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外為8時30分 円、上昇し113円台後半 変異型への警戒で円買い

配信日時:2021/11/29 08:43 配信元:QUICK
 29日早朝の東京外国為替市場で、円相場は上昇している。8時30分時点は1ドル=113円75~77銭と前週末17時時点と比べて41銭の円高・ドル安だった。南アフリカで見つかった新型コロナウイルスの変異型「オミクロン型」が拡大し、世界経済を下押しするとの懸念から「低リスク通貨」とされる円の買いが急速に増えた。26日のニューヨーク市場では一時、113円05銭近辺まで買われた。

 世界保健機関(WHO)は28日、オミクロン型について、感染力が強まっている可能性があるものの、重症化率の高さなどの特性は「はっきりしない」とした。日本時間29日7時すぎの東京市場での取引が増える時間帯では円が113円台前半まで買われるなど神経質な動きとなっている。

 円は対ユーロでは下落している。8時30分時点は1ユーロ=128円43~44銭と、同19銭の円安・ユーロ高となった。ユーロの対ドル相場は上昇している。8時30分時点は1ユーロ=1.1289~90ドルと同0.0056ドルのユーロ高・ドル安だった。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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