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外為17時 円、小反発 114円近辺 対ユーロは続伸

配信日時:2021/11/12 17:29 配信元:QUICK
 12日の東京外国為替市場で円相場は3日ぶりに小幅反発した。17時時点は1ドル=114円03~04銭と、前日の同時点に比べ4銭の円高・ドル安だった。米国での物価上昇を受けて米利上げが早まるとの観測が根強い。日本時間12日の取引で米長期金利が上昇し日米金利差の拡大を見込んだ円売り・ドル買いが先行したものの、米長期金利の上昇が一服すると次第に円買い・ドル売りが優勢になった。週末とあって持ち高調整の円買い・ドル売りも入りやすかった。

 円の上値は重かった。国内輸入企業による円売り・ドル買いは相場の重荷だった。12日の東京株式市場で日経平均株価が上昇し、投資家が運用リスクをとりやすくなったとの見方から「低リスク通貨」とされる円が売られる場面もあった。

 9~17時の円の高値は114円03銭近辺、安値は114円30銭近辺で、値幅は27銭程度だった。

 円は対ユーロで6日続伸した。17時時点は1ユーロ=130円58~60銭と、同15銭の円高・ユーロ安だった。

 ユーロは対ドルで3日続落した。17時時点は1ユーロ=1.1451~52ドルと、同0.0009ドルのユーロ安・ドル高だった。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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