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外為12時 円、下落 115円台前半 早期の米利上げ観測で

配信日時:2021/11/25 12:14 配信元:QUICK
 25日午前の東京外国為替市場で円相場は下落した。12時時点は前日17時時点に比べ48銭の円安・ドル高の1ドル=115円37銭近辺で推移している。24日の米国で発表された週間の米新規失業保険申請件数が52年ぶりの低水準となるなど、経済指標が米景気の堅調さやインフレ加速を示した。米金融政策の正常化が早期に進むとの観測が広がり、円売り・ドル買いが優勢だった。

 下値模索の動きは限られた。24日の海外市場では一時115円52銭近辺と2017年1月以来の安値をつけ、足元で円相場の下落基調が強まっている。市場では「国内輸出企業など実需勢による円買い・ドル売りが活発だった」(国内銀行の為替担当者)との声が聞かれ、円相場を支えた。9~12時時点の円の安値は115円44銭近辺、高値は115円31銭近辺で、値幅は13銭程度だった。

 円は対ユーロで下落した。12時時点は同16銭の円安・ユーロ高の1ユーロ=129円35~36銭で推移している。ユーロは対ドルで下落し、12時時点は同0.0033ドルのユーロ安・ドル高の1ユーロ=1.1211~12ドルだった。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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