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外為12時 円、下落 114円台前半 米金利上昇で売り

配信日時:2021/11/12 12:26 配信元:QUICK
 12日午前の東京外国為替市場で円相場は下落した。12時時点は前日の17時時点に比べ16銭の円安・ドル高の1ドル=114円23~24銭近辺だった。10日発表の米消費者物価指数(CPI)の上振れを受け、米国の利上げが早まるとの観測が根強く、日本時間12日の取引で米長期金利が上昇。日米金利差の拡大を見込んだ円売り・ドル買いを促した。

 中値決済に向けた国内輸入企業による円売り・ドル買いも相場の重荷となった。12日午前の日経平均株価が上昇し、投資家が運用リスクをとりやすくなったとの見方から「低リスク通貨」とされる円が売られた面もあった。9~12時の円の安値は114円30銭近辺、高値は114円04銭近辺で、値幅は26銭程度だった。

 円は対ユーロでは小幅に上昇した。12時時点は同6銭の円高・ユーロ安の1ユーロ=130円67~68銭だった。

 ユーロは対ドルで下落した。12時時点は同0.0022ドルのユーロ安・ドル高の1ユーロ=1.1438~39ドルと、昨年7月以来のユーロ安・ドル高水準で推移している。早期の米利上げ観測を背景にユーロ売り・ドル買いが優勢となっている。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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