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みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=シノケンG、高入居率を背景に新規受注は増加基調  シノケングループ<8909.T>に注目したい。投資用アパート、マンションなど不動産の開発・販売などを手掛けており、高入居率を背景にアパートの新規受注(契約)は増加基調で業績は順調に推移している。  14日に発表した22年12月期の連結営業利益予想は98億円(前期比9.5%増)を見込んでいる。単身世帯が増加傾向にあるなか、投資用不動産セールス事業は、個人向けに加えて法人向けの販売チャネルとしてREIT向け開発を進めており、安定的投資商品として引き続き底堅い需要が見込まれている。また、昨年11月にシノケン・アセット・マネジメント・インドネシアが投資一任運用サービスを開始し手数料収入の通期寄与も期待される。  株価は1月6日に昨年来安値の901円をつけて以降、戻り歩調をみせている。PBRは0.7倍台でPER5倍台と割安感が強く、押し目買いで対処したい。(れい) 出所:MINKABU PRESS 2022/02/18 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=ハリマ化成G、第3四半期経常益の高進捗を評価へ  ハリマ化成グループ<4410.T>は1月31日、22年3月期第3四半期累計(21年4~12月)の連結経常利益が前年同期比5.0倍の32億500万円になったと発表。通期計画の35億円に対する進捗率は91.6%となっており、今期予想は上方修正される可能性が高い。  通販市場の拡大を受けて宛名用ラベルシールに使用される粘着剤用樹脂の販売が世界的に好調なほか、製紙用薬品も紙・板紙の需要増を追い風に売り上げが伸長。また、電子材料事業や樹脂化成品事業が堅調に推移していることも好業績につながっている。4月には独ヘンケル社のはんだ付け材料事業に係る商権・資産などを取得する予定で、今後の業績への寄与が見込まれる。  株価は戻りの鈍い展開が続いていたものの、2月16日には中期トレンドを示す75日移動平均線を突破。PERやPBRには割安感もあり、改めて業績の高進捗が評価される場面がありそうだ。(参) 出所:MINKABU PRESS 2022/02/17 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=エスエムエス、キャリア事業とカイポケ事業の成長に注目  エス・エム・エス<2175.T>は株式市場全体のグロース株調整の影響を受け今年に入り下落していたが、1月28日安値2861円を底に出直り歩調を強めている。  キャリア事業とカイポケ事業(介護事業者分野)の成長に注目したい。キャリア分野では新型コロナウイルスの影響を受けたことが成長率を一時的に押し下げたが、受注活動へのコロナ禍の影響は緩和傾向にある。同社では来期の成長を見据えてキャリアパートナーを追加採用していることから、来期以降の業績に寄与しよう。また、カイポケ事業は順調に拠点数及び単価上昇が続いており、今後も介護事業者におけるデジタルトランスフォーメーション(DX)化の余地は大きいとみられることから、成長余力は大きい。両事業が牽引役となり、中長期で業績を拡大させそうだ。  1月31日に発表した第3四半期累計(4~12月)連結決算は、営業利益38億9500万円(前年同期比21.0%増)となった。なお、22年3月期通期業績予想は営業利益62億500万円(前期比13.4%増)を見込む。更に23年3月期は営業利益75億円を見込む調査機関もある。(仁) 出所:MINKABU PRESS 2022/02/16 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=東洋水、値上げ効果が本格寄与へ  東洋水産<2875.T>に注目したい。同社は即席麺の大手で加工・冷凍食品でも高実績を誇る。小麦や食用油などの高騰を背景に「マルちゃん 生めん・具材類」の価格を4月から値上げすることを発表している。22年3月期の連結営業利益は前期比12.2%減の320億円の減益見通し。原材料価格の上昇などの影響が響く。ただ、米国での更なる値上げも見込まれており、業績は来期以降の増益基調回復が予想されている。  市場では、値上げ効果で23年3月期の同利益は360億円前後へ回復するとみられている。株価は1月高値5210円をつけた後は調整局面にあるが、来期以降の業績回復を評価し、反騰局面入りが期待できる。(地和) 出所:MINKABU PRESS 2022/02/14 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=カーリットH、電池開発の活発化や半導体向け需要の拡大が追い風  カーリットホールディングス<4275.T>は化学品事業が主力で、産業用爆薬やロケット推進薬のほか、電気自動車(EV)に使用されるリチウムイオン二次電池などの各種試験の受託を展開。