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外為10時 円、小幅高 中値「偏りなし」

配信日時:2021/11/15 10:34 配信元:QUICK
 15日午前の東京外国為替市場で円相場は小幅に上昇している。10時時点は1ドル=113円98銭近辺と前週末17時時点に比べ6銭の円高・ドル安だった。12日発表の11月の米消費者態度指数が市場予想に反して低下し、米景況感の悪化が意識されている。米金利先物市場では米連邦準備理事会(FRB)による早期利上げに対する織り込みが進んでおり、米金利の上昇余地は乏しいとの見方からも円買い・ドル売りが入っている。

 10時前の中値決済に向けては「ドル需給に目立った偏りはなかった」(国内銀行)との声があった。内閣府が15日朝に発表した2021年7~9月期の実質国内総生産(GDP)速報値は市場予想を超えるマイナス幅となったが、現時点で外為市場の反応は限られている。

 円は対ユーロで上昇している。10時時点は1ユーロ=130円46~47銭と前週末17時時点に比べ12銭の円高・ユーロ安だった。ユーロは対ドルでも下落しており、10時時点は1ユーロ=1.1445~47ドルと同0.0005ドルのユーロ安・ドル高だった。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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