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東証寄り付き 反落し300円超安 オミクロン型への警戒根強く

配信日時:2021/12/06 09:34 配信元:QUICK
 6日前場寄り付きの東京株式市場で日経平均株価は反落し、前週末に比べ300円ほど安い2万7700円台前半で推移している。新型コロナウイルスの変異型「オミクロン型」の感染拡大への懸念から、リスク回避姿勢を強めた投資家の売りに押されている。

 前週末の米株式市場では主要3指数がそろって下落。ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数が1.9%安と下落率が大きかった。東京市場でもハイテク関連銘柄の一部の重荷として意識されている。ソフトバンクグループは大幅安。7%超下げており、1銘柄で日経平均を90円ほど下押ししている。

 前週末の米債券市場では、長期金利が1.3%台に低下した。利ざやが悪化するとの見方から、大手銀行や保険といった金融関連の一部には売りが出ている。

 寄り付きは高く始まった。日経平均が前週末に高値で引け、日本株の下値の堅さを確認したと見た投資家の買いが入った。ただ、買いは長く続かなかった。

 JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)はいずれも反落している。

 楽天グループやZHDが下落。中外薬や第一三共が売られ、SOMPOや三菱UFJも下げている。一方、川崎汽は連日で大幅高。デンカや日水、花王も上昇している。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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