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外為12時 円、下落 113円台後半 リスク回避姿勢の後退で

配信日時:2021/11/30 12:18 配信元:QUICK
 30日午前の東京外国為替市場で、円相場は下落した。12時時点は1ドル=113円70~71銭と前日17時時点と比べて14銭の円安・ドル高だった。世界で新型コロナウイルスの変異型「オミクロン型」への警戒が強まる中、バイデン米大統領は29日、現時点でロックダウン(都市封鎖)の必要はないと述べた。投資家の過度なリスク回避姿勢が後退し、「低リスク通貨」とされる円は売りが優勢だった。一時113円90銭近辺まで売られた。

 もっとも、円売り一巡後の下値は堅かった。30日午前の日経平均株価が上げ幅を縮めるのに歩調をあわせたように円には買いも入った。9~12時の円の高値は113円63銭近辺で、値幅は27銭程度だった。

 円は対ユーロでも下落した。12時時点は1ユーロ=128円53~54銭と、同62銭の円安・ユーロ高だった。ユーロは対ドルで上昇した。12時時点は1ユーロ=1.1304~05ドルと同0.0041ドルのユーロ高・ドル安だった。前週末に積み上がっていたユーロの売り持ち高を解消する動きが優勢だった。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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