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外為17時 円、3日ぶり反発 114円近辺 米金利低下や株安で

配信日時:2021/11/18 17:23 配信元:QUICK
 18日の東京外国為替市場で円相場は3営業日ぶりに反発した。17時時点は1ドル=114円01~02銭と、前日の同時点に比べ87銭の円高・ドル安だった。米株式相場の下落を受けて相対的に安全資産とされる債券の買いが増え、17日の米長期金利が低下。日米金利差の縮小観測から円買い・ドル売りが優勢となった。18日の日経平均株価が軟調に推移したのも「低リスク通貨」とされる円の買い材料となった。

 日本経済新聞電子版が14時に「政府が19日閣議決定する経済対策の規模が財政支出ベースで55.7兆円程度となったことが分かった」と伝えた。景気回復期待から日経平均株価が一時上げに転じ、円に売りが出る場面もあった。9~17時の円の高値は113円88銭近辺、安値は114円26銭近辺で、値幅は38銭程度だった。

 円は対ユーロで10日続伸した。17時時点は1ユーロ=129円22~24銭と、前日の17時時点に比べ62銭の円高・ユーロ安だった。

 ユーロは対ドルで7営業日ぶりに反発した。17時時点は1ユーロ=1.1333~34ドルと、同0.0031ドルのユーロ高・ドル安だった。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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