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東証14時 上げ幅縮小、一時90円高 ファストリは年初来安値

配信日時:2021/11/30 14:04 配信元:QUICK
 30日後場中ごろの東京株式市場で日経平均株価は上げ幅を縮め、前日比130円ほど高い2万8400円台前半で推移している。個別では、ファストリが2%超下げ、年初来安値を更新した。ソフトバンクグループも下落しており、この2銘柄で日経平均を70円ほど下押しする要因となっている。

 新型コロナウイルスの新しい変異型「オミクロン型」を巡る懸念は根強く、「目先は上値を追う雰囲気になりにくい」(T&Dアセットマネジメントの浪岡宏チーフ・ストラテジスト兼ファンドマネージャー)との声があった。株価指数を算出する米MSCIによる構成銘柄の見直しに絡んで後場に入って売り圧力が強くなっているとの見方も出ていた。日経平均は上げ幅が90円程度に縮小する場面もあった。

 14時現在の東証1部の売買代金は概算で2兆310億円、売買高は9億3060万株だった。

 ソニーGやオリンパスが高い。ニコンや富士フイルムも上昇している。一方、日産自や板硝子、任天堂が下落している。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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