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新興株3日 ジャスダックとマザーズ8日ぶり反発 自律反発狙いの買い

配信日時:2021/12/03 15:21 配信元:QUICK
 3日の新興企業向け株式市場で、日経ジャスダック平均株価は8営業日ぶりに反発した。終値は前日比33円74銭(0.88%)高い3869円28銭だった。東証1部の主力銘柄が堅調に推移し、個人の投資家心理が改善。新興企業株にも買いが向かった。前日まで下げが続いたため、自律反発を見込んだ買いが入りやすかった。

 ジャスダック市場の売買代金は概算で546億円、売買高は6311万株だった。シンバイオやウエストHDが買われた。一方、最近まで上昇していた田中化研には利益確定売りが出て制限値幅の下限(ストップ安)まで下げた。東映アニメは3カ月ぶり安値を付けた。

 東証マザーズ指数も8営業日ぶりに反発。終値は前日比20.04ポイント(1.95%)高い1048.78だった。直近に上場したGRCSやサイエンスAの上昇が目立った。人工知能(AI)を用いた創薬支援事業を始めると発表したフロンテオは朝方は買いが優勢だったが、その後に急落した。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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