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新興株2日 マザーズ3%安、ジャスダック6カ月半ぶり安値 ともに7日続落

配信日時:2021/12/02 15:45 配信元:QUICK
 2日の新興企業向け株式市場で東証マザーズ指数は7日続落した。7日続落は4月28日~5月13日(8日続落)以来の長さとなる。終値は前日比32.22ポイント(3.04%)安い1028.74と8月17日以来、3カ月半ぶりの安値となった。

 米国で新型コロナウイルスの変異型「オミクロン型」の初の感染者が確認されたことなどを材料に、1日の米株式相場が下落した。投資家心理が弱気に傾き、2日の東京市場でのマザーズ銘柄の売りに波及した。12月は新規株式公開(IPO)が相次ぐことから、資金を捻出するための換金売りも出たようだ。

 メルカリやチャットWが下落した。一方、フロンテオやサイエンスAが上昇した。

 日経ジャスダック平均株価も7日続落した。7日続落は9月28日~10月6日(7日続落)以来となる。終値は前日比44円99銭(1.16%)安い3835円54銭と5月19日以来およそ6カ月半ぶりの安値となった。ジャスダック市場の売買代金は概算で604億円、売買高は7802万株だった。

 ワークマンは11月の既存店売上高(速報値)での前年同月比の伸びが物足りないとの受け止めから、売りが出た。フェローテクも下落した。半面、マクドナルドや中京医薬は上昇した。

 2日にジャスダック市場に上場したのむら産業の終値は初値比138円(12.4%)安の975円で、安値引けとなった。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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