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16日の株式相場見通し=大幅続伸、日経平均は過去最高値に接近へ

配信日時:2024/02/16 08:01 配信元:MINKABU
 16日の東京株式市場で、日経平均株価は大幅続伸し、1989年12月29日につけた過去最高値の3万8915円87銭に接近する展開が見込まれている。前日の米国株市場で主要3指数はそろって上昇。景気敏感株や金融株、エネルギー関連株への買いが全体相場を押し上げたほか、中小型株への資金流入も顕著となった。1月の米小売売上高は前月比でマイナス0.8%と市場予想を下回って減少した。低調な結果となったことを受け、FRBによる早期利下げ観測が再び台頭。米長期金利に低下圧力が掛かり、株式市場への資金流入を招いた。ドル円相場は1ドル=150円を挟んで一進一退の展開となり、円安基調そのものは継続。大阪取引所の夜間取引で日経平均先物3月限の終値は3万8570円と大幅に上昇している。世界的に投資家のセンチメントが上向いた状況にあるなか、東京市場でも主力株を中心に買いが先行するとみられている。米国ではエヌビディア<NVDA>が下落し、米フィラデルフィア半導体株指数(SOX)は小幅安となったが、引け後に決算を発表した半導体製造装置のアプライド・マテリアルズ<AMAT>の株価が時間外取引で急伸しており、直近の日本株上昇のけん引役となってきた半導体関連の反応が注視されそうだ。日経平均株価は取引時間中、3万8400円から3万8800円の範囲での値動きとなるとの見方が多い。  15日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比348ドル85セント高の3万8773ドル12セントと続伸。ナスダック総合株価指数は同47.028ポイント高の1万5906.174だった。  日程面では、きょうは国内では週間対外及び対内証券売買契約等の状況と、昨年12月の第3次産業活動指数が公表される予定。債券市場では3カ月物国庫短期証券の入札が実施される。また、ブリヂストン<5108.T>や横浜ゴム<5101.T>、三菱鉛筆<7976.T>などの決算発表が控えている。海外では中国市場が休場。米国では1月の生産者物価指数や住宅着工件数などが発表される。 出所:MINKABU PRESS

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