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外為8時30分 円、下落し113円台後半 対ユーロは高い

配信日時:2021/11/11 08:48 配信元:QUICK
 11日早朝の東京外国為替市場で、円相場は下落して始まった。8時30分時点では前日17時時点に比べ77銭の円安・ドル高の1ドル=113円86~87銭で推移している。10日発表の米消費者物価指数(CPI)を受けて早期の米利上げ観測が強まり、同日の取引で米長期金利が上昇。日米金利差の拡大を意識した円売り・ドル買いが優勢となっている。

 米労働省が10日発表した10月のCPIの上昇率は前年同月比6.2%と、1990年11月以来約31年ぶりに6%台に達した。9月(5.4%)から伸びが加速したうえ、市場予想も上回った。インフレ圧力が高まった状態が続けば、米連邦準備理事会(FRB)が利上げを前倒しするとの見方が広がり、円やユーロなど幅広い通貨に対してドルが買われた。

 円は対ユーロで上昇して始まった。8時30分時点では同9銭の円高・ユーロ安の1ユーロ=130円74~76銭で推移している。

 ユーロの対ドル相場は下落して始まった。8時30分時点では同0.0087ドルのユーロ安・ドル高の1ユーロ=1.1481~83ドルで推移している。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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