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外為17時 円、3日続伸し113円台前半 オミクロン型への警戒強まる

配信日時:2021/11/30 17:16 配信元:QUICK
 30日の東京外国為替市場で円相場は3日続伸した。17時時点は1ドル=113円14~15銭と、前日の同時点に比べ42銭の円高・ドル安だった。新型コロナウイルスの変異型「オミクロン型」について、米製薬大手モデルナの最高経営責任者(CEO)が「既存ワクチンは有効性が下がる」と述べたと伝わった。リスク回避の動きが急速に広がり、日経平均株価が急落。「低リスク通貨」とされる円の買いが増え、一時は112円台まで上昇した。

 午前は投資家の過度なリスク回避姿勢が後退し、円は下落していた。9~17時の円の高値は112円95銭近辺、安値は113円90銭近辺で、値幅は95銭程度だった。

 円は対ユーロで3営業日ぶりに反落した。17時時点は1ユーロ=128円22~24銭と、前日の17時時点に比べ31銭の円安・ユーロ高だった。

 ユーロは対ドルで3日続伸した。17時時点は1ユーロ=1.1333~34ドルと、同0.0070ドルのユーロ高・ドル安だった。前週末に積み上がったユーロの売り持ち高を解消する動きが目立った。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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