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外為10時 円、下落 113円台半ば 中値「ドル不足」

配信日時:2021/12/07 10:23 配信元:QUICK
 7日午前の東京外国為替市場で円相場は下落している。10時時点は1ドル=113円48~49銭と前日17時時点に比べ34銭の円安・ドル高だった。新型コロナウイルスの変異型「オミクロン型」への過度な警戒感が後退し、投資家が運用リスクを取りやすくなるとの見方から「低リスク通貨」とされる円への売りが優勢となっている。10時前の中値決済に向けては「ややドル不足」(国内銀行の為替担当者)との声があった。

 中値決済の状況からは国内輸入企業による円売り・ドル買いが出たとみられる。6日の米株式相場の大幅高に続き、7日の日経平均株価も上昇しており、これも円売り・ドル買いにつながっている。

 円は対ユーロでも下落している。10時時点は1ユーロ=128円00~01銭と同43銭の円安・ユーロ高だった。ユーロは対ドルで小幅に上昇しており、10時時点は1ユーロ=1.1279~80ドルと同0.0004ドルのユーロ高・ドル安だった。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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