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東証寄り付き 朝安後上昇に転じる 好業績銘柄への物色が支え

配信日時:2021/11/11 09:25 配信元:QUICK
 11日前場寄り付きの東京株式市場で日経平均株価は朝安後に上昇に転じ、前日に比べ50円ほど高い2万9100円台半ばで推移している。日経平均は前日までの4営業日で700円近く下落しており、個人投資家を中心に値ごろ感からの買いが入っている。半面、前日の米株式市場でハイテク株が売られた流れを受けて半導体関連などには売りも出て、相場の上値を抑えている。

 好業績を発表した銘柄を中心に物色が入り、相場を支えている。日本株には中期的な先高観も根強く、心理的節目の2万9000円に近い水準では押し目買いが入りやすいとの声も聞かれた。

 朝方は売りが先行した。10日に発表された10月の米消費者物価指数(CPI)が市場予想を上回る高い伸びを示したのをきっかけに、米株式市場では米連邦準備理事会(FRB)が早期利上げに動くのではないかとの懸念が再燃して主要3指数が下落した。

 JPX日経インデックス400は続落。東証株価指数(TOPIX)は一進一退。

 日本製鉄が買われている。三菱UFJも堅調。一方、東エレクが売られている。資生堂が大幅安。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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