また、半導体用シリコンウエハーの製造・販売も手掛けている。  電池開発の活発化や半導体向け需要の拡大が追い風となっており、2月3日には22年3月期通期の連結経常利益予想を前期比44.1%増の25億5000万円(従来予想は23億円)に上方修正。あわせて、期末一括配当を従来計画比4円増額の16円(前期は12円)とする方針を示している。  株価は1月27日につけた直近安値644円を底に下値を切り上げる展開で、足もとでは25日移動平均線と75日移動平均線が接近。PERやPBRには割安感もあり、戻りを試す展開が期待できそうだ。(参) 出所:MINKABU PRESS 2022/02/10 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=コーテクHD、大型タイトルの寄与で増益基調継続へ  コーエーテクモホールディングス<3635.T>は、2月2日安値3880円を底に徐々に下値を切り上げつつある。  1月31日の取引終了後、22年3月期の連結業績予想について、営業利益を245億円から315億円(前期比29.1%増)へ上方修正した。スマートフォンゲームで、国内及びアジア各地域で配信中のIP許諾タイトル「三国志・戦略版」(国内では「三國志 真戦」)が、中国でのキャンペーンや各地域でのアップデートにより好調を維持しているほか、国内及び台湾・香港・マカオ地域で配信中の自社開発スマホゲーム「三國志 覇道」で新規イベントを開始するなど各種施策に取り組んだことが寄与。また、パッケージゲームでも、複数の新作やリマスター版を発売し、リピート販売も堅調だった。  同社はこれまで「無双」シリーズでのコラボ展開などに注力してきたが、今後は「仁王」やモバイルゲームもラインアップに加えられるとみられ、更なる拡大に期待ができる。注目は22年3月にリリース予定の「STRANGER OF PARADISE FINAL FANTASY ORIGIN」。また23年3月期には三國志のアクションゲームが発売される可能性があり、増益基調継続が期待できよう。(仁) 出所:MINKABU PRESS 2022/02/09 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>長瀬産、半導体や自動車関連の需要取り込み成長続く  長瀬産業<8012.T>は5日・25日移動平均線のゴールデンクロスが接近、目先押し目形成も上値追い基調は継続し、昨年9月中旬につけた昨年来高値2026円奪回を目指す展開が期待される。  染料や合成樹脂など化学品の専門商社でハイテク業界や自動車業界のほか食品業界なども顧客対象とし、幅広いニーズに対応している。世界的に高水準な自動車販売や、設備投資が活発な半導体関連分野でも商機を捉えている。2019年に買収した米食品開発・製造会社は今春に新工場が完成し生産能力が倍増する見通しで、同社への中期的な収益恩恵が高まりそうだ。  22年3月期は営業利益が前期比37%増の300億円と大幅増益を見込み、過去最高利益更新となるが、進捗率からみて一段の上振れが濃厚とみられる。あす9日に決算発表を控えており、目先思惑も高まる場面だ。PERなど株価指標面からも割安で、決算発表通過後の株価動向をみてから買い参戦するのも一法。(桂) 出所:MINKABU PRESS 2022/02/08 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=ダイヘン、今来期と最高益を評価  ダイヘン<6622.T>に注目したい。同社は電力機器と溶接・メカトロ機器、半導体機器が3本柱。第3四半期(21年4~12月)の連結営業利益は前年同期比60.4%増の99億1800万円と好調。特に、溶接・メカトロ機器や半導体関連のウエハー搬送機器などが伸びている。22年3月期通期の予想利益140億円に対する進捗率は約71%だが、同社の利益は下期偏重であり、今期は150億円超へ上振れての着地が期待できる。  23年3月期も業績拡大が見込め同利益は170億円前後へと、今期に続き最高益更新が予想されている。株価は、相場全般の下落で4000円前後へ調整しているがここは絶好の拾い場。再び5000円台回復が見込める。(地和) 出所:MINKABU PRESS 2022/02/07 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=宝&CO、東証再編は追い風  TAKARA & COMPANY<7921.T>に注目したい。同社は上場企業向けディスクロージャー大手。新規上場時や株式公募の際の開示書類作成支援や、国際会議向けの通訳・翻訳事業を手掛ける。