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外為12時 円、113円台半ばに上昇 変異型への警戒で円買い優勢

配信日時:2021/11/29 12:15 配信元:QUICK
 29日午前の東京外国為替市場で、円相場は上昇した。12時時点は1ドル=113円53~54銭と前週末17時時点と比べて63銭の円高・ドル安だった。新型コロナウイルスのオミクロン型への警戒が強まり、株式などリスク資産を手じまう動きが広がっている。リスク回避の円買い・ドル売りが優勢となった。これまで積み上がってきた円の売り持ち高を解消する動きも進んでいるようだ。

 9~12時の円の高値は113円44銭近辺、安値は113円88銭近辺で、値幅は44銭程度だった。113円台半ば付近になると、安値拾いのドル買いも目立ったとみられる。

 円は対ユーロで上昇に転じた。12時時点は1ユーロ=128円08~09銭と、同16銭の円高・ユーロ安だった。朝方は円売りが先行したが、株安が目立った場面で「低リスク通貨」とされる円の買いが増えた。

 ユーロは対ドルで上昇。12時時点は1ユーロ=1.1281~82ドルと同0.0048ドルのユーロ高・ドル安だった。ドルに対してユーロの買い直しが優勢となった。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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