。
今後も貸会議室や宿泊需要の増加に加えて、宴会など料飲の回復が加速すると予想され、本格的な収益回復の確度が高まったとみられている。会社側では24年2月期営業利益を54億円(前期比51.0%増)と見込むが、調査機関には62億円を見込むところもあり、今後は上振れ期待を株価に織り込む動きへと向かおう。
中期的にも、単価アップや拠点増加により収益改善が続くと予想。リージャス事業の売却に伴う財務体質改善効果もあり、当面好成長が続きそうだ。(仁)
出所:MINKABU PRESS
2023/08/02 10:00
みんかぶニュース コラム
<注目銘柄>=テセック、個別半導体テスター世界首位級で収益増額の公算も
テセック<6337.T>の3000円台前半のもみ合いは強気に対処したい。半導体選別装置(ハンドラ)や個別半導体向け測定装置(テスター)などの製造・販売を主力としており、後者は世界トップクラスの商品競争力を誇っている。電気自動車(EV)シフトの動きも追い風に車載用パワー半導体向けで需要獲得が進んでいるほか、生成AI市場の拡大を背景とした新たな需要創出に期待が大きい。
23年4~6月期営業利益は5億1700万円と前年同期比7割強の高水準の伸びを達成。これを受けて24年3月期通期予想の16億円は増額修正の公算が大きい。株価は7月26日にマド開け急騰後、高値圏で売り物をこなしているが、ここを踊り場に大勢2段上げが期待できそうだ。中期的には22年11月につけた3930円の高値を目指す動きに。(桂)
出所:MINKABU PRESS
2023/08/01 10:00
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<注目銘柄>=ベイカレント、今期業績には増額期待も
ベイカレント・コンサルティング<6532.T>に注目したい。同社はIT関連に強みを持つ総合コンサルティング会社。第1四半期(3~5月)の営業利益は前年同期比22.7%増の80億600万円と好調だった。デジタルトランスフォーメーション(DX)関連の需要などが堅調だった。24年2月期の同利益は前期比18.7%増の355億円と最高益が予想されているが、市場には370億円前後への増額期待が浮上している。
株価は、第1四半期決算発表時に材料出尽くし感から売りに押され、足もとも軟調な値動きにあるが、この調整局面は絶好の拾い場となりそうだ。同社の成長性は高く、先行き6000円台での活躍が期待できる。(地和)
出所:MINKABU PRESS
2023/07/31 10:00
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<注目銘柄>=南海電、インバウンド回復基調継続で出遅れ修正加速を期待
南海電気鉄道<9044.T>の出遅れ修正を期待したい。関西国際空港と大阪・ミナミを結ぶ鉄道路線を持ち、言わずと知れたインバウンド(訪日外国人)関連銘柄だが、PER(株価収益率)は18倍台と、他の関西の鉄道株と比較して割安感がある。株価も5月18日につけた年初来高値3400円から10%超切り下がった水準に位置している。
24年3月期は営業収益で前期比14.7%増の2539億円、最終利益で同24.5%増の182億円を計画。最終利益予想は過去最高だった20年3月期(208億1100万円)に迫る水準となっている。
関空ではコロナ禍で落ち込んだ国際線の旅客数が回復を続けている。中国の各都市とを結ぶ路線の復便が相次ぐなか、7月1日からはタイ国際航空のバンコク便が週7便から週13便に増えた。エティハド航空のアブダビ便など新規就航も予定されている。
更に、今年の夏はガソリン高が顕著だ。自動車での遠出を控え、近場のレジャー施設で休暇を過ごそうとする消費者の姿勢の強まりは、鉄道事業やレジャー事業にポジティブに働く可能性がある。株価は200日移動平均線近辺で推移しており、反転攻勢を期待した買いが集まる余地が広がりつつある。(碧)
出所:MINKABU PRESS
2023/07/28 10:00
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<注目銘柄>=住江織、好業績見通しの割安株
住江織物<3501.T>は名門の繊維企業。24年5月期の連結経常利益は前期比71.4%増の27億円を見込み、年間配当は前期比15円増配の70円を計画している。
インテリア事業は環境対応型製品や高機能で上質な製品及び一般家庭向けカーテン見本帳の拡販に努めるほか、介護・防災向け製品開発など新しい分野にも挑戦していく方針。また、自動車関連事業ではファブリックの受注拡大をグローバルで進め、車両関連事業では鉄道・バス事業者の利用客数増加に伴う需要を取り込む構えだ。同社はグループ一体となって中長期的な企業価値向上を目指しており、今後の動向が注目される。
株価は7月14日に年初来高値2584円をつけたあとは上げ一服商状となっているが、中期トレンドを示す75日移動平均線は上昇基調を維持。好業績見通しに加え、PBRは0.5倍程度と割安感もあり、時価は押し目買い好機と捉えたい。(参)
出所:MINKABU PRESS
2023/07/27 10:00
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<注目銘柄>=学情、中計の数値目標1年前倒しへ
学情<2301.T>は7月18日に年初来高値2046円をつけたあと短期的な調整局面にあるが、好業績期待を背景に株価の先高観は強く、押し目は積極的に狙ってみたい。
6月12日に発表した第2四半期累計(22年11月~23年4月)単独決算で、経常利益は5億7400万円(前年同期比8.9倍)と大幅増益となった。新卒向けメディアの「あさがくナビ」、転職向けメディアの「Re就活」、就職博などの「イベント事業」、人材紹介の「エージェント事業」のいずれの事業も好調に推移。特に若年層の転職関連の伸びが力強さを増しており、「Re就活」の登録会員数は200万人を突破し、23年に入り新規会員登録数は前年比25.9%増で推移した。
足もとの好調を受けて、会社側では23年10月期通期業績予想を上方修正し、経常利益予想を23億円から24億2000万円(前期比18.7%増)へ引き上げたが、外部環境の見通しを慎重に見ているようであり、急激な経済状況の変化がない限り修正値を上振れる公算が大きい。中期的にも、経験者採用の拡大や新卒採用の早期化・難化により、「20代通年採用」を実施・強化する企業が増える見通しで、採用需要の高止まりは同社にとって追い風となる。26年10月期に経常利益33億2000万円を見込む中期経営計画は1年前倒しで達成される可能性が高いだろう。(仁)
出所:MINKABU PRESS
2023/07/26 10:00