21年の新規株式公開(IPO)企業数が15年ぶりの水準に膨らむなどIPO活発化は、同社の追い風に働く。また、4月に予定されている東証再編では、プライム市場の上場企業に英文情報開示や気候変動リスクなどの開示を求めていることも、同社の業務拡大要因に働きそうだ。  22年5月期第2四半期累計(21年6~11月)の連結営業利益は前年同期比43.5%増の22億4700万円と大幅増益となった。通期の同利益は前期比3.4%増の28億円と4期連続で最高益更新を見込んでいるが、上振れも期待されている。  株価は1月4日に昨年来高値2014円をつけたあと調整を余儀なくされたが、足もとでは急速に切り返している。配当利回り3%台で依然値ごろ感が強く上値を試す展開が期待できる。(れい) 出所:MINKABU PRESS 2022/02/04 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=東光高岳、送電網関連として要マーク  東光高岳<6617.T>は電力機器が主力事業。岸田文雄首相は1月に開かれた「クリーンエネルギー戦略」に関する有識者懇談会で、再生可能エネルギーの普及に欠かせない送電網の増強を指示したことから関連銘柄としてマークしておきたい。  また、1月28日に22年3月期通期の連結経常利益予想を前期比2.9%増の35億円(従来予想は28億円)に上方修正している点にも注目。小型変圧器などの配電機器の売り上げ増が見込めるほか、半導体の需要増に伴い三次元検査装置の受注が好調に推移していることが主な要因だとしている。  株価は12月1日につけた昨年来安値1283円と1月27日の安値1308円でW底を形成。PERやPBRには割安感もあり、上値を試す展開が期待できそうだ。(参) 出所:MINKABU PRESS 2022/02/03 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=マルマエ、エッチング装置向け受注好調  マルマエ<6264.T>は、1月5日に昨年来高値3430円をつけたあと調整しているが、下落率が3割を超えたことで下げ過ぎ感が強く、ここからは買い場を探したい。  同社は、半導体やFPD(フラットパネルディスプレー)などの製造装置に使用される真空チャンバー(真空の環境を作る容器)や電極などの真空部品の製造が主な事業。主要顧客は東京エレクトロン<8035.T>やニッパツ<5991.T>(主にラムリサーチ<LRCX>向け)だが、半導体投資の活発化でエッチング装置向け真空チャンバーや静電チャック用部品などの引き合いが旺盛。また、技術の高さから顧客層も広がっており、受注が好調に推移している。これに対応するため、1月17日には22年8月期の設備投資額の増額を発表しており、業績への貢献が期待されている。会社側では22年8月期は単独営業利益18億円(前期比49.1%増)を見込むが、調査機関によっては28億円を見込むところもある。(仁) 出所:MINKABU PRESS 2022/02/02 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=竹内製作所、好業績・低PERで増額期待背景に最高値挑戦へ  竹内製作所<6432.T>の2800円台近辺でのもみ合いは買いで対処したい。ミニショベルを主力に小型建機を手掛けるが、欧米を中心に海外販売比率が97%という異色企業で、高い商品競争力で需要獲得が進んでいる。クローラーローダーや深礎掘削機などにも引き合いは旺盛だ。22年2月期業績は2度にわたる上方修正を経て、営業利益は前期比26%増の167億円を見込むが、市場ではなお一段の上振れが有力視されている。  株価は今年1月14日に上場来高値3300円をつけた後調整を入れているが、時価予想PERは10倍台で割安感が強く、3000円台復帰から中期的にみて最高値への再チャレンジが濃厚と思われる。株主還元にも前向きで今期配当も2度の増額を経て年68円と前期実績から15円の大幅増配を見込む。(桂) 出所:MINKABU PRESS 2022/02/01 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=KYB、構造改革推進が奏功  KYB<7242.T>に注目したい。同社は、建機などに使われる油圧機器や四輪用ショックアブソーバーの大手。2018年に発覚した免震・制振装置の不正で業績は悪化したが、足もとでは急回復基調。22年3月期の連結営業利益は前期比39.4%増の255億円と11期ぶりの最高益が見込まれている。不採算事業の整理など構造改革を進めたことが奏功。自動車の回復や各国のインフラ需要増での建機需要増などが寄与する。  足もとの円安も追い風となり23年3月期も増益基調が見込める。株価は全体相場の下落で調整局面にあるが、今期予想連結PER4倍台、配当利回りも3.0%前後の水準と割安。