日経QUICKニュース

東証後場寄り 2万9300円近辺で小動き 新規材料乏しく

配信日時:2021/11/11 12:57 配信元:QUICK
 11日後場寄り付きの東京株式市場で日経平均株価は、前日比190円程度高い2万9300円前後で小幅な動きとなっている。11日の外国為替市場で円相場が1ドル=114円近辺と前日比で円安・ドル高水準で推移しているのを受け、輸出関連株に買いが目立つ。もっとも、新規の取引材料は乏しく、午後の日経平均は比較的狭い値幅で推移している。

 好業績を発表した銘柄を中心に物色が入っているものの、上値を追う動きは限られる。市場では「岸田文雄政権の経済対策の具体的な中身を見極めたいと、日本株買いには慎重な海外勢も多い。積極的に上値を追う動きにはつながりにくい」(外資系証券)との指摘があった。

 前引け後の東証の立会外で、国内外の大口投資家が複数の銘柄をまとめて売買する「バスケット取引」は約130億円成立した。

 12時45分現在の東証1部の売買代金は概算で1兆4552億円、売買高は7億1243万株だった。

 大平金が大幅高。デンソー、豊田通商も買われている。一方、ネクソンが安い。明治HDも売られている。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

ニュースカテゴリ