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新興株前引け マザーズ3%安、ジャスダック続落 のむら産業が初値

配信日時:2021/12/02 12:02 配信元:QUICK
 2日午前の新興企業向け株式市場で東証マザーズ指数は続落した。前引けは前日比36.00ポイント(3.39%)安い1024.96だった。一時は3.7%安まで下げ、取引時間中としては8月中旬以来およそ3カ月半ぶりの低水準を付けた。米国で新型コロナウイルスの変異型「オミクロン型」の初の感染者が確認されたのをきっかけに、1日の米株式相場が下落。投資家心理が弱気に傾き、2日の東京市場でのマザーズ銘柄の下げにつながった。

 12月に新規株式公開(IPO)が相次ぐため、換金売りが出ているとの指摘もあった。

 欧州やアジアを中心とした海外向けの公募増資を発表したチャットWが売られた。フロンテオも下落した。一方、エネチェンジやメドレックスは上昇した。

 日経ジャスダック平均株価は続落した。前引けは前日比38円95銭(1.00%)安い3841円58銭だった。ジャスダック市場の売買代金は概算で367億円、売買高は4646万株。

 フェローテクや田中化研が下落した。半面、マクドナルドやリプロセルは上昇した。

 きょうジャスダック市場に上場したのむら産業は公開価格(1210円)を97円(8.0%)下回る1113円で初値を付けた。前場の終値は初値を9.1%下回る1012円だった。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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