ここから本格的な反発基調が予想される。(地和) 出所:MINKABU PRESS 2022/01/31 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=ローソン、業績安定感と高配当に魅力  ローソン<2651.T>は業績に安定感があり、配当利回りが高い銘柄として、ここ全体波乱相場のなか買い安心感がある。27日には、コンビニ店内の厨房を活用した宅配調理事業に参入する方針を明らかにしており、今後の展開が注目される。  7日に発表した22年2月期第3四半期累計(21年3~11月)の決算は、営業利益が前年同期比19.5%増の386億5100万円で着地。昨秋の緊急事態宣言解除を受けた社会活動の制限緩和を追い風に国内コンビニエンスストア事業をはじめ、イベントチケット販売やCDショップ運営などを手掛けるエンタテインメント関連事業が堅調に推移した。また、傘下のローソン銀行による金融関連事業も好調だった。  ただ、株価はこの決算発表を受けて下落した。直近9~11月期が営業2ケタ減益だったことが失望売りを誘った格好だが、通期営業利益予想は前期比22.3%増の500億円を見込んでおり、第3四半期までの進捗は順調だ。今後、2月末の配当狙いの買いも増えてくるとみられ、まずは決算発表後に開けたマドを埋める展開に期待したい。(イ) 出所:MINKABU PRESS 2022/01/28 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=アルトナー、自動車や半導体の開発需要が追い風  アルトナー<2163.T>は技術者派遣が主力事業。自動車業界で電気自動車(EV)などの研究開発が活発化していることや、半導体業界で設計開発の需要が旺盛なことが追い風となっている。  同社が昨年12月8日に発表した22年1月期第3四半期(21年2~10月)の単独決算は、経常利益が前年同期比21.9%増の8億4100万円となり、通期計画の9億5200万円に対する進捗率は88.3%に達した。11月以降も派遣稼働人員数を派遣対象在籍人員数で割った稼働率は高水準を維持しており、通期業績の上振れが期待される。  株価は1月5日に昨年来高値939円をつけたあと上げ一服商状となったが、860円近辺に位置する75日移動平均線が下値をサポート。再び上値を試す展開が見込めそうだ。(参) 出所:MINKABU PRESS 2022/01/27 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=シグマクシス、ERP案件や経営コンサル好調で底値買い好機  シグマクシス・ホールディングス<6088.T>の2000~2200円のゾーンは底値買いチャンスとみたい。企業の戦略立案から開発、実行に至るまで一気通貫で網羅する経営コンサルティング会社で、人工知能(AI)を活用した高付加価値案件でニーズに対応し需要開拓を進めている。資本・業務提携により伊藤忠商事<8001.T>が大株主となっており、デジタルトランスフォーメーション(DX)分野の展開力が増している。  業績は好調で、22年3月期は売上高が前期比14%増の160億円、営業利益が同43%増の25億円を見込んでいる。更に23年3月期もERPクラウド化や経営コンサル関連の受注は増勢が予想され、2ケタ増収増益の公算が大きい。  株価は昨年11月15日に3335円の上場来高値を形成した後は急な調整に見舞われたが、時価は高値から1000円以上も下押した水準にあり買い場として魅力がある。株式需給面では信用買い残が28万株前後と、昨年11月のピーク時51万株から46%も減少しており、買い残の整理進捗に伴い上値は軽くなっている。(桂) 出所:MINKABU PRESS 2022/01/25 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=ダイセキ、ESG関連で評価余地  ダイセキ<9793.T>に注目したい。同社は産業廃棄物処理の大手。第3四半期(21年3~11月)の連結営業利益は前年同期比31.5%増の101億300万円と好調。工場廃液を中心とする産業廃棄物処理は底堅く推移。子会社が展開する鉛リサイクル事業なども堅調だ。22年2月期の連結営業利益は前期比23%増の126億円が見込まれているが、市場では130億円前後へ上振れて着地すると予想されている。   23年2月期の同利益は150億円台と連続最高益が見込める。環境リサイクルに絡みESG(環境・社会・企業統治)関連株として評価機運は強い。株価は昨年10月高値5670円回復を目指す展開が見込める。(地和) 出所:MINKABU PRESS 2022/01/24 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=青山財産、旺盛な需要を追い風に仕切り直しへ  青山財産ネットワークス<8929.T>に注目したい。