日経QUICKニュース

東証寄り付き 続落し一時100円安 米株安重荷、原油関連には買い

配信日時:2021/11/10 09:26 配信元:QUICK
 10日前場寄り付きの東京株式市場で日経平均株価は続落し、前日に比べ80円ほど安い2万9200円近辺で推移している。下げ幅は一時100円を超えた。前日の米株式市場で主要3指数がそろって下落した。東京市場でも投資家が運用リスクを回避する姿勢が広がり、主力銘柄を中心に売りが出ている。

 外国為替市場ではこれまでの円安・ドル高基調が一服しており、機械など輸出関連銘柄にとっては重荷として意識されているとの声が聞かれた。一方で、前日に2022年3月期の連結利益予想を大幅に上方修正した日産自は買いを集めている。

 日経平均は前日までの3営業日で500円超下落しており、短期的な値ごろ感に着目した買いが相場を支えている。前日のニューヨーク原油相場は堅調に推移したことを受け、INPEXなどの買いが目立っている。

 JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)はともに一進一退となっている。

 ソフトバンクグループや東エレクは下落。ファストリやテルモも売られている。一方、NTTデータやネクソンは上昇。アステラスや信越化も買われている。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

ニュースカテゴリ