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外為10時 円、下げ幅拡大 一時114円台前半 中値「ドル不足」

配信日時:2021/11/11 10:20 配信元:QUICK
 11日午前の東京外国為替市場で円相場は下げ幅を拡大した。10時時点は前日17時時点に比べ86銭の円安・ドル高の1ドル=113円95~96銭で推移している。10時すぎには一時114円08銭近辺まで下落し、4日以来1週間ぶりの安値をつけた。10時前の中値決済に向けて「ドル不足だった」(国内銀行の為替担当者)との声があった。国内輸入企業による円売り・ドル買いが出たとの観測が聞かれ、円相場の重荷になったようだ。

 下落して始まった日経平均株価が上昇に転じ、上げ幅を一時100円超に広げた。運用リスクをとる動きが強まったことも「低リスク通貨」とされる円への売りを促した。

 円は対ユーロで伸び悩んでいる。10時時点では同2銭の円高・ユーロ安の1ユーロ=130円81~83銭で推移している。

 ユーロは対ドルで下落し、10時時点では同0.0088ドルのユーロ安・ドル高の1ユーロ=1.1480ドル近辺だった。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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