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外為17時 円、3日ぶり反落し114円台前半 米金利上昇で

配信日時:2021/11/16 17:15 配信元:QUICK
 16日の東京外国為替市場で円相場は3営業日ぶりに反落した。17時時点は1ドル=114円27銭近辺と、前日の同時点に比べ33銭の円安・ドル高だった。15日発表の11月のニューヨーク連銀製造業景況指数が前月より改善し、市場予想も上回った。個別項目では「価格」が上昇し、市場でインフレ懸念が高まった。米長期金利が上昇し、日米金利差の拡大を見込んだ円売り・ドル買いが優勢となった。

 国内輸入企業による円売り・ドル買いが活発だったとの観測も円相場を押し下げた。9~17時の円の安値は114円31銭近辺、高値は114円11銭近辺で、値幅は20銭程度だった。

 円は対ユーロで8日続伸した。17時時点は1ユーロ=130円00~02銭と、前日の17時時点に比べ45銭の円高・ユーロ安だった。

 ユーロは対ドルで5日続落した。17時時点は1ユーロ=1.1377~78ドルと、同0.0072ドルのユーロ安・ドル高だった。欧州で新型コロナウイルスの感染が再拡大している。先行き不透明感からユーロ売りが強まり、対ドルで2020年7月以来の安値水準で推移している。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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