同社は資産家や中小法人向けに財産コンサルティングを展開している。なかでも、不動産小口化商品「ADVANTAGE CLUB」は相続税対策として旺盛な顧客のニーズに支えられ、順調な成長を続けている。  17日に、集計中の21年12月期の連結業績の上方修正を発表しており、売上高を210億円から240億円(前の期比25.5%増)へ、営業利益は16億3000万円から18億5000万円(同42.0%増)へ見直した。  株価は昨年12月22日に昨年来高値1544円をつけた後は調整局面に入ったが、75日移動平均線の近辺で売りは一巡。1月17日終値1256円で目先の底を確認した形で、ここは仕込み好機と判断される。(れい) 出所:MINKABU PRESS 2022/01/21 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=スターマイカ、リノベマンションの仕入れ・販売を積極化  スター・マイカ・ホールディングス<2975.T>はリノベーションマンションの企画販売が主力。22年11月期通期の連結経常利益予想は前期比10.4%増の40億7100万円で、年間配当は前期比1円増配の34円を計画している。  新築マンションの価格高騰や供給減を背景に、リノベマンションに対する底堅い需要が当面続く見通し。こうしたなか、同社は今期の仕入れについて約1600戸(前期は1325戸)、販売は約1400戸(同1100戸)を計画し、戸数ベースで過去最高を更新する見込みだ。  足もとの株価は全体相場の悪地合いもあって上値の重い展開となっている。ただ、PERには割安感もあり、まずは昨年来高値1595円の奪回を目指す展開が期待される。(参) 出所:MINKABU PRESS 2022/01/20 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=関電化、来期は4期ぶり最高益へ  関東電化工業<4047.T>に注目したい。同社は半導体や液晶に使われる特殊ガスとリチウムイオン二次電池の電解液に使用する六フッ化リン酸リチウムなどが主力。半導体のフラッシュメモリーなどの生産が伸び、同社の特殊ガスへの追い風となっている。同社は11月に22年3月期の連結営業利益を81億円から88億円(前期比55.2%増)へ増額修正したが、市場には90億円前後へ上振れして着地するとの予想が出ている。  23年3月期の同利益は105億円前後が見込まれており、4期ぶりの最高益更新が期待できる。足もとの株価は連結PER10倍前後と割安であり、9月高値1168円更新からの一段高が見込めそうだ。(地和) 出所:MINKABU PRESS 2021/12/13 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=スズデン、主要顧客の生産活動持ち直しが追い風  スズデン<7480.T>はFA(ファクトリーオートメーション)機器が主力の技術商社。22年3月期通期の連結経常利益は前期比37.6%増の21億5000万円が見込まれている。  グループの主力販売先である電気機器、電子部品、産業機械業界で、停滞していた生産活動や設備投資需要が持ち直してきていることが追い風。特に半導体製造装置関連の主要顧客では、半導体需要の高まりや世界的な半導体不足を背景に生産が増加しており、これが同社の売り上げや利益に大きく寄与している。第2四半期累計時点での経常利益(13億1700万円)の通期計画進捗率は61%強となっているほか、足もとの売上高も好調さを維持していることから通期業績の上振れが期待できそうだ。  株価は高値圏で強い動きをみせており、テクニカル面では5日移動平均線と25日移動平均線とのゴールデンクロスが実現。PERやPBRに割高感はなく、更なる上値を試す展開に期待したい。(参) 出所:MINKABU PRESS 2021/12/09 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=ネクストーン、配信市場拡大追い風に高成長継続へ  NexTone<7094.T>は11月25日に年初来高値5300円をつけて以降、新興市場全般の軟化もあって調整しているが、直近では調整一巡感も感じられる。管理楽曲の拡大や配信拡大を背景に業績拡大期待も強く、早晩反転へ向かいそうだ。  同社は、楽曲の利用許諾や使用料徴収を行う著作権等管理事業が主な事業。22年3月期第2四半期累計(4~9月)決算では、著作権等管理事業は、CD/映像ソフトのリリース手控えにより録音権の徴収がやや低調だったが、ストリーミング音楽配信市場の拡大と動画配信サービス市場の伸長を背景にインタラクティブ配信やDD(デジタルコンテンツディストリビューション)部門が好調に推移した。また、ライブ配信の増加などでキャスティング事業の案件も順調に積み上がり、営業利益は2億9800万円(前年同期比37.4%増)と大幅増益となった。  