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東証後場寄り 800円超安に下げ幅拡大 日銀のETF買い期待遠のく

配信日時:2021/11/26 12:53 配信元:QUICK
 26日後場寄り付きの東京株式市場で日経平均株価は下げ幅を一段と拡大し、前日比850円程度安の2万8600円台半ばで推移している。下げ幅は880円に迫る場面もある。東証株価指数(TOPIX)の前引けが前日比1.89%安と、日銀が上場投資信託(ETF)を買い入れる目安とみられている2%安に届かなかった。ETF買い入れ期待が遠のき、相場を下押ししている。

 日本時間昼ごろのシカゴ・マーカンタイル取引所(CME)で流動性の高い株価指数先物の「Eミニ・ダウ先物」が一時400ドル超安と下げ幅を拡大していることも投資家心理を下向かせている。

 JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も午後、下げ幅をさらに拡大している。

 前引け後の東証の立会外で、国内外の大口投資家が複数の銘柄をまとめて売買する「バスケット取引」は約130億円成立した。

 12時45分現在の東証1部の売買代金は概算で1兆5994億円、売買高は7億2089万株だった。

 ファストリが一段安。レーザーテクも下げ幅を拡大している。ANAHD、日本製鉄も売られている。一方、OKK、住友大阪は買われている。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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