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東証10時 下げ幅200円超 金融所得課税への懸念も重荷

配信日時:2021/12/10 10:11 配信元:QUICK
 10日前場中ごろの東京株式市場で日経平均株価は軟調に推移している。下げ幅を200円超に拡大し、2万8500円近辺ときょうの安値圏で推移している。前日の米ハイテク株安をきっかけにしたソフトバンクGや東エレクなどの値がさ株への売り圧力が引き続き強く、相場全体を押し下げている。

 岸田文雄首相が意欲を示してきた金融所得課税について、2022年度与党税制改正大綱に「総合的な検討」を明記すると伝わっていることも、投資家心理に水を差しているとの声が聞かれた。

 10時現在の東証1部の売買代金は概算で1兆1820億円、売買高は4億7674万株だった。

 テルモは下げ幅を拡大。川崎汽などの海運株も下落している。半面、凸版、日ハムや日精工は買われている。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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