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外為17時 円続落し114円台後半 一時4年8カ月ぶり安値

配信日時:2021/11/17 17:30 配信元:QUICK
 17日の東京外国為替市場で円相場は続落した。17時時点は1ドル=114円87~88銭と、前日の同時点に比べ61銭の円安・ドル高だった。朝方には、一時114円97銭近辺と、2017年3月以来4年8カ月ぶりの安値を付けた。16日に発表された10月の米小売売上高などの経済指標が市場予想を上回り、米景気の先行きに対する安心感が強まった。対主要通貨でドルが買われ、円相場を下押しした。米長期金利が上昇し、日米金利差の拡大を意識した円売り・ドル買いも出た。

 円売り一巡後の下値は堅かった。国内輸出企業による円買い・ドル売りが入ったとの観測があった。心理的な節目となる115円が近づき、利益確定目的の円買い・ドル売りも入りやすかった。

 9~17時の円の安値は114円94銭近辺、高値は114円70銭近辺で、値幅は24銭程度だった。

 円は対ユーロで9日続伸した。17時時点は1ユーロ=129円83~85銭と、同19銭の円高・ユーロ安だった。

 ユーロは対ドルで6日続落した。17時時点は1ユーロ=1.1302~03ドルと、同0.0077ドルのユーロ安・ドル高だった。堅調な米経済指標の発表を受け、対ユーロでもドルが買われた。欧州で新型コロナウイルスの感染が再拡大して景気の先行きに不透明感が広がっているのも、ユーロ売り・ドル買いにつながった。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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