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東証後場寄り 上げ幅400円超に拡大 SQにらんだ先物買いの見方も

配信日時:2021/12/08 12:58 配信元:QUICK
 8日後場寄り付きの東京株式市場で日経平均株価は一段高となっている。一時前日比441円高い2万8897円ときょうの高値を付ける場面があった。ファナックなど主力株の一角を中心に上げ幅を拡大している。

 市場では10日に株価指数先物・オプション12月物の特別清算指数(SQ)算出を控え、「コール(買う権利)の売り手が損失をカバーするために株価指数先物に買いを入れ、相場の上昇に弾みがついている可能性がある」(三井住友DSアセットマネジメントの市川雅浩チーフマーケットストラテジスト)との指摘があった。

 前引け後の東証の立会外で、国内外の大口投資家が複数の銘柄をまとめて売買する「バスケット取引」は約220億円成立した。

 12時45分現在の東証1部の売買代金は概算で1兆7299億円、売買高は6億8323万株だった。

 安川電や太陽誘電、任天堂が上昇。半面、商船三井や住友不、フジクラが安い。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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