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東証後場寄り 伸び悩み、米株先物や香港株が重荷に

配信日時:2021/11/30 12:57 配信元:QUICK
 30日後場寄り付きの東京株式市場で日経平均株価は伸び悩み、前日比190円ほど高い2万8400円台後半で推移している。後場寄り直後には2万8400円を下回り、きょうの安値を付ける場面があった。米株価指数先物が日本時間30日の取引で上げ幅を縮め、日経平均の上値を抑えている。

 新型コロナウイルスの新しい変異型「オミクロン型」が経済に与える影響はまだ見通せていない。すでに感染者が確認されている香港の株式市場ではハンセン指数が下げており、投資家が積極的に運用リスクを取りにくい雰囲気につながっている。

 前引け後の東証の立会外で、国内外の大口投資家が複数の銘柄をまとめて売買する「バスケット取引」は約350億円成立した。

 12時45分現在の東証1部の売買代金は概算で1兆5878億円、売買高は7億3468万株だった。

 リコーは上げ幅を広げている。SUMCOや信越化が上昇し、小田急や東急も高い。一方、ファストリは下げ幅を拡大。古河電やマツダ、アステラスは下落している。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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