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外為8時30分 114円近辺で小動き 対ユーロは上昇

配信日時:2021/11/15 08:51 配信元:QUICK
 15日早朝の東京外国為替市場で円相場は小幅な動きとなっている。8時30分時点は1ドル=114円01~02銭と前週末17時時点に比べ3銭の円高・ドル安だった。オセアニアの取引時間帯には113円台後半を付ける場面もあった。12日発表の米消費者態度指数(速報値、ミシガン大学調べ)が10年ぶりの低水準に落ち込み、米景況感の悪化を意識した円買い・ドル売りが入った。もっとも、それに先立つ10日発表の米消費者物価指数(CPI)が31年ぶりの伸び率となっており、米国での早期利上げ観測は根強い。このため対ドルでの円の上値は重い。

 円はユーロに対しては小幅に上昇している。8時30分時点は1ユーロ=130円46~48銭と前週末17時時点に比べ12銭の円高・ユーロ安だった。欧州における新型コロナウイルスの感染再拡大への懸念から円買い・ユーロ売りが優勢となっている。ユーロは対ドルでも売られており、8時30分時点は1ユーロ=1.1442ドルと同0.0008ドルのユーロ安・ドル高だった。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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