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17日の株式相場見通し=反落、欧米株上昇一服で利食い誘発

配信日時:2024/05/17 08:00 配信元:MINKABU
 17日の東京株式市場は主力株をはじめ広範囲に利益確定の売りに押される地合いが想定され、日経平均株価は4日ぶりに反落する公算が大きい。ここ世界的に株式市場ではリスクを取る動きが優勢だったが、足もとでは上昇一服局面となっている。前日の欧州株市場では独DAX、仏CAC40、英FTSE100など主要国の株価指数が総じて軟調だった。また、米国株市場ではNYダウが午前中の取引で初の4万ドル大台乗せを果たしたが、午後の取引では値を消す形となり結局小幅ながらマイナス圏で引けている。ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数も狭いレンジでの値動きとなったが、午後は上値の重い展開となりマイナス圏で取引を終えた。米国では4月の消費者物価指数(CPI)の発表を受けて、FRBによる早期利下げ期待が再燃し上値指向を強めたものの、足もとで過熱感も拭えず、この日は利益確定を急ぐ動きが買いの勢いを上回った。ダウは今月に入って2000ドル以上の上昇をみせており、フシ目の4万ドル大台に乗せたことで目先達成感からの売りを誘発した格好だ。欧米株市場が上昇一服となったことで、きょうの東京市場も見送りムードが強まりそうだ。ここ低下基調にあった米長期金利が下げ止まったことから、外国為替市場ではドルが買い戻され円安方向に振れており、これは輸出セクター中心に株価の下支え材料となる可能性はある。日経平均は3万8000円台半ばから後半の水準で売り買いを交錯させそうだ。  16日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比38ドル62セント安の3万9869ドル38セントと3日ぶり反落。ナスダック総合株価指数は同44.069ポイント安の1万6698.321だった。  日程面では、きょうは3カ月物国庫短期証券の入札が予定。海外では4月の中国70都市の新築住宅価格動向、4月の中国工業生産高、4月の中国小売売上高、4月の中国不動産投資、4月の中国固定資産投資、4月のユーロ圏消費者物価指数(HICP)改定値、4月の米景気先行指標総合指数など。 出所:MINKABU PRESS

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