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東証10時 上昇一服 幅広い銘柄に買い、日本見直しの指摘も

配信日時:2021/11/12 10:15 配信元:QUICK
 12日前場中ごろの東京株式市場で日経平均株価は上昇が一服し、前日比260円ほど高い2万9500円台前半で推移している。幅広い銘柄に買いが入っており、東証1部の8割ほどの銘柄が上昇している。半面、上昇が目立つ銘柄では戻り待ちや利益確定の売りが出て、指数の上値を抑えている。

 米国では物価の上昇圧力がなお根強く、利上げ時期の前倒しへの警戒がくすぶっている。市場では「米国の株式や債券を買いにくくなる局面にさしかかり、投資資金の一部を日本へと振り向ける動きが出ている」(りそなアセットマネジメントの戸田浩司シニア・ファンド・マネージャー)との見方があった。株式市場では米国に比べた出遅れが意識され、見直し買いにつながっているという。

 10時現在の東証1部の売買代金は概算で9766億円、売買高は4億5276万株だった。

 ソフトバンクグループが上げ幅を広げている。トレンドやエムスリー、デンソーも買われている。一方、ファストリやスズキ、京成が下落している。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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