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東証10時 高値圏で推移 半導体関連・電子部品に買い

配信日時:2021/11/30 10:17 配信元:QUICK
 30日前場中ごろの東京株式市場で日経平均株価は、前日比380円ほど高い2万8600円台後半の高値圏で推移している。幅広い銘柄に断続的に買いが入り、指数を押し上げている。東証1部の値上がり銘柄数は9割程度を占めている。

 米国時間29日夕(日本時間30日早朝)に米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長による上院での議会証言の冒頭証言文が公表された。新型コロナウイルスの「オミクロン型」の出現で「雇用や経済活動の下振れリスクとなり、インフレの不確実性を高める」と指摘した。

 市場では「米国の利上げ時期が後ずれするとの観測から、半導体関連や電子部品などの買いにつながっている」(大和証券の林健太郎シニアストラテジスト)との見方があった。

 10時現在の東証1部の売買代金は概算で8539億円、売買高は3億8383万株だった。

 安川電やオムロンが高い。日本取引所やリクルート、ファストリも上昇している。一方、日産自やマツダは下落。第一三共やアステラスも売られている。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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