日経QUICKニュース

外為10時 円、113円台後半でもみ合い 米金利の上昇で

配信日時:2021/11/29 10:17 配信元:QUICK
 29日午前の東京外国為替市場で、円相場は1ドル=113円台後半でもみ合い。10時時点は113円72~73銭と前週末17時時点と比べて44銭の円高・ドル安だった。米長期金利が日本時間29日の取引で持ち高調整の売りを受けて上昇。日米金利差の拡大観測から円買いの勢いが弱まった。一方で新型コロナウイルスのオミクロン型への警戒から日経平均株価が下落し、「低リスク通貨」とされる円の買いを支えている。

 10時前の中値決済に向けては、「ほぼ偏りなし」(国内銀行の為替担当者)との声があった。円は9時すぎに113円88銭近辺と114円台に近づく場面もあった。

 円は対ユーロで下落幅をやや縮めている。10時時点では1ユーロ=128円38~40銭と、同14銭の円安・ユーロ高だった。ユーロは対ドルで小動き。10時時点では1ユーロ=1.1289~90ドルと同0.0056ドルのユーロ高・ドル安だった。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

ニュースカテゴリ