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東証10時 上げ幅一時100円 半導体関連が下げ渋り

配信日時:2021/11/11 10:13 配信元:QUICK
 11日前場中ごろの東京株式市場で日経平均株価は堅調に推移し、前日比70円ほど高い2万9100円台後半で推移している。上げ幅は一時100円に達する場面もあった。好業績を発表した銘柄を中心に物色が入っている。原油先物相場の落ち着きや、円の対ドル相場が下落方向に傾いていることも支えとなっている。

 売りが先行していた、東エレクなど値がさの半導体関連株が下げ渋っている。東海東京調査センターの中村貴司シニアストラテジストは「半導体分野は、岸田文雄政権による経済の安全保障面の政策で具体的内容が明示されている。海外勢を中心に、半導体関連銘柄には下げたらすかさず買いが入っているようだ」とみていた。

 10時現在の東証1部の売買代金は概算で8065億円、売買高は3億8774万株だった。

 レーザーテクが朝安後上昇に転じた。三越伊勢丹が高い。ファナックも買われている。一方、アサヒが大幅安。川重も売られている。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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