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東証14時 上げ幅やや縮小 米MSCIの銘柄見直し控え様子見も

配信日時:2021/11/11 14:11 配信元:QUICK
 11日後場中ごろの東京株式市場で日経平均株価は上げ幅をやや縮小し、前日比150円ほど高い2万9200円台半ばで推移している。決算などで好材料の出た銘柄には物色が進む。一方、12日に株価指数を開発・算出する米MSCIが定例の構成銘柄見直しを発表するのを控え、様子見ムードも出ている。

 国内では主要企業の決算発表が続いている。業績予想を上方修正するなど良好な内容も多いが「業績の内容に比べると、会見で経営陣からはかなり慎重なコメントが目立つ。投資家は企業業績の先行きについて楽観視しにくく、相場の重荷となっている」(りそなアセットマネジメントの黒瀬浩一運用戦略部チーフ・ストラテジスト)との指摘があった。

 14時現在の東証1部の売買代金は概算で1兆8005億円、売買高は8億8204万株だった。

 ファナックは午後一段高。IHIも買われている。昭電工も高い。一方、INPEXは下げ幅を拡大した。ENEOSも売りが優勢となっている。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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