22年3月期通期は営業利益7億3000万円(前期比35.3%増)を見込むが、配信市場拡大を背景にインタラクティブ配信とDDが牽引役となるほか、キャスティング事業でもイベントが計画されていることが寄与し十分達成は可能。更に中期的には、21年4月に本格運用を開始したYouTuberの収益向上施策「CRIP」や、9月に開始した著作権使用料分析システム「croass」による収益積み上げも期待できよう。(温羅) 出所:MINKABU PRESS 2021/12/08 10:01 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=テクポイント、カメラ用半導体好調でCMOSにも期待  テックポイント・インク<6697.T>は12月2日の安値1460円で目先の底入れを確認、リバウンドに向けた動きが期待できる。同社は米シリコンバレーを拠点とする半導体のファブレスメーカーで、アナログ式監視カメラ及び車載用カメラ向け半導体で優位性を発揮する。世界的に旺盛な自動車販売需要と自動車のエレクトロニクス化進展を背景に車載カメラは強い追い風が吹いている。また、監視用も現在主力のアナログ式だけではなくデジタル式で需要開拓期待があり、同社の株価も見直し買いが見込める。  21年12月期の業績予想は営業利益段階で従来予想の17億1600万円から21億7400万円(前期比5.3倍)に大幅上方修正している。需要好調に加え、想定を上回る生産能力を確保できたことが要因。利益採算の高いCMOSイメージセンサーの量産で来期以降も高水準の業績成長が期待できる。株価は11月16日の戻り高値1990円をクリアして2000円大台復帰も視野に。(桂) 出所:MINKABU PRESS 2021/12/07 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=フジミインコ、最先端半導体需要が好調  フジミインコーポレーテッド<5384.T>に注目したい。同社は半導体ウエハー用研磨材の大手。先月には22年3月期連結営業利益を従来予想の102億円から115億円(前期比50.5%増)に増額修正を発表した。最先端デバイス向けCMP(化学的機械的研磨)製品などが好調だ。配当も従来予想から25円増の170円(前期比55円増)へ増配する。市場には今期同利益は120億円へ再増額され着地するとの見方がある。  23年3月期の同利益は130億円台へ連続最高益も予想されている。台湾積体電路製造(TSMC)ADR<TSM>向けの需要も堅調だ。株価は11月につけた最高値7770円更新から一段高が見込める。(地和) 出所:MINKABU PRESS 2021/12/06 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=戸田工、EV関連の一角として要マーク  戸田工業<4100.T>は磁性粉末材料の大手。化学大手の独BASFと合弁会社を設立し、リチウムイオン電池正極材の製造販売を手掛けていることから、マーケットではEV関連の一角として折に触れ物色の矛先が向かっている。  直近4~9月期の営業利益は前年同期の赤字から黒字転換し、12億5900万円で着地。電気自動車(EV)など自動車電動化を背景に磁石材料や誘電体材料の売り上げが伸びたほか、塗料や複写機・プリンター向けの機能性顔料も好調だった。通期の同利益予想は17億円(前期1100万円)の見通しで、4~9月期時点での進捗率は74%となっている。  株価は昨年後半以降、52週移動平均線を足場とした上昇基調を継続。5月の通期決算発表を境に一段と上昇スピードが加速し、9月には3785円の高値をつけた。その後軟化したものの、11月15日の安値2750円を底に急速に切り返しに転じ、22日には3845円まで上昇し年初来高値を更新した。(イ) 出所:MINKABU PRESS 2021/12/03 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=ノリタケ、通信分野向け電子部品材料など好調  ノリタケカンパニーリミテド<5331.T>の時価は押し目買い好機と捉えたい。22年3月期通期の連結経常利益は前期比2.6倍の115億円が見込まれている。  足もとのセラミック・マテリアル事業は、高速移動体通信用及びパソコン用電子部品の需要増を背景に電子ペーストの売り上げが伸長しているほか、電子部品材料も通信分野や自動車向けが堅調。工業機材事業は、主要顧客である鉄鋼・ベアリング業界の生産回復が追い風となっている。同社は積極的な事業活動で更なる業績回復を目指すとしており、今後の動向が注目される。  株価は9月27日に年初来高値5370円をつけたあと上げ一服商状となっているが、9月下旬に開けたマドを埋めたことで調整一巡感が意識されるところ。