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新興株10日 マザーズとジャスダック続落、フレクトはストップ高

配信日時:2021/12/10 15:17 配信元:QUICK
 10日の新興企業向け株式市場で、東証マザーズ指数は続落した。終値は前日比23.98ポイント(2.27%)安い1030.54だった。前日の米株式市場でのハイテク株安が重荷となり、新興市場で時価総額の大きい銘柄に売りが目立った。

 メルカリやフリー、そーせいが下落した。一方、2022年7月期業績予想を上方修正したビジョナルは買い気配が続き、値幅制限の上限(ストップ高水準)で配分された。フロンテオやロコンドも買われた。

 10日に東証マザーズに新規上場したフレクトは、午後に公開価格(2550円)の2.3倍の5810円で初値を付けた。その後も買いが優勢となり、ストップ高水準である初値比1000円(17.2%)高の6810円で配分された。

 日経ジャスダック平均株価は続落した。終値は前日比27円51銭(0.70%)安い3906円88銭だった。ジャスダック市場の売買代金は概算で638億円、売買高は7338万株だった。シーズメンやフェローテク、シンバイオが下落した。半面、フルヤ金属やハーモニック、田中化研は上昇した。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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