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東証寄り付き 反発 景気敏感株に買い、ソフトバンクGが8日ぶり反発

配信日時:2021/12/07 09:23 配信元:QUICK
 7日前場寄り付きの東京株式市場で日経平均株価は反発して始まり、前日に比べ60円ほど高い2万7900円台後半で推移している。前日の米株式市場で主要3指数が上昇し、投資家が運用リスクを取りやすくなった。新型コロナウイルスの変異型「オミクロン型」への過度な警戒感がいったん和らいだことで幅広い銘柄に見直し買いが入っている。日経平均の上げ幅は200円を超える場面があった。

 前日の米株式市場では主要指数が上昇し、ダウ工業株30種平均は前日比646ドル高の3万5227ドルと今年最大の上げ幅で終えた。空運や金融株などが買われた流れを引き継ぎ、東京市場でも空運など景気敏感株の一部に買いが先行している。

 11月下旬からの下落を受けた自律反発狙いの買いも支えとなっている。東証1部の騰落レシオ(25日移動平均)は6日終値時点で75.91%で、このところ「売られすぎ」とされる80%を下回る状況が続いていた。

 JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)はともに上昇している。

 前日までに連日で年初来安値を付けていたソフトバンクグループ(SBG)は8日営業日ぶりに反発して大幅上昇で始まった。ANAHD、JALが大幅高。三越伊勢丹も高い。一方、第一三共が安い。富士通も売られている。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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