PERやPBRに割安感もある。(参) 出所:MINKABU PRESS 2021/12/02 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=ケイアイ不、デザイン性に強みで販売棟数が伸長  ケイアイスター不動産<3465.T>は業績拡大期待を背景に株価5ケタを目指す動きが期待できる。  同社は関東を中心とした1都10県で分譲住宅の開発・販売などを手掛ける不動産グループ。足もとはセミオーダーによるデザイン性に加えて、積極出店や人員増強、M&Aなどにより販売棟数が順調に伸長しており、22年3月期上期(4~9月)の分譲住宅棟数は前年同期比33%増の1832棟に増加した。  また、上期の用地仕入区画数が前年同期比14%増と好調なことや、仕入れから施工、販売など各段階でデジタルトランスフォーメーション(DX)化を活用し、手間がかかる小ロット区画開発を効率化していること、更にウッドショックの影響を価格転嫁により吸収し高水準の粗利益を維持していることなども利益成長に寄与する。22年3月期通期予想は11月9日に上方修正し、営業利益243億円(前期比93.4%増)を予想、来期も増益基調を維持する見通しで、営業利益290億円前後を予想する調査機関もある。(仁) 出所:MINKABU PRESS 2021/12/01 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=ウェルスナビ、ロボアドバイザーで収益成長期待  ウェルスナビ<7342.T>の3000円台絡みは買いで対処してみたい。ロボットアドバイザーによる自動化された資産運用サービスを展開している。預かり資産は増勢の一途であり、21年12月期第3四半期時点でほぼ5500億円に達している。  今期業績はトップラインが前期比72%増の43億1600万円を計画するが、上振れる可能性もある。なお営業損益は赤字幅縮小も黒字転換には至らない可能性が高いが、これは株価に織り込み済み。来期もトップラインの大幅な伸びが予想されることから、投資対象として面白い。  なお直近、海外募集による公募増資及び売り出しを発表し、需給悪化懸念で株価水準を切り下げたが、発行済み株式数の2%程度に過ぎず、過度に嫌気する材料ではない。ここでの資金調達は今後の事業拡大の糧として前向きに評価してよい。株価は足もとの売り物をこなし再浮上に転じ、4000円台を指向する展開が期待される。(桂) 出所:MINKABU PRESS 2021/11/30 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=ミライトHD、5G需要好調で最高益  ミライト・ホールディングス<1417.T>の調整局面は格好の拾い場になりそうだ。大手通信工事の同社は今月12日に22年3月期連結業績の連結営業利益を305億円から320億円(前期比6.2%増)に増額修正し、前期に続き最高益を更新する見込みであることを明らかにした。5G関連の設備投資やオンライン需要などに伴う通信設備増強などが追い風となっている。今期配当も従来予想から5円増の年55円(前期比10円増)に増配する。  株価は9月に2403円の上場来高値をつけた後は調整局面となり、足もとでは2000円を割り込んだ。ただ、高値から十数%下落し、連結PERは約9倍と割安感も強い。ここから先の高値更新を目指す再上昇が見込める。(地和) 出所:MINKABU PRESS 2021/11/29 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=ヒューマン、入国制限の緩和が追い風  ヒューマンホールディングス<2415.T>に注目したい。同社はスクール運営や人材派遣、介護などを展開しており、外国人向け日本語学校で高い実績を持つ。新型コロナウイルス感染症の新規感染者数が大幅な減少に向かうなか、今後入国制限の更なる緩和が同社には追い風となりそうだ。  8日に22年3月期の連結営業利益予想を22億6500万円から28億400万円(前期比3.8%増)とする上方修正を発表。人材関連事業で新型コロナウイルス感染症による求人数への影響が想定よりも回復基調にあり、今期は17期ぶりに最高営業利益を更新する見込み。更に今期配当予想も従来の24円から31円50銭に引き上げ、前期実績に対しては5円の増配となる予定だ。  株価は9日に年初来高値1198円をつけた後は調整局面に入り、17日には1007円まで値を下げた。ただ、高値から2割弱の下落で調整一巡感も漂う。指標面では連結PBR0.8倍台、配当利回り3%台の水準であり、割安感は顕著。先行き高値更新から一段高が期待できそうだ。(れい) 出所:MINKABU PRESS 2021/11/26 10:00

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