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東証10時 下げ渋り、安値圏で反発狙いの買い

配信日時:2021/12/02 10:12 配信元:QUICK
 2日前場中ごろの東京株式市場で日経平均株価は下げ渋り、前日比120円ほど安い2万7800円台前半で推移している。小幅ながら上げに転じる場面もあった。新型コロナウイルスの変異型「オミクロン型」の感染拡大で経済の活動再開が遅れるとの懸念から空運株や百貨店株などへの売りが優勢な一方、安値圏では主力銘柄の一角に反発狙いの買いが入っている。

 東証1部の値上がり銘柄数を値下がり銘柄数で割って算出する騰落レシオ(25日移動平均)は1日時点で75%と「売られすぎ」とされる80%を下回っており、割安感に着目した買いが入りやすい。日本時間2日の米株価指数先物が上昇していることも相場の支えとして意識されている。

 10時現在の東証1部の売買代金は概算で8546億円、売買高は3億7607万株だった。

 ソフトバンクグループは下げ幅を拡大。三菱ケミHDとリコーも売りが目立つ。半面、郵船などの海運株は上昇している。ダイキン、カシオや大ガスも買われている。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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