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外為10時 円、113円台後半でもみ合い 中値は「偏りなし」の声

配信日時:2021/11/30 10:16 配信元:QUICK
 30日午前の東京外国為替市場で、円相場は朝方とほぼ同水準でもみ合っている。10時時点は1ドル=113円79銭近辺と前日17時時点と比べて23銭の円安・ドル高だった。前日の米株式相場に続いて30日の日経平均株価が一時400円あまり上昇。投資家のリスク回避姿勢が後退し、9時すぎに円は113円90銭近辺まで下げ幅を拡大する場面もあった。一方、新型コロナウイルスの変異型「オミクロン型」への警戒感から円には買いも入りやすく、下値模索の動きは限られた。

 きょうは事業会社の決済が集中しやすい「5・10日(ごとおび)」で、月末にもあたる。10時前の中値決済に向けた実需勢の取引が注目されたが、市場では「ドル需給に目立った偏りはなかった」(国内銀行の為替担当者)との声が聞かれた。

 円は対ユーロで下げ幅を縮小している。10時時点では1ユーロ=128円45~47銭と、同54銭の円安・ユーロ高だった。ユーロは対ドルで伸び悩んでいる。10時時点では1ユーロ=1.1288~89ドルと同0.0025ドルのユーロ高・ドル安だった。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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